持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 1月 2012

「温泉湯脈に影響するから河床掘削できない」が3名の専門家の総意 ではなかった!?小国川ダム問題。


以下は、1月20日におこなわれた、山形県議会 景気雇用対策特別委員会での質疑模様のメモであります。公開質問状でも投げかけた、温泉湯脈の件での県の最終報告書から「了承を得た」が削除されていた事件について質疑をしています。
 小国川問題。県の見解はおかしなことだらけです。
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草島 次に国際的にも持続可能な開発といえないダム事業について伺います。
1月17日は、八ッ場ダム建設ですとか全国のダム事業の再開の抗議の行動がありましてこれも参加をして参りました。
その中で、120名の有識者からなる、ダム検証を問う科学者の会、代表 今本博健 が、中川座長がおこなっている国の検証ですけれども、「ダム検証有識者会議」 は、ダム推進の手段と化したダム検証であると酷評されております。メンバー構成もダム容認に偏っているそれから、検証のあり方が非公開になっている。こうした問題を改めて指摘されて、再検証をもとめておられました。私も最上小国川の問題の真相究明しっかりとしていきたいと思います。

12月21日には公開質問状をさしあげているんですが、まだ回答がきておりません。その中ですぐにでも応えれそうなものを投げかけたいと思います。

温泉の湯脈に影響するので河床掘削できない。ということについて、県はこれまでの報告書について、3名の研究者の同意だと主張されて、いろんな論証での根拠にしています。で、平成21年3月に発表された最終報告書、改めて見ました。これ、中間報告では学識経験者から指導を受けて実施し了承を得たという文言が記載されていますが、最終報告では、「下記の学識経験者から指導を受けた」にとどまっていまして、「了承を得た」が削除されているんです。これ、今までずっと同意だ同意だといっていたんですが、最終報告書について、3人の研究者によって承認されたものなんですか。改めてお伺いします。

工藤河川課長

ただいまの質問でございますけれども、3名の方の総意としてとお話させていただきたいと思いますけれども、調査につきましては、3名の学識者から指導を受けながら実施したものでございまして、結果的にですね了承を受けたということで、考えてございます。とりまとめの内容につきましては、その一人である山大の先生から修正もいただきまして、その内容でとりまとめたということでございまして、他の二人の方からも一応了承をえてつくったものでございます。’

草島進一

委員長。この調査にあたった川辺先生にお伺いしました。先生が提示したものが受け入れられず報告書にもられなかったら、報告所全体を承認できないっていう風に言及されておられたと。結局文言として報告書から「了承をうけた」という部分が削除されているんですが、結局了承を受けていないんじゃないですか。お伺いします。

工藤河川課長
えっとですね3名の方々、いろんな意見をお持ちだとは思いますけれども、調査をとりまとめるにあたりまして、3名の方々から指導をうけた とそんな風にですね。とらえておりますけれども。

草島進一
「了承を受けた」というところが、削除されているんですよ。削除したんでしょう。おうかがいします。了承をうけられなかったから、削除したんでしょ。違うんですか?

工藤河川課長

繰り返しなりますけれども、今、話ありました山大の川辺先生のほうからですね。修正案をいただきました。で、修正案についても他の2名の先生方にお話しまして、で結果的にここまでは報告書にのせられるということで、つくらせていただいたものでございます。

草島進一
委員長 いや、だから、ずらさないで応えてください。了承いただいたというところが削除されている。なぜ削除したんですか。

工藤河川課長
あくまでもですね3名の総意ということを考えさせてもらいまして、私どもも3名の方を選定するにあたってもいろいろ考え、検討したものがありまして、そしてあくまでも3名の総意ということで一応考えておりまして、そういう結果になったということであります。

草島進一
事実として、中間報告では「承認された」ということになっているものが最終報告書では「承認を受けた」が削除されているんですよ。これは承認されていないということを県も踏まえて削除したんだと思います。改めて、これについては公開質問状の中ですから、今の応え、全く答えになっていませんから、しっかり応えてください。

あと、県がつくった河川構造物で河床上昇させて周辺を危険にしている。ということが河川工学者から指摘をされている。中には河床上昇をこのまま放置して、流水型ダムをつくった場合、もしそこに想定以上の洪水が生じたら、赤倉温泉より破滅的な被害を受ける可能性があるとも指摘されているんですね。まずこの件についてお伺いしたいのは、先ず、県がつくった河川構造物によって危険にしていることを認めますか。認めませんか。論拠とともに回答してください。お伺いします。

工藤河川課長
構造物は、県のほうでつくったのではないかということで、かなり古いものですから、はっきりしたことはわかりませんけれども、県で一応つくったのではないかとなっておりますけれども、で、当然ですね。構造物を造る際には一応効果を期待するわけです。今回、我々が床止め工といっているのは、何回も説明しましたけれども、河床の安定とか、護岸の保護ということで考えておりますし、そのことによって、当然水位もある程度保たれる。ということになろうかと思われます。

草島進一
この件についても全然答えになっていませんのできちんと説明してください。あと、以前、この委員会の中で、部長は、新事実、
11月27日の再検証で科学者たちによって これまで指摘されていなかった新事実を指摘をしております。ただ、新事実でもなんでもないと部長は応えました。これ、明らかに真実と異なるものです。鮎についての検証についてもこれまでの県の検証のあり方を全部見た上で、鮎の研究者の方が、「当然検討すべき、鮎に及ぼすと予測される影響について検討されていない」と指摘されていますが。
これは新事実ではないのですか。きちんと答える義務があると思いますが、違いますか。

鹿野県土整備部長
私の理解ではですね「新事実」というのは、新たに科学的に実験をおこなったり調査をしたり、研究をおこなったりして、新たな事が発見されたときが私は新事実だと思っています。今まで 

「1月20日の再生可能エネルギーとダム議論。


1月20日の景気雇用対策特別委員会での質疑。
メモなどから書き起こしたものを記載します。

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風力発電開発と自然公園、また、ダム問題について質問しました。

○エネルギー関連については一部 21日の山形新聞に掲載されました。

草島進一

14日15日、横浜で脱原発世界会議があり参加してきました。
2日間でのべ1万人の方々が福島の痛みを共有し脱原発と産業革命、農業革命、IT革命に継ぐ、第四の革命といえる再生可能エネルギーへの転換の国内外のプレゼンを聴きました。
改めて「卒原発」を表明されている吉村山形県政を誇りに思いますし応援して参りたいと思っております。今般はそのフロントランナーである風力発電について質問します。


○ 風況が最も優れ風車建設の適地である十里塚地域をはじめとした庄内海岸はほとんどが山形県立自然公園普通地域になっている。この自然公園地域への開発をおこなうかが関係者の焦点と思います。
この考え方について私の思いをお伝えしておきたいのですが、私はこの新たな開発を、つまり、自然保護上でただ損失だっていう妥協の産物にしてははならない。と考えています。持続可能な開発の様式として、開発行為で自然公園に踏み込むけれども、自然公園の自然生態系は損失されない。
要するに「ノーネットロス原則」に基づいて、公園の中に風車はたつが、それによって、自然を失うのではなくて周辺の自然の保護をより充実させる。と。オフセットという考え方もありますが、、新しい次元の自然保護をおこなう自然公園としてはどうかという風に考えているんですが、今の現状とこういった考え方について伺います。

高橋地球温暖化対策課長
大震災以来のエネルギー問題の中で、これからいかに持続可能な社会を造っていく中でいかに再生可能エネルギーの導入っていうのが非常に意味をもつのだと考えています。
山形県の風力発電についてですが、昨年から再生可能エネルギーの適地調査ということで、現在調査しております。その中間段階ですが、更に精査は必要ですが、海岸線の風狂はいいということになっており、それで県立自然公園についてどういう風に考えていくにはどうすればいいかということで、現在、環境審議会のほうで、自然公園への風力発電をどうするかということについて検討していただいておりまして、年度内に現在策定をすすめております環境基本計画の中にそういった考え方につきまして位置づけていきたいと考えております。

草島進一
○もちろん、大山下池などラムサール条約指定湿地周辺等は、特別地域に格上げをする等のことが必要と思いますし、普通地域の黒松林であっても、黒松林の手入れを充実させていくとか、今、消滅の危機にあるといっていいハマナス、ウンランなど海浜植物のところをより保全していく海浜植物園をつくるなど、より充実させていく、たとえば、風車での収益を一部自然保護にもまわしていく、といった、いわば「持続可能な開発」としてのモデルをつくっていただきたいと考えます。 これは要望しておきます。

もうひとつ、風力発電は系統接続がもうひとつのネックで、これまで抽選に当たらないと系統接続できないということでした。しかし今般、東北電力では今般抽選によらない「自治体枠」を設けました。自治体が50%出資とか一定要件を満たすという自治体枠ですけれども。これがあるということ。 また、風車が建っても固定資産税しか地元にはいらないということじゃなくて、。その売電収益が地域に還元される県民出資、県内企業、金融機関が出資してお金が循環するような風車のあり方ですね。こういった事を踏まえて、私は、今般の自治体枠せっかくだから、エントリーして、県民風車、市民風車をつくることはとても望ましいと思うが、そういうことについての見解を伺います。

沼沢戦略調整主官
今草島委員会からありましたとおり、東北電力のほうでは自治体が関与したものについては、通常の十数倍からの抽選をへてはじめて事業者を決める方式に加えまして抽選に依らない先着順で接続できる自治体枠を設けてございます。これにはいろんな区分がございまして、ただ電力網につなぐ方式と、あとは出力変動緩和ということで蓄電池を併設するものと、いうことで区分がございます。我々も新たなエネルギー戦略をつくって、風力を中心とした大規模事業の県内の事業を進めていきたいと思っている中で、こういう枠取りをして頂いた事は非常にありがたいと思っておりますし、ぜひその枠をめぐっても導入量を拡大していきたいと思っております。これは自治体枠とは申し上げておりますけれども民間事業者が行う場合もありますし、県内の市町村が経営に参画して申し込む場合もございます。色んな経営手法が考えられます。それから自然公園内への設置の場合ですとか、そういったものをいくつか組み合わせてひもときながらいかないといけないかと思ってございます。

ただ、委員からございましたとおり、地元にお金がまわるしくみというものも考えれば、県民、あるいは市民風車というものも一つの選択肢かなと思ってございますが、自治体風力については、いろんな技術的な制約もございますので、地元の皆さん、県内の事業者のみなさん、あるいは県外の事業者の意向も踏まえまして、どういうあり方がいいのか。急いで検討してみたいと思っております。

草島進一
自治体枠、これ7月の応募ですから、今、各県いろいろですねこれをめぐってがんばっているようですので、ぜひ、考慮してがんばっていただきたいと思います。


草島 次に国際的にも持続可能な開発といえないダム事業について伺います。
1月17日は、八ッ場ダム建設ですとか全国のダム事業の再開の抗議の行動がありましてこれも参加をして参りました。
その中で、120名の有識者からなる、ダム検証を問う科学者の会、代表 今本博健 が、中川座長がおこなっている国の検証ですけれども、「ダム検証有識者会議」 は、ダム推進の手段と化したダム検証であると酷評されております。メンバー構成もダム容認に偏っているそれから、検証のあり方が非公開になっている。こうした問題を改めて指摘されて、再検証をもとめておられました。私も最上小国川の問題の真相究明しっかりとしていきたいと思います。

12月21日には公開質問状をさしあげているんですが、まだ回答がきておりません。その中ですぐにでも応えそうなものを投げかけたい と思います。

温泉の湯脈に影響するので河床掘削できない。ということについて、県はこれまでの報告書について、3名の研究者の同意だと主張されて、いろんな論証での根拠にしています。で、平成21年3月に発表された最終報告書、改めて見ました。これ、中間報告では学識経験者から指導を受けて実施し了承を得たという文言が記載されていますが、最終報告では、「下記の学識経験者から指導を受けた」にとどまっていまして、「了承を得た」が削除されているんです。これ、今までずっと同意だ同意だといっていたんですが、最終報告書について、3人の研究者によって承認されたものなんですか。改めてお伺いします。

工藤河川課長

ただいまの質問でございますけれども、3名の方の総意としてとお話させていただきたいと思いますけれども、調査につきましては、3名の学識者から指導を受けながら実施したものでございまして、結果的にですね了承を受けたということで、考えてございます。とりまとめの内容につきましては、その一人である山大の先生から修正もいただきまして、その内容でとりまとめたということでございまして、他の二人の方からも一応了承をえてつくったものでございます。’

草島進一

委員長。この調査にあたった川辺先生にお伺いしました。先生が提示したものが受け入れられず報告書にもられなかったら、報告所全体を承認できないっていう風に言及されておられたと。結局文言として報告書から「了承をうけた」という部分が削除されている。ですけれども、結局了承を受けていないんじゃないですか。お伺いします。

工藤河川課長
えっとですね3名の方々、いろんな意見をお持ちだとは思いますけれども、調査をとりまとめるにあたりまして、3名の方々から指導をうけた とそんな風にですね。とらえておりますけれども。

草島進一
「了承を受けた」というところが、削除されているんですよ。削除したんでしょう。おうかがいします。了承をうけられなかったから、削除したんでしょ。違うんですか?

工藤河川課長

繰り返しなりますけれども、今、話ありました山大の川辺先生のほうからですね。修正案をいただきました。で、修正案についても他の2名の先生方にお話しまして、で結果的にここまでは報告書にのせられるということで、つくらせていただいたものでございます。

草島進一
委員長 いや、だから、ずらさないで応えてください。了承いただいたというところが削除されている。なぜ削除したんですか。

工藤河川課長
あくまでもですね3名の総意ということを考えさせてもらいまして、私どもも3名の方を選定するにあたってもいろいろ考え、検討したものがありまして、そしてあくまでも3名の総意ということで一応考えておりまして、そういう結果になったということであります。

草島進一
事実として、中間報告では「承認された」ということになっているものが最終報告書では「承認を受けた」が削除されているんですよ。これは承認されていないということを県も踏まえて削除したんだと思います。改めて、これについては公開質問状の中ですから、今の応え、全く答えになっていませんから、しっかり応えてください。

あと、県がつくった河川構造物で河床上昇させて周辺を危険にしている。ということが河川工学者から指摘をされている。中には河床上昇をこのまま放置して、流水型ダムをつくった場合、もしそこに想定以上の洪水が生じたら、赤倉温泉より破滅的な被害を受ける可能性があるとも指摘されているんですね。まずこの件についてお伺いしたいのは、先ず、県がつくった河川構造物によって危険にしていることを認めますか。認めませんか。論拠とともに回答してください。お伺いします。

工藤河川課長
構造物は、県のほうでつくったのではないかということで、かなり古いものですから、はっきりしたことはわかりませんけれども、県で一応つくったのではないかとなっておりますけれども、で、当然ですね。構造物を造る際には一応効果を期待するわけです。今回、我々が床止め工といっているのは、何回も説明しましたけれども、河床の安定とか、護岸の保護ということで考えておりますし、そのことによって、当然水位もある程度保たれる。ということになろうかと思われます。

草島進一
この件についても全然答えになっていませんのできちんと説明してください。あと、以前、この委員会の中で、部長は、新事実、
11月27日の再検証で科学者たちによって これまで指摘されていなかった新事実を指摘をしております。ただ、新事実でもなんでもないと部長は応えました。これ、明らかに真実と異なるものです。鮎についての検証についてもこれまでの県の検証のあり方を全部見た上で、鮎の研究者の方が、「当然検討すべき、鮎に及ぼすと予測される影響について検討されていない」と指摘されていますが。
これは新事実ではないのですか。きちんと答える義務があると思いますが、違いますか。

鹿野県土整備部長
私の理解ではですね「新事実」というのは、新たに科学的に実験をおこなったり調査をしたり、研究をおこなったりして、新たな事が発見されたときが私は新事実だと思っています。今まで いっていなかった意見を言うというのは、それはそれでご自由なんですが、そういうのを新事実といいだせば、みなさんがなにか新たに言い出したらすべて新事実であるということになりますので、だから、私は新事実はないといっているのです。

草島進一

委員長
ちょっと休憩します。私からお話があります。
ーーー休憩終えてーー
草島進一
以上で流域経済を考える上でのダム関連質問を終わりますが、公開質問状、しっかり回答してください。終わります。

給食の放射性物質測定について


昨晩、メールで市民の方から、鶴岡の給食の放射線測定についてのお問い合わせをいただきました。

気になる検査費ですが、ゲルマニウム式で1検体約20000円かかります。実際山形市のをここで請け負うということでしたので、1回2万円の費用を予算組みするのでしょう。県が考慮している検査もこの方式が基準となるのでしょうが、県内全体の学校、あるいは給食センターで、と頻度を考えると結構な予算が必要となります。
さてどうするか。今後の課題でしょう。

この検査機関では、昨年末まで毎日、24時間体制で職員のシフトを組み、測定をし続けてきたとのこと。牛肉、農産物などなど、測り続けてきたと伺いました。今、山形県内に県所有が1台、民間7台の計8台、このゲルマニウム式の測定器があります。それがフル稼働してきたというのが実態です。県では昨年5月補正予算でもう一台の測定器の購入を決めたのですが、未だ在庫がなく未納入のままです。4月にはもう一台導入されることを見込んで、測定をしようとしているようです。

ちなみに、給食の食材の放射性物質測定は、例えば兵庫県尼崎市、神戸市などでもおこなわれています。きちんと測定して子ども達の安全安心を叶えることは重要なことだと考えます。山形市は来週からおこなうとのことで、今週分の給食のサンプルが冷蔵保存されているとのこと。先ずは全体をミンチして2リットル容器に入れて計測する旨を検査機関の方に伺いました。

鶴岡でも市で積極的にとりくむべきとも考えます。流通している食材は基本的には基準を満たした物という条件にはなっているものの、測れている範囲はとても小さいと思えますから。
30ベクレル以上が測れる簡易型でも身近の施設にあって、「これは」と思うものを測れるようなことが大事なのかもしれませんね。それも安価か、無料で。

実際にチェルノブイリ汚染にともなう地域 ベラルーシ などでは学校単位で食材を測れるようになっていると映像で見ました。この辺りも今、仕組みのつくりようなのだと思います。
関連:http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY201111070483.html

いずれにしても福島の事故で被曝した日本の放射能汚染からの安全対策。これからが更に勝負です。


3ライス元気村プロジェクト NHKで紹介!


追伸。3ライス元気村プロジェクトがNHKで紹介されました。
動画を含む、ページは以下です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120118/t10015353211000.html

どうぞご覧くださいませ。

石巻。3ライス元気村プロジェクトの記事


一昨日、昨日と石巻の仮設住宅での孤独死防止の取り組み、3ライス元気村プロジェクトに参加してきました。年末も12月23日妻と一緒に、此まで月山元気村へのご寄付をお米に替え、庄内米300KGをもって参加。そのとき取材を受けた記事が地元紙に掲載されましたのでお伝えします。

月山元気村は石巻ボランティア絆ベースとともに、3ライス元気村プロジェクトを柱に被災地支援を継続的に活動していきます。

よろしくお願いします。


昨日の景気雇用対策質疑メモ 風力発電編。


昨日の景気雇用対策特別委員会での質疑。
風力発電開発と自然公園、また、ダム問題について質問しました。

エネルギー関連については一部 本日の山形新聞に掲載されています。
とりいそぎ。再生可能エネルギーの質問について、メモより質問内容のみお伝えします。
答弁については後日。

14日15日、横浜で脱原発世界会議があり参加してきました。
2日間でのべ1万人の方々が福島の痛みを共有し脱原発と産業革命、農業革命、IT革命に継ぐ、第四の革命といえる再生可能エネルギーへの転換の国内外のプレゼンを聴きました。
改めて「卒原発」を表明されている吉村山形県政を誇りに思いますし応援して参りたいと思っております。今般はそのフロントランナーである風力発電について質問します。


○ 風況が最も優れ風車建設の適地である十里塚地域をはじめとした庄内海岸はほとんどが山形県立自然公園普通地域になっている。この自然公園内への開発をおこなうかが関係者の焦点と思います。

私はこの新たな開発を、つまり、自然保護上でただ損失という妥協の産物であってはならない。と考えています。持続可能な開発の様式として、開発行為で自然公園に踏み込むけれども、自然公園の自然生態系は損失されない。
「ノーネットロス原則」に基づいて、公園の中に風車はたつが、それによって、自然を失うのではなく周辺の自然の保護をより充実させる。と。理論的にはオフセットするというような考え方で、新しい次元の自然保護をおこなう自然公園としてはと考えていますが、現状とこうした考え方について伺います。

○もちろん、大山下池などラムサール条約指定湿地周辺等は、特別地域に格上げをおこなうことが必要と思いますし、普通地域の黒松林であっても黒松林の手入れを充実させながら、今、消滅の危機にあるといっていいハマナス、ウンランなど海浜植物をより保全していく海浜植物園をつくるなど、より充実させる、理想的には風車での収益を一部自然保護にもまわしてそうしたことを実現するなど、いわば「持続可能な開発」としてのモデルをおつくりになったらと考えます
○ 現状と見解を伺います。

 また風力発電は系統接続がもうひとつのネックであります。これまで抽選に当たらないと系統接続できませんでしたから。しかし今般、東北電力では今般抽選によらない「自治体枠」を設けています。自治体が50%出資とか県内金融機関出資など自治体が関わる一定条件があるようですが。
 また、風車が建っても固定資産税しかはいらない」のではなく。その売電収益が地域に還元される県民出資、県内企業、金融機関が出資しお金が循環する市民風車、県民債を使った県民風車などは望ましい

今般の自治体枠にエントリーし、県民風車をつくることは望ましいと思うが、いかがでしょうか



17年目の1.17に寄せてー新しい市民社会の文化を。


17年目の1.17に。

あれから17年もたってしまいました。ボランティア元年という言葉を生み出した1995年。私はその渦中の中で新たな人生を得た一人です。はじめの150日間は、テントで暮らしながらの被災地支援活動。3日のつもりが、1週間会社を休んでということになり、そして1ヶ月休職。そして更に。結局やっと入れた会社を2月の終わりに退職することに。そして4月から正式に神戸元気村の副代表を職業に歩み始めたのでした。確か8月までは無給で自分の銀行口座から持ち出し。でも炊き出しを食べたりみんなで自炊していたし、公園のテント生活で家賃もなく、24時間体制で被災者支援の活動に明け暮れていました。
 仮設住宅の独居のお年寄りをターゲットに、孤独死防止用のプロジェクト「ベルボックス」と被災地支援のコンサート(当時6千人の高校生を招待してワールド記念館でおこないました。ハービーハンコックら超一流アーティスト、JAZZ )のコーディネートなどに奔走していました。バウさん(山田和尚)の繰り出すアイデアを実行に移すのが僕の役目。当時感じていたのは「今が太い」日々をようやく手にいれた。という実感だったと思います。今という時しかない。そこには過去という時間も未来と言う時間もない。とにかく今を集中して生きるということ。
 やれたこと、やれなかったこと。様々有りますが、29歳までの自分が全く踏み出せなかった一歩を僕は踏み出せていた。そんな自分がありました。2月22日、被災地で多くの同士に祝福されながらの30歳を迎えていました。
 当時日々200人ぐらいのボランティアの中で次を生み出すことをバウさんとやっていたように思えます。次のニーズを読み解くこと。そのためにバウさんは昼夜を問わずメディアを問わず、場所を問わずリサーチをし、「次はこれなんやわ」と一瞬、奇想天外にも思えるが、よく考えると納得できる、ようなアイデアを僕に話し、僕はなんとかそれに応えようとしました。応え、動いて自分なりにいくつかの壁を越えることもできました。その時の一つ一つが自分の自信になっていきました。
 ボランティアの場に一歩踏み出すと、自分の世界が変わります。一つの笑顔をつくるために、あれをやったらどうか。いやまてよ、あれも必要かもしれないな。お、それならあの人に声をかけてみようか。などなど、実にクリエイティブな喜びがあります。そして、今まであったこともない人に会えたりします。僕は神戸以来特に、ずっとそんな出会いの連続に恵まれていたように思えます。

 僕が当時会社を辞めてまで神戸元気村を職業にやっていこうと思ったのは、実は長良川河口堰の反対運動の際に出会った NGOという世にも珍しい職業をやっていた人々に会ったからでもありました。デビッドブラウアーやオーウェンラマーズ、フィリップウイリアムス、などなど。学者の肩書きもある人もいましたが、ダムファイターとかアクティビスと(市民活動家)としてNGOを運営しているという人々でした。「ダム反対運動をやってそれを職業としてできるなんて、すごいな」僕も川を守る活動が職業にできたらとも考えていましたが、もしかするとこの震災復興だったらNGOというものが成り立つのかもしれない。と考えてもいました。

 結局3年、神戸にいて、後半はベルボックスと同時に仮設住宅から恒久住宅への引っ越し支援、お米で被災地と全国を結び直す3ライス神戸プロジェクトを展開していました。
 この3年は僕の今の政治の原点でもあります。市民が思いをもって動けば、物事や仕組みが変わるのだということ。私達の活動はボランティア元年という言葉を生み出し日本にNPO法を生み出しました。
その後、日本海重油災害では、はじめて社協とNPOと青年会議所が協働してボランティアセンターをつくるという文化を生み出しましたし、インターネットでのボランティアコーディネートの先駆けをおこなわせていただきました。

04年の新潟水害と中越大震災。中山間地への支援策などを展開しました。
そして昨年の東日本大震災。

神戸からの経験を活かしてやれたかなと思えるのは、3月19日にはいった石巻で、20日に当時現地入りしていたNPO、NGOと社会福祉協議会、行政との情報共有の場をつくることができたことです。
その2回目(3.21)の模様は、http://www.ustream.tv/recorded/13546578 で録画中継されています。
このNPOの連絡調整会議は、石巻災害復興支援協議会となり、奇跡のボランティアという集団として行政の最新情報を共有する中で複数団体の連携で町の泥だし作業や漁業支援など様々な新しい活動を展開してくれました。

今、東北の被災地では仮設住宅への支援が課題となっています。神戸での活動を踏襲するかたちで、当時の仲間達と絆ベースと協働して3ライス元気村プロジェクトをはじめました。私も年末の12月23日に現地にお米を持って行き、メッセージカードを添えて仮設住宅の65歳以上の一人暮らしの方々にお配りしました。「いつもは家にひきこもったままだ」「米を買うにも遠くてどうすればいいか」との声を伺いました。段々と報道も薄れ、どんどん寂しくなるのが被災地だということであり、山形のボランティアはむしろこれからだ。と考えているところです。

 「ボランティア元年」の17年後、2万名もの犠牲者に向けて僕らは何ができるか、問われていると考えます。
この1月9日は郡山を再度訪れました。手持ちのガイガーカウンターは0.6、0.8μシーベルトを記録。線量が高いままです。子ども達の室内遊び場を視察してきました。3連休は整理券待ちの大盛況。確かに園遊び場は豪華で実によくできていて、みんな楽しそうだったのだけれど、外に一歩でればかなり高い放射線を浴びることになる。正直子ども達は大丈夫なのか。本当に心配になりました。
 強制集団疎開でも考えていかねばならないのではないか。とも考えました。

1.14,15は脱原発世界会議が横浜で行われました。1日のみでしたが参加しました。
2日間で1万人の人が集まる大盛況ぶり。そして主体的に問題を解決しようとする一人一人の熱い行動に出会えました。
 
17年目の 1.17、今日はテレビで希望の灯をみてから上京、昼すぎから脱ダムのアクションと緊急フォーラムを国会近辺でおこないます。

僕にとって阪神淡路以来の被災地支援のボランティアも脱ダムや脱原発の行動も全く同じ思いでの行動です。県議会議員としての提言も追求も質問も全く同じ思いで行動しています。

一つでも人々の笑顔をつくるため。子ども達に恥ずかしくない未来を手渡すため。

311以

成人式に 恒例の街頭演説。



羽黒山伏山形勧進に同行ー知事へ


6日午後2時半。県庁の知事室に法螺貝が響き渡りました。

ということで。

安全 運転のために、昼間のライトアップを。


昨日、本日から仕事始めの方々がたくさんいらっしゃるかと思います。


写真は八文字屋前にて。