持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 4月 2009

市民セクター の意義 ジェフリーサックス


経済学者、「ジェフリーサックス氏の、貧困のない世界を目指して」というNHKの特集を観た。
温暖化の問題も、進行すると、確かな事は、最も貧しい国がダメージを受けるということ。
そして、持続可能な社会形成のために、必要なこと。それは、経済を「市場」だけにゆだねることであってはいけない。また、「国家」だけにゆだねることであってもいけない。「市場」、「国家」そして、NGOやNPOなどの「市民セクター」があって、市場や国家を監視し、チェックアンドバランスを果たして行く。このことによって健全な経済が成立し、持続可能な発展が可能なるのだ。ということを明確に話されていた。
アメリカのNPOやNGOの文化、税の控除により、大富豪が寄付をして市民セクターを支えるという文化。核拡散をキューバ危機翌年の、ケネディの平和演説。 世界中、同じ空気を共有していること。
  98年訪れ、1ヶ月半インターンと取材をしていた、カルフォルニア、サンフランシスコやバークレなどで出会った、デビッドブラウアー氏や生き生きとした市民活動家の顔が思い浮かんだ。オバマ政権下で、彼らの動きは息を吹き返したように活気づいてくるはずだ。まさに民主主義を支える、日本の市民セクターはまだまだ弱い。政治がそれを認めようとしてこなかったからだ。これからの大きな課題でもある。

for the world cooperate to achieve peace and sustainable development. ジェフリーさんの言葉を刻みたい。



信念と行動力。



朝、年度はじめの街頭演説。その後、原稿、諸々。バイオマス関連の方に連絡。午後、新エネ関連の方々に呼ばれしばしミーティング。その後、写真の西部児童館の開所式へ。ソーラー建築など、酒田の「太陽の家」などを役所を交えて住民のみなさんと視察にいき諸々提案したが、まあ、ソーラーパネルがついているだけでもそのかいがあったといえるかもしれない。5.7kwのソーラーパネルがのっている。電気蓄熱暖房なことが、ちょっときにかかるが、、、。その後、徂徠学M先生とひさびさの再会。実に有意義。夜。妻とBSのガンジーの映画をじっくり観た。僕はこの映画を劇場で観たのは、確か高校卒業後、上京した新宿の映画館だったか。徹底現場主義。明快な意志。非暴力のレジスタンスを貫く信念と行動力。最後に勝つのは、真実と愛。当時強烈な印象をもってみたときと、全然色あせる事なくそして更に深く、心動かされた。
   そして脱ダム仲間から今日、編集者、入澤美時さんの訃報の知らせがあった。森繁哉さんとの共著『東北からの思考』の鶴岡での出版記念会で、入澤さんと誌面上で再会し、長良川東京チームの時の事を思い出し、今度は実物と再会できるかなと思っていた矢先の事。世の中をより良く変えたい。長良川の時に出会った時の姿勢と今般の「東北からの思考」には、何か変わらぬ信念が貫かれているような気がしている。心から冥福を祈る。ガンジーにも、入澤さんにも、共通して教えられることは、より良き社会変革のための「行動」だ。「動きけば変わる。」21年度もみなさん、よろしくお願いします。