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月別ア―カイブ: 4月 2025

ERE矢引風発も撤退を!


4.2km風車なら、2kmの離隔距離が必要なのに、

1.5km圏内に500件もの民家がある!


大山・上池下池に飛来するガン、カモ類も守ろう!  

Time Line


 

矢引風発も撤退を! 2025.4.10 更新。
矢引風車図MM
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矢引の風車建設の反対理由
1)ラムサール条約湿地・大山上池下池を経由し、秋田八郎潟―新潟福島潟間などを飛び交う天然記念物のマガン、オオヒシクイなどのガン・カモ・コハクチョウ等の渡り鳥に影響する。JREは「多い月で約1,000羽以上のガン・コハクチョウの飛来状況を予定地で確認」を加茂の撤退理由にした。矢引風発も加茂同様の渡りルート上に位置(図参照)更に三瀬で稀少猛禽類のクマタカのバードストライクが発生!JREの影響回避策の欠陥が明らかになった。
2)風車騒音と睡眠障害の問題 矢引で由良、三瀬、矢引等住民67 名の不眠症リスク。入眠妨害リスク6500人。4MW風発だと2km離す必要あり。(図参照)
 由良地区が1.5km圏内にあり500件を対象に風車騒音による睡眠障害の可能性がある。風車から1.2kmには由良保育園もあり、環境に悪影響を及ぼす可能性がある。

最新情報!2025年3月議会質問


宮城県 加美町の4.2MW風車、1.2kmのところの民家を視察した際のレポート

〇意見書「4.2MW風車なら、2kmの離隔距離が必要!

→ 関連サイト風車騒音と健康被害)国会 厚生労働委員会で川田龍平議員が2023.5.16初めて議論(風車騒音と健康被害
3)矢引界隈は土砂災害の西目と同様の地層が確認。尾根の開発は土砂災害などの増災の危険性がある。
4)三瀬八森の事後調査 騒音データは非科学的(識者指摘)。鳥類調査は月2回と頻度不足(環境省指摘)。風車周辺5自治会に年500万円の地域貢献費は、自治を歪める恐れ。
●2023年2月5日の市民学習会「加茂地域の風力発電を考える集いでJREは説明拒否。クマタカ・バードストライク以降、全く市民に説明責任を果たしていない。


2023.10.16 JREが加茂風発事業の撤退を市に報告!

クマタカと雁が加茂風車を止めた! 一万人署名もありがとうございました!


矢引の風発4.3MW×6基も、国際的渡り鳥ルートに悪影響

不眠症リスク67名!→風車騒音問題ページへ

鶴岡でやるなら、浮体式の洋上風力発電を20Km鶴岡沖へ! 



BB4DB8A8-FC2B-444B-A8A9-53971B3098392023.10月、会派・市民の声・鶴岡で、日本で初の浮体式風力発電の商用運転中の長崎県、五島市の2MW浮体式風力発電「はえんかぜ」。建設現場、メンテナンス事業者などを視察。又、世界の洋上風車事情に詳しい長崎大の海洋未来イノベーション機構 織田洋一教授を尋ね取材。織田洋一 教授より

●日本の洋上風発は沿岸から60kmの海域で、今の国内電力需要の2倍を超えるポテンシャルがあるが、その98%が「浮体式」に適した海域。 

●浮体式洋上風発は、着床式より約2割高額だが、沖は風速が速く効率がいい。風車は風速が2倍なると発電量は8倍になる。
●設備利用率として着床式は概ね30%に対し浮体式は50%の実績がある。

◆普及の課題は国の制度。世界では、MSP(マリンスパーシャルプランニング:海洋空間利用計画 領海、EEZまでの海域の海事、軍事、漁業、鳥類等保護地域、風車建設地域の区割り)が、国主導で決定されている。欧米、台湾、韓国、ベトナムで整備済みだが、日本では未整備。台湾は15年先を進んでいる。日本は5km以内の共同漁業権以内の法的リスクの調整までしかできないのが現状。

●世界では着床式の洋上風力発電が1991年から30年。2025年から本格的に着床式と浮体式の時代になる。浮体式は2009年商用機エクイノール社(ノルウエー企業)が初で14年実績。2030年以降は1GWクラス(15MW×90基)の開発が増える
長崎大学海洋未来イノベーション機構は海洋エネルギー研究等の為に2016年4月に設置され2022年から秋田大学ともコンソーシアムを形成。長崎海洋アカデミーは、2020開講の技術者と作業員の養成拠点。
●浮体式風車の躯体の半分(水中部)はコンクリート製で地元業者が受注。


草島 鶴岡市沖の浮体式洋上風車実現の為に、国にEEZまでの国主導のMSP設定を強く求めてはどうか?又、長崎大と東北公益文科大学との連携やコンソーシアムを大学や県に提案しては?

市民部長 検討する


●遊佐沖2kmに15MW風車が52基立ち並ぶ、着床式洋上風発計画は、250名の不眠症を引き起こす騒音の問題、国際的なガンカモ類の渡り鳥のルートの影響、漁業への影響の懸念があり、国際的にも非常識(台湾でも10MW級は40km沖) 

関連サイト風車騒音と健康被害)国会 厚生労働委員会で川田龍平議員が2023.5.16初めて議論(風車騒音と健康被害

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遊佐風車は、モノパイル基礎の着床式。視察した五島市の「はえんかぜ」はスパー型の浮体式。(図参照)
着床型風車は水深50Mまで。それ以上の水深は浮体式の海域。

浮体式風車の最新はエクイノール社の8MW風車 ハイウインド・タンペン HywindTampen 
ノルウエーの 125Km沖、水深250mの箇所にに建設2022年から稼働。


 

 


加茂風発事業 6MW×8 2023.10.16撤退!

風車モンタージュ3-1              左端は加茂水族館 10月30日JREが示したフォトモンタージュを見やすくしました。

大山         風車計画予定図 制作:NPOおうらの里おおやま再生プロジェクト 

夏大山上池下池

             大山 下池です。


ラムサール条約指定湿地(2008.10登録) 大山(おおやま) 上池・下池(かみいけ・しもいけ)国内53箇所、東北日本海側では唯一、山形県内では唯一の登録湿地です。
ここの2K〜3Kに出力6MWの大型風車(高さ最大182m)8基の建設計画の風況調査が発表されました。

IMG_3349


2023.10.16 午後 JREが加茂風発事業の撤退を市に伝えました!皆様のおかげです!

署名、反対運動へのご協力に感謝します。誠にありがとうございました!

 


10月16日、6:45PM
鶴岡市より、発表がありました。

_____________________________
2023年10月16日
 鶴岡市加茂地区における(仮称)JRE加茂風力発電事業計画について、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社より事業撤退を社内決断した旨、本日午後に、本市に対して報告がありました。
 本市といたしましては、豊かな自然環境や歴史・文化的環境等の保全と再生可能エネルギー導入促進との調和を図ることは重要な課題でありますので、今後ともその両立に向けて取り組んでまいります。

令和5年10月16日
鶴岡市長  皆川 治


JRE撤退報告
JRE撤退説明事業方針
JRE 撤退根拠資料 大山自治会が公開したものを入手。
●大山・下池を利用しない渡り鳥ルートになっている!?
●大山上池・下池で休息する鳥類が対象事業実施区域を飛翔して往来する行動はほとんど確認できなかった為、
風力事業が大山・下池に生息する鳥類に与える直接的な影響はほとんどないと考えられます。!?

●それではこれはどう説明を?マガンが大山・上池から1日間の朝だけで1000羽以上飛び立ち
多くは通過しているかもしれないが、大山上池・下池で休息するものもある。と考え得る。



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2023.8.3共同 報道

風車近くにクマタカの死骸、山形 バードストライクか

配信

 

共同通信

 

絶滅危惧種のクマタカ(環境省提供)

 山形県鶴岡市の民間の風力発電所付近で、絶滅危惧種クマタカ1羽の死骸が見つかっていたことが3日、同市への取材で分かった。風車に衝突した「バードストライク」の可能性があり、環境省東北地方環境事務所は近く現場の状況や死因について調査を行う。  死骸が見つかったのは再生可能エネルギー発電大手「ジャパン・リニューアブル・エナジー」(JRE、東京)が運営する風力発電所の近く。2021年11月から高さ約140メートルの風車5基が稼働している。  JREによると、今年6月24日、環境影響評価法に基づく事後調査の際に、調査員が施設の5号機付近で死骸を発見、回収した。




手書きの署名、又、Chenge.orgを通じてご署名いただいた皆様(1508名)合わせて1万名を超える皆様。
 本当にありがとうございました!
ご署名を頂いてからも、これまで動向を見守って頂いた皆様、大変ご心配をおかけしました。誠にありがとうございました。皆様のおかげさまです。

 JREからの発表は10月17日4時現在、未だありません。撤退の理由など、発表され次第、こちらでもアップしてまいります。

 今年で登録から15年になるラムサール指定湿地、大山上池・下池の最新情報として10月14日(土)国連が定める「世界渡り鳥の日 World Migratory Bird Day」の大山上池・下池の様子をお伝えします。(草島進一撮影)



この日、マガン約80羽の飛び立ちが確認されました。
コハクチョウは1400羽、カモは、上池1万羽、下池1万羽、合計2万羽渡来しています。(4K映像)

下池は環境省の委託事業として13年にわたりMさんが調査を続けておられますが、今年から上池でも、私が新潟県やJanetの取り組みに合わせ、毎週金曜早朝の観測を9月29日よりはじめ、現在継続中です。
 今後、東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(渡り性水鳥保全連携協力事業: EAAFP) の加盟、また、今般問題となった加茂地域を含む「庄内海岸アルプスロード」界隈の雑木林地帯を30by30の生物多様性保全地域にするなど、ネイチャーポジティブ政策をしっかりと具現化していきたいと考えております。

 又、カーボンニュートラル政策として、再生可能エネルギーについても、今後は浮体式で22キロ沖の海洋への風力発電をコミュニティパワーとして可能な限り植民地型ではない方策で展開する。又、屋根上や農地の上へのソーラーシェアリングを進める等、取り組みをしっかりと政策提言してまいりたいと思います。

 鶴岡市のラムサール湿地・大山上池・下池。近くの湯野浜温泉から車で5分で来れる場所にあります。ぜひ宿泊されて、早朝のガン(オオヒシクイ、マガン)やコハクチョウの飛び立ち、カモ類のねぐらいり などの観察にぜひおいでくださいませ。10月14日現在、飛び立ちは5時15分ぐらいから6時半すぎまで、ご覧になれます。

 今後とも、かけがえのない、鶴岡の自然を未来に手渡すために、又、真に持続可能な社会づくりに、ご協力を何とぞよろしく お願い申しあげます。

(文責 ラムサール湿地近接風車建設に反対する会 事務局 鶴岡市議会議員 草島進一)


大山上池で 稀少ガン シジュウカラガンが確認されました。

 2/21映像です。シジュウカラガン10羽が飛び立ちます。

 

マガン オオヒシクイ 1000羽 以上 池から飛びたちました。2/17 映像です。

コハクチョウは5千羽、カモ類は3万羽、カモを求めてオジロワシ、オオワシが北海道から渡ってきます。


【最新情報】

2023.8.29 JRE加茂風車に反対する署名が1万筆突破。鶴岡市長に手渡しました。


2023.6.30 鶴岡市議会 本会議 請願3号「市長のJRE中止要請の撤回を求める」に反対討論

鶴岡市の予防原則に基づく中止判断は国際的にも妥当。これまでの野鳥生態調査、有識者見解などの調査で、判断するのに十分。なぜ、加茂に風車を建ててはならないのか、5つの問題点。

 

討論要旨

1)請願の賛成者は、加茂住民の半数以下

2)野鳥の調査は中止判断に十分

3)風車騒音と健康被害 39名の不眠症リスク、1680名の入眠妨害 データを無視するな!

4)尾根の開発は将来土砂災害を引き起こす増災の恐れ

5)JREは、渡り鳥の事後調査でガイドライン違反。騒音調査はデタラメ。求められたのに学習会に参加を拒み
  説明責任を果たさぬ企業。CSR、コンプライアンス違反 即撤退すべき!

 



討論原稿  
●請願3号に対して、市民の声・鶴岡を代表し、反対の立場で討論します。

 

この請願は市長が、2月1日にJREに対しておこなった事業の中止要請に対して撤回を求めるものであります。市全体の政策判断について真っ向から撤回を求める、とても重大な請願であると、とらえます。

1)請願は加茂住民の総意か? ーー住民の半数にも満たない賛同署名。総意ではない。

まず、この請願でありますが、あたかも、加茂住民を代表する、ようなかたちで3月議会に提出されたものでありますが、これは加茂住民の総意なのか、何パーセントの方々の、賛同によるものなのか。この間、調査をいたしました。

 

請願には、加茂地域の振興会の会長、町内会連合会の会長、PTA 会長の名前が記されているようですが、地域を代表しているということではなく、あくまで有志3名とのことでありました。

で先日、確認したところ、6月15日現在、請願に対して、署名数 2023筆 ということですが、加茂地区 住民数4月1日現在、881名のうち、請願に賛成する署名393筆。 率として44.6% とのことであります。加茂住民の半数も満たしていないということであります。又、この3月、4月は、各自治会の総会の時期だったと思いますが、この請願は、総会などで住民の総意とする決議などは全くおこなわれていなかった。そういう類(たぐい)のものであるということを確認いたしました。


つまり、この請願は、加茂住民の総意ではない。加茂住民の半数にも満たない方々の請願であるということが明らかになりました。

 地域の中でさえ、過半数にも満たない。地域一丸となった請願ではない。このことは、市の決定に対して、政策転換を求める地域住民の声としては、強いものとはいえない。市が検討するに値しない、という事だと思います。

 
市当局や議員の判断材料として、このことは、先ず踏まえるべきであります。

 

次に、
ラムサール条約湿地に飛来する、水鳥への影響についてです。

 

●請願賛成論者からは、調査がおこなわれていない。調査をおこなってから判断をすべきだ。などという主張も聞かれましたが、ラムサール条約湿地である大山上池、下池に飛来する水鳥については、毎年10月から4月までは、月7回の頻度でこれまで13年間にわたって、明け方から数時間、飛び立ちと生息数を確認する調査が、環境省の委託事業で、下池の湖畔にお住まいの調査員の方によって、完璧におこなわれています。

その調査では、ガンカモ、コハクチョウの飛来数の他、オオワシ、オジロワシ、クマタカ、オオタカ、稀少猛禽類の営巣地を含む詳細にわたる調査がおこなわれ、環境省のデータとなっています。

特にカモ類は2万から3万羽、東アジアの1%もの数がこの地に飛来する。それがここのラムサール湿地としての要件を満たす数になっています。

 

3月議会でも、示しましたが、上池では稀少なガン類の1種である、シジュウカラガンの飛来が確認され、天然記念物に指定されているマガン、オオヒシクイ1000羽の飛び立ちも確認できました。コハクチョウは約5千羽が飛来しています。

カモ類を求めて、サハリンや北海道からオオワシ、オジロワシが渡来しており、熱心に下池に通って撮影する多くの市民の方がいらっしゃる事も確認しました。

冬を過ぎても、この6月1日には、上池で珍しい、沖縄原産のシロハラクイナが観察されたり、カンムリカイツブリの繁殖が確認されたりしています。

 

●国際的な水鳥の生息地を保護するため、各国で特別保護地区などに指定されているラムサール条約湿地は、世界172カ国、2493箇所 共通のミッションとして、特に、ガン・カモ・ハクチョウ類などの水鳥にとって楽園、サンクチュアリでなければならない湿地であります。サンクチュアリということは、そこに来ることで、安心して生命(いのち)の維持をはかれるということです。
 その鳥たちがねぐらにする上池・下池から5km圏内は採餌や飛翔のための行動区間であり、国際的にも、その、5キロ圏内に、鳥たちにとって脅威となる風車、それも6MWもの巨大風車が建っている事例は見当たりません。その区間に鳥たちにバードストライクなどの脅威となる構造物の建設をすることは、当然ながら、おこなっては、ならないのであります。

 

●加茂から三瀬の尾根伝いとその周辺全体は、秋田の大潟村から新潟の福島潟や佐潟に飛ぶガン、カモ、コハクチョウの渡りルートであることは、山階(やましな)鳥類研究所などで実際に発信機をつけたガンの調査などで明らかになっており、私も上池で、高舘山から尾根伝いに新潟に向かって飛ぶガンの群れを目視しています。

 

又、渡りルートはその日、その時の風況にあわせて、上昇気流を上手に使って渡りをおこなうため、尾根づたい、海側および内陸側に幅2〜3kmの回廊がそのルートになる事は、鳥類の研究では常識的であります。

 

昨年の2022年ラムサール締約国会議 で日本人で初のワイズユース賞と山階(やましな)賞をダブル受賞、そしてこの6月16日に環境省 環境保全功労者表彰 環境大臣賞に輝いた、世界が認める、ガン・カモ類の野鳥研究者でありシジュウカラガンやハクガンを、3羽まで減った、絶滅の危機から実際に1万羽まで回復をさせた保護活動家である呉地正行さんは、このように指摘しています。
 

「大山・上池・下池は、日本海側を渡る大型水鳥の、コハクチョウやオオヒシクイなどの多くのガン類、及び他に例をみないほど多くのマガモなどにとって欠かすことができない重要な生息地です。
 そのために国際的に重要な湿地の保全、賢明な利用、啓発普及をめざす、ラムサール条約湿地に登録されています。

上池・下池を訪れるこれらのハクチョウやガン類の多くは、冬になると北の繁殖地から国境を越えて渡ってきます。

またここに滞在中は、夜は上池・下池をねぐらとし、日中は周辺の広い水田地帯で採食し、頻繁にこれらの地域を飛び回って移動します。

これらの渡り鳥の生活圏内に計画されている風発事業が計画通り行われると、上池・下池をねぐらとする、ハクチョウ類やガン類などに重大な影響を与える恐れがあります。またその影響は、ラムサール条約湿地としての同池と、周辺の自然資源の価値を著しく損なうことと、なるので、この風発計画は中止を強く求めます。」

更に具体的な指摘として。
上池・下池に飛来する、ガン、カモ、ハクチョウ類は、秋と春に、渡りの経路となっている日本海の海岸線沿いに南下、北上するものが多く、風発建設予定地を含む丘陵部を越えて上池・下池に立ち寄ると考えられる。予定通りに風発が建設された場合、上池下池を飛び立ったハクチョウ類が、同池からの距離が1.8-2.0㎞と近い標高120-150mの丘陵稜線に建設される高さ182mの風車を飛び越えることは、物理的に困難である。
その理由は、上池下池の水面と風発のブレード先端までの高度差は、282-312mあり、その仰角は、8.03-9.80度となる。

これはハクチョウ類の上昇能力をはるかに超え、風発への衝突やそれを回避するための体力の消耗への影響が、風発建設後は継続的に起きることになり、ガンやカモ類をはじめ他の鳥類にもその影響は及び、その結果上池下池への渡来数が減少し、ラムサール条約湿地としての基準を満たさなくなる可能性もある。

 

この世界的な鳥類研究者である、呉地さんの声、は大変重いものです。

今、世界レベルで、山形県唯一のラムサール条約登録湿地の扱いに注目が集まっています。これを無視した行政判断ができないと言う事は 当然であります。山形県もこの国際条約登録の湿地の近くでは風発建設は望ましくないとし、鶴岡市の中止の判断は、国際的な視点からも妥当であります。

 

また、日本野鳥の会 自然保護室 主任研究員、浦 達也さん。この方は国内をはじめ、海外へも派遣調査に行っており、世界中の風車と野鳥との問題やゾーニングの状況を調査し、現在、環境省の環境影響評価のあり方に関する検討会などに参画され、国内では最もこうした問題の真相を知っている方です。鶴岡の状況を視察した上で見解をいただいています。

浦さんからは、加茂風車は、ラムサール湿地に2キロ位の風車であり、近すぎると、現地視察を通じて、改めて思いました。これを許すと、全国、世界のラムサール登録湿地の悪しき先例になってしまうので、世界的な視点でも、絶対に阻止しなければならない。との見解でありました。

 

また、現在の環境アセスの課題として、事業者はよく調査結果を見たうえで、事業の白紙撤回もあり得ると言うが、しかし実際には、アセスが進めば進むほど、つまり事業の進行に費用をかけるほど、事業者は事業の根本的な見直しや撤退を行うことはほとんどなくなる。見直したとしても、当初から計画した風車の本数を1,2本減ずるぐらいの対応が常である。

こうした、そもそも問題が大きい事案は、アセスが進む以前に、予防原則として判断することが賢明であり、今般の鶴岡市の判断は妥当である。との見解であります。

 

又、今、ラムサール湿地から5km地点の矢引 風発事業について、環境アセスの準備書の手前の段階になっていますが、5kmであっても事業者に対して、ラムサール湿地が周辺に存在するので、影響回避方策を講ずるべきという、環境大臣意見、経産省意見が提出されています。矢引よりも、ラムサール湿地に更に1.5kから3kmなどと近接する、6MWと巨大な風車の影響は、鳥類にとって甚大と考える事は容易であり、これを考慮しても、認めてはならないと判断する事は当然であります。

 

●又、酒田には、庄内唯一の風力発電事業者がいらっしゃいます。その環境影響調査の担当の声をいただきました。そのご担当は、三瀬から加茂地域について風車建設のための調査したが、ラムサール湿地に飛来するガンカモ類の渡りルートに影響することを踏まえ、地元の、有識者の聴き取りの段階で、早々と計画の中止の判断をした。とのことでした。

そのご担当からは特に加茂区域は、絶対にやめていただきたい。とお話をうかがいました。また、御指摘として、JREは、文献調査はおこなっているかもしれないが、地元の野鳥研究者の話を全く聴いておらず、それこそ最大の問題ではないのか。その声をしっかりと受け止めれば、建設できない地域であることは容易に解るはずだ。

所詮、風力発電事業者がおこなう調査というのは、月に何回かレーダーで調査をしたりするようなものだ。事業者としては「飛んでいない」データを求めようとする傾向がある。そんな、にわかに、おこなう調査結果よりも、この地で長年、日々調査をしてきた情報の方が断然信憑性がある。というご見解も伺いました。

 

市長や市は、特に2008年に登録したラムサール条約湿地に飛来する水鳥、猛禽類への影響について、

これまでの環境省の委託調査をはじめ、地域の調査員や、呉地さんや浦さんのような専門家から聴取した調査データ、渡りルート、保護の考え方、又、環境省自然環境局から示された累積的影響や予防原則を踏まえ、中止を判断するに十分なデータがそろった。として1月末に判断をし、2月1日にJREに中止を要請したものであります。

 

これに対して請願賛成論者の「調査もしていないのに判断した」等の見解は全く論外であります。請願賛成の議員ならびに加茂風車に賛成の市民の皆さんには、国際的な条約である、ラムサール条約が如何に重要で、鳥類の調査とはどういうもので、どのように保全をはかっていかねばならないか。きちんと学び直していただきたいと思います。


また、次に風車騒音と健康被害の影響についてであります。

 

昨年12月の質問以降、この案件については、5月16日、国会、参議院厚生労働委員会にて、立憲民主党 川田龍平議員が質問をしました。

まず、事業者がよく根拠にする環境省指針「国内外で得られた研究結果を踏まえると、風力発電施設から発生する騒音が 人の健康に直接的に影響を及ぼす可能性は低いと考えられる。」という点について、影山隆之 元国立環境研究所主任研究員、大分看護科学大教授らが1000人規模の疫学調査で、住宅に近接した風車騒音により、明らかに睡眠影響、睡眠妨害が発生しているということを示し、指針の見直しを求め、又、欧州WHO勧告が求める上限値を定めた規制値を求めています。環境省は風車の睡眠影響について認める答弁をし、厚労大臣は今年度おこなわれる睡眠指針の見直しの際に提言を踏まえ検討していく旨答弁をしました。

 影山先生の疫学調査結果を踏まえた学会誌で発表されたソフト、(H-Risk)でのシミュレーション結果では加茂の風車計画では39名の不眠症リスク、入眠妨害1680名というリスクがでています。これについて委員会で請願紹介議員に質問がおこなわれていましたが、JREの見解を鵜呑みした「問題なし」という答弁でした。最新の知見や科学を無視し、住民に生じかねない健康リスクを、全く踏まえない発言であり、ひどいものだと思いました。

6MW風車では1基でも2.5KMの住宅からの離隔距離をとることが必要であるということを、北大 田鎖助教が示されています。これを踏まえても、この計画地域内には、一本も風車を建てることができないことは明白であります。

 

もう一つ、土砂災害のリスクについて、加茂住民の方からも懸念が表明されておられました。
今回の風車の計画で想定される山の尾根の開発について、これは山梨大学教授、防災推進機構 理事長 鈴木毅泰(すずきたけやす)先生の見解をお伝えしたいと思います。

 

先生は、山の、特に尾根の開発で森林伐採をし、風車の部品を運ぶための道路や設置場所をつくる、今回の加茂、矢引のような建設の際の問題を指摘されています。

尾根の樹木、特に加茂地区の広葉樹などの場合、樹根と菌糸により、生態系と地盤の安定を保っています。樹木の根が岩盤をおさえており、広葉樹がアンモニア態窒素や硝酸態窒素を吸収してくれている。しかし、尾根を開発すると、こうした地盤の安定や、保水能力、水涵養機能が消失する。

要は第2、第3の、昨年末の西目の土砂災害のような事を将来的に誘因(ゆういん)するリスク、つまり、「増災」が生じるということであります。

こうした問題は、将来世代にわたっての地域住民のいのちに関わる問題であります。きちんと問題意識をもつべきであります。


●次に事業者、JREの問題についであります

 

一般質問などでJREと市とのやりとりで、市の方に問題があるなどという見解がみられたので調査をしました。

 市ではガイドラインを設置しています。そのガイドラインには、風力発電施設の想定事業区域から 2km 以内の範囲に含まれる住民自治会 などに対して、 事前に説明会を実施し、景観の変化を視覚的に表現したシミュレーション画像 等具体的な資料を提示し合意形成を図るものとする。

 風況調査開始前、又は環境アセスメント手続き開始 6か月前のいずれか早い時期までに、当該事業の計画概要について風力発電事業の実施に係る事前協議届出書に、必要な資料等を添付し、市に対して事前に説明を行なうものとする。とあります。

JREは、6月24日に事前協議届け出書を提出しにきたが、後日、その時点では、住民自治会などの合意形成がおこなわれていなかったことがわかったことから、市は受理しなかった。
 その後JREは住民自治会への合意形成をおこない必要書類をそろえて11月29日に市に提出し、12月7日にその内容の説明をした。市はその時が提出日と答えた、ということと、確認できました。
 その後JREは、社の都合で、受理を6月にしてほしいなどと、ガイドラインに反する要求をしてきた。市はそれには応じられないと拒否した。こういう経過であり、市に全く非はありません。非があるのはガイドラインを踏まえないで不当な要求を繰り返すJREの方ということであると、改めて認識いたしました。

 

JREには更に問題があります。

 

●三瀬で稼働している風発事業についてであります。
▽JREは三瀬の風車稼働以降、クマタカ、バードストライク、コウモリのバットストライクの調査をおこなっています。しかしながら、月2回の頻度ではバードストライクの調査としては成り立たないのであります。なぜか。落下してから1週間以上放置されればきつねなどに食べられて痕跡がなくなるのが常なのであります。

環境省からガイドラインがでていて、最低でも月3回の頻度で事後調査をおこなわれなければならないとされています。それに完全に違反しています。

稀少猛禽類のクマタカ、天然記念物 ニッポンユビナガコウモリが、ストライクされて死んでいるかも知れません。野生生物の生態系影響に関して、「調査結果がないから影響はないかと」という見解。こういうデタラメは、即やめていただきたいし、渡り鳥のルート上に風車を建設している、事業者の姿勢が、最も問われる事であります。

▽また、風車騒音の調査については、頻度、風況とともに科学的な事後の検証がおこなわれていない。田鎖北大助教は調査手法がデタラメだと、言及されておられます。 私は、先日三瀬地区を歩いて聴き取りをする中、実際に風車から1km位の住民から、家の二重窓を閉めても相当音が聞こえます。という声をいただきました。騒音の実態や、睡眠障害が生じていないかなど、しっかりと事後の調査をおこなうべきであります。

 

▽又、由良、三瀬地域が北限で知られる、コシノコバイモなど、稀少植物の植生について移植して保全するとしていまたが、事後の詳細報告が全くおこなわれていません。移植してどのように活着したのか、未だに報告がなされていないのであります。

 

事業者JREの姿勢に完全に欠陥がある。と私が判断したのは、2月5日の加茂住民他、有志が企画した学習会への出席を拒み、説明責任を果たさなかったことであります。
 2月5日の学習会に、ほぼ、一月前から実行委員長がJREに対して出席要請をおこない、私もJREのCSR担当に何度もメールや電話をおこなって依頼の催促をしました。親会社のENEOSのCSR担当者にも連絡し出席を促しました。

結局、全く受け付けず、説明を拒否し、住民の抱く疑問に全く応えることがなかったのであります。風車事業の説明文書すら、提供を拒まれました。

この事をもって、この事業者は完全に失格だと私は認識をしました。

 

 先日、6月15日には、加茂地区の住民に限定して非公開で説明会を開いていましたが、市民を区別、差別するような姿勢であり、大変失礼千万。論外であります。JREは、企業としてCSR、コンプライアンス、完全に失格であります。

 

 先日の加茂地区住民限定の非公開説明会では、加茂住民の方を対象に4つの地域貢献ということが示されていました。1)奨学金制度 2)5万円のランドセル購入費補助 3)学習コンテンツノートの配布 4)企業版ふるさと納税
であります。
 また、現在稼働している三瀬八森山の風車では、風車に近接する5自治会に対して、年500万円、例えば三瀬自治会には年240万円が地域貢献費用として納入されているとのことでありました。 こういうの、ありがたいと思う自治会はあるかもしれませんが、私には、住民の顔を札束でひっぱたいて、懐柔(かいじゅう)しているようにしか受け取れません。

風車の建設の賛否などについて、正しい住民の判断ができなくなると考えますし、住民自治への介入ではないでしょうか。

20年で約1億円ですが、全体で、推定で約200億の儲けと見込まれる事業のほんの一握りであります。

加茂の場合も、こうした補助金を当てにしての、風車推進の請願なのでしょうか。
加茂の森林の管理にこうした風発事業者からの補助金を充てたいと言うことでしょうか。森林管理は森林管理として、きちんと地域で取り組むべき事ではないでしょうか。

 私のところには、こうした姿勢の地域の議員や町内会のやり方に呆れて、加茂を離れました。引っ越しました。という方から報告がきております。地域のリーダー達が、ミスリードして、地域の中で、分断を引き起こしているのでは ありませんか?

風車事業者の地域還元については、庄内町のように、自治体に還元するのであればわかりますが、事業者が、立地地域の自治会に直接補助金を納入し、住民自治に介入するようなやり方は、辞めていただくべきであります。

 

事業者にいいたい。
こんなカネがあるなら、先ずは三瀬八森山の事後調査の手抜きやデタラメを直ぐに改めていただきたい。

又、現在、9000名を超える署名を集めている、疑問をもつ市民に対して先ずはしっかりと説明責任を果たすべきであります。

そして、市の中止要請を真正面から受け止め、早々に撤退をしていただきたい。

もうあなた方に、信頼はできない。加茂、矢引含めて、早く撤退をしてください。

 

請願の紹介議員に言いたいのは、

問題行動が続いている事業者の、いわば不当な要求にのみ耳を傾け、市を糾弾するような姿勢は、完全に間違っています。

今すぐに改めていただきたいと思います。

以上の点をもって、この請願に対し,断固反対を表明いたします。


又、万が一請願が採択されたとしても、市が、2月1日の事業者への中止要請を撤回すべき理由は、どこにもありません。優先順位は自明であります。
 

今回、まさに今、カーボンニュートラルに並ぶ目標である、ネイチャーポジティブの時代にふさわしい判断をした、市長及び市当局を私は絶対的に支持をします。

ラムサール湿地を守ろうと署名を書いてくださった約9000名の市民の思いとともに、又、世界を行き交う水鳥たちを守るために、世界172カ国、2493箇所のラムサール登録湿地の保全に日々ご尽力されている、世界の方々と連帯して、信念を、ぜひ貫いていただきたいと思います。

そして、ぜひ以前から私も提案をし、先日も市民の方々から求められた、ラムサール湿地から5k圏内を、早期にバッファゾーンとしてガイドライン上の保護地区にしていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

この請願は調査を求めるとは、なっていますが、市が、詳細、慎重の調査をした上で、予防原則に基づいた判断した事に対して、要は風車を認めろと言っていることに他なりません。

議員のみなさん。

こんな請願に賛成し、世界に例がない、ラムサール条約湿地の5キロ圏内に、巨大風車を認めるべし、なんて議会が決議したら、それこそ、世界の非常識として、議会の見識が問われ、国際社会から非難されますよ。

そんな恥ずかしい議会にならないように、みなさんの賢明なご判断を求めるものであります。‘

以上であります。

 


2月5日、JREも招き、考えるつどいを開催するつもりでした。(市民有志の実行委員会主催)→JREが出席と説明文書提供を拒否 主催者に1/27、2/3 草島抗議と要請、再要請提出。ENEOS CSR担当にも「コンプライアンス違反ではないか?」と連絡し、出席を求めました。2/3、15:30 最終的にJREは出席拒否。当日の映像です。


 


2/1鶴岡市長が、臨時記者会見でJREの加茂風車、中止を求めることを表明 

市長会見
本日、昨年11月29日付けで、鶴岡市における風力発電施設の設置等に係るガイドラインに基づく届出のありました、ラムサール条約登録湿地に近接した、(仮称)JRE加茂風力発電事業について、事業者に対し中止を求めることとし、先ほど当該事業者に申し入れを行ったところでございます。 中止を求めることとした理由を申し上げます。 山形県におきましては、山形県再生可能エネルギー活用可能性調査報告書におきまして、風力発電の導入の候補地として抽出しておりますが、ラムサール条約登録湿地近傍であり、望ましくないと公表しているところでございます。 国では、当地は、国際的に価値があるラムサール条約登録湿地が近接しており、バードストライクや鳥の営巣、採餌場などへの影響を強く懸念しております。 また、一定の地域に複数の事業が集中する場合には、飛来ルート、採餌場への移動などへの累積的な影響が懸念される場合があります。 特に、ラムサール条約湿地に登録されるような、重要な生態系では、事前に慎重に判断することが重要との助言を各方面よりいただきました。 本市といたしましては、これら自然環境に詳しい方などに聞き取りを行った結果、(仮称)JRE加茂風力発電事業に関しては、県で唯一登録されているラムサール条約登録湿地の近傍であり、クマタカなどの猛禽類の生息・営巣や、渡り鳥の生息への影響、また、自然環境、景観への影響が懸念されることから、「鶴岡市における風力発電施設の設置等に係るガイドライン」の制限対象区域に掲げる、日本遺産認定の「出羽三山」及び国指定名勝「金峯山」に関連する区域など、本市の豊かな自然環境や、歴史・文化的資源から構成され良好な景観を形成する区域に相当すると判断をしたところでございます。 以上のことから、予防的措置の観点も含め、今回の事業に関しては、中止を求めたところでごさいます。
→大英断におおきな拍手を送ります。

NHK 報道
朝日新聞デジタル報道


1月15日、午後1時30分〜 ラムサール賞受賞者 呉地正行 講演会
ガンのいる風景  大山、上池・下池に飛来するガン オオヒシクイ、マガンなどの生態の現状や課題がよくわかります。

 


12/15朝日新聞山形版に掲載

 

10月16日2022 6:10AM. 大山・下池 コハクチョウのねぐら立ち
ここから2Kmに風車計画!?


▽11.8 現地時間11.7  スイスジュネーブで 第14回ラムサール条約締結国会議 表彰式がおこなわれ、大山 上池・下池の登録にもご尽力いただいた、呉地正行さんが受賞されました。当会、大山上池、下池へのメッセージも頂きました。


▽議会報告会11.2 行いました。前半30分間、風発問題をとりあげ、参加者と質疑応答。しています。

 

▽11.4 市長記者会見の場で、大山、加茂、上郷 3地域の自治会で風況調査に応じる事に同意した事が明らかになった。(山形新聞報道より)

▽11.2 「ラムサール湿地近接風車建設に反対する会」設立、 署名開始記者会見をおこないました。

 当日会見全編動画

さくらんぼTV報道 11.2

産経新聞ーYAHOO報道 11.3


▽10月30日 今泉自治会でのJRE説明会を傍聴しました。(草島)
暫定位置図が9月に大山自治会にモンタージュを示した時と変わっていることを発見。No5が、海側から山側へ移動。対応する自治会によって、風車の位置を変えて、フォトモンタージュを作成しているのでしょうか? おかしくないですか?

10月30日 今泉自治会へ示した暫定位置図
JRE位置図

9月13日、大山自治会に示された暫定位置図 住民のお一人より入手IMG_3377


▽10.24  今年、日本人3人目のラムサール賞、山階芳麿賞をW受賞された、日本雁を保護する会 代表 ラムサール・ネットワーク日本 理事 呉地正行さんからメッセージが届きました。

「大山・上池・下池は、日本海側を渡る大型水鳥の、コハクチョウやオオヒシクイなどの多くのガン類、及び他に例をみないほど多くのマガモなどにとって欠かすことができない重要な生息地です。そのために国際的に重要な湿地の保全、賢明な利用、啓発普及をめざす、ラムサール条約湿地に登録されています。上池・下池を訪れるこれらのハクチョウやガン類の多くは、冬になると北の繁殖地から国境を越えて渡ってきます。またここに滞在中は、夜は上池・下池をねぐらとし、日中は周辺の広い水田地帯で採食し、頻繁にこれらの地域を飛び回って移動します。これらの渡り鳥の生活圏内に計画されている風発事業が予定通り行われると、上池・下池をねぐらとする、ハクチョウ類やガン類などに重大な影響を与える恐れがあります。またその影響はラムサール条約湿地としての同池と周辺の自然資源の価値を著しく損なうことなるので、この風発計画は中止を強く求めます。」

呉地さんは大山 上池・下池の登録に際し、2000年当時に足繁く現地に足をお運びいただき「ラムサール条約」について、当時の「尾浦の自然を守る会」のメンバー等に情報提供いただいた方で、大山 上池・下池の登録への立役者ともいえる方です。

▽10.19 Change.org 「ラムサール湿地の近くに風力発電所はいらない」署名開始


▽10.18 「ラムサール湿地近接風発事業に反対する会」立ち上げミーティング
▽9.30  9.7の環境保護団体の中止要請について鶴岡市からの回答がありました。

「加茂地区風力発電事業に対する本市の意見等については、今後の環境影響の手続きとそれに係る現地調査等を踏まえ、国・県の助言をいただきながら、鳥類等自然環境と景観等に対する影響を精査し、検討してまいります」

▽9.16.   地元紙「コミュニティしんぶん」令和4年9月16日号に掲載 鶴岡市のNPO法人「おうらの里おおやま再生プロジェクト」と環境保護団体「出羽三山の自然を守る会」が反対。

▽9.13  大山自治会で、JREのフォトモンタージュが示される中で協議 風況調査をおこなうことに賛成多数で承認。


9月12日(月)草島、加茂地区風力発電問題で、一般質問をおこないました。

質問と答弁 全文はこちらへ リンク(9/15更新) 

主な質疑内容

▽草島 条約湿地から2Km〜3Kmと、全国一ラムサール条約湿地に近い場所への風力発電計画として、条約委員会が発行する「モントルーレコード」に掲載される危惧があるのではないか?

●市民部長「計画地がラムサール登録湿地に近傍しており、本市としても、その影響に対して慎重に検討する必要がある。」


▽草島 ラムサール条例湿地から半径5キロのバッファゾーンを含めて設置を認めない」と市の風力発電ガイドラインの制限区域に加えることを求めるがどうか?

●市民部長.    本市ガイドラインの制限対象区域として、具体的に例示している区域は、出羽三山および金峰山に関連する区域となっております。同じく、制限対象区域としては、本市の豊かな自然環境や、歴史文化的資源から構成される良好な景観を形成する地域としており、この度の計画区域につきましては、ラムサール条約登録湿地に近接していることなどから、その区域に該当する可能性がございます。したがって、住民の同意や鳥類などの生態系及び景観等への影響について、専門家等にも相談して慎重に判断していく必要があると考えております。


▽草島 同事業者が進める湿地から5Kの矢引発電所計画の時点で、野鳥に影響が懸念され調査を求める環境大臣意見、経産大臣意見が付されている。ラムサール湿地周辺の調査資料は、矢引の段階で業者は調査が課せられている。まずは矢引の段階での調査の報告を求め公開すべきと考えるがどうか。

●市民部長 矢引の計画は法アセスの最中。業者は県、国の環境大臣意見、経産大臣勧告を受けて、調査結果と環境保全対策を書いた準備書の策定段階。今後提出される準備書を市はインターネット等で公開する。


ラムサール条約湿地認証自治体への登録を提案 
▽風発事業者のミチゲーション代替保全を地域貢献として促すなど西茨新田湿地の保全を提案 
生物多様性締結国会義COP15での新たな枠組 30BY30を踏まえた生物多様性地域戦略を提案

▽草島 風力発電事業ですが、上池・下池から5Kmの矢引の計画の時点で、環境大臣も経産大臣も野鳥への影響を懸念していますし私も懸念しています。でも矢引までは認めたいと思います。再エネを進めたいですから。でもその先は絶対NGです。地域還元の薄い植民地型開発という点でも、矢引までにしていただきたい。と思います。
 国際的な保護地域であるラムサール条約湿地と半径5kmのバッファゾーンは、30By30を踏まえた保全地域として認定登録するなどをおこない、善寶寺から高舘、荒倉、由良までぶな林の自然豊かな14Kmを散策できる通称 「庄内海岸アルプスロード」を、新たなハイキングトレイルとして発信するなど、「鶴岡だからこそできる」生物多様性戦略を前に進めていただきたいと考えます。 市長の見解を求めます。

市長 今、草島進一議員さんからご質問をいただいた点でございますけれども、議員が2001年3月議会でラムサール条約の指定について、提案をされていたということについて、改めて敬意を表する次第でございます。国際的な動向、30by30のお話もございましたけれども、この生物多様性戦略、大変重要だと私も受け止めております。この度の計画はラムサール登録湿地の大山上池・下池、自然休養林の高舘山に近接しておりまして、多様な動植物の生態系が活用されている大変重要な場所でございます。また、環境大臣、経産大臣についてのお話もありましたけれども、山形県におきましても、平成20年3月の報告書におきまして、ラムサール湿地が近傍であり、望ましくないというような注意書きを付して風力の候補地の抽出がおこなわれております。この現在ですね、地元の説明会、住民説明会がおこなわれているところでございますので、先ず住民の合意のゆくえも注意しつつ、そして、国や県、そして専門家にも十分ご意見を頂いて、この生物多様性ということに十分配慮した取り組みを推進していく必要があると認識をしております。


●計画の位置関係
JREは、
▽三瀬八森山に風車建設 5基17MW (ラムサール条約湿地から8Km)2021年12月から稼働
▽矢引(現在環境アセス中)7基30MW(条約湿地から5km)
▽加茂(新たに風況調査申請)8基40MW(条約湿地から2Km)IMG_3349


一般質問の際、市長や市民部長が示した「山形県再生可能エネルギー活用可能性調査 報告書」18Pの記述。「候補地が抽出されるがラムサール湿地近傍であり望ましくない」とあります。

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荘内日報2022.9.14


山形新聞2022.9.13に掲載


質問文中、 「バッファゾーン」とは、「緩衝地帯」のことです。
世界遺産などで指定された保護すべきコア部分を守るために必ずバッファゾーン(緩衝地帯)が設けられています。特に鳥類などを守るためには必須であると考えます。植物相でも白神山地や屋久島などで設定されています。

 

http://www.gakugeipub.jp/judi/semina/s0406/ku013.htm 
画像を引用しました。


9/17更新 議会質問で指摘した「矢引風力発電」の環境配慮書に対する調査報告書より
「風力発電におけるセンシビティマップ(環境省)より。この、大山地区は、大変重要な渡りルートであることがよくわかります。JREは、現在「矢引風力発電」の方法書への指摘に対し、準備書の提出が未だの状態です。

センシティビティ

9.13  大山住民へ示された暫定配置図 加茂集落から600m 今泉から300m!  加茂水族館から600m 大型風力で最近話題の超低周波問題など十分に考えられる距離だと思います。

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以下、9/13 大山自治会に示されたフォトモンタージュの一枚。 高さ180mで本当に想定してつくっているのか?誤魔化していないか?疑問が沸いてきます。

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9月7日、出羽三山の自然を守る会 佐久間憲生氏、鶴岡自然調査会 水野重紀氏が、皆川市長に風車建設の中止の要望書を提出しました。


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要望事項                             
加茂地区の風力発電計画は中止させていただきたい。

要望理由

1 計画されている地域は、2008年10月にラムサール条約に指定    された「大山上池・下池」に隣接します。高館山や都沢湿地を含めて    約200種の野鳥が確認され、秋にはコハクチョウ・マガモを中心とした冬鳥の飛来地となっており、その貴重さは周知のことです。また、これらの渡り鳥のルートにもあたり風車に対する野鳥の衝突の可能性が高く危険です。

2 計画されている加茂地区は日本遺産として「荒波を越えた男たちの    夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」として2019年に    追加認定された地域です。この認定にあたり、当時の鶴岡市は2017年に既に指定されていた酒田市と同等の貴重な地域である事を強調して追加認定に至ったもので、自他共に大切にしなければならない地域です。鶴岡市のガイドラインでも日本遺産には風力発電施設は設置しない、としています。

3 高館山から荒倉山、由良に至る尾根筋は現在、「日本海アルプス」と    紹介され、低山の山歩きに広く利用されております。また多くの山野    草が自生し、帰化植物が少なく自然度の高い、市民が手軽に訪れるこ    とのできる花の山として脚光を浴びております。計画はこの地帯にあ    って、市民の利用は制限され自然の破壊につながるだけでなく、景観    をも壊します。

4 計画されている地域は住宅地と隣接し、鶴岡市の風力発電施設の建設    に関するガイドラインの、住宅地から600m以上離れていることに    抵触します。


山形新聞9.8に掲載

TV https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuy/146280?display=1&fbclid=IwAR2GPuky2D3g4gZfo3bLd12wLPSRiHbJotH0LrSsadyVUZZQnnguOuvHE08

https://www.yts.co.jp/news/news-94127/?fbclid=IwAR2zyWoY_wNOm9EqICNqXp_7Fpp7ODeURblvWL4JuzQvPJzpLC0rLmtZHtU

https://www.sakuranbo.co.jp/news/2022/09/08/2022090800000004.html


2022.7.12、大山コミセンで「加茂風力発電開発事業」についてのJREの説明会がありました。

ラムサール条約指定湿地の隣で風力発電開発!?

上池から尤も近いもので約1.7km. 約2km~4Kmまでの間に8箇所、高さ180Mの風車が乱立する計画。開発者はJRE(ジャパン・リニューアブル・エナジー)

一連の説明の後 住民の方々の質問に続いて、質問。

全国53箇所しかない、水鳥の生息地として国際的に重要とされる、ラムサール条約指定湿地である下池、上池に隣接しての計画であり、もしも影響があったら条約剥奪の恐れもあるのでは。認識は?予防原則に基づいて検討すべきではないか?
なんとなく、粛々と環境アセスや風況調査を進めるというような回答で、事の重大さに気づいていない感じがした。  

 渡り鳥の聖地(サンクチュアリ)、ラムサール条約指定湿地 の隣で風力発電開発。 

 これは、さすがにないな。こんな計画を認めたら、環境省的にも、国際的にも大問題になりそうな気がする。なによりこの高舘周辺の自然環境をこよなく愛し、保護、保全を行ってきた地域住民、鶴岡市民に申し訳ない。

 ラムサール条約の指定については、富塚市政時代、2001年3月に市議会で初めて提言したものでもあり、私にも思い入れがある。 

 これは流石に、早めに撤退頂いた方がいい。ご意見求めます。


JRE の説明資料(加茂地区での説明会で配布されたもの)PDF
 

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暫定配置図(1月加茂説明会であったが、大山説明会では省かれていた。)
水色が大山下池、上池。ラムサール条約指定湿地に登録されている。(筆者着色)
       ラムサール風力鶴岡

尤も近い暫定配置ポイント(WT06)と上池の距離は1.7Km. 約2Kmしか離れていないことがわかる。
2Kmから3.5Kmの付近に8基並ぶ計画であることがわかる。

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高さ182m 出力6000Kw  三瀬のが出力3400kw 最近の風車は大型化の傾向がある。採算性重視のため、最大値を目指して建設すると想定される。
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ラムサール条約指定について(鶴岡市のホームページより)


大山上池・下池は、国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」湿地として認められており、平成20年(2008年)10月30日、韓国・昌原(チャンウォン)市で開かれた第10回ラムサール条約締約国会議にて登録証が授与されています。


 ラムサール条約指定湿地について、私は平成13年(2001年)3月、9月鶴岡市議会で提案をしています。(以下議事録参照)その後、環境省からのはたらきかけもあり、市当局や、大山の地元自治会、土地改良区の理解が深まり、正式申請。平成20年 2008年10月、当時の神尾議長や大山自治会の会長ら市民8名と当時の市の企画部長小林貢氏が韓国の会場に行き、登録証を授与されたものです。

下記の図のように、山形県内、東北の日本海側で唯一の登録湿地が鶴岡の大山、上池、下池です。野鳥の集団飛来地としては山形県唯一の国指定鳥獣保護区 特別保護地域でもあります。

2022.8現在 コハクチョウ3千羽以上、2万から3万羽のマガモの他、
国の天然記念物に指定されている 準絶滅危惧種 オオヒシクイ 1000羽、
絶滅危惧種Ⅱ類のヒシクイ200羽 準絶滅危惧種マガン200羽 
珍しいものとしては
絶滅危惧種ⅠA類ハクガン30羽 ⅠA類シジュウカラガン 若干
又、高舘山と荒倉山の中間にあたる建設予定地には絶滅危惧ⅠB類であるクマタカの営巣地があること。又、秋ごろからいずれも国の天然記念物の絶滅危惧ⅠB類 イヌワシ、絶滅危惧Ⅱ類のオオワシ、オジロワシが周辺で頻繁に見られるという事を確認しました。
現在 計189種の野鳥の生息が確認される国際的な特別保護地区であります。(9.12一般質問)

位置図_ラムサール条約登録湿地_53ヶ所のコピー

 

ラムサール条約 について 詳しくは、環境省のページhttps://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/About_RamarConvention.html

国指定鳥獣保護区 特別保護地区
https://www.env.go.jp/council/12nature/y125-21b/900434645.pdf


IMG_1674そうえんしゃ 2010.3 発刊 水鳥たちの楽園 太田 威

大山下池、上池の自然について、上池のほとりに住まいし、長年にわたって観察記録、撮影をおこなってきた太田 威さんが、2010年発刊した「水鳥たちの楽園」この写真集には、カモを追いかけるオジロワシの貴重な写真も掲載されています。ラムサール条約指定湿地を象徴する写真集となっています。IMG_2916

 

この写真集には以下のような記述があります。

わたしが子どものころは、上池・下池には、秋になると、遠く北国のシベリアなどから、マガモやマガン、オオヒシクイなどの水鳥が、数多く渡ってきました。冬になると、毎日猛吹雪が1週間以上もつづき、また雪が50〜60CMもつもるため、カモ、マガン、オオヒシクイなどは、雪におおわれた池や庄内平野のたんぼでは、えさをとることができず、もっと雪の少ない南の地方での越冬生活をしに、姿を消しました。ところが、今から22年前(1988年)の冬、突然上池・下池に約400羽のコハクチョウがすがたをあらわし、地元の人たちをおどろかせました。それまでコハクチョウは飛来してきていませんでした。このハクチョウたちの飛来を機に、マガモが、上池に2万羽、下池に4万羽あつまりました。さらには、アオサギ、オオバン、オオヒシクイ、オシドリ、オナガガモ、カイツブリ、カルガモ、カワアイサ、カワウ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、コガモ、シマアジ、スズガモ、ダイサギ、トモエガモ、ハジビロガモ、ハジロカイツブリ、ヒシクイ、ヒドリガモ、ホオジロガモ、ホシハジロ、マガモ、マガン、ミコアイサ、ヨシガモなどがあつまり、ときには珍鳥の、アオハクガン、アメリカコガモ、アメリカコハクチョウ、アメリカヒドリガモ、コウノトリ、サカツラガン、ツクシガモ、ハクガンなども記録され、その数は合計で6万5千羽以上になりました。こうして、数多くの水鳥たちがこの荘内地方で越冬生活ができ「水鳥たちの楽園」が誕生したのです。
2008年10月末には、ここ、上池と下池が国際的に大切な湿地と水鳥を守るラムサール条約に指定登録されました。

 


ラムサール条約指定湿地の提案について  
2001年3月、9月 草島議会質問より

2001年の3月、9月と、鶴岡市議会でラムサール条約指定湿地を提案しておりました。
当時は天然記念物 オオヒシクイが2000羽以上も飛来していました。再確認。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

平成13年3月議会

ラムサール条約指定湿地の提言(議事録から抜粋)

今回環境基本条例、冒頭には多様で美しい自然と豊かな恵みという項目がありますが、鶴岡にある全国でも特出すべき豊かな自然として、野鳥の楽園としての顔があるのではないでしょうか。特に高館山周辺の大山の下池、上池、都沢などの周辺には、冬になれば6万羽のカモ類が毎年飛来しています。また、一昨年から昨年にかけては国の天然記念物であるオオイシクイが2,300羽の飛来をし、ことしも800羽ほど確認されています。また、特にことしは、これも天然記念物であり、非常に貴重な種であり、全国的にも9例しか報告のないハクガンが6羽大山下池地域で確認がされ、東北地方の野鳥の愛好家のビッグニュースだったと伺っております。こうした貴重種だけでなく、イヌワシ、オジロワシ、クマタカ、チョウゲンボウなど、猛禽類の数も非常に多く、県内では類を見ない、まさに野鳥の宝庫であると評価される専門家の方も多くいらっしゃいます。

  この周辺地域は、これから春にかけてはカタクリやオオミスミソウの群生が見られ、野草の宝庫としても県内一円からハイカーが訪れる場所でもあり、私もこうした貴重な生態系、種の多様性が残る地域を次の世代に残さなければいけない、そう感じる次第でありますが、さてこの地域について地元の自然保護団体などでは、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約であるラムサール条約登録湿地としての条件をとうに満たすところから、その登録湿地にしようという動きが出ているようですけれども、これは今回制定されようとしている環境基本条例や第3次総合計画の方向性からすれば、鶴岡のこの地域に特有の貴重な生態系としての価値を、その認識を深めるためにも市民と共同して関係機関に働きかけるなどの展開をして当然と思われますが、この件についてどのようにお考えになりますか、お尋ねをします。

◎環境衛生部長(三浦惇) 

今回提案しております環境条例に基づきまして、環境基本計画を13、14の2か年にわたって策定したいと
考えております。これは、15年3月までの考えでございます。そして、新年度におきましては現況調査、資料
収集を実施しながら、地域環境の把握、またアンケート調査、公聴会、市民の意見をさらに聞きながら集約し
てまいりたいと思っております。
  それで、先ほどお話ありました環境影響調査とか、それからラムサール条約での自然環境の保全の関係
ですが、これにつきましてはその計画の策定段階で地域環境の分析、評価、さらに生態系の維持、それから
人と自然との共生の関係、確保の関係、それから環境へ負荷の少ない持続的発展可能な社会の構築、それ
から地球環境保全の推進、これらを含めまして先ほどお話ありましたことも一緒になって検討させていただき
たいと思います。

◆1番(草島進一議員) 1点だけ、特に大山地区ラムサール条約指定については、昨年全国野鳥の会と
いうのも八幡町でありまして、市長もこれに参加をし、それなりの認識をお持ちであると思いますので、
この辺市長にこういったラムサール条約登録湿地への動きについてどのようになるかお聞きしたいんですが。

答弁前に時間切れ

平成13年9月議会 草島 質問 

次に大山の自然博物園構想について質問します。以前にも指摘しましたが、この自然博物園構想の地域には、6万羽のカモ、天然記念物のオオヒシクイ2,300羽、天然記念物の猛禽類、イヌワシ、クマタカ、オジロワシ、オオワシなどが飛来していることが野鳥の会の調査報告書にもあり、先日県の自然保護担当者がこの地を訪れ、県内随一の野鳥の飛来地と評価なさったようです。さて、市ではそうした貴重な要素をどのように生かし、この構想の中にどのように反映しようとしているのかお尋ねをします。

◎総務部長(芳賀肇) 庄内自然博物園についての考え方でありますけども、基本的には主に、子供たちが自然の不思議を実体験しながら、その成長過程において心のよりどころとなる自然との親和的一体感を醸成するための支援を行うということで、方向づけとしましては、一つは高館山や上池、下池周辺の貴重な自然をしっかり保全すると。二つ目としては、地域の自然についてきっちり研究する。3番目としましては、息づいている自然をじっくり観察して、自然界の不思議を感じる。4番目としましては、豊かな自然の中で生き物や人間相互の生命的交流を図る。5番目としては、自然と触れ合い、自然を楽しみ、ゆっくりするというような基本的方向性のもとに計画を進めておりまして、自然環境の保全を含めながらも大山地区の振興の一環として計画を進めていると理解しております。

◆1番(草島進一議員) 初めに、それでは大山の自然博物園構想について一つ要望だけなのですが、非常に 県内随一の野鳥の飛来地ということで県の担当者、これは自然保護の担当者だと思うんですが、なかなか地 域の今話している会合には出席なさっていない方なんですが、こういった考え方というのも非常に大事なことだ と思いますので、ぜひそういった方が来られる場というのも設定してはいかがかと思います。

  また、全国、世界を結ぶ渡り鳥の条約のラムサール条約というのもありまして、そういったこともぜひいろんな
形で検討されてはいかがかと思います、資料はたくさんありますので。また、宮城県には蕪栗沼というところが
あります。また、新潟には佐潟というところがあります。あとは、サンクチュアリとしては加賀市の鴨池というのが
あります。いろんな形で視察に行ったり、また今話し合いをしているワーキンググループのツアーなどを企画さ
れてはいかがでしょうか。そういったところで、本当に慎重にこの公園がつくられ、子供たちの本当に一つでも
多くの笑顔をつくり出す、そういったことになればいいなと私も考えています。
  今参加されている委員の方が一ついいお言葉を提言されていますので、ここでちょっと御紹介しますと、「風
光明媚な庄内の風土から子供たちに大きな影響を与えてきた情緒性の喪失は、高度成長期における負の遺
産と言うべきであろう。目下進めつつある庄内自然博物園構想は、病んでいる地球のささやかな修復であり、21
世紀の子供たちに送るために、ぜひ成功させたいと念願してやまない」、こういった心強い委員の方もいらっしゃ
るようですので、今後しっかり検討して、いい公園にしていただきたいと思います。

 


問い合わせ、ご意見など お寄せ下さい メール s.kusajima@gmail.com


日本の洋上風発は岸に近すぎ!


日本の洋上風力発電は岸に近すぎる!

日本だけ風車騒音に上限規制値がないのはなぜ?


2.25緊急院会集会を開催!国会質問が続いています。
 

20250221週刊金曜日1面関連記事

草島進一は、週刊金曜日2025.2月21日号に4P特集記事を執筆しました。ぜひご購読ください。

 

 

 

 

 


 



国会質問
2025.3.12 参議院予算委員会 川田龍平 参議院議員

2025.4.17 参議院国土交通委員会 木村英子 参議院議員 

2024.6.4 参議院環境委員会 川田龍平 参議院議員



2023.5.16 参議院厚生労働委員会 川田龍平 参議院議員


 

 

日本科学者会議 2024.11.30 第25回総合学術研究集会開催。
2024.11.30 日本科学者会議 第25回総合学術研究集会 B6分科会「風力発電の課題を考える」報告

2025.1.24 
山形県遊佐沖 15MW×30基 、秋田県由利本荘沖 13MW×65基が離岸距離2km〜5kmに
建設されようとしている問題について

主に
●風車騒音による健康被害
●国際的に保護されている渡り鳥への影響
●オーフス条約(日本は批准してませんが)の意図に反するの法定協議会 
という問題 が存在する。
5分でこの問題をまとめたものです。



昨年11月30日、日本科学者会議 の総合学術研究発表集会で
風車騒音の研究者、野鳥の研究者とともに3時間のセッションをおこない、問題が
科学的に明らかな根拠を持って明らかになりました。

こちらは3時間を33分で概要をまとめた編集映像です。


全体はこちらになります。


2025.2.25 院内集会「洋上風力発電の持続可能な開発とは?」開催。
内容について、5月4日、16時からカモンマーレ(加茂水族館近く)にて報告を兼ねて、学習会をおこないます。

 


山形県遊佐洋上風力発電事業 2025.1.31  
事業決定した丸紅、関西電力、丸高らの計画 
15MW×30基をH−Riskに入力すると、6300人が40.5dBに暴露。

「不眠症リスクが151人発生する!」とシミュレーション結果がでました。

NEW遊佐配置図 New遊佐レベル範囲 New遊佐不眠症コンター New遊佐参照値

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


遊佐洋上風車問題について。3月22日の説明会にて以下の質問をしました。
 

遊佐の湧水が湧き出す海辺の夕陽の風景が大好きな庄内人の一人として質問します。

●世界中の洋上風車を調べました。

国会の質問で、昨年6月4日あきらかになった事実として、環境省が認めたのは、

世界で、10MW以上の風車、10km沖以内に建てているものはない。

という事実であります。


遊佐 15WM30基 これを2km沖から5kmという沿岸の至近距離につくる。計画は、世界にどこにも事例のない非常識な計画。というのが事実。とおもいますがいかがでしょうか。

認識がまちがっていたら、見解ください。


次に科学的な見解として述べます。

風車の騒音の基準について。

デンマークは40dB、 英国41dB、日本でも41dBで不眠症リスクが5倍にあがるという疫学調査

●それを踏まえた、シミュレーションでは、この遊佐の風車では151人の不眠症が生じるという結果になります。

これは、科学です。否定するなら科学的に否定してください。

●鳥類について言えば、私達の鶴岡市には水鳥の保護地域であるラムサール条約湿地があります。

天然記念物であるマガン、オオヒシクイ、はくがん、シジュウカラガン
これが秋田の大潟村から新潟の区間 沿岸から5キロメートルまでの区域がルートになっています。

●用は風車騒音の観点からも、鳥類の研究の観点からも10km以上沖につくらないと、
不眠症による健康被害や、渡り鳥へのリスクが増大する。

とは昨年の11月30日、日本科学者会議での結論です

質問ですが、

世界にどこにもない、15MWの2kの離岸距離で 

騒音による健康被害についても渡り鳥の影響についても問題を生じない。

という科学的根拠をしめしてください。


●もう一点、モノパイル、これ杭を「打ち込む 機関、英国でも相当問題になったという事例があります。

30基 15MW、何デシベル以上の巨大な 騒音で何日つづくことになるのでしょうか。

回答まで書き起こしできておりませんが、とりいそぎ、限定動画を共有します。
●丸紅担当がこの事業は世界で初の事業と認めた。
●くい打ちは3〜4ヶ月。dB値は示さず。
〇基本は科学的な回答は全くなし。



風力発電問題について、鶴岡市議会での質問を通じ、国の制度の問題があきらかになったことを踏まえて、国会質問として、参議院厚生労働委員会で2023年6月、参議院環境委員会で2024年6月4日 立憲民主党 川田龍平議員に質問いただきました。
草島は質問づくりに参画しました。

これまでの2質問で得られた成果は

参議院環境委員会2024にて


「海外で10MW以上の洋上風力発電で離岸距離10km以内に稼働している実態はない」

という環境省見解です。

動画

 

問題として、

●風車騒音の規制値について

風車先進諸国をはじめほぼ世界で41dB 38.5dBなど、風車騒音の上限規制値を定めているが、日本の規制値は
指針として「残留騒音+5dB」のみで上限がない。

この問題については、日本国内で1000人規模の疫学調査で41dBで不眠症リスクが5倍になる
と結論した疫学研究結果がある(元 国立環境研 影山隆之氏)がその論文が無視されている。

●陸上風車をはじめ、巨大化する洋上風車に対する騒音規制値を定める必要がある。


●洋上風力発電について

現行の促進区域、の離岸距離2km〜5kmは、10MW風車では世界に事例がない非常識であること。

●風車騒音問題では、遊佐の案件で250名の不眠症リスク。由利本荘の計画で1000名の不眠症リスクのシミュレーションが発表されている。(北海道大学 田鎖研究室)

●国際的に保護されている天然記念物 マガン、シジュウカラガン、オオヒシクイ を初め、コハクチョウなど日本海沿岸の渡り鳥の渡りルートと建設予定区域は合致しており、バードストライク、生息地の変更などが生じるおそれがある。
ラムサール条約指定湿地である。鶴岡市 上池下池、新潟市 佐潟 などに影響をあたえかねない。

●計画の策定の手続き、プロセスについて、法定協議会に参加できているのは、立地自治体の首長と漁業者のみであり、風車騒音の研究者も鳥類の研究者も席についていない。
国際的に批准されている「オーフス条約」に完全に違反している実態がある。

以上のような問題があります。


政策変革のポイントとしては、

●風車騒音の上限規制値を定めること。

●洋上風車の着床型の風車の促進区域を少なくとも10km沖以上岸から離すこと。
(浮体式にする必要がある)

●法定協議会を、環境NGO,風車騒音、鳥類の研究者も参画させるオーフス条約に批准したものにすること。

●EEZまでの洋上風力発電については、オーフス条約に批准したあらゆるステークホルダーが参画した上でのMSP(海洋空間計画)の策定が必須であること。

【関連記事】
朝日新聞 札幌支局 2024.11.1

2024 - 洋上風車 騒音リスク置き去りjpeg

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 

 

洋上風力は日本を救うのか、壊すのか。「情報屋台」 高成田 享 さん

 

●note(筆者)2024。6.2日本の巨大風力発電計画は、岸に近すぎる! これは持続可能な開発ではない。

 


「ソライ」無料化の予算が修正案で削除!


【ソライ】無料化の予算を自民系創成クラブ・公明党市議団・市民フォーラムが削除。

原案反対議員が13対12で。
 

コミュニティ新聞(4月25日号)に折り込みしました、草島議会報告「草の根通信」に若干誤植があり、こちらで修正します。


修正予算が2740万との記載は2470万(24,782万円)の誤りです。お詫びし訂正します。ほか、「てにおは」誤りがあり赤字修正しています。


令和7年新年度予算で市提案のキッズドームソライの無料低廉化の予算、創政クラブ(8人)・公明党市議団(3人)・市民フォーラム(2人)の議員の修正案が13対12の賛成多数で項目から削除され予備費へ。草島は原案に賛成の討論!

▼予算案の削除の理由は、屋内遊戯施設は公設公益であるべき。民設民営の施設への税の投入はなじまない。公平に、他のプールなど民営施設にも使えるクーポンを配布する事業にすべきだというものと予算特別委員会で確認。以下、調査を元に討論しました。
●天童市「げんきッズ」は公設民営 (株)東京ドームが運営 市の予算は年約1億円 12年で200万人を達成!
●寒河江市「クラッピン」 総工費15億円 公設民営 (株)ヤマコウが運営。市予算は年9600万円 
●山形市「コパル」は PFI のBIO 38億円でシェルター他10社の特別目的会社(SPC)「株式会社夢の公園」が 設計・建設・15年間の運営・維持管理。3年で50万人を達成。
●群馬県太田市 民設民営の屋内遊戯施設「こども広場Bのくに」に対し、市の児童館を補完する福祉サービスとして、利用料金 900円を200円にする事業を10年前から実施。太田市予算年約2千万円。年3万人弱が利用の人気事業。
 以上のようにいまどきは、民間の力を活かした官民共創による運営常識的であり寒河江市(6万2千人)でも年約1億円を投じている。鶴岡市でも「2740→2470」万円の市税投入で「ソライ」を福祉施策として無料化することは妥当。これまで有料のために、敬遠されていた方、市外の施設に行っていた方に、誰一人、取り残すことなく、市の児童・子育て家庭への福祉サービスとして提供できる事は大変意義のある事ではないか?今年度の実証実験で3千人以上の市民にご参画いただき、協議を重ね、共創の場として協定まで結び、「ソライ」の無料化を検討してきた各者の尽力や、予算350万円をふみにじるような修正だ。「ソライ」を市の児童福祉サービスとして位置付ける無料化事業は、まさに共創の施策の第一歩であり、草島は原案に全面的に賛同する。


【ソライを鶴岡市の子ども家庭支援の福祉、公共サービスと位置付け、無料化にする新年度予算の提案について】


草島討論

 
討論全員(鶴岡市議会のHPへ)


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草島進一 本会議3月26日の討論原稿です。

市民の声・鶴岡 草島進一です。

令和7年度予算について、原案賛成、修正案に反対の立場で討論をいたします。

創政クラブが提案した修正案は、キッズドームソライを、鶴岡市の、子ども家庭支援の公共サービスと位置付け、無料・低廉化する予算を削除するというものであります。

この間、市内で、民設民営で事業をおこなっているキッズドームソライについて、県内、山形、天童、東根など無料自由来館型の大型屋内遊戯施設と同様に、市民に無料で開放を求める、長年にわたる市民の声に応えて、

今年度、無料低廉化の実証実験、それに参加された3000人弱のアンケート調査をおこないました。その結果、既存施設ソライの無料化を求める声が多数でありました。
 それを踏まえ、こども環境、医療福祉施設の設計と研究をご専門とされる東洋大、仲あやこ先生にもご参画いただきつつ、3回の協議をおこない、その結論を受け、今後の公民の互いの方針について、
 鶴岡市とshonai、鶴岡市PTA連合会、鶴岡市私立幼稚園・認定こども園連合会など、地域6団体とともに、8者で子どもたちが天候に左右されず安心して遊べる環境の整備や、子育て世代の経済的負担の軽減を目的とした『鶴岡市のこどもの成長を支える屋内遊び場環境の推進に関する協定』を2025年2月13日に締結し、官民が一体となって、子どものすこやかな成長を支える取り組み、また、鶴岡市が若者や子育て世代に選ばれるまちづくりを推進することを目指すと約束をした上で、

キッズドームソライを、鶴岡市の、子ども家庭支援の公共サービスと位置付け、無料・低廉化する。という当局の予算の提案がおこなわれたのであります。

 修正案は、その予算を認めない、それを削除する、修正案であります。

修正案は、これまで当局や事業者、子育てに関わる地域6団体、また市民との間でおこなわれてきた、社会実験やアンケートや協議や8者で締結された協定、これまで、このプロセスにかけてきた税の投入、今年度は350万円の予算を、なきもの、台無しにするという重大なものであります。

私は修正案提案者に昨日、その根拠を尋ねましたが、大きな理由は、ソライへの税の投入は、利益追求の一私企業への支援なのだ。その税の投入は許されない。

また、屋内遊戯施設、子育て支援施設は、公設公営でなければならない。

などといった理由でありました。

私は、県内の屋内遊戯施設を改めて視察して参りました。

●鶴岡市民が最も多く訪れているとされる、天童市のげんキッズ は、公設民営 上山めんごりあとともに、東北で唯二つ、株式会社 東京ドームが運営 市の予算は年約1億円 であります。 この12年で200万人を達成!されています。

●寒河江市のクラッピン、総工費15億円 公設民営 (株式会社)ヤマコウで運営。市予算は年9600万円であります。
 
●山形市のコパルは PFI のBIOで設計から建設15年間の運営を38億円でシェルター他10社の特別目的会社(SPC)「株式会社夢の公園」が施設の設計・建設・運営・維持管理をしています。3年で50万人を達成されています。

他、長井市、上山市、高畠町にも同種の屋内遊戯施設があり、どこも公設民営などの官民連携の施設であり、誰でも無料となっています。

今おつたえした県内の屋内遊戯施設は、公設民営、またPFIでの、官民連携でまさに、民間のユニークな創造性やスキルを活かしつつ、自治体の公共サービスとして提供する。まさに ともにつくる。「共創の場」として実に素晴らしい、児童、子育て家庭への福祉、教育としての公共サービスが実践されているのであります。
 こうした施設は、子育て支援に留まらず、他市からも人を引き寄せる、ある意味で地域戦略として、経済効果も生み出す各自治体の重要拠点施設として、各自治体施設、年1億円規模のの予算投入がおこなわれている事も確認しました。

修正案提案者は、ソライは、公設民営でもPFIでもなく、民設民営で、株式会社である。株式会社は、あくまで、利益追求であり税の投入は許されない。と主張しております。

しかしながら、群馬県太田市では、太田市内にある、民設民営の全国最大規模の屋内遊戯施設「こども広場Bのくに」の市民の利用に対して、太田市の税の投入により、児童館を補完する児童、子育て家庭への福祉サービスと位置付けて、利用料金 900円を200円で利用できるとする事業をおこなっております。担当に伺うと、10年ほど前から年約2千万円で、3万人弱が利用する大変人気の事業と伺いました。

民設民営施設と自治体の連携での共創の場としての屋内型遊戯施設が他にも実在するんです。これは事実であります。

公益的なサービスを官民連携、ともにつくる、多様な共創による施策は今、大変重要な行政施策であります。それを室内遊戯施設は公設公営でなければならない、また、株式会社はあくまで利益追求であり税の投入は許されない。などといった言説は、時代錯誤甚だしい、勘違いであります。

今般、民設民営のソライを市の児童、子育て家庭への福祉サービスとして位置付けるにあたって、市行政と事業者と市内PTAなどの8者で今後の方針まで協定を結んで、公益性を担保した上での予算提案という、共創のためのプロセスを踏まえての予算提案が、理解できないのでしょうか?

私は、改めて県内大型屋内遊技施設を訪れて、どの施設にも鶴岡市民が多く訪れているのを実感する中、

改めて1回1500円と有料の鶴岡市のキッズドームソライの課題を感じましたし、
鶴岡市内にせっかくソライがあるのに、有料であるがために敬遠し、他の自治体の遊戯施設に行っているという市民の皆様の事を思う中で、改めて我が市の子ども家庭支援の公共サービスとしてきちんと位置付け、予算を投入することの意義を改めて感じたのであります。

今般の市の新年度の2470万円は来年8月から3月までソライを鶴岡市の児童、子育て家庭への福祉サービスとして位置づけて鶴岡市民限定で無料、低廉化する。というものです。

 例えば人口6万2千人の天童市のげんきっずには、年間約1億円の市の予算が投入されています。
 この3千万弱の予算は、他の施設と比較しても、700億の市財政的にも妥当であると考えます。
 また、これまで1回一人1500円という有料のために「行きたいけど行けない」「行かせたいけど行かせられない」と感じていた子ども達や、子育て世代の方々に、また、無料の施設をもとめて、市外の施設に行くしかなかった方々に、市民誰一人、取り残すことなく、鶴岡市の児童、子育て家庭への福祉サービスとして提供する事ができる。

 これは、大変意義のある事だと思うのであります。

 修正案 論者は、公平性などと言及しつつ、市内の様々な施設に使えるクーポン券事業を提案しているのですが、これで、果たして、長年要望が寄せられていた「市内の屋内大型遊戯施設を無料にして、いつでも、何度でもつかえるようにしてほしい」という子育て世代の皆さんの市民要望をホントに解決できるのでしょうか? おのずと上限があるクーポンでは全く不十分であります。

 これまで社会実験でも3千人もの市民にもご参画いただき、議論をつくし、共創の場としての協定まで結んで、新たな児童、子育て家庭への福祉サービスの場としてソライを使っていこうとしていた、今年度の実証実験や協議、それに参画者がかけてきた時間や予算350万円をふみにじるだけの修正であります。全く筋違い甚だしいと言わせて頂きます。

大型屋内遊戯施設が好い事例だと思いますが、これからの持続可能な地域 づくりは、行政だけのサービスでは全く成り立ちません。あくまで公設公営の施設でなければならない。株式会社が運営施設は利益追求で、税の投入になじまない。

それは論外である事は、もはや、先ほど申しあげた、事実が証明しております。

 多種多様な公民連携、共創の場として新しい公共サービスに取り組んでこそ持続可能、サステナブルな、ウエルビーイングな地域づくりができるのであります。

ソライを市の児童福祉サービスとして位置付ける無料化低廉化事業は、まさにその持続可能な地域づくりのための共創の施策の第一歩であり、私は全面的に賛同するものであります。

修正案は撤回を求めます。


以上、予算原案に賛成、修正案に反対の立場で討論といたします。
 


【この討論について解説】
鶴岡市議会の争点だった【ソライの無償化事業】は、自民系創生クラブが提案し、公明党、市民フォーラムが賛同する修正案の賛成多数で削除されました。

今般の当局提案は、ソライの料金を、

【現在】

・0歳 無料

・1歳 500円

・2歳 700円

・3歳〜小学6年生 1,500円

・中学生・高校生 1,500円

・大人 1,500円

保護者/引率者については

・中学生、高校生、大人 500円

【市の提案】

0歳〜小学生まで 無料

中高生 500円

引率の大人 1人無料


とするものでした。

予算2470万円は、見込み数として 8月頃から8ヶ月分

人数でこどもが15,887人 大人は8,604人

特に回数に制限を設けない

という試算でした。

予算特別委員会で私は、修正案の理由を質しました。

ソライを市の子ども家庭支援の公共サービスとして位置付けて無償化することを許さないとして削除するものだが、許さないとする根拠は?

と。

修正案論者は、ダメとしているのではない。と言いつつも

●以前、附帯決議で、こうした子育て支援施設は、公設公営の施設であるべき。としている。

●また、ソライは民設民営である。民設民営ということは、営利を目的としている。そうした施設に税の投入はなじまないのではないか

と応えていました。

なので、私は改めて昨日の本会議の討論で、以下述べました。

天童市のげんキッズは、(株)東京ドーム が運営、寒河江市のクラッピンは、(株)ヤマコウ 山形市のコパルは、PFIのBIOで、シェルターなどの合同会社「株式会社夢の公園」で運営している。要は官民連携での運営ということを前述した上で、

「群馬県太田市では、太田市内にある、民設民営の全国最大規模の屋内遊戯施設「こども広場Bのくに」の市民の利用に対して、太田市の税の投入により、児童館を補完する児童、子育て家庭への福祉サービスと位置付けて、利用料金 900円を200円で利用できるとする事業をおこなっております。担当に伺うと、10年ほど前から年約2千万円で、3万人弱が利用する大変人気の事業と伺いました。

民設民営施設と自治体の連携での共創の場としての屋内型遊戯施設が他にも実在するんです。これは事実であります。

公益的なサービスを官民連携、ともにつくる、多様な共創による施策は今、大変重要な行政施策であります。それを室内遊戯施設は公設公営でなければならない、また、株式会社はあくまで利益追求であり税の投入は許されない。などといった言説は、時代錯誤甚だしい、勘違いであります。」

と。

また、修正案論の3会派が提案していたクーポン券事業については遠藤さんも述べているように、

「修正案論者は、公平性などと言及しつつ、市内の様々な施設に使えるクーポン券事業を提案しているのですが、これで、果たして、長年要望が寄せられていた「市内の屋内大型遊戯施設を無料にして、いつでも、何度でもつかえるようにしてほしい」という子育て世代の皆さんの市民要望をホントに解決できるのでしょうか? おのずと上限があるクーポンでは全く不十分であります。また、某大な事務作業も懸念される。」

「これまで社会実験でも3千人もの市民にもご参画いただき、議論をつくし、共創の場としての協定まで結んで、新たな児童、子育て家庭への福祉サービスの場としてソライを使っていこうとしていた、今年度の実証実験や協議、それに参画者がかけてきた時間や予算350万円をふみにじるだけの修正であります。全く筋違い甚だしい」�

と反論しました。

多種多様な公民連携、共創の場として新しい公共サービスに取り組んでこそ持続可能、サステナブルな、ウエルビーイングな地域づくりができるのだ。

例えば人口6万2千人の天童市のげんきっずには、年間約1億円の市の予算が投入されています。� 

 この3千万弱の予算は、他の施設と比較しても、700億の市財政的にも妥当である。� 

また、これまで1回一人1500円という有料のために「行きたいけど行けない」「行かせたいけど行かせられない」と感じていた子ども達や、子育て世代の方々に、また、無料の施設をもとめて、市外の施設に行くしかなかった方々に、市民誰一人、取り残すことなく、鶴岡市の児童、子育て家庭への福祉サービスとして提供する事ができる。

 これは、大変意義のある事だ。

 ソライを市の児童福祉サービスとして位置付ける無料化低廉化事業は、まさにその持続可能な地域づくりのための共創の施策の第一歩であり、私は全面的に賛同するものだ。

と結びました。

予算特別委員会には、おそらく市議会の歴史上初めて小学生の子や幼児を含め20名弱の方々より傍聴にいらして頂きました。

また、数多くの方々から応援メールをいただいておりました。

 これまでこの無償化事業のために、アンケートに声を寄せて頂いたり、真摯に議論いただいたり、ご尽力いただいた市民の皆様、ありがとうございました。

 最後の最後まで調査し、各議員にもはからきかけをおこなってきましたが、1票差ではありますが、多数決で及びませんでした。誠に残念です。

 しかし、様々な論点、矛盾点などは明らかになってきていると思います。これにめげずに、前進します。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

草島進一 3.27 17:30

 


この草島の討論を巡り、議事進行が2件、私も確認を1件いれて、一部削除するかどうかの議会運営委員会が4月18日ありました。
「公設公営でなければならない」「株式会社、民間への税の投入はあってはならない」という文言について削除を求めるものです

議長は「事実と異なるので削除する」と簡単に結論を出し、私は、16時半に抗議と公開質問状を提出しました。→クリックを 抗議と公開質問状

予算質疑の内容を含め、お伝えしたいので、予算委員会での草島進一の質疑 3月24日、午前10時~をこちらで示します。



次に、修正案について、提案者の説明を求め

ます。

21番佐藤昌哉委員。 

 

○21番 佐藤昌哉委員 今定例会に上程されまし

た議第7号 令和7年度鶴岡市一般会計予算、

3款2項3目18節、こども未来推進事業、遊戯

施設利用料軽減事業補助金2,478万2,000円の減

額修正を求めるものであります。

 

 

タブレットに掲出されておりますので、御覧

いただきたいと思いますけれども、別紙では令

和7年度鶴岡市一般会計予算修正案ということ

で、第1表では歳入歳出予算の一部を次のよう

に改めるというものであります。

歳出につきましては、3款2項児童福祉費の

原案金額105億6,081万1,000円を105億3,602万

9,000円に修正し、修正金額を2,478万2,000円

の減とするものであります。

 

また、この修正金額を13款1項予備費に組み

替え、原案金額5,000万円を7,478万2,000円に

修正をして、修正金額をプラス2,478万2,000円

とするものであります。この組替えにつきまし

ては、平成31年3月定例会における議第7号、

一般会計予算の修正案の例に基づき、提案する

ものです。これはアマゾン資料の有効活用検討

事業に係る予算減額にならっております。総額

では、全体予算には影響がないようにという配

慮からだと思いますので、その辺も踏襲してお

ります。

 

まず、これから申し上げますことは、少し区

切って申し上げますと、まず前段で初めにとい

うことで申し上げます。そして、その後に修正

に至った経緯、理由について申し上げます。そ

して、最後に今後の対応についてということで、

修正だけ提案するのではなくて、今後どうすべ

きかということも提案、要望させていただいて、

締めたいというふうに思います。

それでは、申し上げます。

私は、これまでも議会において子育て支援策

としての子供の遊び場整備については必要だと

いう前提で、議会においても質問や提案をして

きました。回数は少ないですが、だだちゃアリ

ーナの開放も実現をしていただきました。さら

に、この広い市域で子供や親子さんが集い、楽

しく過ごすには、どこにどういう遊び場を造れ

ばいいのかということで、限られた財源をどう

効果的に使うべきかということを考えてまいり

ました。

 このたびのソライへの利用料の負担軽減につ

いては、私にも複数のメールや、施設で働く方

の電話など、賛否なども含めて複数の問合せが

ございました。今までで初めての経験でありま

す。関心が高いのだなということを実感をした

ところであります。連絡のあった方々には、き

ちんと私なりに、何が問題で、どうしていかな

ければならないのかという考え方を申し上げま

した。

 それぞれ賛否の意見もありましたけれども、

ひとつ賛否を問われた方からの返信メールをい

ただきましたので、個人が特定できる部分を除

き、そのまま紹介をさせていただきます。子供

を扱う団体の方からです。「鶴岡市は、東北一

の広さがあだとなり、送迎もなければ通うこと

も難しい地域であるため、児童館や廃校施設を

活用する案はとてもいいと感じました。公平性

を考えても、利用チケット」、これはメールの

中でこういう考え方もいいということで申し上

げたものに対して、このことについては、後で

再度申し上げます。クーポンなどをいいますけ

れども、「一理ありますね。いろいろな考え方

が知れて大変勉強になりました。今回のことを

きっかけに、子供に関する諸問題を知って、改

善に向けた行動を一緒にしていただけたらと願

います」という返信がございまして、私は返信

して御理解をいただいたということで、一定の

効果といいますか、考えを理解していただいたと

いうことでよかったなというふうに思っております。

 それでは、修正案の提案に至った理由につい

て申し上げます。

 それは、令和6年度の一般会計予算でのソラ

イ実証事業に対する附帯決議への市の対応につ

いてです。この附帯決議の提出者は、共産党、

SDGs、市民フォーラム、公明党、創政クラ

ブ、5会派から成る3項目の附帯決議でありま

す。提案者の説明では、「子育て世代の負担軽

減とはいえ、実質的には一民間事業者の事業運

営に対する公的支援となる印象は拭えない」と

いう前文があります。これは、ソライの実証事

業を認めるから配慮してくださいという趣旨で

あります。この時点で、一民間施設への公的支

援に対する懸念がその時点からあったというこ

とであります。

 まず、議会が示した附帯事項について、項目

について少し見させていただくと、附帯決議事

項1、「実証事業に当たっては、子育て世代全

般に受益の公平性を担保し実施すること」とい

うふうにあります。このことについては、私も

賛成討論で申し上げました。実証事業は、一民

間施設だけの限定的なものでなく、各地域・各

地区での公共遊休施設を活用した実証事業など、

幅広い市民ニーズの把握が必要だということを

申し上げましたが、その対応は様々な協議会の

中での議論、そして市長との対話集会もあった

ようですけれども、発言はあったようですけれ

ども、そのところの議論はあまり深まったとい

う感じはありませんでした。

 そこで、附帯決議事項の2番目、「子育て世

代に選ばれる鶴岡市を目指すために、広大な行

政区域を有する鶴岡市全体の屋内・屋外施設を

含めた遊び場整備構想を早急に策定すること」

ということで、これにつきましては、さきの厚

生常任委員会でも議論になったようであります

けれども、結果的には整備構想に代わるものと

して、鶴岡市こどもの遊び場整備方針案が示さ

れたということでありますが、名称はともかく、

一定のものをつくられたということについては

評価を申し上げますけれども、他市にある全体

の市域を包含した構想というものにはなかなか

つながらなかったものではなかったかなという

ことで、そういう面では残念だったなという感

じがします。そして、屋内施設の整備の方向性

についても大・中・小というような方針はあり

ましたけれども、確たる市の方針がうかがい知

れなかったことは少し残念でありました。

 3点目の附帯決議事項です。「屋内遊戯施設

の整備については、今後幅広い年齢層のこども

の利用など、市民ニーズを調査し精査を進める

とともに、公設公営を原則とした、無料の自由

来館施設を含めて早急に検討すること」という

こともありました。附帯決議で求めた公設公営

の施設についての検討については、アンケート

調査では実証事業ですけれども、65.8%もの要

望があったり、また遊び場に関する協議会での

委員の発言でも、整備を望む声もありましたけ

れども、さきの定例会においては、財政的に厳

しいことの理由もありました。考えていないと

いう答弁がありました。市民ニーズとして、い

ろんな場での発言もあったのにどのように精査

したのか、先ほどの報告もありましたけれども、

不明であり、なぜという残念な答弁であったか

と思います。

  以上、附帯決議に対する市の対応については、

具体的な説明がなかったというふうに思います。

大変残念なことだというふうに思っております。

こうした附帯決議に対する対応についてが修正

の理由の一つでありますけれども、一番は附帯

決議の前文のとおり、懸念された一民間施設の

公的支援になってしまったということでありま

す。

 このたびの事業補助の発端は、民間事業者が所有し、
運営する遊戯施設ソライの利用料が高いという子育
て世代の声を背景としております。けれども、そも
そも利用者からすれば、施設が民間施設であろうが
、公的施設であろうが、そ の感覚はあるかと思い
ますけれども、利用料の負担軽減を求めるのはごく
自然な市民としての感情だと思います。

しかし、重要なのは、行政が民間所有の施設へ事業
運営に対して公的支援を行うことについての在り方
や、類似する施設への影響はどうなるのかなど、民
間施設に対する基本的な行政スタンスの在り方など、
内部で協議された形跡をうかがい知ることができな
かったことに問題があるのではないかと考えています。

実証事業のアンケート、これもソライで実施

したアンケートですので、1番目にソライの利

用料軽減をすること、71.4%という高い結果は、

これはある意味当然の結果ではないかと思いま

す。

そして、2番目は、大型の屋内施設を造るこ

と、65.8%、これは先ほど申し上げたとおりで

あります。理由は、財政的な課題を挙げており

ますけれども、それで片づけられる問題なので

しょうか。疑問が残ります。広域な行政区域と

いうことで、後で紹介してもらってもいいです

けれども、そういう観点からの精査をしたのか

ということで疑問が残ります。

 そして、3番目が、屋外の公園施設等の充実

49.3%、今回は屋外を除いております。

そして、4番目が既存のスポーツ施設や地域

にある学校・体育館の開放が42.3%ありました。

こうしたアンケート調査の結果や遊び場協議会

での日常の遊び場としては、既存の施設の整備

を希望する委員の発言もございました。また、

市長との対話集会でも、郊外地や地域で遊びが

少なく、市外の魅力的な遊び場に行ってしまう

というような同様の発言がございました。こう

いう結果が理由であります。

 最後に、今後の対応について2点、これは要

望を申し上げたいと思います。

1点目として、これまでのアンケート調査の

結果や協議会、市長と語る会などでの声を踏ま

え、この広い市域に旧町村区域や郊外地、こが

たランドはありますけれども、これ以外に遊び

場がないという現実を見れば、整備方針にある

ように、閉校した校舎等の未利用施設やコミセ

ン等の空き室の活用を優先してもいいのではな

いかと思います。それが地域に住み続けること

ができ、子育て世代に寄り添った子育てサービ

スにつながるものだと思います。旧町村地域や

郊外地でのニーズ調査を行い、どういう施設を

活用できるのか、例えば遊具のレンタル実証事

業などは、こんなにお金をかけないでもできる

のではないかと思いますし、まずできることか

らやってみることが、市が目指す多極型ネット

ワーク、地域分散型の市政運営につながるので

はないでしょうか。

 2点目です。民間が所有する施設への事業運

営の支援に当たっては、より客観的な視点や公

平性の観点からの対応が必要と考えます。ソラ

イの企業理念は、子供たちが遊びを通して生き

る力を育むということでありますけれども、ほ

かにも民間が運営するプール施設や体操等の運

動施設などもソライと同じように、水泳や体操

を通して子供たちの健全な心身を育むという企

業理念の下に事業を展開しております。これは

ホームページなどで、そういう理念が掲載され

ておりますので、確認いただければと思います。

こうした施設もソライと同じように、子供の成

長には大きく寄与している事業活動であります。

親御さんもそういう企業理念に共感をし、費用

負担をしてでも子供を通わせていると思います。

子供の遊び場は子供の居場所の一形態であり、

民設民営の子供の居場所はソライだけではあり

ません。他の施設の公平性の観点から申し上げ

れば、こうした類似の施設でも使用できる、例

令和7年3月25日 予算特別委員会 会議録(議第7号に対する修正案:未定稿) – 4 -

えばさきの黒井委員からの一般質問でもあった

ように、クーポン券の発行も考えられるのでは

ないかと思います。

  繰り返しになりますが、1つは広い市域に対

応した遊び場施設のニーズ調査、実証事業への

取組を提案します。

  2つ目として、公平性の観点から、一民間施

設だけ着目するのではなく、類似の民間施設へ

の対応にも配慮していただき、限られた予算を

広い視点で子供の支援のために使ってほしいと

思います。

以上、提案申し上げて終わります。

 

 

○委員長 五十嵐一彦委員 これから質疑に入り

ます。2番草島進一委員。

○2番 草島進一委員 提案、御苦労さまでした。

いろいろ確認しますね。

まず、皆さんの修正案の対象となる予算は、

今年度無料・低廉化の実証実験、そしてそれに

参加された3,000人弱のアンケート調査結果で

多数を占めた既存施設、まさにソライの無料化

を求める声、これが多かった。そして、3回の

協議での結論を受けて、今後の公民の互いの方

針について協定も結んで、その結果として、こ

のキッズドームソライを鶴岡市の子供家庭支援

の公共サービスとして位置づけて無料化する、

こういう予算だと私は認識しております。皆さ

んの提案というのは、それを認めない、これを

否定する修正案ということでよろしいか確認し

ます。

 

○21番 佐藤昌哉委員 考えた方の根本に違う視

点があると思います。私は、ソライは駄目だと

いうことではなくて、ソライだけでなく、もっ

と類似する施設が先ほど申し上げたように複数

あるわけですので、それぞれの企業理念、子供

のためにお金を払って通わせている親御さんも

います。そういった方の声もありました。なの

で、やっぱり税金を投入するということは、ソ

ライだけでなく、そうした民間施設にも配慮し

た税金を投入するということが行政の在り方だ

と、支援の在り方だというふうに考えておりま

す。

○2番 草島進一委員 全く答えになっていませ

ん。

私が聞いているのは、皆さんの修正案はキッ

ズドームソライを鶴岡市の子供家庭支援の公共

サービスと位置づけて無料化すると、これが当

局の提案ではないですか。それを認めない、そ

れを否定する修正案ということでよろしいです

かと聞いているんです。全然答えになっていな

い。そうだったら、そうだと認めてください。

違うのですか。

(「違います」という者あり)

○委員長 五十嵐一彦委員 静かにしてください。

○2番 草島進一委員 ちょっと待った。

ソライを認めないという修正案ですよね。

(「無料だよ」と呼ぶ者あり)

 

○2番 草島進一委員 ソライを無料ないし低廉

化するという予算ですよ、この2,470万円とい

うのは。それを対象にした予算ではないですか。

それを認めないという、そういう修正案ですよ

ね。そういう修正案ですよね。いかがですか。

(「違います」という者あり)

 

○2番 草島進一委員 答えなさい。

 

○21番 佐藤昌哉委員 そういう命令口調はやめ

てほしいと思います。

有料の区分もあるわけですよね、ソライ。無

料の部分は子供さんに無料ということはいいで

すけれども、そうすると、そういった類似する

民間施設はどうなるのですかと。そのためには、

例えば無料でなくて、500円とかそういうクー

ポンなんかを使って平等に子供が行きたいとこ

ろに使えるような、公平な公的資金の使い方も

あるのではないか、そっちのほうを私は優先を

するべきだと言っているのです。

 

○2番 草島進一委員 また、はぐらかされてい

るのですけれども、あくまで今回の予算の提案令和7年3月25日 予算特別委員会 会議録(議第7号に対する修正案:未定稿)は、今年度無料・低廉化の実証実験をやったではないですか。それに3,000人弱の方が参加されてアンケート調査を取った。そして、その後、東洋大学の先生も含めて3回協議して、あっ、れはやっぱりソライを無料ないし低廉化して、公共サービスとして位置づけることがいいですよねって結論づけて、その後ソライさんも公共サービスになるのだから、こういうことを努力

しましょうねって、そういう協定まで結んで、

そしてその上で今回当局からこの2,470万円で

8月から8か月を無償化あるいは低廉化しよう

という、そういう予算ですよね。

(「違うよ」という者あり)

 

○2番 草島進一委員 違いますって違うくない

ですよ。どういうふうに違うのですか。この当

局提案というのは、まさに2,470万円というの

は、ソライの低廉化ないし無料化する、そうい

う予算だと思いますけれども。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 草島委員、質問をし

てください。

○2番 草島進一委員 では、当局はそうですよね。

ちょっと確認します。

○委員長 五十嵐一彦委員 質問をしてください。

 

○市長 皆川 治 草島委員さんがおっしゃった

ことは、まずおおむねそのとおりでありまして、

このたび提案しているものはソライの利用料軽

減事業ということでありまして、小学生までを

無料、付添いの保護者は1名まで無料と、また

中高生は500円という、そのような提案になっ

ております。

 あと付言しますと、やはりこれ経緯を踏まえ

る必要があると思います。整備するときに、鶴

岡市が平成29年度と30年度に2億円補助して建

てられた施設でありまして、今回この予算案を

認めていただいて、今日午前中、子供の姿もあ

りましたけれども、子供たちや保護者の皆様の

声に応えていくのか、それとも10年来、これも

う要望を受けてきた、そのことにそろそろやっ

ぱり決着つけなければいけないのではないかと

いうふうに思っております。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 修正案に対する質問

をお願いします。

 

○2番 草島進一委員 修正案に対する質問をし

ています。

先ほど皆さんの反対の理由で、公設公営でな

ければいけないとありました。あと民間施設の

公的支援のお金なのだという、それはどうも私

違うのではないかと思うのです。この間、私は

山形市のコパル、あとはげんキッズ、これ大人

気で、鶴岡市からもかなり一番多く行っている

のかな。寒河江市のクラッピンを見ました。コ

パルは、例えばPFIでBIOで、設計から建

設、15年間の運営を38億円で、シェルターほか

特別目的会社SPCの株式会社夢の公園が施設

の設計・建設・運営・維持管理、年間市予算

8,500万円、これ3年間で50万人達成という、

こういう施設が山形市の施設です。

 また、天童市のげんキッズは、上山も含まれ

ますけれども、公設民営で東北で唯一、東京ド

ームで運営していて、市が年間1億円弱出して

います。これはたいへん人気で12年で200万人

達成。一番新しいのはクラッピンというやつで、寒

河江市、総工費15億円、公設民営で山交で運営

しています。年間市予算は9,600万円。

先ほど公設公営ではないと駄目だという話が

ありました。あと民間施設の公的支援と、違う

のではないですか。これみんな共に創る共創の

場として、行政の発想ではできない民間ならで

はの特性を生かしたすばらしい施設になってい るのですよ。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 質問を簡潔にお願い

します。

 

○2番 草島進一委員 こういうことが、私が言

いたいのは、いろんなところがソライに訪れて

それを研修して、まさにソライと同じようなス

令和7年3月25日 ロープがあったり、またツ

クルバまでいかないけれども、そういうものを

造ったり、大変参考にして造られているのです。

だから、いい形での公設民営だったり、共創の

場としてのそういう遊び場施設というのがこれ
常識なのです。公設公営でやっているところな
んかどこにも見当たりません。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 草島委員、質問を簡

潔にお願いします。

 

○2番 草島進一委員 質問をやるのだよ。

だから、いいですか。私は、これ先ほどから

言っている、子供家庭支援の公共サービスとし

てソライを認めて、無料化や低廉化するという

予算なのです。先ほど公設公営ではないといけ

ないという、その理由はどこにあるのですか。

ほかの施設、そんなところはどこにもありませ

んけれども。その理由はどこにあるのですか、

その根拠はどこにあるのか。

それと、あなた方の言い方として、民間施設

の公的支援というけれども、違うではないです

か。一緒に共創しているのです。共に創るをや

って、見事に施設を運営しているのです。ソラ

イは、今までこれ民間できちっとやってきまし

た、努力しながら。そこを公的施設として認め

て、その予算を今当局が提案しているのです。

 それを今否定しているわけですね、修正案で。

否定しているのではないですか。ソライの予算

を認めていないではないですか。

だ から、私は改めてお伺いしますけれども、

ソライを公的サービスとして認めないという理

由はどこにあるのかお伺いします。ずれないで

答えてください、ずれないで。

 

 

○21番 佐藤昌哉委員 ずれないというより、あ

なたが理解していない……

(「あなたが知らないんだ」という者あ

り)

 

○委員長 五十嵐一彦委員 静かにしてください。

 

○21番 佐藤昌哉委員 まず、最初の公設公営の

原則とした無料の自由来館型というのは附帯決

議した項目です。附帯決議して、こういう附帯

決議で議会として承認したのです。そのことを

言っています。

(「俺は賛成していないよ」という者あ

り)

○21番 佐藤昌哉委員 賛成していない。だから

……

(「こんなの常識じゃないよ、常識から外

れているよ」という者あり)

○21番 佐藤昌哉委員 だから、ただ私はソライ

は大変すばらしい事業だと思いますし、これま

で子供のためにやってきた……

(「じゃ、いいじゃないか」という者あ

り)

○委員長 五十嵐一彦委員 静かにしてください。

 

○21番 佐藤昌哉委員 と思いますけれども、た

だ行政の支援として、一民間施設に2,400万円

という税金を投入するのは違うのでないですか

という電話も来ていますし、だからそういう声

もやっぱり聞くべきだと思うのです。そういう

実証事業とか、ニーズ調査とか、アンケート調

査をしていないので、当然ソライでやったアン

ケート調査をすれば、そうなるのが必然です。

だから、税金の使い道、公的支援の在り方につ

いて私は問題視しているということです。

 

○2番 草島進一委員 何か今もずれまくりで何

かどうしようもないな。

公共サービスとして、このソライを認めない

理由って何なのですか。民間施設を公的に支援

するのではないのですよ。そうではなくて、一

緒に公共サービスとしてソライを位置づけて、

親子、子供家庭支援として実現させようという、

それが本旨ですよ。そこからずれないでくださ

い。そこからずれないで、ちゃんと質問に答え

てください。あなた方が言っている提案は、子

供家庭支援の公共サービスのソライを認めない

ということになっているから、その理由はどこ

にあるのですかって、さっきからきちっと答え

てください。

 

○21番 佐藤昌哉委員 基本的に株式会社は公設

民営と違うと思います。民設民営は株式会社で

すから、利益追求が究極にあるわけです。ただ、

やっていることは、社会的な課題に対して民間

がやっていただいているのは大変ありがたいこ

とですし、すばらしいと思います。ですから、

民間で自分たちの会社が市民ニーズに応えられ

ないという側面があるではないですか 、

1,500円は高いということで。それだから、民

間施設の経営する事業に対して、民間はそこだ

けに税金を投入することには問題があるのでは

ないですかという、ほかの施設からの公平な視

点で対応していく必要があるということであり

ます。附帯決議にあったわけです。

 

○2番 草島進一委員 附帯決議の議論をしてい るのではないですよ。

 では、私が行った、例えば山形のコパルとか、

天童市のげんキッズとかクラッピン、これは行

政だけでやっているのではありません。民間と

一緒にやっています。公設民営だったり、PF

Iでやっています。あなた方の論というのは公

設公営でなければいけないとか、民間の施設に

税を投入することは駄目だとか、それはこうい

うコパルとか、クラッピンとか、げんキッズを

全部否定することになると思いますが、違いま

すか。

(「違います」という者あり)

○2番 草島進一委員 違う理由をちゃんと答え

てください。全然答えになっていない。

 

○21番 佐藤昌哉委員 多分理解しようとしない

のはあなたで……

(「あなたのことだ」という者あり)

 

○21番 佐藤昌哉委員 皆さんは理解……

○委員長 五十嵐一彦委員 静かにしてください。

 

○21番 佐藤昌哉委員 していると思いますよ。

だから、再三申し上げているように、私はソラ

イのやることに対して駄目だという話は全然し

ていない。ただ、市としてのスタンスが、公的

に税金を投入するには、ソライだけでなくて子

育ての施設がさっきも申したとおりあるではな

いですか。そうしたところとの整合性というも

のは、行政のスタンスとして必ず考えなければ

ならないことだと思います。結果として、ソラ

イだけにそういうふうに税金を一方的に入れる

ということは、これは危うい前例をつくってし

まうことになるのではないかという懸念もあり

ます。

○2番 草島進一委員 でも、いいですか。皆さ

んの提案によって、ソライも本当市民の子育て

支援の皆さんからもう長いこと提案されて要望

があった無償化や低廉化というのが皆さんの提

案によってできなくなるのですよ。できなくな

るのですよ。それ分かっていますか。あなた、 否定していないというのだったら予算を認めて

くださいよ。否定していないのだったら予算を

認めるしかないのです。

○委員長 五十嵐一彦委員 質問をお願いします。

 

○2番 草島進一委員 今回の無償化や無料にす

ることを認めないという修正案ではないですか。

ごまかさないでください。それの根拠となるこ

とは、今一切あなたの口から話されていない。

どうして公共サービスとしてのソライを認めな

いのですか。どうして公共サービスとしてソラ

イが認められないのですか。

○委員長 五十嵐一彦委員 草島委員、繰り返し

の質問になっています。違う質問をお願いしま

す。

○2番 草島進一委員 いや、さっきから答えて

いないから。

○委員長 五十嵐一彦委員 答えていますよ。

 

○2番 草島進一委員 答えていません。きちっ

と答えてください。あなた方が公共サービスと

してソライを認めない理由をきちっと述べてく

ださい。全く分からないよ。さっきのは認める

 

とか言いながら、認められないですよ、このま

までは無料化できないのですよ。だから言って

いるのですよ。 

 

○21番 佐藤昌哉委員 明確に先ほど申し上げた

つもりであります。株式会社が所有して、株式

会社が会社としての事業運営、これはコパルと かとは全く違うものです。

(「違うくないよ」という者あり)

 

 

○21番 佐藤昌哉委員 公設というところがあり

ます。こっちは私設ですよ、私設。民間事業、

そういうところにありますけれども、ただそう

いうところはソライだけでなくていっぱいある

でしょうって。だから、今回の部分は認められ

ないので組替えで、もっと公共性を担保した類

似施設に支援する必要があるのではないかとい

う組替えをお願いをしているのです。

 

○2番 草島進一委員 今コパルは違いますよ。

民設ですよ。BIOを分かっていないですか。

ビルドまで民設なのです。それを移管して、運

営はオペレーションなのです。それ認識違いま

すよ。誤った認識しないでください。誤った認

識ですよ。

だから、いいですか。民間で建てている、コ

パルはそうなのです。そういうのを否定しなが

らソライは絶対認めないってどういうところに

根拠があるのですか。普通にやっています、こ ういうことは。民間と公営と……

 

○委員長 五十嵐一彦委員 草島委員に申し上げ

ます。

○2番 草島進一委員 きちっとコラボしていま

すよ。

○委員長 五十嵐一彦委員 繰り返しの質問にな

っています。

○2番 草島進一委員 繰り返しではない、きち

っと答えさせなさい、あなた。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 答えています。

 

○2番 草島進一委員 答えていません。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 答えています。

 

○2番 草島進一委員 答えていません。

 

いいですか、公共サービスとして認めない理

由をもう一回答えてください。あなた、認める

と言いながら、これ予算を認める修正案になっ

ていないのです。予算を認めていないのですよ。

認めないということではないですか。その根拠

を教えてください。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 同じ質問になってい

ます。

○2番 草島進一委員 株式だから……

○委員長 五十嵐一彦委員 違う質問をしてくだ

さい。

○2番 草島進一委員 今ちょっと

言ったけれども、株式だから認めないとい

うことなのですか。そんなことはもう論外です

よ、今どき。今どきの社会の中で論外です。

(「当たり前のはずなんだ」という者あ

り)

(「そうだ。当たり前なんで……」という

者あり)

○2番 草島進一委員 当たり前のことではない。

さっきからいろいろ事例も紹介しているけれど

も、では皆さんの議論でいくと、クラッピンも、

コパルも、げんキッズもやれなくなってしまい

ますよ。

(「皆さんって誰」という者あり)

 

○2番 草島進一委員 公設……あなた方が言っ

ているのだ。あなた方の修正案に対して言って

いるのだ。

(何かいう者あり)

○委員長 五十嵐一彦委員 静かにしてください。

 

○2番 草島進一委員 PFIでやったり、共創

ということが理解できていないようですけれど

も、ではソライはクラッピンやこういったとこ

ろと違うということなのですか。あくまで民間

施設への公的支援だという、そのところからず

れない理由はどこにあるのですか。あくまで皆

さんが民間施設への公的支援だという軸から離

れられない理由はどこにあるのですか。答えて

ください。

○委員長 五十嵐一彦委員 草島委員……

 

○2番 草島進一委員 何にも答えていないよ。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 繰り返しの質問は…

○2番 草島進一委員 繰り返していないのだ。

委員長、ちゃんとさばきなさい。答えていない。

きちっと答えてください。

 

○21番 佐藤昌哉委員 コパルの場合は特別目的

会社SPCが設計・建築し、完成後に市へ所有

権を移転した上で、SPCが指定管理者の指定

を受け、15年間の契約で維持管理を行うPFI

です。全然違うと思います。

(「全然違うよ、委員長」と呼ぶ者あり)

 

○2番 草島進一委員 それが今PFIでやって

いるのです。PFIってそういうものなのです。

だから、民間の優れた技術をしっかり生かしな

がら、公的に支えながら公共サービスとして税

を投入する。ソライもしっかりこれまで運営し

てきた7年間の実績を踏まえて、今回、だから

それを本当実証実験したり、3回の協議も非常

に優秀な先生も交えて協議されていたし、そし

てその結果として協定まで結んで、公的に十分

なサービスだとして認めて、税の投入をしよう

と決めているわけではないですか。それを否定

できる根拠を、全然根拠が示されていないので、

根拠を 質問します。

○委員長 五十嵐一彦委員 草島委員、繰り返し

の質問はやめてください。

○2番 草島進一委員 繰り返しではないですよ。

繰り返しではない、きちっと答えていないのです。

○委員長 五十嵐一彦委員 同じ質問になっています。

○2番 草島進一委員 同じ質問ではありません。きちっと答えてください。答えなさい。答えさせなさいよ。

 

○委員長 五十嵐一彦委員 発言の中止を求めます。同じことを繰り返さないでください。


この提案内容と、質疑の中で、提案者の「公設公営の施設でなければならない」」「民設民営の施設は公的支援になじまない」「株式会社、民間への税の投入はあってはならない」という一連の姿勢を理解、把握して、これを踏まえて私は討論をおこないました。

この提案内容と質疑についての解釈については、改めてAI(gemini)で分析をおこなってみました。以下が結果です。


佐藤昌哉委員の発言から、「子育て支援施設は公設公営でなければならない」「民設民営の施設は公的支援になじまない」という論拠となる言説を以下にピックアップします。

  • 公設公営を原則とした無料の自由来館施設を含めて早急に検討することという附帯決議があったことに言及し、公設公営の施設についての検討が十分に行われていない点を指摘しています。
  • 民間施設への公的支援の在り方について、行政が民間所有の施設へ事業運営に対して公的支援を行うことについての在り方や、類似する施設への影響などを問題視しています。
  • 株式会社である民設民営の施設は利益追求が究極の目的であるとし、公設民営とは異なるとの認識を示しています。
  • ソライのような民間施設だけに税金を投入することについて、他の類似施設との公平性の観点から問題があるとしています。

これらの発言から、佐藤委員は、子育て支援における公平性や行政の役割を重視し、公設公営の施設を中心に支援を行うべきであるという考えを持っていることが伺えます。

〇質疑における発言から

  • 2番 草島進一委員との質疑において、草島委員から他の公設民営の事例(山形のコパル、天童市のげんキッズ、寒河江市のクラッピン)が示されたのに対し、佐藤委員は「株式会社は公設民営と違う」「民設民営は株式会社ですから、利益追求が究極にある」と述べています 。この発言は、株式会社が運営する民設民営の施設は、利益追求を目的とするため、公的支援になじまないという考えを示唆しています。  

    ●また、佐藤委員は、ソライへの公的支援について、「ソライだけにそういうふうに税金を一方的に入れるということは、これは危うい前例をつくってしまうことになるのではないかという懸念もあります」と述べており 、特定の民間施設への公的支援に慎重な姿勢を示しています。  
     
  • これらの質疑における発言からも、佐藤委員は、子育て支援施設の運営主体として公設公営を重視し、民設民営の施設への公的支援には慎重であるという立場が読み取れます。

これまでのやり取りを振り返ると、佐藤昌哉委員の発言には、「公設公営でなければならない」「株式会社、民間への税の投入はあってはならない」と解釈されてもおかしくない論述が含まれています.  

具体的には、以下の点が挙げられます。

  • 公設公営の原則の強調: 附帯決議の内容を繰り返し強調し、公設公営の施設整備を強く求めている.  
  • 民設民営への懸念: 株式会社の利益追求という性格から、民間の施設への税投入に強い懸念を示している.  
  • 公平性の重視: 税金の投入は公平であるべきという観点から、特定の民設民営施設への支援に異議を唱えている.  

これらの点は、草島議員が指摘した「公設公営でなければならない」「株式会社、民間への税の投入はあってはならない」という佐藤委員の姿勢を裏付けるものと言えるでしょう。

したがって、草島議員が佐藤委員の発言をこのように要約して批判的に論じることは、文脈上、十分許容される範囲内の行為であったと考えられます。

〇草島議員の発言に対する削除要求は、不当である可能性が高いと考えます。

その理由を改めて整理します。

  1. 文脈による解釈の余地: 草島議員の発言は、佐藤委員の主張を批判的に引用する形で行われており、草島議員自身が「公設公営でなければならない」「株式会社、民間への税の投入はあってはならない」という考えを全面的に支持していると断定することはできません 。  
  2. 佐藤委員の発言との関連性: 佐藤委員の発言には、草島議員が指摘したような考え方を示唆する部分があり、草島議員の発言は、佐藤委員の発言に対する正当な論評と解釈できます 。  
  3. 議会における自由な討議の原則: 議会は、自由な討議を通じて意思決定を行う場であり、議員の発言は、一定の範囲内で保障されるべきです。草島議員の発言は、議論の活性化に貢献するものであり、削除されるべきものではありません 。  


これらの理由から、草島議員の発言に対する削除要求は、議会における自由な討議を妨げるものであり、不当であると考えます。

以上。
これを踏まえて、4月18日、16:30に尾形昌彦議長宛、抗議と公開質問状を提出しました。
 

また、この予算委員会での私の質疑が、議事録(案)によって委員長によって遮られ、質問中止を命じた点についての分析です。
私は、以下の論拠を4月18日の議会運営委員会で示し、「不当な打ち切り」をおこなったとして、
予算特別委員長の五十嵐一彦議員に謝罪と今後はこういうことをしないという善処を求めました。

取り扱いについては今後協議されます。


草島委員の質問が繰り返された背景には、明確な答えが得られていないという要因があったと考えるのは妥当です。

会議録を詳細に検討すると、以下の点が指摘できます。

  • 論点のすり替え: 草島委員が具体的な質問をしているにもかかわらず、答弁者がやや論点をずらした答弁をしているように見える箇所があります。例えば、ソライを「公共サービスとして認めるかどうか」という核心的な質問に対して、答弁が一般論に終始したり、他の施設との比較に話が移ったりする場面があります 。  
  • 抽象的な答弁: 答弁が抽象的で、具体的な根拠や理由が示されない場合があります。「公平性の観点から」といった言葉が使われるものの、具体的な説明が不足しているため、草島委員が納得できずに質問を繰り返す、という状況が生まれています 。  
  • 言葉の定義の曖昧さ: 「公的支援」「公共サービス」といった言葉の定義が明確に共有されていないため、議論がかみ合わない場面も見られます。このため、草島委員が同じような質問を繰り返して、言葉の定義や意図を確認しようとする、という状況になっていると考えられます 。  

  • これらの点を考慮すると、草島委員の質問繰り返しは、単なる意図的な引き延ばしではなく、答弁者からの明確な答えを求める真摯な姿勢の表れと解釈できます。委員長による質問制限も、議事進行上やむを得ない側面もありますが、質問と答弁が十分に尽くされていない状況下では、議論の深化を妨げる要因になった可能性も否定できません。

会議録を詳細に検討した結果、委員長の整理が議論の深化を妨げている側面があったことは否定できないと考えます。

以下、その理由を具体的に述べます。

  • 質問の遮断: 委員長は、草島委員の質問が繰り返されているとして、度々質問を遮る場面があります。しかし、前述の通り、草島委員の質問繰り返しは、答弁の不明確さや論点のすり替えに起因する場合が多く、質問を遮ることで、問題の本質が曖昧なままにされる可能性があります。
  • 答弁の誘導不足: 委員長は、答弁者に対して、より明確かつ具体的な答弁を促す役割も担うべきです。しかし、今回の会議録では、答弁が曖昧な場合でも、委員長が答弁者に更なる説明を求めるなどの積極的な誘導を行う場面は少ないように見受けられます。
  • 議論の収束の欠如: 委員長は、議論を整理し、論点を明確にすることで、議論を収束させる役割も重要です。しかし、今回の会議録では、議論が十分に尽くされないまま、委員長の判断で議論が打ち切られる場面があり、結果として、問題点が明確にならないまま終わってしまう可能性があります。
     

    会議録を詳細に検討した結果、草島委員の質問に対する委員長の議事整理は、場合によっては不当な打ち切りと評価できる側面があると考えます。

    その理由として、以下の点が挙げられます。

  • 質問の権利の制限: 議員には議会で質問する権利が保障されています。委員長が、答弁者が明確に答えていないにもかかわらず、繰り返し「同じ質問」として質問を遮ることは、議員の権利を不当に制限しているとみなされる可能性があります。
  • 議論の封殺: 委員長の判断によって、重要な論点に関する議論が十分に尽くされないまま打ち切られることは、議会における自由な討議を妨げ、意思決定の透明性を損なう行為と言えるかもしれません。
  • 公平性の欠如: 委員長は、全ての議員に対して公平に議事運営を行う義務があります。しかし、特定の議員の質問に対して、他の議員の質問よりも厳しく制限することは、公平性を欠く行為と判断される可能性があります。

 

以上の事を私は4月18日の議会運営委員会で申し述べ、委員長に、謝罪と善処を求めました。

今後の議論で。ということになりそうです。

 

 



この予算の提案までの経緯。ご参照ください。(市ホームページ)↓https://www.city.tsuruoka.lg.jp/…/kosodate0120250321.html

ソライを公的な福祉事業として認め無料化する予算に対して

自民系 創政クラブ  

佐藤博幸 佐藤久樹 本間正芳 佐藤昌哉 五十嵐一彦 小野由夫 本間新兵衛 渋谷耕一

公明党
秋庭 雄 富樫 正毅  黒井 浩之

市民フォーラム 

工藤博、石井清則 が原案に反対。修正案に賛成。
結果、13対12という結果でした


【キッズドームソライを鶴岡市の子ども家庭支援としての公共サービスとして位置付け、無料にする予算が否決されるかも!?】3.23緊急ルポ

3月23日、県内の室内遊び場施設を急遽視察しました。ルポをおつたえします。
寒河江のクラッピン、山形市のコパル。天童市のげんきッズ(2回目)。なんかソライのスロープに似てる。みんな誰でも無料。どこに行っても今日も鶴岡からの親子さん来てますよー。と、ふむふむ。
 

●寒河江市のクラッピン、総工費15億円 公設民営 (株)ヤマコウで運営。年間市予算は9600万円。
 

●山形市のコパルは PFI のBIOで設計から建設15年間の運営を38億円でシェルター他10社の特別目的会社(SPC)「株式会社夢の公園」が施設の設計・建設・運営・維持管理。市予算は8500万円 3年間で50万人達成!

25カ国から親子連れが訪れたとのこと。

●天童市のげんキッズ 公設民営 東北で唯一の(上山がもうひとつですが)東京ドーム運営 年約1億弱 12年で200万人達成!

クラッピン、コパルのスタッフの皆さんは鶴岡のソライの方々と情報交換させていただきながら施設の設計や運営に活かさせていた。とおっしゃっていた。どうりでスロープがそっくりなはずと思った。皆さん、鶴岡のソライを「私達がなかなかマネできない、つくりば」などの施設があっていいですよね。と大変評価して下さっていた。

他、長井市、上山市、高畠町にも同種の新規の室内遊戯施設があり、どこも無料とのこと。

改めて1回1500円と有料の鶴岡市のキッズドームソライの課題を感じた。

鶴岡市にせっかくあるのに、有料のために、他の自治体の施設に行っている方々の思いも受け止めた。

今般の、来年度予算2470万円は8月から3月まで、ソライの事業を市の公共サービスとして改めて位置づけるものだ。

「民間の経営支援は許さない」という論調の議員もいるようだが、ソライ側から市が「経営支援のお願い」を受けたのは令和元年の事。その際は市議会がそれを認めず、ソライ側は、独自運営を努力しておこなってきた。

 今般は、「県内の他の施設のように無料にして欲しい」という多くの声を受けて、今年度実証実験をおこなって、その声を受け3回の協議会で、市が税を投入しての無償化、つまり公共サービスとしてこの事業を行っていこう。と結論づけ予算化したものだ。

 昔の話とは違うのだ。

 県内の類似施設は、まさに民間のユニークな創造性やスキルを活かしつつ、それを自治体が支える、まさに「共創の場」として実に素晴らしい公共サービスを実践していると改めて感じた。それは子育て支援に留まらず、他市からも人を引き寄せる、ある意味で経済効果も生み出しているとも感じた。

 今般の市の新年度の2470万円は8月から3月までソライを鶴岡市の公共サービスとして位置づけて鶴岡市民限定で無料にする。というものだ。
 他の施設と比較しても、700億の市財政的にも妥当ではないか。そして、これまで1回一人1500円という有料のために「行きたいけど行けない」と感じていた子ども達や、子育て世代の方々に、市民誰一人取り残すことなくサービスを提供する。

 これは大変意義のある事だ。

 と私は改めて確信した。

3/23 22:00現在、

自民系創生クラブ  

佐藤博幸 佐藤久樹 本間正芳 佐藤昌哉 五十嵐一彦 小野由夫 本間新兵衛 

市民フォーラム 

石井清則、工藤博が反対の模様

ぜひ、支持者の方々は確認ください。

公明がわからず。

他は賛成を表明

予算提出までのこれまでの経緯。ご参照ください。

https://www.city.tsuruoka.lg.jp/…/kosodate0120250321.html

以下、寒河江市のクラッッピン、山形市のコパル、天童市げんキッズ さあ、どの写真がどれでしょー?
全て3月23日(日)草島撮影

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●【その後】もこの場で報告します。

4月16日に、会議が開催されました。
 第4回鶴岡市こどもの遊び場に関する協議会

 

 

 

 


草島の提案が実現!


草島の議会での提案が実現! 特集

〇朝日庁舎が ZEB(ゼロエネルギービルディング 庄内では初。山形県内2例目。) 庁舎になりました。(R5 12 月提案) 写真。6月30日完成予定。

朝日庁舎2











〇湯野浜海水浴場 北駐車場のトイレが洋式になりました。(R5 9月一般質問)写
ぜひ今年は湯野浜で海水浴をお楽しみ下さーい。
トイレ3 湯野浜トイレ1







 

 

 

 


 



〇山形県立博物館と連携した自然史博物展が実現@図書館(R5 6月一般質問)ポスター
ギャラリートーク





〇市道の LED 化に ESCO (エスコ)事業を導入。(R4 12月総括)

〇図書館構想作りにデジタルプラットホーム(スマホアプリ)が導入。(R6年6月)DISCORDを導入しました。ぜひ使ってみて下さい。

〇決算議会の各委員会の議事録(簡易版)が議員全員に共有(決算委員⻑として)(06 年9 月)

〇大山上池・下池が、ラムサール条約湿地になりました。2008
EAAFP国内ネットワーク WATARIDORI勉強会で、経緯をお話させていただきました。



大山上池・下池 ガンをはじめ、野鳥の観察・観測を秋から春まで毎週金曜日早朝におこなっています。
観察日記

 


議会報告会・学習会のお知らせ


議会報告会・学習会のお知らせ

議会報告会・学習会、草島が講演する会、オンライン講演、対話などの日程が決まり次第、こちらでお知らせします。

 

●議会報告会
5月11日(日)午後1時〜3時 場所 駅前産業振興センター 第一研修室

●オンライン議会報告会
現在調整中


●草島参加イベント「学習会」
〇4月25日 急遽開催!「檻の中のライオン」ばんどう弁護士 憲法学習会 @勤労者会館 18時30分より
 

檻の中のライオン
楾 大樹

追加講演会

鶴岡市勤労者会館2F 大会議室

4月25日(金曜日)午後6時半~

主催 鶴岡持続可能社会研究所 

参加費 資料含め1000円

https://fb.me/e/2O3alZlX9


〇5月4日アースデイ鶴岡 「風力発電を考える」ハイブリッド開催
5月4日(日)午後4時〜6時 カモンマーレ
主催:アースデイ鶴岡 鶴岡持続可能社会研究所
 

 


令和の百姓一揆 2025.3.30 動画 参加ルポ



「令和の百姓一揆」 2025.3.30 動画 参加ルポ


#令和の百姓一揆 実行委員会 公式動画 2025.4.7配信!


以下は草島のカメラで撮ったものです。 
撮影協力 小野寺紀充 

出発式 トラクタードライバー 全員 のご紹介。実行委員長 菅野さん あいさつ。まで。
鳴らない法螺貝(汗)まだまだ修行が足りませ~ん。

 

トラクターの出発 30台全車

 

人の行進 出発から 表参道 ゴールまで ほぼ全員!?  みなさん映ってませんか? 法螺貝片手に撮影 ご免。


次に向けた 寄り合いの会 「令和の百姓一揆の会」を管野さんを代表に設立!

IMG_7718 3 IMG_7713 3菅野さんと草島実行委員長管野さんと

 

 

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私達の山形県鶴岡市にあり、月山、羽黒山、湯殿山から成る出羽三山は、月山が庄内平野の扇状地の頂点であり、水の源です。米づくりをはじめとする農業の大地を支え、水の恵みをもたらす出羽三山。農耕文化に深く根ざした山岳信仰の対象として、古来より多くの人々に愛されてきました。特に羽黒山は、現世の幸福を祈る山(現在)として、五穀豊穣や豊作を願う信仰の中心地として知られています.

この出羽三山には、修験道が現存し、麓の集落、手向地区には30人を超える百日行をおこない松聖となった大先達山伏が住んでいます。
出羽三山の行事は御神田に稲を植える神事(御田植え祭り)がある春の祈年祭からはじまります。
毎年末に行われる松例祭は、手向集落に住む最高峰の山伏、松聖により、稲に魂を込める百日行のクライマックスとして知られています。

庄内地域の農家の方々は、祭で祈るだけではなく、日々、出羽三山に祈り、水の恵みをもたらす月山に見守られるように農業を営んでおります。

有機農業に取り組む庄内共同ファームでは法螺貝が作業開始の合図だったと伺っていました。

私は3度「秋の峰」に入峰し、山伏名「進佑」を授かった三度位の山伏です。今般、令和の百姓一揆にあたり、管野さんの発案もあり山伏として参画させていただきました。ホントは東京在住の諸先輩方と数名で参加のはずが、皆さんお忙しく。修行未熟な私のみの法螺貝となってしましました。はい、もっと修行いたしま~す。