持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 7月 2008





G8終了。うーむ。


結局、数値を示せないで終了のG8。フランスは原発利権。米国は石油利権。日本は、経済界に遠慮して、、、インド、中国は、経済成長を妨げられることをいやがり、、、。
 月曜日、「シェルパ達の攻防」というNHKスペシャルのドキュメンタリーで改めてこの国益をかけた闘いの一部をかいま見ることができたように思う。

地球温暖化の危機感をどれだけ共有できているのか。ということ自体がすごく露呈した、そんな結果としての今回の「首脳宣言にG8としての「50年半減」の合意が明記されず終い」ということになっているのではないだろうか。
と思っている。
 
「地球がなくなったらどんな経済も成長しない」とデビッドブラウアーが説き、
そして、世銀のニコラススターン氏が
二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス削減に向けて国際社会が行動を起こさなければ、地球温暖化による将来的な経済的損失は世界各国の国内総生産 (GDP)総計の約20%に上る。これは、第一次、第二次世界大戦の被害規模に匹敵する。
・温暖化対策を取らなかった場合、今後50年間で地球の平均気温が2〜3度上昇する。自然災害が多発し、今世紀中盤までに2億人が自宅を失い、15〜40%が絶滅の危機に直面する。
・今すぐに温暖化防止を始めれば、これにかかる費用は年間、世界のGDPの1%(約300億ドル)ですみ、経済発展と両立することが可能である。つまり「行動しないこと」のコストが、必要な対策のコストを圧倒的に上回る。

とスターンレポートを提示した。

その危機感をどれだけ共有した結果だったのか。

目標値も期限も明確に定められない。そうした「ゴール」も明確でない今般のやり方は、スウェーデンで学んできた「バックキャスティング」とは対極的なやり方だ。
日本が提唱しているセクター別アプローチはあくまで手段であって、「ゴール」を示すものではない。

 サミットとは、毎回、妥協の産物で、セレモニーなのかもしれないが、地球の危機に直面した今日的な課題に、どれだけ貢献する結果を得たのか。正直言って疑問の方が大きいのではないだろうか。

 さて、僕としては、低炭素社会を実現しながら、経済発展を果たしているスウェーデンの社会に希望を見た。 
 国の動きは、どうあれ、まずこの自治体で何をするかだ。僕らの進むべき道を真剣に考えたい。




真の観光資源とは


8日の火曜日、元 高知県知事の橋本大二郎氏と構想日本の加藤氏が県知事と対談があり、山形市へ。対談の途中から経済の話、観光の可能性などになり、山形セレクションの話、そして橋本氏から「そういえば、高知の有機農業者のつてで、鶴岡のアルケッチアーノというところにいって、地産地消の、、、」とはじまった。それから鶴岡のアルケッチアーノのネタで盛り上がった。世界に通用する食文化、社会資本、自然資本。
月曜日の夜も学習会で飛島の公益文科大学の活動について改めて気づかされた。真実、本物でしか、世界に通用はしない。山形ならではの宝物に目をむけることだ。







NHKふるさと一番 湯殿山を紹介


今日のふるさと一番で湯殿山の修験道の姿が紹介されていました。
本日の午後6時10分からの山形NHKでも再放送されるようです。みなさん、チェックしましょう。

平泉の世界遺産→見送られた真実?



「平泉」世界遺産登録見送り 国内では初の「落選」
【ケベック市(カナダ)=加賀元】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6日、「平泉—浄土思想を基調とする文化的景観」(岩手県)の世界文化遺産登録の見送りを決めた。日本はこれまで、自然遺産と文化遺産合わせて14件が登録されているが、「落選」は初めて。

 委員会での審議で「平泉」は、登録、情報照会、登録延期、不登録という4段階の評価のうち下から2番目の「登録延期」との結論になった。今後は「推薦書」の再提出が求められる。登録は最短でも2年後で、文化庁や地元自治体は、構成資産の見直しや価値の再検討など厳しい対応が迫られそうだ。

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なぜ、落選だったのか。周辺の平泉バイパスなどの開発の問題について以前から指摘されていた。
僕も現場に、五十嵐敬喜先生らと行き、その問題について指摘している方々の話を聞いたことがある。そういえばちょうどその時、栗駒の旅館に宿泊して義経ー弁慶の話を聞いたのだった。今後詳細の分析がでるだろう。注目したい。

最上川カヌーの上より





たしかに。









イングリッドベタンクールさん 救出


よかった。コロンビアの大統領候補だったイングリッドベタンクールさんが救出された。