持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 6月 2005

水無月の大祓いー大山の火の神事


6月30日、恒例の大山の「水無月の大祓い」写真は
この火が先達となって、太鼓隊、そして湯野浜から迎えた神をのせた御輿が続く。この炎車(といっていいのかな)の終着点は椙尾神社。後に続く御輿は境内にはいり、階段をかけのぼって祭殿にいく。
8時からはじまって30分間。シンプルだが異様なエネルギー。確かに「祓い」を感じるまつりだ。
2000年のこの祭事には、「20 世紀の大祓い」として、その当時僕がキープしていた広島の原爆ののこり火「こころ」を使っていただきました。
いずれにしてもこれも貴重な鶴岡の宝ものです。そのうち映像UPします。

議会代表者会議ー合併後の議会についてひとこと。


10時から議会代表者会議 合併後の議会についての話し。

議会中継やインターネット配信と傍聴規定について議論をふっかける。
「議事録は正確な情報だといって、2ヶ月後にでてくる。それはそれでいいのだが、市民の関心は、「今日議会で話されたこと」だ。仕事の関係もあって誰もが傍聴できるわけではない。とするならば、単に議会中継といっても議会の実況生中継する事、そして録画をいつでも見れるオンデマンドがある。録画したものをインターネットを使ってオンデマンド配信をすることは、文字通りオンデマンドを満たすわけだから、一つの目標点だといえるだろう。(櫛引町のケーブルテレビで夕方議会録画中継をおこなうものよりは劣るかもしれないけれど)議会本会議、委員会を含めて、基本原則的には公開が当然なのだから、そうした配慮は必要だ。
 とすれば、現状、写真撮影も録画も基本的にはダメということになっている傍聴規則は見直すべきだと主張。
「そこに来た人が恣意的に情報を発信する場合もあるじゃないか」などという方もいたが、「それは当然。」「議会に対して今のメディアの報道こそ恣意的と感じられることだってある。いろんな表現者が記録し、それをいろんな軸をもって表現し、外に伝え、そこで議論の素材が外にでることこそ重要。いろんな議論が議会をきっかけに巻き起こってこそ議会。委員会も今は非公開が原則になっているけれど、基本は公開にすべしと主張。「なんでもかんでも公開しても、、、」という人もいたけれど、、。

「議会は公開当たり前、みんなの税金前がりしてやっている行政の情報はすべて公開されて当たり前。」(市民個人のプライバシーにふれる場合などだけは除きますけれど)
これは持論でなくて、現代の常識だと思うけれど、皆さんはどう思います? 






羽越本線高速化シンポ


マリカホールにて、おこなわれた羽越本線シンポジウム。新幹線をどうひっぱる?という期成同盟会が主催のものだ。鉄道アナリストの川島令三氏の話は興味深かった。

新潟 柏崎で避難勧告? と出し平ダム問題



ぱどる(議会報告)作成の日々。
昨日からの雨、山形ではさほど心配ないことがわかり安心しています。が、新潟では柏崎あたりで避難勧告のニュース。先週訪れた三条は大丈夫か、心配です。

さて、一本メールがやってきました。黒部川のダム問題に取り組む金谷さんから。

黒部川と富山湾の再生を願う皆さんへ

 本日(6月27日)15時57分、黒部川出し平・宇奈月ダムの連携排砂の実施が決
定され、19時20分に宇奈月ダムの水位低下の操作が始まりました。
■国土交通省黒部河川事務所ホームページ参照… 
        http://www.kurobe.go.jp/i/kinkyu.html
 出し平ダムが自然流下となるのは本日の20時、宇奈月ダムでは明日28日の未明
1時を予定されています。今回の排砂料は昨年28万立方メートルの倍、48万立方
メートルが予定されています。

 皆さんにお願いがあります。明日10時までに金沢大学田崎研究室と福井県立大学
青海研究室が現場に駆けつけ、それぞれ調査を実施します。調査地点は宇奈月ダム尾
の沼公園、宇奈月ダム直下山彦橋、黒部川下流の下黒部橋の3箇所です。平日です
が、ご都合のつく方は現場を見に来てください。また、調査している学生・研究生の
皆さんに食べ物などの差し入れを持ってきていただければありがたいです。調査は2
7日いっぱい続けられるかと思いますが、行くのが遅くなったり、現場が良くわから
ない場合は泊漁協の組合長、脇山さん(携帯080-1037-5464)に連絡されるといいと思
います。

 黒部川がアユの解禁が始まったばかりですが、海だけでなくこれでアユ漁も壊滅的
な打撃を受けるでしょう。排砂のために、今年はアユの解禁日を県内の他の河川より
早くしたのに、釣りを楽しめたのはわずか数日…。昨日、黒部川内水面漁協の総会が
ありましたが、内水面の漁業者ももう黙っておれないと怒りをあらわにしています。

 現場にいけない皆さんもニュースなどでその動向について注目してください。な
お、既にお知らせしたように7月10日には田崎研究室の報告も合わせて、漁業者の
排砂差し止め裁判を支える集まりがあります。皆さんの参加を呼びかけます。

■排砂訴訟支援ネットワークホームページ
     http://homepage2.nifty.com/haisa/index.html


●草島コメント
この出し平ダムというのは土砂吐けゲートというのがついていて、土砂を吐けると堆砂しないのでいいわけだけれど、しかし、土砂をはけるとどろどろの黒いヘドロが流れ出し、結果としては富山湾の漁業被害になってしまうということが大問題になっているものなのだ。。これ、ともするとどんどんヘドロ北上する可能性もあるわけで、申告な環境破壊という問題なのだ。
でも当局はこれを環境破壊と思っていないところに大きな問題があるということだ。


これもWatchしていくべき日本のダム問題の一つだと思います。


マタギサミットとえ、ユニフォーム代?


今日は、朝日村で開催されたマタギサミットの講演会に行く。直木賞作家の熊谷達也氏の講演や秋田県阿仁町のマタギ特区、それに芸工大の田中先生の話など。朝日村を含め、中山間地の今後のあり方、マタギ文化や経済をどうやっていくか。熊谷氏は、マタギ独立国なんていう発想はどうか。と問いかけたけれど、こうした文化をどう次世代につないでいくかは大きな課題だと思う。若い人にいかに継承するか。これが課題だ。
ところで熊谷さんに今回ぜひ会ってみたいと思ったのは、熊谷氏の著作に、月山をテーマとした「迎え火の山」 というのがあり、まさに僕らが月山炎のまつりをはじめたと同様の思いとその迎え火を復活させようとする主人公がでてくるからだ。僕はこの小説にであって鳥肌がたったのだ。講演が終わってから、若干月山炎のまつりの話を意見交換。今度、ぜひ祭りの流れの中でお呼びしたいと思っている。
 
 ところで、昨日の報道ステーションなどを見ていると次のような無駄使いの指摘。

ユニホーム公費で不正購入 22カ所で688万円分 (共同通信)


 国土交通省は24日、青森、大阪、岡山など15府県の22カ所の国道事務所や河川事務所などで、レクリエーション用の野球などのユニホームを公費で不正購入していたことを明らかにした。

 国交省の調査によると、2002年度から04年度の購入額は総額688万円余り。品目を作業服などと偽って野球、サッカー、バレーなどのユニホームを購入していた。

 北側一雄国交相は閣議後の記者会見で「福利厚生費で適切に処理されなければならず遺憾だ」と述べた。


[ 2005年6月24日13時24分 ]

社会ニュース
  社会トピックス

国交省出先、作業着と偽り公費でユニホーム688万円分
2005年 6月24日 (金) 16:20



 国土交通省の全国の出先22事務所が02〜04年度、職員のレクリエーション用の野球やサッカーなどのユニホームを「作業着」と偽り、公費を流用して購入していたことが、24日わかった。不適正な支出は3年間で計688万円にのぼる。国交省は3月末にこの事実を把握していたが、一部を除き公表していなかった。

 国交省会計課によると、不適正な支出があったのは、計6地方整備局の管内の河川国道事務所やダム工事事務所など。地域別は、東北5▽関東6▽北陸2▽中部5▽近畿3▽中国1。

 最も支出が多かったのは、湯沢河川国道事務所(秋田県)で、68万4000円かけて野球のユニホームを作っていた。利根川上流河川事務所(埼玉県)はサッカーのユニホームに53万4000円、アンダーシャツに13万3000円を出していた。

 作業着名目でのユニホーム購入は今年1月、中部地方整備局の出先事務所で発覚し、各地方整備局などは、管内の出先に対し実態調査と支出の是正を命じた。調査は3月までに終わり、本省会計課にも報告があったが、同課は「公表の必要なし」と判断していた。

 北側国交相は24日の閣議後会見で「不適正な支出であり、遺憾と言わざるを得ない」と話した。



→ 東北の内、TVで示された図ではどうやら山形も該当しているようだった。調査します!




新潟水害水害地調査


6月23日、一日をかけて新潟、大熊孝 新潟大教授、天野礼子氏と三条市の水害現地調査に行く。現地から、「水害はダムの放水の影響が大きかったのでは」との声あり。五十嵐川上流には2つのダムがあるが、一つは調整可能な笠堀ダム。ダム現地にもいったが、ダム湖に当時のぎりぎりの水面上昇の印が書いてあった。ここまでたまって耐えきれず放水したのだな、と推測。大熊先生曰く、この放水の時なんかは、ダムそのものがぐらぐら揺れて、「大丈夫かな」と思うものだよ。との事。笠堀ダムは月山ダムをちょっと小さくしたようなダムだった。
また、五十嵐川は、決壊箇所を含め大改修を数十億円でおこなっている真っ最中。しかし、去年の洪水があった7月をもうすぐ迎える時期なのだけれど、そんな時にこんな工事してていいの? という疑問をもたないわけにはいかなかった。今回決壊した地域の方々にお話をうかがったが、ここも中越同様住宅再建のまっただ中。見通しのたたない人もいる。水害のひどかった新興住宅地に、懲りずにもう一度新築する方。決壊堤防の近くに新しくたった建て売り住宅 と、様々だ。

夕方、天野さんを見送って鶴岡にもどる。その後パドル原稿書き続く。

え、ちょっとも見れないの?メタボローム学会


世界初のメタボローム国際学会が鶴岡で開かれた。 メタボロームの国際学会ってどんな感じなのか。素人ながら単に雰囲気だけでも確かめたいと思って企画調整課にいくと、「一般の方は全く入れません」との事。学会員の他は報道記者のみということで断られた。ということはあいさつに行く市長の他、鶴岡市民は全く参加していないということか。学会だからこんなものなのか。とも思うけれど、この経費も県と市から研究費用として捻出され年間使われている2億9千万の内から幾ばくかでているとすれば、市の議員が行って視察するぐらい許可されてもいいようなものだと思うが、、、。以前もノーベル賞受賞者のシドニーブレナー氏が来たことを知ったのは講演会のずっと後のことだった。市民にほとんど閉ざされた形でこの学会がおこなわれたのはどうなのか。疑問が残った。

学校耐震検査 情報公開


6月議会の質問のからみで、6月9日提出で、鶴岡市内の学校耐震検査の情報公開を求めていた。そろそろ2週間なので、状況を聞きに行く。鶴岡市では厳密な学校耐震検査はおこなっていない。簡易検査をおこなって、優先順位を決めている。耐震検査自体はおこなっていないので資料はだせないとのことだが、簡易検査の結果はあるということで、提出させた。情報公開の請求者にすぐに提供されないで議会事務局に一斉に提供されるなど、どうも情報公開請求のやりとりとしては理解しがたい点もあったが、とりあえず手に入れた。今読み込んでUP準備中である。

6月議会終了。



6月議会が6月18日までで終了。本日は早朝から八文字屋前で街頭立ちし、報告をおこないました。今回の補正予算案ですが、僕のみ、水道事業補正予算に反対。
今回の補正予算で、田川南部地域の水を供給してきた田川南部水源を基本的に放棄し、そのかわり、月山ダムの水をひくということがおこなわれます。
1期、2期含め2億円の事業との事。総括質問などで、その理由について問い、また隣りの温海町では13箇所の簡易井戸水源を有効利用するために様々な努力をしていることを示しつつ、切り替えについての説明を求めました。

議会期間中も、現地を見に行ったり、地域 の様々な声をおうかがいしましたが、やはり、1)受益者負担である水道事業にしては計画や事業について住民の参画が不十分なこと。2)災害時の事を考えれば一元化ではなく多元な水源をできるだけ確保すべし3)技術の自治や地域の資源を失う方向性の広域水道一元化だが、水源きりかえの根拠となる既存水源の調査が不十分であること。
以上の理由から今回の当局提案には賛同しかねる旨の討論をおこないました。




小泉首相の靖国神社参拝の自粛を求める。


6月議会の最終日 意見書で、小泉首相の靖国神社参拝の自粛を求める意見書に賛成討論をした。

以下のとおり。

基本的に私は、この請願書に書かれた趣旨に賛同するものでありますが、


日中関係は、反日でも後、改善のきざしがみえはじめていたにもかかわらず、
小泉首相は、「首相の職務としてではなく、わたしの信条から発している参拝に他の国が干渉すべきではない。」などの国会答弁は、来日中だった中国の副首相が小泉首相との会談をキャンセルして帰国する騒ぎになりました。

6月14日付けの深部によれば、「日本遺族会」も「諸国に配慮し、理解してもらうことが必要」と、参拝中止を求める中国や韓国に配慮するよう求めた内容とのこととであります。

中国や、韓国の批判は、A級戦犯が合祀(ごうし)されている神社への参拝が、侵略戦争の正当化にうつることであると考えます。

靖国神社の問題というのは、やはり、戦争責任という概念をいっさい否定する神社であるということだと考えますし、その参拝を日本政府の指導者が戦争犯罪人を祀る靖国に参拝することは、戦後処理の国際的合意を否定することとする考え方に賛同するものです。

この件にかんしては、文芸春秋7月号に大論争アンケートが 興味深く私は読ませていただきましたが、気持ちとして、最も、ひびいたものは次の一説であります。

● 現代の國語學の第一人者であられる学習院大学の名誉教授、大野晋先生は、「遺憾の意とあいはんする」として寄せておられます。
● 戦争は次の三者によって成り立つ。
● 1)戦争を計画し、命令して軍人、兵士を動員して戦闘を実行させる人、
● 2)命令をうけて国のためと思い、いやいやでも殺人行為を遂行し、自らも殺される結果になる人。
3)市街や村落に安住したのに戦場になり、やむなく撤廃され、慰安婦にされ、爆撃され、一斉に破壊されて死亡し、生活の途を失う人。
靖国神社は、1)を合祀(ごうし)しているので、国土を15年にわたって蹂躙
された中国人が日本の総理大臣の靖国参拝を拒否するのは当然で、参拝への抗議を内政干渉だといっているようでは、日本の政治家が大東亜戦争を遺憾に思うなどといってもそれは言葉だけだと思うでしょう。
 私は米国の3月10日の東京下町の大空襲を見たし、広島長崎の原爆投下もわすれません。3)の人たちの気持ちをかんがえないと、日本は米中 韓に見放されて孤児にきっとなるでしょう。

この意見に大賛成するものであります。

反対論者は、地方議会からこうした意見書をあげることは、そぐわないなどといっておりますが、それは論外であります。国が間違った方向に進む前に、地方議会からこうした声をあげることはきわめて重要な事だと考えます。

よってこの意見書に賛成するものであります。