持続可能な鶴岡ブログ

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あつみ温泉 水戦争


朝、八文字屋つじ立ちからはじめる。 今日はあたたかい。なだれも心配だが晴れてなにより。 午後 あつみ地区地域審議会 へ なかなか意見 質問が 出なかっだ。 資料の事前配布の要望あり.また、観光についての意見が寄せられていた。終了して「チットモッシェ」へ。http://chitto.exblog.jp/
「公設でカフェをつくる。」この発想!なかなか心地よい空間だった。雨だったので足湯にははいれなかったが。カフェラテ350円はうまかった。
 温泉街を歩いて頂く発想。家具ひとつひとつにその空間の居心地の良さ、風通しの良さの考え方。なかなかゆったりとしてイイ空間だった。

 夜、羽黒町コミセンで「命の水、環境の水」という題の月尾先生の講演を聞きに行く。水の引き起こす戦争について。水道水の1000倍もの値段のペットボトルの飲料水について。など。モードバーロウ「blue gold」などで述べられていた水戦争について思い出しながら聴かせて頂いた。
 100年後の水資源をいかに考えていくのか。大事なテーマである。しかしながら、日本は人口減少に転じている。世界では水需要はどんどん増えるといわれているが、日本の場合はどうか。一言質問させていただいた。



オリンピック 国保協議会 


国保協議会 最終答申がおこなわれた。傍聴す。

オリンピック 開会式から、リアルタイムでできるだけ観たくて、どうも寝不足気味になる。開会式のオノヨーコの平和の詩、imagine、フェラーリ、テノール歌手 パバロッティの感動的な熱唱からはじまったトリノオリンピック。
 モーグル、スノーボード、スケートとテレビに釘付けになって観る。特に上村、加藤は残念! スノボも残念!米国勢のすごさに感心。アルペンの滑降のフランス選手の逆転劇には感動。報道されて僕らが観るものは彼らの営みのほんの一瞬だ。あの一発を決めるのにどれだけ苦悩し、どれだけ滑り込むのか。神業ともいえそうな世界最高峰のスピードや業を観ながら、人間の凄さや可能性を感じずにはいられない。

テレマークフェスティバル


1日 オフ。昨晩から降り続いていた湯殿山にて、マイナス5度以下、大雪の中でおこなわれたIDEHA主催の湯殿山テレマークフェスティバル、宮城、東京、神奈川、岩手、福島、栃木、茨城など、東北、関東一円からの参加者あり感動。ビギナーレースに初参加。2位入賞。湯殿山、大雪の中 雪と戯れる1日でありました。http://blog.goo.ne.jp/idehablogみなさま、お疲れ様でした。

シビックコア


シビックコアのまちづくりの発表会へ参加。
シビックコアというのは中心市街地の官庁街の事。これを16,17年と市民参加のワークショップでやってきたことの成果発表と今後の方向性について考えるといったもの。要は、国の合同庁舎の建設を旧庄内病院の跡地の利用とからめてどういうかたちで展開していくべきかという事を中心としてのプランニングだ。ワークショップから2つの案が提示された。
 通りから眺めることができる金峰、母狩、月山などの山。こうした景観を大事にすること。カソリック教会、丙申堂、などの門構えをいかす。庁舎をセパレートにしてガラス面のある通路でつないで眺望を考える。など、様々な提案がでていた。
一言コメントさせていただいた。 人口減少、右肩さがりの時代にふさわしいサスティナビリティをいかに実現していくか。そのためには、建物自体についても維持コストや光熱費の問題なども考えていいだろうし、その配置などに太陽光などをいかに大事に考えていくか、また、つくった後で「ムダ」なものといわれないように、シンプルで違和感のないものにするか。など、特に考えないといけないと思っていたからだ。
 モニュメントの件などを例にあげればわかりやすかったかもしれない。
芸術工科大学の小沢先生のコメントに、人口減少時代、またコスト意識、非開発、発想の転換。という言葉がでてきていたが、もうすでに従来の意識で公共建築物をつくる時代ではないと思う。徹底的に住民の参加のプロセスを踏むことが大事だし我々自身の税金をつかってやる事業なのだというコスト意識と評価の視点がもっと必要なのではないかと感じている。ワークショップのとりくみはいいと思うが、中心部のこれからのあり方、「合理的で美しい」まちづくりとは、どんなつくり方がいいのか、もっともっと細部にわたって、より多様な議論を求めたい。



元気居住プレゼン大会


銀座通りのいっかくをどうするか? 8チーム の プレゼン、 いろいろ具体的な アイデアをもちよって 実に 楽しい会であり実際に、活かせそうアイデアもちらほら。コスト意識がくわわればもっといいかもしれない。



ついで



ついでに藤島楽々へ この有機無農薬みかんは絶品!だ !


特例債


地域審議会財政制度について三川との合併について鶴岡駅前の考え方についてなど市長に質問がとんだ。エコタウン課を新市の農業拠点へ という要望もあがった 合併協よりも 多様性があるかな と感じた。



地域審議会 始まる



藤島から地域審議会がはじまった傍聴す。


除雪費 地域審議会


深夜バスでもどってきて8日の代表者会議へ
除雪費状況 2/5現在で5億6千930万円。91%。1/11に3億円の先決処分をしたが、今週中に足りなくなる。更なる除雪費の先決処分が必要とのこと。
雪害については、
死亡1人 重傷7人、軽傷7人、合計15人。内転落事故8人とのこと。
合併関連では10日から地域審議会がおこなわれる。はじめは顔合わせ程度だと思うが
以下スケジュールを記す。
2/10 藤島 午後3時 藤島庁舎
2/14 温海 午後1時30分 温海庁舎
2/17 朝日 午後9時30分 すまいる
2/22 鶴岡 午前9時30分 本所
    櫛引 午後3時    櫛引庁舎
2/24 羽黒 午前9時30   羽黒コミセン

メンバーについても会派代表者に発表されたが、これも公募委員をもうけるなど、新しいしくみは全然とられていないし、このスケジュールをみてもわかるように「役所時間」でおこなわれる審議会だ。

 各地域の審議会に極力出席し、参加者の声をうかがってみたいと思う。

日米ダム撤去委員会ーー穴空きダムはナンセンス


衆議院第2議員会館の会議室で開かれた日米ダム撤去委員会第2回国際会議
「国際的にも求められている治水論の大転換」に参加。

米国NGOアメリカンリバーズ エリザベスバーンバウムさん、オランダ交通水管理省 キースストームさんを招聘し、大熊孝 新潟大教授、岡本尚 森植物生理研究室学者、
今本博建 京都大学名誉教授 五十嵐敬喜 法政大学教授 百瀬敏昭 東海大学講師、といった第一線の研究者たちによる5時間にわたる国際会議。
 天野礼子さんのエネルギーには毎度ながら関心する。
今回の会議冒頭には、本日9時から国会予算委員会で激しく追求をしていた前原民主党代表もスピーチし、しばし海外ゲストなどのプレゼンに耳を傾けた。

 米国ではすでにダムの時代は終わり、年間役40の小規模ダムが撤去されており、大規模ダムについても検討され結局1999年以降700もの大小のダムの撤去が完了されている。ダムを撤去し、川の自然を取り戻し、結局は鮭がのぼる川にもどす。そして鮭が運ぶ養分を復活し森も回復する。そうした事が常識になっていりう。また
カトリーナ台風被害によって、特に治水のあり方、水源利用計画の変更が必要なことが証明され、米国の大部分の大規模水資源計画に責任をもつ陸軍工兵隊の姿勢の変更が必要なことを力説した。

キースさんは、オランダのハーリングフリート河口堰について、4000年に1回レベルの高潮から守られたが、汽水息などを失い生態系を破壊した代償は大きい。そのため、2008年に水門をあけ、自然のダイナミクスを回復するのだという事について説明があった。

大熊先生からは04年の新潟水害の際、ダムが2つもある五十嵐川で破堤による死者がでるという最悪の結果を招いてしまったことについて、ダムによる治水の限界。また治水政策自体は以前の方がすぐれていたのではないかということについて提示があった。

岡本先生からはダムの堆砂の問題についてのプレゼンがあり、国土交通省の堆砂速度の見つもりなどは現実のものとずいぶん食い違っているなどの提言。

その後、今本先生、五十嵐先生、天野さんをいれてのパネルディスカッションになったが、治水のあり方が世界中で見直されているということを印象づけた。

僕も一つだけ質問してみた。小国最上川ダム計画にも採用されている穴あきダムについて、米国の事例、また、河川工学の第一人者である今本先生におうかがいしてみた。
するとエリザベスさんは、そんな穴などあっても岩や木などが詰まってしまうのがおちなのではないですか。利水用の目的がないのなら、ダムなど造る必要はありません。
と「ほとんどナンセンス」というような姿勢を見せた。今本京都大名誉教授(河川工学)は、「穴あきダムなんていうのはインチキだ。治水専用でも環境への悪影響は大きい。ダムではなく河道改修や堤防強化などを優先すべきだ」と語りました。
 
 米国では700ものダムを撤去して川の再生がはじまっている。日本では3000以上のダムをつくって、いまだに150ものダムを建設しようとしている。そしてトレンドが「穴あきダム」だ。天野さんが「今日、エリザベスさんがいいおみやぎをくれた。それは米国でダムをつくろうとすると、地域の自治体で25%の資金をださなければつくれないそのしくみだ。大熊先生の本に「技術にも自治がある」という本があるが、まさにそこに問題がある。日本ではダムをつくろうとすると県営ダムであってもほぼ9割以上国から建設費用が捻出される。小国川ダムについてもまさにそのためだ。
 
 とにかく「穴あきダム」は米国のNGOに笑い者にされた。ダムを造り続けた河川工学者も疑問をあげている。山形の最後の清流にこんなナンセンスを許してはいけない。