有機栽培の育苗
同級生のくろうえもん農場を手伝う。だだちゃ豆の定植、それから苗の水管理。この育苗は無農薬でおこなわれている。プール育苗ということでちょっとだけ水管理の手間はかかるが、これで農薬を使わないでいけると農場主は語る。

だだちゃ豆の定植 坂迎え
昨日もちょっとだけ手植えで、今日はほぼ1日機械植えでだだちゃ豆の定植のお手伝い。
晴天の下、月山に見守られての作業はなかなか気持ちよかったし、だだちゃ豆ってこんな状態から育っていくのか。とかまた、完全無農薬、無化学肥料の苗のプール育苗の様子など、いろいろ現場で見ることができました。
今日、農場で出会った人が、羽黒の手向(とうげと読みます。)にいらした群馬県出身の方。聞いてみると、手向で田植えをするには、5月の3,4とほぼ雪山の月山から湯殿山を駆ける「坂迎え」に参加するのが条件とか。集落代表がそれに参加して、田の神を降ろしてくる。その際に授かるお札は集落で各個人宅に分けられるそうなんですが、これがないと田植えはできないのだ ということを教えてくれました。実際に彼は6年前に集落代表で「坂迎え」参加。「ほとんど雪山、強風で、死ぬかと思った(笑)」と洩らしていました。「坂迎え」という行事があるという事は知っていましたが、田植えの前に田の神を降ろすということだったとは改めて知り、とても関心を覚えました。
出羽三山神社で親友の結婚式

5月5日、出羽三山神社合祭殿で、重油災害の時に出会い、月山炎のまつり、地球のヒーロートークなどを一緒に行ってきた大親友、Bambooこと竹村氏と、近年ほとんど親戚のようなおつきあいをさせていただいているI家さっちゃんの結婚式。1日スナップ写真係で
最高の天気の中、そして出羽三山の神々に守られて挙式をあげた二人。合祭殿での神前挙式、披露宴は齊館
おめでとう!
山の恵み

あつみ地域を訪れている際にいただいた山ウド。この時期のこの味はたまらないですね。
あ

あ
雪解けの湯殿山
湯殿山神社が4月29日からGW中、参拝が可能。

にわか船頭役をさせていただきました。
桜満開! いい天気で鶴岡公園の桜も最高。土、日と1週間延期になっていた「桜小祭」がおこなわれ、私は、にわか船頭役をおおせつかり、2日間にわたって和船の船頭をやっていました。この船はNPOが働きかけ、温海杉を使い、尾花沢の船大工に造っていただいたもの。こうした乗船に使うため、通常の藻狩り船よりも幅が若干広く、また長さも長めにできています。これを竹竿一本で動かすのは、我々のカヌーとは分けが違います。やってみてよーくわかりました。下りはよいよい。でも流れに逆らって、そしてこの日は風にも逆らって上に行くのは大変です。汗だくになりながら上っていました。ところが、ベテランの川漁師さんたちは違いました。もうじき80になる佐藤あきらさん、「腕でやるんじゃなくて、体重をかけるんだよ」といいながらひょいひょい上にのぼっていくのです。

Sakura

最高の船下り日より
アースデイのゲスト。

アースデイの本日、朝一の街宣をスタートに、役所で地下水関連の情報公開、又、渡辺議員に、総合計画の3カ年実施計画のドラフトを見せて頂き意見交換。
先日も鶴岡にいらしてくださった足温ネットえどがわの大河内さん。足温ネットとは、「足下から地球温暖化を考えるネットワークえどがわ」http://www.sokuon-net.org/index.htmlという老舗のNGO。ご住職としてのお仕事の合間に、solaiに立ち寄ってくださり、自然エネルギーの事、原発、ネオニコチノイド問題、エコハウス、天然住宅、皮むき間伐の事、出羽三山、宗教観など、広範なテーマで諸々意見交換しました。今後、一緒にえどがわー鶴岡交流について新しいあり方を考えていきたいと考えています。
明日、4月22日はアースデイ。真に持続可能といえる地域社会へ。
明日は、アースデイ。地球の声に応え、行動する日。
地球の声に応え、行動する。この事は、私自身の行動指針として踏まえ、これまでも水問題や海洋ゴミの問題、ダムをはじめとする環境破壊の問題などに取り組んできました。
今日、改めて、この日を受け止め、改めて今後の取り組みについて、お伝えしたいと思います。
それは、「持続可能な社会」を実現するための行動です。
今の社会が持続可能な社会かと問うたとき、「そんな大きな問題は、国がやることだから、国がなんとかしてくれる」と考えがちでした。
しかし、様々な環境問題も、たとえば災害時の対応であっても、現場で問題解決のための先例をつくるところからはじまります。矛盾を抱えた問題について、先ずは声をあげること。そして問題解決のために行動すること。とことん貫くこと。ということが先ず大事だと考えています。そして民主的な議論、関心を高める運動をともないながら、決定していくこと。そして、それは国に働きかけも必要ではありますが、地域や個人の行動から変えて行くことが必要と考えています。
この間、鶴岡の水道問題や県内のダム問題に取り組む中、不毛といえる議論をいかに解決していくか、また、日本のエネルギー政策、環境アセスの課題などを知る内に、一つの事に気がつきました。
これまでの政治政策の判断基準に「環境」や「持続可能」の意識付けが希薄なこと。それよりも「利権や「しがらみ」「慣習」が上位にあること。ではないのだろうか。それと、「次の選挙のため」という判断基準がまかり通っているのではないか。ということでしょうか。
私は、98年お会いしたデビッドブラウアー氏の言葉「地球がなくなったら、どんな経済も成立しない」
ここにいつも原点回帰させられます。そして、そのデビッド・ブラウアー氏が、98年のブループラネット賞授賞式の際のスピーチで触れていらした、スウェーデン発の環境NGO「ナチュラルステップ」の活動に参画しています。
「持続可能な社会」には、定義があります。20年前に「ナチュラルステップ」創始者であり小児がんの細胞の研究者であるカールヘンリクロベール氏は、40名ものスウェーデンの科学者とともに持続可能な社会の定義を生み出しました。そのコンセプトには当時 のスウェーデン国王も応援し、スウェーデンの全家庭にそれを解説するブックレットとカセットテープが配布されました。
その定義とは、次の4つのシステム条件を満たすもの。としています。
Natural Step の 4つのシステム条件
1)自然界に地殻から掘り出した物質の量が増え続けない
2)自然界に人間がつくり出した物質の量が増え続けない
3)自然が物理的な方法で劣化しない (エネルギー循環の基盤である生物多様性が失われない)
4)人々が満たそうとする基本的なニーズを妨げることをしてはならない。
1)から3)までは、エコロジー 自然循環の法則が基盤となっています。4については、社会面をとらえており、人間の「基本的なニーズ」を大原則として生命の維持があり、他、保護、愛情、理解、自由、創造、参加、アイデンティティ、レジャーと、この9つのニーズとしてとらえています。
実際、これを自治体の指針としてスウェーデンはすでに77のコミューンで実践されていますし、今年バンクーバーオリンピックの開催値であったカナダ、ウィスラーもこの基本原則を踏まえて2020年の計画をたて、地域、特にオリンピック村のエネルギーを再生可能エネルギーに転換したり、建築物を米国グリーンビルディングLEEDの認証建築にする、また、周辺公園を農薬フリーの公園にするなど、取り組みがおこなわれました。
こうした真の持続可能社会への転換の羅針盤であり牽引する基準がこの4つのシステム条件なのです。
この条件は、熱力学第一、第二法則に基づいた自然の法則であり、これを政治的に変えたりすることは不可能です。
このコンセプトについて、私は、2006年から国内の講座等で学び、2008年におこなわれた国際エコ自治体会議(スウェーデン・ヘルシンボリにて開催)では、このナチュラルステップの創設者 カールヘンリク=ロベール博士と、9つの基本的ニーズを提唱しているマンフレッドマックスニーフ博士の講演を聴き、集まった自治体職員、首長、議員らと諸々意見交換を交わしました。
確実に次の社会に移行する動きが、世界中で起きています。私はこの理念を踏まえて、これまで以上に、鶴岡、山形を、真に持続可能といえる地域にするために行動を興して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
●アースデイクリーンアップ 4月25日(日)午前8時から
今週末の日曜日 午前8時から湯野浜海水浴場で恒例のアースデイ ビーチクリーンアップをおこないます。
調査型のクリーンアップです。約1時間半ぐらいを予定しています。
ボランティア募集中です。寒くない格好と軍手 長靴持参でお越し下さい。
日時 4月25日(日) 午前8時 湯野浜海水浴場 ホテル海山前、北側駐車場 集合。
Think globally, Act locally. 地球の声に応え、行動しよう。
草島進一