持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 4月 2009

鶴岡公園。お花見おすすめです。




日本桜の名所100選に選ばれている鶴岡公園の桜。今、5分咲きを超え、満開に近いかな。
今週ピークでしょうか。連日役所の駐車場が満車になっているような状況のようです。
さて明日は臨時議会。雇用支援関連の事業などについて審議されます。





慶応先端研の機器購入


読者の方からまた、質問をいただきました。

国からの研究費も、スタッフ (鶴岡在住)の人件費や、地元の業者を通じた機器試薬購入にあてられますから、「鶴岡」に落ちています。その経済効果の点をどうお考えか、ということです。

という質問に対してですが、 これには、更に疑問がありますね。「地元の業者を通じた機器試薬購入」の根拠はどこにあるのでしょうか。私は、この間、先端研への教育研究費としての年間7億円の山形資金の内容について、市税が投入されているのだから、領収書まで、ぜひ情報公開してほしいと小林貢企画部長などに問うてきました。しかし、それは叶えられておりません。

  内容を申せば、市、県から投入されている年7億円の内、7千500万円が実験機器購入。1億200万円が、そうした機器のリース代そして、修繕保守費1200万円。消耗品費8600万円あわせて、年間にして3億円近くが機器や試薬の購入費となっているのですが、購入先がどこなのか、明らかになっておりませんので、即、「地元に落ちている」とは言えないと思います。
  「地元の業者を通じた」といえる根拠をご存じでしたら教えてください。

研究所の中の機器として、メタボローム解析に使用する機器は、米国の一社に限られているように感じますが、いかがでしょうか。事情をご存じでしたらぜひ教えてください。

また、山形資金の中でも、スタッフの人件費、1億2700万円、旅費2400万円についても、その内容は全く明らかにされておりません。これもご存じでしたら、ぜひ教えてください。

いずれにしても莫大な市税を補助金として投入しているにしては、不透明、不鮮明な点が多すぎると思います








鶴岡市 慶応先端研への年3億円市税拠出の問題について


読者の方から以下のようなご指摘。

75%という数字をことさらに強調されるのは、ミスリードだと考えます。議会でもありましたように、トータルでは、山形資金の割合は半分です。つまり投入した山形資金とほぼ同額の資金を獲得し、鶴岡に落としているわけです。この点を議員はどうお考えでしょうか。 鶴岡市民より」

慶応大学先端研の運営がどうやっているか。僕はこの間、何年も前から議会で尋ねてきました。すると市は、「全体費用はわからない」とか「それの何が意味があるのか」などといって、情報公開を拒んできました。まずこの問題があります。

08年12月議会でようやく明らかになったのが、この20年度、75%が県と市の「山形基金」が占めていたということです。年間経費の75%を山形資金でまかなっていることは事実です。

そして、今般の一般質問に、小林貢 企画部長が、半分だとかと答弁したので、資料請求をしたところ、以前は、60%以上が国の補助金が占められていた研究費が、最近は山形資金のほうが75%を占めるようになっているということでした。表組をもう一回アップしておきましょう。

このような私立大学の研究所の研究費を半分以上も立地自治体の税金で占める状態というのは、他自治体では見られず、異常に思えてなりません。

また、ご指摘の「鶴岡に落としている」という表現は気になりますね。鶴岡に落としているのではなく「慶応」に落としているのではないでしょうか。

この研究所はあくまで慶応大学の研究所で、研究の成果はすべて慶応大学に帰属するのですから。

いずれにしても、ようやくあきらかにされた(これまでなんで隠していたのかわかりませんが)、状態が、「公設公営」の私立大の研究所といわれても仕方ない状態に、僕は驚いている状況です。

いずれにしても市は、税金をお支払いになっている市民に対して、十分な説明を怠ってきていると思います。

大学は、大学に通う学生の学費で自立的に運営されるもの。公益文化大学や大学院はこの通りになっていると思います。しかし研究所は違う。そこで研究をされている研究員の方々は、学費を支払って学んでいるわけではありません。「仕事」として研究をされている研究者の方々です。そこに対して、どこからお金
支払うか。原則大学のお金で自立的に研究するべきなのではないでしょうか。
  
慶応大学先端研  150人の研究者の研究費つまり人件費や研究に使っている研究機器購入費、が75%、市税、県税でまなかわれいている。
    この事実に対して、行政経営的に正しいかどうかの評価をしなければならないと考えています。

とりあえず以上です。また、諸々疑問を投げかけていただければと思います。


鶴岡タイムスの4月15日号に、この3日間、缶詰め状態でつくりあげた、議会報告を折り込みします。どうぞご覧いただき、ご意見をお寄せくださいませ。








慶応大 先端研について


今、議会報告をまとめています。

慶応大学の研究所について。今、私の思いは以下のものです。

慶応大学先端研に、毎年3億 9年間の成果は?

 21年度予算は、法人市民税が7億円減と見込みつつも、慶応先端研にまたも3億円の予算計上。富塚市政肝いりの都市戦略として毎年3億円超9年間、40億円以上の市税投入の成果として、バイオ産業で「計40事業者が創業し1000人の雇用」という目標の状況を尋ねました。

 市は、産業クラスターなら当然示される立地企業数も雇用人数も税収も今後の見通しも一切示さず、「世界レベルの研究所の所在、活動そのものがすでに意味がある」「若者の交流定着を促進し、本市の価値を高める重要な投資。」「立地企業数などで成果を示すことはいかがなものか」などと答弁。

 9年目というのに明確な成果も表さぬ答弁に私は、「年3億ずつの“自治”の放棄をしてきたのではないか。合併後、全部署でずっと5%予算削減の中、この巨費の投入が、市民へのサービスや市民のチャレンジを阻害し元気を失わせているのでは? と問い、市長は「見解の相違」などと答えました。

◇当初、市長は市議会で「研究運営費の支援は、大学全体への実質負担40億円の内だ。本来60億だが土地の提供で20億円の市の財政負担の軽減をはかれると説明。
 ところが第一期の5年間で大学関連全体へ37億円の市税投入の後、平成18年からは毎年約3億円超の市税を補助金として拠出し、合併特例債第一号を使った産業支援センター建設(14億円)を含めると大学・バイオ関連事業全体への市負担は、結局50億円を超えています。

 市は当初の40億円の実質負担枠を、市民への説明や議会の同意も得ずに60億円枠に変更していたことがわかりました。
 
追求してようやく明らかになった先端研全体の運営費は、平成20年度、11億2千万円。そのうち市と県の補助金「山形資金」7億円と、基金35億の運用益1億4千万円との合計8億4千万円は、運営費全体の75%をしめています。民間投資の動きも見られず、私大の研究所がまるで公設公営の有り様です。
 市は、「この「山形資金」が、安定的にこの鶴岡で慶応が腰を据えて研究を続けて頂く条件」などと繰り返しています。最初のルールが変わったのに、全くの説明不足です。

 合併後の市政で、慶応大学のブランド力、研究能力にたよった都市戦略だけが、予算として突出し続けてきました。果たしてこうした事が市民の誇りや希望になるか甚だ疑問ですし、毎年3億円の市税投入が義務化されているような地域戦略は、地域経営としてリスクが大きすぎると考えます。

●バイオ先進国でも30年赤字垂れ流し。鶴岡は大丈夫?

 私はバイオ産業については、08年3月議会で、ハーバード大学教授のゲイリーpピサノ著「サイエンスビジネスの挑戦 バイオ産業の失敗の本質を検証する」によると先進地米国のバイオ産業30年の実態でさえほぼ赤字を垂れ流し続けている状況。こうした産業をこの鶴岡の地域戦略にしていいのか。市長はミスリードしていないか。問いました。
 超先端のバイオ産業は、地域の内発的な発展につながるかは疑問です。地域の既存産業とはほとんど連携せず、喫緊の課題である雇用問題を解決することには役に立たないのではないか。また研究費の多くを占める高額の研究機器購入費は地域を循環せず、外部に流出しているだけではないかと考えます。


●21年度予算全体は1131億9千万円。市の総借金額は19年度末で1646億3千万円、実質公債費比率は17.4% とイエローカード手前。一般会計593億8千万の内、義務的な経費が51.2%と50%越えている、硬直化した予算編成です。財政運営の指針として、合併後の四年間は特に毎年マイナス5%シーリングがほぼ全部署に課せられている厳しい状況。
 余裕があるのならまだしも、予算的に「厳しい」といって、旧町村の独自施策を打ち切り、全国的な評価の高い学校図書館司書は21年度には4人の臨時職員化が決定されています。ちなみに、地域資源に密着した山大在来作物研究への市の支援は50万円のみです。

 そんな中、直接市民サービスとは関係ない慶応先端研への3億円市税投入。私は全国の研究所支援について調査しましたが、14万人規模で年間3億円も私大の研究所に市税を投入している自治体は鶴岡だけです。
市民の皆さんがこの実態をご存じで納得されているのか。私は疑問でなりません。ご意見をお待ちしております。

まずは一安心。か。


北朝鮮のミサイル/衛生 。発射ニュースに一時緊張。秋田沖、太平洋沖に一部が落下とのことで一安心。やれやれだ。まずは被害がないようで良かった。さて、鶴岡はいい天気。いい一日を。

大山、高舘山の自然観察   誤報ニュース



ラムサール条約で登録された大山下池、上池周辺を巡る、「尾浦の自然を守る会」の自然観察会約40人。に午前中のみ参加。実は昨日も親父と妻とで散策した。今般は別コース。なら枯れの伐採や朽ちる木が危険との関係で、半分以上のコースが立ち入り禁止になっている。ブナ林をみながらいつも散策するコースにはいれない事がとても残念に思えた。ショウジョウバカマ、イワウチワなどがよく見れる場所にははいれない。広報していたのはわかるけど、もう少しなんとかならなかったのか。と口惜しく感じられた。参加者の中にも何人かそうした声を聞いた。

   途中、盗掘跡、そしてギフチョウを捕ろうと構えている人に遭遇。高舘山は、「森林法」第二十五条第5号の「干害防備保安林」に、そしてその一部は森林法第二十五条第10号の「健康保安林」に指定されている。
保安林における制限
で、伐採し、立木を損傷し、家畜を放牧し、下草、落ち葉若しくは、落枝を採取し、または土石若しくは樹根の採掘、開墾、その他の土地の形質を変更する行為をしてはならない。 
更に、第八章の罰則規定により
第206条 次の各号の一に該当するものは、50万円以下の罰金に処する
4,第34条第2項の規定に違反し、立竹を伐採し、立木を損傷し、家畜を放牧し、下草、落葉もしくは落枝を採取し、または、土石若しくは樹根の採掘、開墾その他の土地の形質を変更する行為をした者

要は、森林法でこの高舘山での、植物採取や盗掘をおこなうと、法的に罰せられるということだ。昨年、悪質なケースがあり、罰せられた事件があった。しかしながら、ギフチョウはその外だ。自然教育園構想もあるので、「採らないように」と注意をしているが、、、。
昨年の6月議会では、この問題をとりあげ、保護、保全条例か、天然記念物指定を、このラムサール条約に指定されて人が増えて云々の前にやっておくことを提案したのだが、未だに動きがないのが現状だ。
みんなで注意することは大事。ローカルルールもわかるが、法的なルールづけも必要と思えるし、自治体の条例は、広報し、周知徹底する意義もある。これは再度、そして早急に考えなければならないことだと感じた。

9時から12時まで3時間。下池一周と少し。中学校の時の恩師にも出会え、楽しく散策、そして野草の事についても随分勉強になった。

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さて、それを終えて気になっていた北朝鮮情報。携帯ワンセグを聞きながら降りてくると「今、発射された」のニュース。え。と緊張感とともに高舘のむこうの空に目を凝視。うわはやくもどらねば、、、と車にいそいで乗り込む数分。すると「誤報」のニュース。なんで、こんな重要な情報が「誤報」なのか。、、、と思いつつ帰路。最重要情報が、こんなことでいいのか、、、。
この週末、役所で情報待ちをしている県を含め、市担当の方々は本当にご苦労様といいたい。警戒態勢は続く。



 




警戒ー北朝鮮のミサイル/人工衛星



何事もない事を祈るが、この数日間は遠出を控えることにした。政府の対応も、よくわからないし、鶴岡市では、HPでも何も載せていない状況。酒田は飛島便を調整するとのこと。
行革でも知られる滝沢村では以下のような対応。

滝沢村長は、以下のような記者会見を4月1日におこなっている。

4月1日(水)の13時00分に「滝沢村緊急事態連絡室」を開設して、情報収集及び情報の伝達・報告態勢をとることとしました。
4月1日から3日の夕方までの間は、生活環境部長を室長として、防災防犯課長、防災防犯課職員、広報情報課職員で通常勤務内における対応となります。
4月3日夕以降から8日つまり、発射が確認され、通過するまでは、上記の編成で24時間態勢をとります。
住民に対しての情報提供については、ホームページでの紹介と、発射された場合には、防災行政無線で発射された事実を情報として流すこととしています。
また、何事もなく通過した場合でも、同様に防災行政無線で流すこととしています。
もし万が一落下したことが確認された場合には、防災行政無線で住民に周知するとともに、「危機管理対策本部」を開設し、自衛隊、消防署、警察、消防団と緊密な連携を図りつつ対応します。
住民に対しては、1日夕方に、村HPで現況を伝え、村としての対応及び個々においては平常どおりの生活を送っていただきたい旨を伝えています。
PAC-3の滝沢村への配備については、滝沢村半径20キロメートルの防空傘の下にあるものと考えていまして、心強く思っている次第です。

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自治体によって、姿勢はまちまちだ。住民の安全を守るため、そしていらぬ心配をかけぬためにも、役所はどう対処しようとしているのか。わかった方が僕はいいと思う。万が一というときもあるのだから。

いずれにしても何もないことを祈りたい。



坂村真民 「本気」 に出会う。


早朝、某小学校 校舎。掃除を終え、ふと壁にかけた大判紙にあった、一篇の詩が目に飛び込んできた。きっとここの子供たちが詩集から抜き出して書いたのだろう、

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「本気」

本気になると世界が変わってくる

自分が変わってくる

変わってこなかったらまだ本気になってない証拠だ

本気な恋

本気な仕事

ああ人間一度こいつをつかまんことには

坂村真民

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うむ。本日もよろしくお願いします。