
国も「見直す時期」ダム問題。
日経新聞 webより
ダム計画「見直す時期」 国交相 再検討を指示
金子一義国土交通相は14日の閣議後の記者会見で国交省の既存のダム計画は「見直す時期だと思っている」と述べ、計画全般についての再検討を事務方に指示したことを明らかにした。大阪など4府県の知事が大戸川ダム(滋賀県大津市)の建設中止を求める共同意見を出すなど、地方でダム建設を拒否する流れが出ているため。(12:32)
こうした中で、県はダムに固執していると思うと、、実になさけないではないか。
仕事をしていない政治と、行政の象徴のような気がして、実に腹立たしい。
もはや恥ずかしい。ダム固執の斎藤知事と、悪質な県の河川行政。
京都のシンポジウムで、淀川流域委員会の真摯な議論の過程や、嘉田知事、山田知事のダムに依らない治水にいたる考え方を聞いた。滋賀県の河川行政の質が、山形の河川行政とは比較するのがはずかしいほど優れている事を強く感じた。京都で「山形では、最上川を世界遺産にという運動しながら、流域随一の清流に穴あきダムをつくろうとしている。そして県は「日本一環境にやさしい穴あきダム」などと推進大会のビラにうたい。私が昨年抗議したら「そういう風に努力する」などと言った。と発表した。会場で一笑されたし、懇親会などでで、「山形、なんとかしないとなあ。県のレベルが低すぎるねえ、流域委員会もひどかったそうだねえ」と研究者や関係者の方にいわれた。相当恥ずかしいと僕は思った。
「でも救いは漁協の姿勢だね。それは立派だ」ともいわれた。川辺川でも、強固な漁協な姿勢、そして清流をなんとしても次の世代に手渡したい流域住民のおかげで、あの樺島知事の発言がある。漁協をはじめ、志ある市民のおかげで、なんとか山形の面目がたったという思いに至った。
先般、田中康夫さんにお会いしたときに、「そんな知事だったらやめさせたらいい」と一言いわれた。そもそも 住民の真意に耳傾けることなく、ただダムの利権構造のしがらみを温存したいがために、「日本一環境にやさしい穴あきダム」などとビラをつくって、町内会長に推進署名を集めさせて、民意をでっちあげる。つまり情報操作をおこなう。そして公聴会や、これは県知事と語る会でも尋ねたが「ダムによって、流域の自然環境が破壊される経済的な損失はどのくらいと考えるか?」と尋ねると「穴あきダムだから環境に影響はない」などと根拠も示さずに誤魔化してきた。そして、おまけに漁協の内部個人情報を漏洩していた事件もあった。
それから、「湯脈の影響があるから河床掘削できない」とずっと言い続けていたが、その温泉のメカニズムについては、河床掘削しても源泉に影響するものではないということが研究者から指摘され、今般ようやくにして県は調査をおこなった。
これはマスコミの皆さんも慎重に扱っていただきたいと思うのだが、僕らは、河床岩盤をがんがん掘ることで治水をやれといっているのではない。
今回の岩盤調査の際も、また、11月の9日のシンポジウムの際に河川工学者の今本 元京都防災研所長にご覧いただいた際も、わかったのは、この河川流域に相当量の土砂が堆積しているということだ。
元、相良村村長の矢上さんもシンポジウムで指摘していたが、「今のこの小国川の状況は、特に赤倉温泉流域。ほとんど、河川整備がされていない状況だ」ということだ。
土砂が溜まりに貯まって、それが、洪水時に水かさを上げることになっている。
そうしたことに全く手をつけず、ダムダムといっている。土砂を取り除く。そしてパラペットなどを活用する。嵩上げも一部おこなう。そうした事で相当量の水量が流れるようになる。ということである。
そして「生命と財産」というが、この川の洪水災害で何名の人命を失った過去があるのだろうか。
実際に、滋賀県では、県内で治水必要度のランキングを作成していることを聞いた。洪水があってもその洪水が真に川によるものなのか、それとも川に起因しない、単に地盤が低いためにバックウォーターで水につかってしまうのか。人命は失われたのか。洪水時に氾濫源はどうなのか。などなどの項目で見直しているそうだ。するとダムをつくらねばならない場所は、なくなってしまったというのだ。
小国川の場合、赤倉の治水対策がメインなのだが、県が強調する洪水災害で、水がつく商店は、あきらかに、川に起因しない、単に地盤が低いためにバックウォーターで水につかってしまうケースだった。これは地域の人たちはみんな知っていることだ。それを
ダムをつくる理由に操作していることをぼくらは知らなければならない。
とにかく、レベルが低すぎるのだ。今の山形県の河川行政におまかせにしてはいけない。こんな日本有数の清流が、穴あきダムの実験台になるなどということは絶対に許せない。
2010年、生物多様性年を迎える。そして、改めて地域の持続可能性を考える意味で、地域ならではの宝物は何かを考え、交流人口をいかに促すか。という視点をおいて、住民は考え、末端の村や市から、反対が表明された。そして、樺島熊本県知事は苦渋の「ダム白紙撤回」をおこなった。そして11日、滋賀県、京都府、大阪府、の3県知事と三重県副知事が大戸川(だいどがわ)ダム(大津市)を整備計画に盛り込まず、白紙撤回するよう求めることを正式に表明した。
嘉田由紀子・滋賀県知事は「今は国が決めた計画に従うだけの時代ではない。今回の合意は地方自治の試金石になる」と強調し橋下徹・大阪府知事も「責任を取るのは我々政治家だ」と地元知事として国に反旗を翻した合意内容の重みを訴えた。
と言うご時世である。
最上川を世界遺産にといいながら支流にダムをつくる。
流域委員会はダム推進派の御用学者と県民代表でのみ強行に決定した。
「穴あきダムは日本一環境にやさしい」などと情報操作甚だしい。
漁協内の個人情報を漏洩した。
現場をみず、国土交通省のいいなりである。
どこが、「4つの府県の事情とは違う」なのか。政治家としての認識を疑う。地域ならではの自然資本の価値がわからないのだと思う。それより、従来の「しがらみ」が大事なのだろう。「地方自治の試金石」と嘉田さんが言っている。こうした姿勢は斎藤氏にはまったく感じられない。
そもそも、「市民派」のふりをして選挙戦で当時長野県知事だった田中康夫を呼び、田中氏は、演説の後、自民党の事務所に案内されて「だまされた」と怒って帰った野田と聞いている。選挙にうかったら、まさに、なんとなく マネごとをして、肝心のところは、旧態然としてしがらみ温存であり、その最も顕著な姿勢がこのダム事業に表れている。
田中康夫氏にいわれたように、こんな県知事は、辞めさせるしかないし、これ以上、県の河川、ダム担当の不正といえる行為は絶対に許せない。
いいかげんな情報操作はもういいかげんにやめてほしいものだ。
漂着ゴミから廃油漏れ出す。

「今泉海岸で、置いてあるドラム缶から、廃油が漏れだしている」と市民の方から電話があり、いってみると、岩場にどろっとした油が漏れていた。環境部に電話。しばらくして市環境部、県、海上保安庁などが駆けつけ、ひしゃくで油をすくい、吸着マットや吸着剤で油の除去作業をおkなって、一件落着。電話をいただいたた市民の方に感謝したい。



筑紫哲也さんに。
築紫哲也さんがお亡くなりになった。報道を聞きながら、その弔いのためにも、今般のシンポジウムをなんとしてもやり遂げようと思って10日、講師の皆さんをお送りするまでの間の時間を完全燃焼させた。
昨日、特集番組の中で、築紫さんが、阪神淡路大震災の現場で被災者を励ましながら取材を重ねてきたところを見て当時を思いだした。僕自身は、築紫さんのニュース23には、2度ほど、大変お世話になっている。ひとつは日本海重油災害の時、そしてもうひとつは、デビッドブラウアー氏が来日し、シンポジウムを企画したときだ。
97年、日本海重油災害の時、ニュース23は、代表の山田バウ氏を徹底的に追っかけた。その山田の行動を20分おきごとにネットで更新し続けた僕のSave the coast! ウェブ も取材をうけたのだ。行政が機能しないときに、一人の震災ボランティアが、ひしゃくで油をすくいだし、全国から15万人ものボランティアを集め、人海戦術で青い海をとりもどしたのたあの奇跡的な活動の中で、コーディネーターという役割がどれだけ大事なものなのかを映し出してくれた、画期的なものだった。
あのとき、築紫さんはコメントした。「ボランティアは確実に教訓を学んでいる。しかし教訓を学んでいないのは行政だ と感じました」と。
もうひとつ。98年デビッドブラウアー氏来日の際は、帝国ホテルの一室に泊まるデビッド氏を取材していただき、環境多事争論としてとりあげられた。
環境省記者クラブ、ニュースステーション、NHK など諸々あたっても全然反応なしだったのに23は、違った。築紫哲哉さんは、「世界で最強の環境保護活動家」としてとりあげてくださった。
その2本。その姿勢にボランティアや環境NGOを新しい文化として受け入れて下さった度量のようなものを僕は感じ、とてもうれしかったし、今でも大変感謝している。
築紫さんの特集の中で、築紫さんが、メディアの役割としてWatch dog という役割の重要性を重視していたことを伝えていた。まさに僕らが運営しているWater watch network のwatchという意味はその意味なのだ。権力を監視する。そしてチェックアンドバランスをはかる。これこそが環境NGOの仕事だと思っていた僕はそのwatchという言葉を使っている。
また、築紫さんは、最後の多事争論の中で、「日本という国は、過去に投資もせず、かといって未来へも投資をしていない。何をしているかといったら、国家のガンをつくってそれに投資しているようなものではないか。ここが最大の問題ではないか。」
と指摘された。
まさに。巨大公共事業然り、しがらみの中で市民、国民が知られることなくつくられていく税金の無駄遣い。そのために、日本では新しいシステムが構築することなく、今や「現金給付」とかと全くおかしなことをやろうとしている。
麻生政権も、もういいかげんにしてほしい。12000円国民に配る。これは、まさに、国民ひとりひとりに12000円差し上げますから、自民党にいれてください。といっているのに等しいのではないのか。
ばらまきとかなんとかを越えて、国家的収賄といわれてしょうがないのでは。と指摘してくれた人がいて、僕もそうだと思った。
こんなものに誤魔化されるような国民であってはならないと思うのだ。
いい社会システムをつくるために、僕らは税金をおさめ、そして政治はその付託をうけてより良い社会システムをつくるために法律をつくり、予算の公使をするものだと僕は信じている。
現金を配るんだったら、そもそも税金をもらわないほうがいい。麻生内閣の矛盾は、今、配っておいて、3年後には消費税値上げとかといっているところだ。
ああ、せっかく築紫さんの思い出を語っていたのに、汚された気分になった。
今般、シンポジウムにいらした天野さんが僕に語ってくれた「築紫さんは、今般、オバマの勝利を見届けて、天に召されたのだ」と。
築紫さんは、デビッドブラウアー、山下弘文さんと同様、よりよい社会をつくろうとしている僕らを、空の上からみまもっていただけるだろう。それを信じて、一歩一歩やっていきたいものだ。
心からご冥福をお祈りします。
本日の報道ステーションをみましょう。
本日の報道ステーションで、先日、山形で基調講演された、今本博健 京大名誉教授が特集されるそうです。ぜひ、「ダムによらない治水」「穴あきダムは歴史的愚行」論で大変ご活躍の先生のとりくみをみましょう。
11月9日緊急シンポジウム
いよいよ明日、11月9日、山形の川に民主主義をとりもどすシンポジウム。11月2,3日に京都でおこなわれた「川の全国シンポジウム」からの潮流を東北、山形へ との思いで開催されるシンポジウムです。みなさん、ぜひおいでください。








