持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 11月 2007













山河遙かなり。



快晴。月山、鳥海山が美しく輝いている。
昨日の水谷修氏の講演。「眠らないこどもたち」「眠れないこどもたち」をなんとかしたいという信念と行動。命を削ってまでの行動に心打たれた。僕もまだまだだ。ちょうど講演が終わる頃 秋田の「蜘蛛の糸」の佐藤さんから電話があった。「問題解決のために、希望をもって今を動く。」そんな人たちの輪の中で僕も生き続けたい。

17日、藤沢周平研究にちらり。致道大学 森がまちをあたためる。バイオマス活用。大賛成! 最上、村山の事例もオーストリアの事例も非常に興味深かったし、雇用効果の資料も面白かった。終わって親類の法事、そして山崎先生の「山河遙かなり」を観にいく。真の美しい日の本、とは月山の山並み、清流なり。鹿児島の桜島なり。「山河遙かなり」
18日最終公演。

さて、明日、勤労者会館で、「何が変わった「新つるおか」〜合併のメリット・デメリット〜がおこなわれます。ぜひ午後1時、ご参集のほどを。

 

鳥海山も美しい 三雪橋から





最上小国川ダム ーでっちあげられた民意。



でっちあげられた民意。

ダム推進派の集会があることを聞きつけ取材にいった。
そのちらしからして驚く「日本一環境にやさしい穴あきダム」などと堂々と書かれている。これについては昨年から「根拠を示せ」と県に問い、また、今本博健京大 京都大学名誉教授、防災研究所所長は国に問うている。しかし未だに根拠は示されていない。
最新の穴あきダムがつくられた益田川は、工場廃液が流れる川であり、漁業権がない川だった。そして現場の担当者は「このダムは別に環境にやさしい というダムではない」と名言していた。
 それが、何の根拠もなくここでは「日本一環境にやさしい穴あきダム」となっている。高橋町長は15日の推進の集いで「ていねいにていねいに説明してきた」とあいさつをした。県は、立派なカラー刷りのパンフレットを最上町と舟形町に全戸配布した。
 しかし、肝心の「環境にやさしい」根拠は全く示されていないのだ。
15日当日、県の河川砂防課 ダム担当の安倍吉広氏(023-630-2614 abeyoshihir@pref.yamagata.jp)は会場で類似ダムの濁度の調査について報告したが、「濁水が数時間後にピークになる」ということだけだった。
僕はたまらず終わってから安倍氏に「あれで何の環境にやさしい根拠になるの?」と尋ねると「別に環境にやさしい根拠を示しているものではありません」と、答えた。
「はあ?」 僕はあきれてものも言えなかった。

写真のちらしには、国土交通大臣に会いに行って陳情した時の写真が載っている。「ダムが来れば当面の仕事にありつける」利権に集う人たちの陳情要請だ。利権に群がる議員たちと住民。それによって今までどれだけの自然が破壊され、実際には全く役にたたない巨大公共事業がおこなわれてきたか。諫早湾干潟の7kmの堤防。長良川河口堰。月山ダム、、、。数々の失敗例も、数々の愚行も「でっかい工事をひっぱって、国の税金でもうけてやろう」という想いの結集の中で忘れ去られ、あたかも、戦時中のような「生命と財産」という御旗がふられ、大義がかかげられ、動員がなされ、署名をかかされる。町内会からまわってくる署名用紙に署名しないと、「村八分」になり、仕事にあぶれるから、しかたなく推進署名にサインをする。
 こうした図式が未だにまかりとおっている。

 僕は、これを誘導している、本来の「民主主義」「リベラル」とはほど遠い、古い政治家たちにまず「早く辞めろ!」といいたい。

今やダムによる治水には疑問符がついている。先日秋田で起きた水害は、ダム放水の際に住民にお知らせが行き届かなかったために住民が避難所にさえ逃げることができない深刻な状況をつくりだした。現地に行って住民に声を聞くと「ダムの放水でものすごい水位があがった」「なんの知らせもなかった」という声が多数寄せられていたのだ。

こうした事は他の地域でも聞いている。新潟だってダムが2つもある五十嵐川で堤防が破堤し、死者がでているではないか。 今、その地域は数百世帯、川岸から移転する工事がおこなわれていると聞いている。

利権に集う、根拠無き、持続不能な「日本一環境にやさしい(!?)穴あきダム」づくりか、
理念に集う 「真の治水」を叶え、持続可能な地域づくり」か。

あなたは、どちらを支持しますか?











ムッレになる。



 今日はいきなり化けました。別に化け物まつりの異名がある天神祭でも、時はずれのハロウィンでもありません。森の妖精「ムッレ」です。
「ムッレ」とはスウェーデンの森の妖精のこと。
鶴岡には、スウェーデンの環境教育「ムッレ教室」を3年前から取り入れている保育園があります。金峯山の懐にある黄金保育園です。スウェーデンの野外生活推進協会では、乳幼児期から高校生ぐらいまで年齢別にプログラムをつくっています。最も重要視されている4,5歳児向けのプログラムがムッレ教室です。神戸時代に知り合った方がこのプログラムを紹介してくださり、僕も「ムッレ」の指導者講習を受けています。
 スウェーデンではもう30年近く実績があり、相当普及していると聞きます。365日野外保育園があるほどです。以前、米国ベイエリアのNPOにインターンしていた時、スウェーデンからAnkinさんという方がインターンしていました。彼女にムッレの話をすると、今、スウェーデンの政治のイニシアチブをとっている人たちの中でも多くの方がこのムッレ教室を受けているから、環境政策がすごく進んでいると聞いたのです。

 このムッレの登場シーンは1年間8回のプログラムのクライマックス。神秘的な森の妖精が、1年間待ちかねていた子供達に大事な森の話をします。かなり緊張。でも子供達の満面の笑顔にぐっときました。

パンケーキと野外でつくったねじりパンとスープをごちそうになり、たまたま立ち寄った公益文科大学院キャンパス。ニューブランズウィックの訪問団の方々と遭遇。
今回は市長さんも来鶴されていると初めて聞いたが、そんなんだったら、もっと市民とオープンに交流する機会をつくればいいのに、、、と一瞬カチンときましたが、せっかくだからとしばし交流。市議だとお伝えすると、米国と日本の地方議会制度の違いなどにとても興味ありげな印象でした。事務所もどって、後少しのリニューアル仕事。と事務作業。、、、

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市民フォーラム「何が変わった「新つるおか」〜合併のメリット・デメリット〜
フォーラムを開催します。
11月18日(日)午後1時から3時。
鶴岡市 勤労者会館ホール  参加費 300円


 

オーガニックマーケット



新党日本、田中康夫塾の為1日東京出張。「脱しがらみ」「長野改革」の政治構想を実に興味深く拝聴す。氏のぺろぐり日記http://spa.fusosha.co.jp/spa0004/ent_3073.php には以前、小国川漁協と訪問したことがちらりと書かれている。
その学習会の際にちょっと立ち寄った東京のど真ん中、青山、表参道にある自然食品店。ここに酒田市(平田町)の佐藤秀夫さんのコメが平積みしてあった。完全無農薬、有機栽培。このマーケットは、全体の1%にも満たないマーケットだと聞いているが、しかし、東京のど真ん中で、安全、安心、おいしい米の筆頭として庄内のコメが売られているのは実に誇らしい。カタログにも誇らしげに庄内米が踊っている。今後のオーガニックマーケットに注目したい。
なお、今回の出張。土曜の深夜バスででかけ、渋谷着、千円でサウナに入り(これ結構おすすめ)、ネ・カフェでメール確認、その後松濤の師を訪ね、11時から青山近くのイメージフォーラムでドキュメンタリー映画「いのちのたべかた」(秀逸)を観て午後1時半。から平河町のホテルで田中康夫塾、懇親会を経て新幹線最終いなほで帰鶴。ふう。

東京、青山の自然食品店