持続可能な鶴岡ブログ

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川とゴミ


今日はなんだか一日川の日だった。朝6時。河川一斉清掃デイ。内川周辺。鳥居町の町内会では苗津川との合流点をうけもっていて、それに合流する。以前、川を下ったときも、要は水辺の近くのビニル系ゴミが気になっていたので、重点的に護岸の上からビニル袋をみつけるとそれをひっぱってとるということを繰り返していた。コンビニやスーパーのプラスチック袋。結構あった。他には農業用のマルチ栽培用とおぼしき長ーい、ビニル。感触的には、これは何層にもなっているんじゃないかと思えるぐらい、とってもとっても次が見つかるのだった。途中、うっかり足が護岸から滑ってドボンと川にはまり、一人ずぶぬれ状態で「ご苦労さん」ということになったが、ま、これもご愛敬。
 その後、あまりに太陽がまぶしかったのと、以前から、「カヌー教えて」のリクエストに応え、赤川カヌーへ。月山がくっきりと見える羽黒橋付近からはじめて、三川町の旧もぐり橋まで、実質2時間半ぐらいのコースだ。定番コースだがひさしぶり。ちょっと増水気味だが、流れ具合はちょうどいい。カワセミを2羽発見。そして、川に突き出ている枝のほとんどにはビニル袋やビニル系ゴミがひっかかっていた。増水の時についたらしく、結構高い位置にいっぱいついていた。「やれやれ」と思いながら下ることになるのだけれど、川からの発見は貴重だと思う。ビニル袋も、たばこの吸い殻フィルターも、町でポイ投げされると風でとばされ水路にでる。そして川に、海にいくことになる。今回はじめてだった人は「おもしれー」を連発。川でパドルで水をつかみ、自由に自分のところへいく感覚は、まさに「原始」に僕らをもどしてくれる。

「やってみたい」という方はお気軽にメールを。 stern8@mac.com
コモンズにもどってからパル前にて街頭演説。

月山 開山祭。


毎年7月1日は日常の諸々を排して山にいます。月山開山祭。今年はあいにくの雨だったのだけれど、クロユリやヒナウスユキソウなど可憐な高山植物にも会え、そして多くの月山を慕う方々とともに月山頂上で開山を祝いました。頂上には昨年に完成したバイオトイレがお目見えしており、それを動かすための風力と太陽光のハイブリッド発電機もありました。仕上がったばかりの今年の月山炎のまつりのポスターやちらしを持参。頂上小屋でおうかがいしたお話によれば西川側からの登山客に比べると庄内からの登山者はその3分の1なのだとか。玄関口としての鶴岡の役割が問われてくるなーと感じました。山道を歩きながら、これから僕は何をなすべきか、自問自答。常に原点を忘れず、行動し考える。僕の原点とは何か。まずは水。だ。

いろいろこの間考えて、ある時patagoniaから依頼を受けて書いた一文を思い出した。

転載する 
patagonia カタログ1999春。

「ネオ川の民宣言」

 2620カ所。日本にはダム(提高15m以上のダム)がこんなにある。そして今もなお
300箇所以上のダム建設が進んでいる。ダム先進国だったアメリカでは、建設コスト
に見合う経済効果が乏しい点や生態系へ悪影響、ダム誘発災害などを理由に1994年、
開墾局で「ダムの時代の終焉」宣言がおこなわれ、先進国各国ではダム建設をほぼ止
めている。それなのにである。その上日本企業はアジア各地でダム建設を我が者顔で
進めている。
かつて日本は、3万本近い清流をもつ「川の国」だった。川はアユ、サケをはじめた
くさんの川魚を育て、森のエキスを運ぶその豊かな水は稲作を潤し、海をも育てた。
人はその恩恵を授かって生きてきた。そして川は物資を運び、旅をする交通の要だっ
た。心を洗い、多くの恵みをもたらし、ときに洪水時には人命を奪う川を人は神とし
て祭り、祈りを捧げ、長年つきあってきたのだ。
だがここ100年足らずで日本の川事情は一変した。建設省、ゼネコンと電力会社、そ
して政治家の癒着構造は、水源の確保や洪水の防止、電力供給を掲げ、あらゆる谷間
にダムをつくった。川は濁り、魚や川漁師、子供たちの姿は川から消え、村はダム湖
の下に次々と水没した。芭蕉や蕪村が愛し、様々な文化を育んだ豊かな清流は荒涼と
した沈黙の水路とダム湖にとってかわった。
水は足りている。洪水には代替えプランがある。最後の清流を守るべくカヌーデモを
展開した長良川の運動はついに19のダムを止めた。この官僚大国でも市民が次々と
立ち上がり勝利しはじめている。子守歌の里、五木村が沈む川辺川ダムを、吉野川の
河口堰を、他すべてのダムを今、僕らの手で止め、川を自由にしたい。カヌーで、釣
り竿をもって、川に繰り出そう。こども達を川に放とう。川に遊び、川の声を聞き、
そして僕らの声をあげよう!日本人は川を愛し、川と共に生きてきた「川の民」なの
だから。
                       WaterWatchNetwork Stern草島

月山の登山道で8合目に向かうとき、雨で山道が小川のようになっていた。透明な清流だった。これが海にいくまでこの清流をとどめていればいい。心を癒し、育むどこまでも透明な川を。そしてこの山の扇状地が蓄える澄み切った地下水の文化を。僕は忘れないし、これを、そしてこれとつながって生きる文化を、守り次の世代に送りたい。


水無月の大祓いー大山の火の神事


6月30日、恒例の大山の「水無月の大祓い」写真は
この火が先達となって、太鼓隊、そして湯野浜から迎えた神をのせた御輿が続く。この炎車(といっていいのかな)の終着点は椙尾神社。後に続く御輿は境内にはいり、階段をかけのぼって祭殿にいく。
8時からはじまって30分間。シンプルだが異様なエネルギー。確かに「祓い」を感じるまつりだ。
2000年のこの祭事には、「20 世紀の大祓い」として、その当時僕がキープしていた広島の原爆ののこり火「こころ」を使っていただきました。
いずれにしてもこれも貴重な鶴岡の宝ものです。そのうち映像UPします。

議会代表者会議ー合併後の議会についてひとこと。


10時から議会代表者会議 合併後の議会についての話し。

議会中継やインターネット配信と傍聴規定について議論をふっかける。
「議事録は正確な情報だといって、2ヶ月後にでてくる。それはそれでいいのだが、市民の関心は、「今日議会で話されたこと」だ。仕事の関係もあって誰もが傍聴できるわけではない。とするならば、単に議会中継といっても議会の実況生中継する事、そして録画をいつでも見れるオンデマンドがある。録画したものをインターネットを使ってオンデマンド配信をすることは、文字通りオンデマンドを満たすわけだから、一つの目標点だといえるだろう。(櫛引町のケーブルテレビで夕方議会録画中継をおこなうものよりは劣るかもしれないけれど)議会本会議、委員会を含めて、基本原則的には公開が当然なのだから、そうした配慮は必要だ。
 とすれば、現状、写真撮影も録画も基本的にはダメということになっている傍聴規則は見直すべきだと主張。
「そこに来た人が恣意的に情報を発信する場合もあるじゃないか」などという方もいたが、「それは当然。」「議会に対して今のメディアの報道こそ恣意的と感じられることだってある。いろんな表現者が記録し、それをいろんな軸をもって表現し、外に伝え、そこで議論の素材が外にでることこそ重要。いろんな議論が議会をきっかけに巻き起こってこそ議会。委員会も今は非公開が原則になっているけれど、基本は公開にすべしと主張。「なんでもかんでも公開しても、、、」という人もいたけれど、、。

「議会は公開当たり前、みんなの税金前がりしてやっている行政の情報はすべて公開されて当たり前。」(市民個人のプライバシーにふれる場合などだけは除きますけれど)
これは持論でなくて、現代の常識だと思うけれど、皆さんはどう思います? 







羽越本線高速化シンポ


マリカホールにて、おこなわれた羽越本線シンポジウム。新幹線をどうひっぱる?という期成同盟会が主催のものだ。鉄道アナリストの川島令三氏の話は興味深かった。

新潟 柏崎で避難勧告? と出し平ダム問題



ぱどる(議会報告)作成の日々。
昨日からの雨、山形ではさほど心配ないことがわかり安心しています。が、新潟では柏崎あたりで避難勧告のニュース。先週訪れた三条は大丈夫か、心配です。

さて、一本メールがやってきました。黒部川のダム問題に取り組む金谷さんから。

黒部川と富山湾の再生を願う皆さんへ

 本日(6月27日)15時57分、黒部川出し平・宇奈月ダムの連携排砂の実施が決
定され、19時20分に宇奈月ダムの水位低下の操作が始まりました。
■国土交通省黒部河川事務所ホームページ参照… 
        http://www.kurobe.go.jp/i/kinkyu.html
 出し平ダムが自然流下となるのは本日の20時、宇奈月ダムでは明日28日の未明
1時を予定されています。今回の排砂料は昨年28万立方メートルの倍、48万立方
メートルが予定されています。

 皆さんにお願いがあります。明日10時までに金沢大学田崎研究室と福井県立大学
青海研究室が現場に駆けつけ、それぞれ調査を実施します。調査地点は宇奈月ダム尾
の沼公園、宇奈月ダム直下山彦橋、黒部川下流の下黒部橋の3箇所です。平日です
が、ご都合のつく方は現場を見に来てください。また、調査している学生・研究生の
皆さんに食べ物などの差し入れを持ってきていただければありがたいです。調査は2
7日いっぱい続けられるかと思いますが、行くのが遅くなったり、現場が良くわから
ない場合は泊漁協の組合長、脇山さん(携帯080-1037-5464)に連絡されるといいと思
います。

 黒部川がアユの解禁が始まったばかりですが、海だけでなくこれでアユ漁も壊滅的
な打撃を受けるでしょう。排砂のために、今年はアユの解禁日を県内の他の河川より
早くしたのに、釣りを楽しめたのはわずか数日…。昨日、黒部川内水面漁協の総会が
ありましたが、内水面の漁業者ももう黙っておれないと怒りをあらわにしています。

 現場にいけない皆さんもニュースなどでその動向について注目してください。な
お、既にお知らせしたように7月10日には田崎研究室の報告も合わせて、漁業者の
排砂差し止め裁判を支える集まりがあります。皆さんの参加を呼びかけます。

■排砂訴訟支援ネットワークホームページ
     http://homepage2.nifty.com/haisa/index.html


●草島コメント
この出し平ダムというのは土砂吐けゲートというのがついていて、土砂を吐けると堆砂しないのでいいわけだけれど、しかし、土砂をはけるとどろどろの黒いヘドロが流れ出し、結果としては富山湾の漁業被害になってしまうということが大問題になっているものなのだ。。これ、ともするとどんどんヘドロ北上する可能性もあるわけで、申告な環境破壊という問題なのだ。
でも当局はこれを環境破壊と思っていないところに大きな問題があるということだ。


これもWatchしていくべき日本のダム問題の一つだと思います。



マタギサミットとえ、ユニフォーム代?


今日は、朝日村で開催されたマタギサミットの講演会に行く。直木賞作家の熊谷達也氏の講演や秋田県阿仁町のマタギ特区、それに芸工大の田中先生の話など。朝日村を含め、中山間地の今後のあり方、マタギ文化や経済をどうやっていくか。熊谷氏は、マタギ独立国なんていう発想はどうか。と問いかけたけれど、こうした文化をどう次世代につないでいくかは大きな課題だと思う。若い人にいかに継承するか。これが課題だ。
ところで熊谷さんに今回ぜひ会ってみたいと思ったのは、熊谷氏の著作に、月山をテーマとした「迎え火の山」 というのがあり、まさに僕らが月山炎のまつりをはじめたと同様の思いとその迎え火を復活させようとする主人公がでてくるからだ。僕はこの小説にであって鳥肌がたったのだ。講演が終わってから、若干月山炎のまつりの話を意見交換。今度、ぜひ祭りの流れの中でお呼びしたいと思っている。
 
 ところで、昨日の報道ステーションなどを見ていると次のような無駄使いの指摘。

ユニホーム公費で不正購入 22カ所で688万円分 (共同通信)


 国土交通省は24日、青森、大阪、岡山など15府県の22カ所の国道事務所や河川事務所などで、レクリエーション用の野球などのユニホームを公費で不正購入していたことを明らかにした。

 国交省の調査によると、2002年度から04年度の購入額は総額688万円余り。品目を作業服などと偽って野球、サッカー、バレーなどのユニホームを購入していた。

 北側一雄国交相は閣議後の記者会見で「福利厚生費で適切に処理されなければならず遺憾だ」と述べた。


[ 2005年6月24日13時24分 ]

社会ニュース
  社会トピックス

国交省出先、作業着と偽り公費でユニホーム688万円分
2005年 6月24日 (金) 16:20



 国土交通省の全国の出先22事務所が02〜04年度、職員のレクリエーション用の野球やサッカーなどのユニホームを「作業着」と偽り、公費を流用して購入していたことが、24日わかった。不適正な支出は3年間で計688万円にのぼる。国交省は3月末にこの事実を把握していたが、一部を除き公表していなかった。

 国交省会計課によると、不適正な支出があったのは、計6地方整備局の管内の河川国道事務所やダム工事事務所など。地域別は、東北5▽関東6▽北陸2▽中部5▽近畿3▽中国1。

 最も支出が多かったのは、湯沢河川国道事務所(秋田県)で、68万4000円かけて野球のユニホームを作っていた。利根川上流河川事務所(埼玉県)はサッカーのユニホームに53万4000円、アンダーシャツに13万3000円を出していた。

 作業着名目でのユニホーム購入は今年1月、中部地方整備局の出先事務所で発覚し、各地方整備局などは、管内の出先に対し実態調査と支出の是正を命じた。調査は3月までに終わり、本省会計課にも報告があったが、同課は「公表の必要なし」と判断していた。

 北側国交相は24日の閣議後会見で「不適正な支出であり、遺憾と言わざるを得ない」と話した。



→ 東北の内、TVで示された図ではどうやら山形も該当しているようだった。調査します!





新潟水害水害地調査


6月23日、一日をかけて新潟、大熊孝 新潟大教授、天野礼子氏と三条市の水害現地調査に行く。現地から、「水害はダムの放水の影響が大きかったのでは」との声あり。五十嵐川上流には2つのダムがあるが、一つは調整可能な笠堀ダム。ダム現地にもいったが、ダム湖に当時のぎりぎりの水面上昇の印が書いてあった。ここまでたまって耐えきれず放水したのだな、と推測。大熊先生曰く、この放水の時なんかは、ダムそのものがぐらぐら揺れて、「大丈夫かな」と思うものだよ。との事。笠堀ダムは月山ダムをちょっと小さくしたようなダムだった。
また、五十嵐川は、決壊箇所を含め大改修を数十億円でおこなっている真っ最中。しかし、去年の洪水があった7月をもうすぐ迎える時期なのだけれど、そんな時にこんな工事してていいの? という疑問をもたないわけにはいかなかった。今回決壊した地域の方々にお話をうかがったが、ここも中越同様住宅再建のまっただ中。見通しのたたない人もいる。水害のひどかった新興住宅地に、懲りずにもう一度新築する方。決壊堤防の近くに新しくたった建て売り住宅 と、様々だ。

夕方、天野さんを見送って鶴岡にもどる。その後パドル原稿書き続く。


え、ちょっとも見れないの?メタボローム学会


世界初のメタボローム国際学会が鶴岡で開かれた。 メタボロームの国際学会ってどんな感じなのか。素人ながら単に雰囲気だけでも確かめたいと思って企画調整課にいくと、「一般の方は全く入れません」との事。学会員の他は報道記者のみということで断られた。ということはあいさつに行く市長の他、鶴岡市民は全く参加していないということか。学会だからこんなものなのか。とも思うけれど、この経費も県と市から研究費用として捻出され年間使われている2億9千万の内から幾ばくかでているとすれば、市の議員が行って視察するぐらい許可されてもいいようなものだと思うが、、、。以前もノーベル賞受賞者のシドニーブレナー氏が来たことを知ったのは講演会のずっと後のことだった。市民にほとんど閉ざされた形でこの学会がおこなわれたのはどうなのか。疑問が残った。

学校耐震検査 情報公開


6月議会の質問のからみで、6月9日提出で、鶴岡市内の学校耐震検査の情報公開を求めていた。そろそろ2週間なので、状況を聞きに行く。鶴岡市では厳密な学校耐震検査はおこなっていない。簡易検査をおこなって、優先順位を決めている。耐震検査自体はおこなっていないので資料はだせないとのことだが、簡易検査の結果はあるということで、提出させた。情報公開の請求者にすぐに提供されないで議会事務局に一斉に提供されるなど、どうも情報公開請求のやりとりとしては理解しがたい点もあったが、とりあえず手に入れた。今読み込んでUP準備中である。