持続可能な鶴岡ブログ

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便器を磨く。



選挙戦の準備や諸々でなかなか行けずじまいだった朝の掃除の会へ。懸命に便器を磨く。鶴一小は、あとほぼ一ヶ月後には新校舎に子どもたちが移る。その前の最後の掃除となった。「大切に丁寧ににあと一ヶ月間、この校舎にお世話になります」と先生からお話があった。便器を磨く。自分を磨く。朝、貴重な一時間半をすごした。




本日より鶴岡市議会 傍聴しましょう!


本日午前一〇時から鶴岡市議会12月議会が開催されます。

インターネット中継もおこなわれておりますので。みなさん、傍聴しましょう。私もじっくり見させて頂きます。

http://www.city.tsuruoka.lg.jp/gikai/index.html

行沢のとちもちはスゴイ。


行沢の浄水場に行ったついで、行沢周辺を尋ねて廻った。ちょっと心配したのは、次亜塩素酸が多めに加えられる浄水場直下で塩素臭がきつい水道が流れていないか、など。「気にならない。うちは浄水器つけたもの」という家もあった。
   家のそばの納屋で、土のようなものにまぶした団子のようなものをビニル袋に詰めているおばあさんにお会いした。「これなんですか」「なんだかわかる?」 土のかたまりのような、、、「とちだよ」と教えていただいた。おお、これか。あくでまぶしてあるとちの実だった。納屋のとなりの水場ではおじいさんが一生懸命に実を洗う作業をしていた。近くにあった鍋ではぐつぐつとそれを煮ていた。捕ってくると虫などをとるために2日間水につけておく、その後、一度煮る。その後、流水につけて一週間。その後皮をむいて、、最後はあくにつけて、、、とても手のかかる作業。今般はあまりお話をじっくり聞けなかったが、再度じっくりお話をうかがいたいと思った。
   もどりに「あぐり」で「行沢のとちもち」450円を見つけ、購入。ほんもののとちもち。かむごとに、さっきの光景が思い出された、美味い。

鶴岡の水道水が改善されました。県議会への請願の成果。


朝、交通安全協会の皆様とご一緒しながらつじ立ち。

以前、昨年2008年の6月30日に山形県議会に提出していた請願。
庄内広域水道の水道水の悪化を改善するため、トリハロメタン値を下げるものであったが、請願の紹介議員になっていただいた笹山県議から「県企業局の担当者が岐阜県にまで調整方法を学びに行き、改善がみられたので、12月議会への請願の取り下げを」とのお知らせをいただいた。

本日、行沢にある企業局の浄水場へ行く。副所長、課長、担当の三名で対応してくださった。実際に担当職員の方が昨年6月の請願審議の後、21年3月に岐阜県の水道部を尋ね、調整の方法を学び、それを今年6月ぐらいから試験運用をしてきたとの事だった。浄水場の中で次亜塩素酸を注入する箇所は前、中、後の3カ所ある。これまでは前塩素をいれて0.2mg/lぐらいまで塩素濃度を上げてから凝集、沈殿をする手法だったが岐阜県の手法に学び、中塩素という濾過前の注入を多くし、前塩素注入をできるだけ止める手法をとることによってトリハロメタンを抑えることができたのだという。請願で指摘した平成一九年の9月には0.062という高い値をしめしたが、今年は、0.03まで抑えることができたとのことだ。
岐阜県では0.1の基準値の4分の1、つまり0.25mg/lに抑える努力がおこなわれているのだが、山形県でもようやくそれに準じる努力がおこなわれることになった。対応が幾分遅かったことはあるが、実際に岐阜県に職員が行き、学んできて実際に庄内の浄水場で活かしたことは評価したい。我々WaterWatchNetworkで提出した請願により、実際に庄内南部広域水道の水質改善、具体的に言えば、発がん性物質であるトリハロメタンの量を減らすことに貢献することができたことは一つの成果だ。
   ただし、地下水が原水だったころはこれより10倍ほど低い値なのだ。水質悪化していることには違いない。そのあたりは妥協することなく、今後も見守り、チェックをしていきたい。






以下、当時提出していた請願だが、一定の成果を得ることができたということか。詳細は再度アップデートします。

                                                                                                        2008年6月30日
請願趣旨         

                                                                          鶴岡市道田町21-29
                                                                          ウォーターワッチネットワーク
                                                                          鶴岡市議会議員
                                                                          草島進一  
趣旨
鶴岡で供給されている水道水のこの数年間の水質データをみると夏場、発ガン性が指摘されている総トリハロメタンの値が基準値0.1mg/lの2分の1を時には超える高濃度をしめしている。昨年19年度データでは、8月、馬場町で0.045mg/l,中山で0.053mg/l、11月、朝日、上田沢で0.050mg/lを示しており、地下水を原水とした櫛引上山添(かみやまぞえ)地域の0.003mg/lに比べて17.6倍も高い値を示している。このトリハロメタンの値は、より頻繁に検査をおこなっている広域水道朝日浄水場では昨年9月に0.062mg/lを記録している。
 つまり、夏場、月山ダム原水からの水道水質が悪化している。
このトリハロメタンについては、岐阜県の水道事業体では、低減下対策がとられ、基準値の4分の1におさえる努力がおこなわれている。
 そこで、トリハロメタン軽減策として以下の方策を提案し、請願するものである。

                                                                  記

1)庄内広域水道でのトリハロメタンをせめて岐阜県水道なみ(基準値の1/4)に、軽減すること。


Co2ゼロ住宅の義務づけーーEU


こんな情報が日経に載っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下転載
EU、住宅「CO2ゼロ」義務付け 21年以降の新築、オフィスも

 欧州連合(EU)は2021年以降に新築する住宅やオフィスビルなどについて原則として、二酸化炭素(CO2)を実質的に排出しない「エコ建築物」とするよう義務付ける規制を導入する。建築物はEU域内のCO2排出量の約4割を占め、抜本策が不可欠と判断した。エコ住宅の普及を検討している日本の対応にも影響を与えそうだ。

 EU加盟27カ国と欧州議会が28日までに合意した。来年1月に閣僚理事会などで正式に指令(法律)を採択した後、加盟国は2年以内に国内法を整備する。エコ建築物の義務付けはフランス政府が導入を検討してきたが、EU全体に広げる。(ブリュッセル=瀬能繁) (07:00)

ー日本経済新聞10.29よりーーー
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エコ住宅にEUのフォーカスが高まってきた。日本だと、オール電化住宅がエコ住宅だ。とか、太陽光パネルが載っていればエコ住宅だとか、とよくいわれるが、そうではない。明快にゼロカーボンを実質的に排出しないことがエコ住宅だ。断熱性を高め、暖房には太陽光の蓄熱(パッシブソーラー)やバイオマス燃料、ヒートポンプを使う。スウェーデンのヨーテボリ。建築家ハンスエーク氏が取り組んでいるパッシブハウス(日本だと太陽住宅+無暖房住宅)がその典型だと思っている。そして、そのハンスエークとほぼ同じ思想、同じ設計手法で、酒田在住の井山武司氏は、ソーラーハウスを作り続けている。ほぼゼロエネルギーを現在実現している。
   日本の場合、エコ建築の規定が甘いとしかいいようがない。「オール電化住宅」などとEU諸国で言うと「電気で暖房するなんて非常にもったいない。まるでチェンソーでパンを切るようなもの」と失笑されるのだ。実際、新しい家づくりで電気暖房は禁じられているということだ。

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②電気蓄熱暖房の再生可能熱源への交換促進に1000万フラン

電気の浪費源として悪名高い電気蓄熱暖房。チューリッヒ市では以前より新設が禁止されてきました。今年より、州が共同で作る建設模範法規にも、電気暖房の新築での利用禁止が取り入れられ、実際に9州では既に禁止、またはその準備中です。
このような背景の下、多くの州は既存の電気暖房を、ヒートポンプや木質バイオマス熱源に交換することを助成してきました。今回の景気対策では、その過程を加速するもので、1600件の応募のうち、1330件での交換が助成されました。あぶれた人は、州の促進プログラムで吸収していきます。
今回の交換で年間約5000世帯分の電力消費量が節約されます。ちなみにキャンペーン中には、空気ヒートポンプへの交換だと3300フラン、地熱または地下水ヒートポンプには8000フラン、木質バイオマスボイラーには7300フランが助成されます。ーーーーーーーーー
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/361d2b5a6e2857490af497d615122951/44
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記事にもあるように、日本でも25%co2削減のためにもこうしたエコ住宅が注目されそうだ。
なにより、これまでの「しがらみ」を排し、明快にグリーンな住宅、エコな住宅の規定をし、指針を示すべきだと思う。





「菜あ」へ


エコツーリズムなどを諸々全国で展開しているTさんと、「神戸元気村」にもいらしていただいた「ほんの木」のYさんが、ご友人の結婚式で来鶴。半日にわたり薪ストーブを囲んで諸々まちづくり談義。ランチは農家民宿レストラン「菜あ」に妻と4人で行く。民家の部屋を活用した店内。地ものの焼き魚と志藤さんの健康豚肉の焼き肉と、おいしい有機無農薬の玄米をたらふく食べて1000円のランチメニューにみんな感激。

今年の作況指数


農業が基幹産業の鶴岡市、そして庄内米のコメの出来高が農家の収入を左右する。こうした作柄を示した指標が作況指数というのだが、今年度、10月15日の農水省発表では、山形県全体では100とか99という発表がおこなわれている。しかし、今日、藤島地域にいって話を聞くと、どうもそんなに良くないという声が聞こえてきた。90から95ぐらいではないかという声も多いとか。南庄内が特に良くないようだ。日照不足で結局梅雨明けもしないような天候が原因かともおっしゃっていた。注意深く見守っていきたい。
  

玄関先にてーー帆船模型




山崎先生の演劇を観に行く。


山崎誠助先生が主宰する劇団「麦の会」の演劇「女の旅路」を観に行く。月山を背景としたセット、「嫁に小遣いをあげるかどうか」を婦人会で話し合っていた終戦直後、家族経営の農家が複式簿記をしはじめた時代、そして、昭和の終わり、息子夫婦がハワイ旅行にいく時代。そうした時代背景の中での家庭の女性像を描いた作品。庄内弁。笹巻き、釣りでつれたウマズラ100匹をご近所の奥様方と分ける。それぞれの時代の庄内の暮らしの幸せが現れているような演劇だった
。パンフレットには、「創立以来63年初一念を変えることなく、郷土の歴史と郷土人の生活の中から、人の心の愛と美を求めながら、オリジナルの道程を辿り続けて参りました。しかし今にして道は遙かに遠く、そして遙かに険しいものと自覚致しております。、、しかし私どもは諦めてはおりません。未来には常に限りない希望がある、より大木な希望がある、それを信じるからです。、、、山崎先生のご高齢ながら、元気なクリエイティブに大きな拍手をお送りしたい。