-ビルケンシュトック専門の修理店ー靴職人が鶴岡に。

こんな靴底になった僕の靴。足をいれると足がピンと伸びるような感じになり、疲れ知らずのこの靴は、ここ8年ぐらい特に遠方の視察などでは重宝していた。そして特に駆け回る選挙選では欠かせない靴。ビルケンシュトックのラコマ。こんなになったら再生不能かと思いきや、本店に尋ねると1万円少々でソール交換OKとのこと。でも本店に送ると1ヶ月半待ちがあるとのこと。もう少し検索してみると、、このブログに。http://ameblo.jp/anyo3939/
なんと、発信元は鶴岡市。早速電話して訪れる。協立病院近くの「あんよ」という店。ウッディな店内で同年代か僕より若い位のご主人が、実に丁寧に対応してくださった。店内にはビルケン専用のソールなどパーツも諸々。コルクの敷き皮の交換も+して、でも10日間ぐらいで仕上げてくれるとのこと。なにしろ、健康な靴づくりをしたいということで開店して8年。「こんな靴をつくりたい」というイメージ図をもってくれば、足形をあわせてオリジナルで健康な靴をつくれるとのこと。全国から、電話やメールで依頼されるお客さんを相手に日々作業をされている店主。既製の靴では合わなくてという人にも頼りにされているそうだ。期せずして、こんな靴職人が我が鶴岡にいることを再発見。実に良かった。興味ある方は あんよanyo(http://www.anyo3939.com/)へ。
事業仕分けを鶴岡でも!
昨晩のニュース、本日の新聞で大きく報じられていますが「事業仕分け」が本格的に国ではじまりました。
本日の八文字屋街宣はこの事業仕分けの事について触れました。
この事業仕分けの本意は、国の仕事の「そもそもの必要性」を問うこと。(=「市場化テスト」や「三位一体改革」といった実施主体の議論の前提)。とこの事業仕分けを開発した構想日本で言及されています。
テレビに登場している「仕分け人」の幾人かには、今般の選挙選の応援をいただいた元我孫子市長の福嶋さんや、元議員秘書で先の秋田の集会でもご一緒した政野さんの姿も。
この事業仕分けのライブ映像は、行政刷新会議のHPで公開されています。
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/live.html
これまで、密室でおこなわれてきた議論をこうしてオープンな会議の中で、「最も辛い意見をいう」研究者が率直な声をあびせ、役所が充分に説明ができなかったら、容赦なく廃止と決定されたり、自治体や民間ににまかせよ。ということがおこなわれています。これはこれまで、不透明だったり、説明責任が果たされていなかった事が改めてテーブルの上にのせられ、説明を問われるということです。テレビやライブ中継をみていると、担当官僚が説明できなくて「廃止」などになるシーンがいくつかありましたね。
私は、この事業仕分けは、これまでの予算組みをシーリング主義ではなくゼロベースで棚卸しができるという意味や、なにより、役所の意識改革にもなると思います。ただ、数万もある役所の仕事の内、400をピックアップしているから、そこで省かれて「ほっとしている」官僚もいるかもしれないということと、1時間の審議時間の中で、議論に乗らない声もあるという問題があることは事実かと思います。
選挙戦の中でも行革の手法として主張してきましたが、この事業仕分け。ぜひ鶴岡で実現したいものですね。
つじ立ちー市議会傍聴ーダム問題。
今朝、八文字屋前。選挙戦の前の時と同じようにコーヒー缶の差し入れをしてくださった方がいて、とてもうれしかったです。いくつかクラクションをいただきました。ありがとうございます。よりよい鶴岡への変革の志を私は今後もずっと持ち続け、日々努力して参りますのでよろしくお願いします。
本日は午前中ネットで市議会傍聴。新型インフルエンザの予防接種を低所得者の方々ががまんしなくてもいいようにおこなう措置のための補正予算とのこと。いかに周知するかなどの課題は大事なことだと思います。
又、副市長1人制にした理由を問われると、市長は行財政改革の一貫としての副市長一人制。「以前の2名の副市長が辞めたことから、山本元農林水産部長を選任した。と述べました。
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本日、ブログのタイトルを変えました。新しい時代に応えた「持続可能な鶴岡」をめざし、取り組んで参りたいと思うその気持ちを表してみました。
さて、最近新聞やテレビでダム 問題がとりあげられています。本日も、夕方のテレビでは 農業利水用のダム問題で 五十嵐敬喜先生がコメンテーターとして意見を述べられていましたし、さきほどまで、NHKのラジオで「改めてダムの役割を考える」として特集が組まれ、京大名誉教授の今本博健先生が電話でコメントしていらっしゃいました。(ラジオ教えていただいたK先生に感謝します)今本先生には、山形の最上小国川の問題に5回も足を運んでいただいております。「最上小国川に穴あきダムは似合わない」他、流域の問題を指摘した文書が手元にあります。
改めて私は、私たちの山形県が抱えている最上川の支流、最上小国川のダムの問題について、これまでの流域の議論では、「ダム推進論者」だけ集められた会議が続き、真実が議論テーブルの上にのっていないと実感しています。
赤倉温泉地域の治水を考えるならば、ダムをつくるのではなく旅館街の再生工事と河川改修をおこなうことが、流域地域の長期的な経済を維持し、持続可能な発展に寄与することになる「真の治水」であると私は考えています。
でも、国からの補助金や交付金がダムならば、国から多くだされ、河川改修だと地元負担が大きいというしくみがあり、それもあって地元の自治体ではダムを選択しやすい構造がありました。
こうしたしくみこそ見直し、今こそ真実の議論をやりはじめる時だと私は考えています。
鶴岡市議会臨時会ー新鶴岡市長 6分間の所信表明
鶴岡市議会臨時会、特に今般は選挙後の初議会で新しい市長の所信表明が述べられる議会と思い、開会からネットで傍聴す。登壇した榎本新市長。述べたのは選挙の際の公約である鶴岡ルネサンス宣言と5つの都市宣言。もう少し具体に踏みこむのかと思いきや約6分間で終了。演説の長さや短さが問題なのではないけれど、なんだか拍子抜けしてしまった。議長、副議長の選任には、投票総数34票のうち、28票が最大会派の新政クラブの正副議長 に。第二会派の市民クラブ4名の内、3名は新政クラブと同調しているということになる。
まずは、どれだけ「開かれた」市政になっていくのか、注目していきたい。
湯殿山閉山式にて

毎年11月1日は恒例の湯殿山閉山式。今年は丑年ご縁年ということもあり、多くの参拝者が訪れた湯殿山。
お礼参りを兼ねて閉山式へ参列す。直来の席で昨年、一昨年と山伏修行をご一緒した同士と再会。また、今夏、岡野弘幹氏の奉納演奏をプロデュースした親友とも出会えて実に良かった。出羽の山々を通じ、この10年来、実にいろんな出会いを頂いている。感謝。
湯殿山閉山式にて ー月山からの源流。

新しい政治の幕開けだ。ー鳩山総理の所信表明演説を聞いて。

鳩山総理の所信表明演説を聞く。52分。
日本が変わった。市民革命が実現したことを実感する演説だったと思う。
先日社長の講演をうかがった、障がい者雇用に先駆的に取り組むチョーク工場の話。アインシュタインの言葉。
「友愛」政治を掲げ、「新しい公共」を示す。そして、チャレンジ25を掲げ、低炭素化社会に率先して取り組む新しい国づくりのビジョンがおおいに語られた実に歴史の転換にふさわしい、所信表明だったと私は感じた。
これを「長すぎる」とかと取り扱うメディアはどうか。それから、こともあろうに議場の雰囲気をヒトラーの演説などと称する谷垣氏や「よくわからない」という自民党の幹部の姿勢に「古さ」を強く感じた。
心に残ったところをメモしてみた。
日本の地域は、疲弊をしている。
かつての誰もが誰もを知っている から、次に私たちはめざすべきは、新しい共同体のあり方、子育て、ボランティア活動、地域防災。インターネット つながり、誰かが誰かを知っている。市民ネットワークをもっている。本当はやさしい。市民ネットワークの再構築。新しい絆を創り上げていきたい。
と思っている。
子育て、介護、教育、 まずは自分たちの
市民やNPOなどによって広がっている。
ホンネで話せる居場所をつくっている。
支援する場所に参加し、新たな出番を見いだす。
●新しい公共の概念であります。
新しい公共。官だけが担うのではなく、地域 応援しようという新しいしくみ。
●市民やNPOの活動を側面から支援することが21世紀の政治の役割だと思う。
●行政
自律と共生の理念を 人と人との信頼関係を取り戻すのが
互いの存在をかけがえのないものだと感じあえる
居場所と出番を見いだすことができる。
日本にするため、先頭にたって、全力でとりくんでいく。
●人間のための経済を提言する。
●雇用、人材育成 セーフティネット。食品、安全面での確保。
豊かさに根ざした中小企業の方々。経済危機の荒波 生の声。
まさにこうした方々が日本経済の底力。
経済の動向 消費の腰折れ、日本経済を民需における回復。
持続的な成長を確保すること。
●NPOを含め、雇用確保について、
年金、介護、医療など。子ども手当の創設。ガソリン税の 高速道路 原則無料化
安心して暮らせる。
●人間のための経済をはかっていく。
物心両面から
安定した成長を実現すること。
●低炭素型産業 みどりの産業を
情報通信技術
先端分野研究開発 規制のありかたを全面的に見直す。
●公共事業 コンクリートから人へ という基本方針のもとで転換していく。
●未来の投資である 林業、農業、観光 の中で新しい事業を生み出していく。
●環境などの成長産業
●人間のための経済を実現するため、地域主権改革を実現していく。
●中央集権のきんたろう飴ではなく、全力でとりくんでいく。
● コペンハーゲン COP15に向けて。
日本経済にとっての大きな歴史。主要国における構築。意欲的な合意を前提に、温室効果ガスを国際交渉を主導する。
●途上国支援のための鳩山イニシアチブ 途上国とのかけはし。環境と経済の両立、低炭素化社会。
チャレンジ25と名付け、あらゆる施策を総動員して、これを果たしていく。
●核兵器 核のない世界。共感し、支持する。
●災害ボランティアのネットワーク。
●歴史の平成維新である。
大政奉還
島国から開かれた国への変革の試み
●新しい国づくり。変革を断行すること。
大きな挑戦である。
30年後、50年後の日本を見据えた大きな志をもって、やっていこうではないか。 今なら間に合う。
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水源連ー秋田、成瀬川ダム問題に学ぶ。
全国水源問題連絡協議会 は、全国のダム事業の問題に取り組む老舗の団体。現地調査をおこない、嶋津先生を含め、その科学的な調査に基づく論証などをおこなう技術者の方々もいるたのもしい団体であり、私も、月山ダムの問題、最上小国川の問題などで、調査依頼をし、実際に現地調査をしていただいている。24日から25日にかけて秋田、横手市などで全国大会がおこなわれ、私も2日目のシンポジウムに参加しました。

以下は当日をとりあげた新聞記事。
横手市で「成瀬ダム問題全国集会」 建設現場の視察も
国が東成瀬村に建設している成瀬ダムの必要性を考える「成瀬ダム問題全国集会」が25日、横手市のよこてシャイニーパレスで開かれた。ダム反対運動に取り組む市民団体の代表や国会議員が意見を述べたほか、「コンクリートのダムから緑と清流の時代へ」と題した集会宣言を採択、ダム依存の政策からの転換を国や県に求めていくことを確認した。
横手市民らでつくる「成瀬ダムをストップさせる会」と、ダム事業中止を求める全国各地の市民団体でつくる「水源開発問題全国連絡会」(水源連)の主催。両会の会員ら約160人が参加した。民主党の京野公子衆院議員(秋田3区)と大河原雅子参院議員(東京都)、社民党の保坂展人副幹事長らが、ダム事業を含む公共事業の在り方について見解を述べた。
京野議員は成瀬ダムについて「勉強中」と前置きした上で、「治山治水や利水、地域経済を支える公共事業という点で、地方自治体や農業団体から要望がある。ダム以外の選択肢がないか考えていくため(推進派と反対派が話し合う)円卓会議のような場が必要ではないか」と提案した。
水源連の嶋津暉之(てるゆき)共同代表(66)は成瀬ダムについて独自の検証結果を報告。国土交通省が示す流水機能の維持や治水に関する費用対便益の数値について「恣意(しい)的な数値に基づいて計算している。現実に即して計算し直せば中止は確実」と述べた。
集会に先立ち、水源連の会員ら約50人が、本体工事に入る前に川の流れを一時変える転流工工事などが進む成瀬ダム建設現場を視察した。
(2009/10/26 09:18 更新)
山形県自然保護連絡協議会総会に参加

小国町で開かれた 山形県自然保護連絡協議会総会に参加。「民主党の環境政策」ということで舟山やすえ参議院議員の話を聞き、最上小国川ダムの問題などを諸々協議した。
政権交代を実現した後、前原大臣によって打ち出された全国のダム事業の検証のリストに山形では最上小国川ダムや長井ダムがリストアップされている。先日知事が現地視察しながら、「推進」の意向を発表していたようだが、これまで「ダム推進論」で固められてきた、国土交通省から派遣されている土木部長をはじめ、一方的な役所の治水策を聞いているだけなのだから仕方ない。改めて、真実を議論のテーブルの上にまずは載せる事を徹底していかねばならないと思うし、公開討論会のような場で“真の治水”論議を徹底的におこなう事をやらねばならない。よく、これまでの県知事や県は、「議論は尽くされた」などと言ってきたが、それはとんでもないご認識なのだ。これまでおこなわれてきた流域委員会、流域小委員会の会議はほぼ「ダム推進論者」だけで固められてきた。第一、「ダムに依らない治水論」を展開できる河川工学者は全国で2人しかいない。京大名誉教授の今本先生と新潟大名誉教授の大熊先生だ。その方々を議論にいれなければ、こうした会議でイニシアチブをとる「専門家の河川工学者」は、ダム推進論しか言わないのだ。これは全国のダム問題共通の抱える問題だろう。要するに、真の議論をしてこなかったのだ。まず、「検証」するには、「真の議論」をやり直すことではないか。
中越地震から5年。
