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月別ア―カイブ: 2月 2018

3月議会冒頭。問責決議への弁明と謝罪について


昨日から鶴岡市議会3月議会がはじまりました。、冒頭に私、草島進一の問責決議、そして私のお詫びというところからはじまりました。

 昨日のテレビ報道、本日の新聞報道でご覧になっておられる方もいらっしゃるかと思います。先ずは昨日の弁明と、お詫び文章は以下です。記者の方々には「これが全てです」としています。どうぞご一読ください。なお、私の一般質問は6日午後1時からです。

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問責決議への弁明
 私は、鶴岡市役所地下食堂での当該従業員への私からの威圧的言動問題に関連し、当該の社について、12月27日 記者会見の場にて「暴力関係者と社長さんがからみがあって…という情報を直接いただきました」
 テレビ朝日モーニングショー 単独取材の場では、「暴力団関係者も絡めて、食堂の件おかしいんで」と発言しておりました。

この発言を受け、鶴岡市議会も、私が、当該の社には「暴力団と関係がある」と発言したものと捉えております。

 私としては、市民の方から、当該の社関係者が過去に暴力事件を起こしたことがあるらしいとの不確定な情報提供を受けて、上記発言を行ったもので、当該社が暴力団と関係がある旨発言する意図はなかったものです。

しかしながら、私の上記発言は、当該社があたかも「暴力団と関係がある」との誤解を生じさせるものであり、また、事実確認が不十分な中で行ったものであって、極めて不適切なものでした。

そもそも、事実確認が十分であろうとなかろうと、暴力関係云々は、私の威圧的言動問題とは関連性のない事項であって、話題として取り上げること自体が誤りでした。私の上記発言が、当該社に対する名誉棄損及び威力業務妨害に当たり得るものであることを認識し、反省しております。
つきましては、私の上記発言を撤回致しますと共に、上記発言により当該の社及び関係者の名誉を傷つけてしまったこと、および業務の妨げとなってしまったことを、心より謝罪申しあげます。

誠に申し訳ありませんでした。

尚、上記発言は、実際の情報提供を受けて行ったことには違いがありませんが、事実確認が不十分であったことも含め、全て議員である私一人の責任のもとに行われたものです。従いまして、私としては、今般に関する情報の提供を頂いた市民の方には責任はなく、全ての責任を私が負うべきものと考えております。

以上、私は、当該の社を含めた皆様のお訴え等を真摯に受け止め、一連の問題を教訓とし、今後は、今まで以上に言動に注意し、市議会議員として市政発展のために尽力いたす所存であります。
 何卒よろしくお願い申し上げます。
 最後になりますが、当該の社の益々のご発展、ご隆盛を心より祈念申しあげるものです。

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陳謝の言葉

12月議会、また就任後における私の威圧的ととらえられるような言動によって,直接怖い思いや不快な思いをされた方に対し、先ず以てお詫びもうしあげます。

又、本件問題では、対応につきまして、市民の皆様、議員の皆様、行政関係者、に多大な時間と労力を費やす結果となりました。本来的な業務や議会での議論に支障をきたすような状況を強いてしまいました事に対しまして、市民の皆様、議会・行政関係者に心からお詫びもうしあげます。

又、本件におきましては、全国に報道されたことで世間を騒がせてしまい、鶴岡市民の皆様に、多大なご心配やご迷惑をおかけいたしました。� 
こうした事全てに対しまして、心からお詫び申しあげます。

大変申し訳ありませんでした。

今後は議会のルールを厳守し、おだやかに、皆様と対話と議論を重ね、持続可能な鶴岡市政、市政発展のため尽力したく存じます。
どうぞよろしく御願い申しあげます。

発言の機会を頂きありがとうございました。


音楽家ウォンウィンツアンさんと夢のコラボ。クラネタリウム映像


加茂水族館 クラネタリウム 2018.2.24 
Music ウォンウィンツアン

 

 

僕ら鶴岡市市民の宝物。世界一の水族館。加茂水族館。

昨晩2月24日も、直経5Mのクラゲ円形水槽を前に、NYで活躍の磯見博 カルテットのジャズライブがおこなわれていました。心躍るクリエイティブな演奏。久々に堪能しました。この間、何度か水族館を訪れ、撮影した映像にぴったりした音楽はないか。探し求めてドンぴしゃだったのがウォンウィンツアンさんのピアノ曲。ウォンさんには、昨年11月の幸せの経済世界フォーラムを通じてお会いし、12月の桂離宮朝日ホールでの演奏会を鑑賞させていただき、感動の嵐。翌日ご招待を受けた食事会ではウォンさんファミリーと、有名な「旅のはじめに」など、ウォンさんの楽曲をお使いになっているNHK「にっぽん紀行」E テレ「こころの時代」の担当ディレクターの方とか、著名な音楽家のご家族など、なかなか普通ではお目にかかれないウォンさんのご友人の方々とオーガニックのマクロビ料理を囲みながら大変親しくさせていただきました。

「光ふる路」は、CD光の華に収められている名曲です。映像ラッシュと何曲かあわせてみてとてもしっくりきました。ゆっくりとゆったりと、星屑の小さな光がふってくる。月の光がふってくる。それは闇夜を照らす希望の光かもしれない。そんな曲と浮遊し時には下方に潜るが大方は光の方向に向かって泳いでいくクラゲの姿がぴったりとあうような気がしました。

 いくら親しくてもこれは流石に無理だろうと思いながらウォンさんに打診したところ、二つ返事でOKをいただきました。そのラッシュは短くてもっと映像の乱れがあったり音量がピーキーだったりしていたのですが、ウォンさんから直接音量やタイトル、また、ストリングス編への変更などをご指示をいただき、私も24日に現場で撮り直しして、再編集をかけ、25日の明け方に仕上がったのがこの映像です。特別出演で24日ライブ演奏をしておられた磯見博カルテットの映像を拝借しております。優雅に泳ぐクラゲたちとともに、5m水槽の巨大さと我々鶴岡市民のしあわせ感。などが伝われば幸いです。

願わくは、クラネタリウムの素晴らしさをまだ味わっていない方々に届けたい。その一心です。ご覧になって、へえーと思った皆様、どうぞ現場にいらして、それを味わって下さい。水族館を見に行くというより「宇宙を体験しに行く」感があるような気がします。
 ベーシストで抜群のグルーブ感を有し、クラゲ飼育技術は世界で右にでるものはいない、(そのために世界の水族館から続々と研修生がやってきています)奥泉 加茂水族館館長が皆様をお待ち申しあげております。


ウォンウインツアン WongWingTsan プロフィール

ウォン・ウィンツァン Wong WingTsan
ピアニスト、作曲家、即興演奏家

1949年神戸にて、香港出身の父、日本と中国のハーフの母との間に生まれ、1歳より東京で育つ。

19歳よりミュージシャンのキャリアをスタートし、ジャズ、前衛音楽、フュージョン、ソウルなどを演奏、24歳で全米コンサートツアーを経験。その後、スタジオレコーディング/ステージミュージシャン、作編曲家として活動を続ける中、自らの音楽を模索した。

87年、瞑想の体験を通して自己の音楽の在り方を確信し、90年よりピアノソロ活動を開始。この頃に現在の即興演奏を中心にしたピアノソロ・スタイルが生まれる。

92年、インディーズレーベル SATOWA MUSIC を発足、ファーストアルバム「フレグランス」がFMから火がつきロングセラーに。以後コンスタントにサトワミュージックよりアルバムをリリース、その数は30タイトル近くになる。代表作に「Doh Yoh」「エイシアンドール」「光の華」「青の龍」など。

また、NHKスペシャル「家族の肖像」、BShiスペシャル「中国世界遺産 九寨溝」、現在放送中のNHK「にっぽん紀行」Eテレ「こころの時代」のテーマ曲も手掛ける。
ほかにも、Manul Cats(マヌルキャッツ)やME-W(ミー・ダブリュー)としてのユニット活動、ジャズトリオWIM(ウィム)、クラシックアルバム「ドビュッシー」「エリック・サティ」の発表、地雷犠牲者救援CD「もしも地雷がなかったなら」など、音楽活動は多岐に及んでいる。

ピアノソロ・コンサート、とくにインプロヴィゼーション(即興演奏)では、音の力でオーディエンスの深い意識とつながり、解き放たれた静寂空間を創り出してゆく。超越意識で奏でるその透明な音色に「瞑想のピアニスト」と呼ばれている。

2005年よりセラピストの故・吉福伸逸氏に師事。トランスパーソナル心理学を学び、グループセラピーのファシリテーターとして活動する。ウォン・ウィンツァン&ウォン美枝子による「魂の表現ワークショップ」も展開。

3・11をうけて、USTREAMでピアノソロライブ「サトワより祈りを込めて」を生配信、現在も数々のチャリティーコンサートを行う。SNSやYouTube番組「千年カフェ」では音楽の話にかぎらず、平和と脱原発へのメッセージも発信している。

今、分かち合いたい想いは…“Peace and Music” そして “光を世界へ”…

お問合せ先:サトワミュージック 
www.satowa-music.com

3月議会へ。2月23日、議会冒頭での謝罪の発言の提案と一般質問項目。


3月議会が2月28日からはじまります。

2月23日、議長に対して、以下のご提案をさせていただきました。

2018年2月23日

鶴岡市議会議長様 

鶴岡市議会議会運営委員長様

 

鶴岡市議会議員 草島進一

12月議会、また就任後における私の言動により、議会関係者、行政関係の皆様に多大なるご迷惑をおかけしました。又、全国に報道されたこと等により、鶴岡市民の皆様にもご迷惑をおかけいたしました。この間、大変お騒がせいたしました事に対して心から陳謝したい思いでございます。改めて謝罪の気持を申しあげ、一連の騒動に区切りをつけ、今後は議会ルールを厳守し、皆様と議論を重ね、市政発展のため尽力したく存じます。

その旨を本会議席上から申し述べさせていただけませんでしょうか。何卒よろしくお願い申しあげます。

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この件については、「問責決議案」とともに10時からの議会運営委員会で協議されました。

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私の一般質問は、3月6日、午後1時から30分の予定です。

質問項目であげたものは、

1)オリンピック、パラリンピックで、鶴岡で

 

岡で叶えるレガシーについて(SDGsの反映、障がい者施策、オーガニック農業)

 

 

1.持続可能な開発•発展SDGsの捉え方、総合計画への反映について

 

2ボッチャ競技の受け入れと障がい者スポーツの振興策について

 

3オーガニック農業、給食への展開について

2)ゴミ焼却プラントと都市計画シュタットベルケについて

 

3)文化会館への検証と今後の運営について

SDGsをとらえた運営について

4)ケーブルテレビやWEBサイトでの

取材、情報発信、アーカイブについて

 

です。

 


2月10日故沼沢組合長の命日に。日本病と闘う志


「清流に殉じた漁協組合長」本人、故沼澤勝善組合長の命日が本日2月10日です。

この命日にあわせるようにこの本が出版されました。
「清流に殉じた漁協組合長」相川俊英著 コモンズ刊

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「清流に殉じた漁協組合長」この書の冒頭に書かれたあの日の事が甦ります。本日、著書の相川さんのFBに以下のように述べられておりました。ーー以下 相川俊英さんのFBより引用

 年に一冊、本を出版するようになって5年たちました。最新作はこちら「清流に殉じた漁協組合長」です。拙著の主人公は4年前の今日、お亡くなりになりました。その後、ひょんなことから身近にいた方からことの顛末を知らされ、黙っていられなくなりました。後先考えずに取材に取り掛かったのです。しかし、これほどしんどく、きつく、悩み苦しむ仕事になるとは思ってもいませんでした。なんとか初稿を書き上げたのは、昨年2月末のことです。その翌日に連れ合いの父親が亡くなり、大慌てで葬儀に駆けつけました。まともな食事をせずにパソコンに向かい続けていた当方の体もボロボロとなっていました。顔色のあまりの悪さを親戚縁者に心配され、すぐに病院に行くようきつく促されました。帰京して行きつけのクリニックで検査したところ、HA1cが11になっていました。重度の糖尿病で、かかりつけの医師に「どういう生活をおくっていたのか」と叱責されてしまいました。それから3か月ほどコメとメンと酒、そして執筆を絶つ生活を強いられました。HA1cが正常値に戻ってから、版元探しに取り掛かりましたが、こちらも難航します。8月ごろにやっと版元さんが確定したのですが、テーマがテーマです。売れるはずもなく、クラウドファンディングで出版経費の一部を募ることにいたしました。ですが、当方IT不如意なのでホントに苦労しました。クラウドファンディングの手続きが整ったのは、11月末でした。当方、何とかして2月10日の前に上梓いたさねばと思い、必死でした。お蔭様で全国の皆様から浄財が寄せられ、当初目標の2倍の寄付金額となりました。そして、1月末に「清流に殉じた漁協組合長」の出版に漕ぎつけたのです。皆さま、いろいろありがとうございました。なんとか出版することがかないました。ところで、当方、またしても体調絶不調となってございます。また二桁いっている感があります。やれやれです。なんの因果かと思います。あっ、そうそう、印税は取材経費に遠く及びません。当方、仕事をすればするほど、持ち出しが増えるというプロとして誠にお恥ずかしい状況におりす。                               以上ー引用。                                 
 この本は、以前サンデープロジェクトの記者などで知られ、地方自治を30年以上足で歩いて取材して問題を掘り起こし続けてきたジャーナリスト、相川俊英さんが某大な時間を取材と執筆に費やし、力を尽くして取材し書いて下さった書。

 そして、この本に書かれているのは僕らが直面している「日本病」そのものです。ぜひご一読ください。

 私はこの病気と向き合い、変える事こそ、政治だと考えています。

これから沼澤さんへ、お線香をあげに行って参ります。

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2月10日、午後3時半。先日から取材に来られていた浦さんと舟形役場で合流して沼澤さんにお線香をあげに行きました。奥様と娘さんからお迎えいただき、手作りの料理でおもてなしを頂きました。話すこと2時間。「あの人はただ自然を守りたい一心だった。自分の為とか考えず。」ダムから小国川を守るために漁協組合長になり、20年ダムと闘った。今朝、相川さんとの会話のなかで、「ある人からダムを止めるなんて、戦争を止めるほど難しいことなんだよといわれた」という事をそのまんまお話しした。原発もダムも、基地も、ゴミプラントも、日本にはびこる日本病だ。それに真摯に向き合い、なんとかしようと闘い続けた沼澤さん。


「この本の冒頭部分、漁業権更新をタテに迫られてからやせ細ってみるみる骨とカワのようになっていった」と改めて伺いました。淡々と、当たり前のように官僚構造が市民を追い詰めていく。市民社会はまだまだ脆弱です。

 僕らに何ができる? 先ずは、この事実を正確に読み解くことです。「清流に殉じた漁協組合長」相川俊英著を先ずは読んでいただきたいと思います。

 この不毛すぎる構造は、持続不可能な社会にひた走っている、日本全国の自治体にはびこっているのではないかと思います。

僕らが政治で闘うべきはこの日本病ではないか。以前、自宅前で刺された石井紘基衆議院議員が闘っていたのはこれだと思います。

今、誰が闘っているのか。嘉田さんは闘っていました。田中康夫さんも闘っていました。中村敦夫さんも闘っていました。菅さんも、山本太郎さんも、枝野さんも、福山さんも、山崎誠さんも、辻元さんも、舟山やすえさんも、今、闘っていらっしゃいます。今、野党にいる多くの政治家が日々闘っておられることだとおもいます。

 地方議会でも闘っている友人達がいます。今日、明日と総会を開く緑の党の市民派、環境派の議員の仲間達です。。

山形では、鶴岡では僕は一人なのか。いや違うと思います。心の中で闘っている同志が必ずいるはずです。その人達と草の根の力を蓄えたいとおもいます。


まだ根がはれていないけれど、地下水を吸い続け、いつか根をはり、芽を出し、土をひっくり返すのだ。花を咲かせるのだ。

沼澤さんの志を絶対に忘れない。
デビッドブラウアーさんの志も
山下弘文さんの志も。

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