持続可能な鶴岡ブログ

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改革の試み



山形〓10 という 行政改革のイベントに参加.全国都市改善改革実践事例発表会というもの。これは、いわば、福岡市のDNA運動にはじまった、行政の現場の改善の取り組みのコンテスト。施設をいかに市民に利用していただけるか。市民が庁舎に来たときに、迷わず、職員も案内しやすくするにはどうしたらいいか。税の収納率をアップするにはどうしたらいいか。混み合う過酷な条件の火葬場の現場で、苦情をいかに改善するか。様々な現場で、がんばっている全国の自治体職員の皆さんのプレゼンを聞き、とても刺激になった。

 札幌、北上、横浜、富士、名古屋、大阪、尼崎、福岡、山形。制令指定都市や中核市が多いが、人口9万ちょっとの北上市も今回エントリーし、堂々と発表していた。
 それぞれの自治体で「YAAるぞカップ」(尼崎市)などという名前のついた改革改善発表会がおこなわれ、それぞれの取り組みについて、役所職員、市長、市民が見守る会場で発表する。

その後、山形市役所の近くで多くの改革自治体職員の皆さんと意見交換させていただいた。

北上市では、改革プランや行政評価とともに取り組んで、各部署からエントリーしてもらい、15件ぐらいの公開プレゼンからはじまっているのだと聞いた。

 司会者のYAAるぞ吉田さんのコメントに、「津軽三味線を聞いたときと同様に感動して涙した」と真正直に語る三陸地域の町村若手職員もいた。
 
 「お役所仕事」と批判されるような人だけが役場にいるわけではない。問題をきちんととらえ、市民、住民の笑顔をつくるために「やる」人たちは「やっている」のだ。

 鶴岡でも中にはそうした意識をもっている職員がいることを信じたい。要はそういう意志を活かすことができるしくみがあるかということだろう。

 改善改革実践事例発表会。人口14万の鶴岡市で、それも藤沢周平スピリットがあるところでやれないわけはない。鶴岡市から参加していた8名の有志たちの武士の一分に期待する。声援を送りたい。


農業委員会 認定農業者との意見交換


午後3時から農業委員会、認定農業者との意見交換会がグランドエルサンであり出席す。

認定農業者の直接の意見が聞けることはとてもありがたかった。
特に今回集まったのは専業農家の方々。

「これからは、米だけでは絶対に食べていけない」

この一言は強烈に響いた。そして、専業農家のほとんどの方が、農協を介した一般流通ではない、「独自で売る」手法を主にしているということも改めて気づかされた。

19年度からはじまる経営安定化対策だが、疑問も多い。特に集落営農といったって、本当にできるのか。今日お集まりの皆さんはほとんどが4ha以上お持ちの専業の方々だったので、あまりそうした話はなかったが、小規模で兼業の方々の個人の財布を集落でまとめろといわれたってどうなのか。僕自身も疑問だし、いろいろな声を聞いている。

 各委員の農業のビジョンを示せと問われた場面があったが、「新市になり、月山のてっぺんから荘内浜まで、上流から下流まで流域が一つになった。この生命生態圏の中で、この土地特有の資源を活かしながらいかに多様な、生き生きとした農業がはぐくめるか。ということ」と「ブルータスに掲載された月山の大地の写真とイタリアン特集の記事を示しながら、この地域が全国から注目されている」という事を示させていただいた。
 
 金曜日のNHKの特集でも「感動」を与えれる農作物を作り続けたい という山形市 の農業者の方の一言でまとめられたけれども、この地域でそうした連鎖がはぐくめるような農政のあり方とはどうしたらいいのか。もっともっと研究していきたいと思う。

 当日話はもりあがり、2次会午前2時まで色々とお話を聞かせて頂きました。
ありがとうございました。
 
 
農業が元気がなくては、鶴岡が元気になりません。国、県、市の政策の矛盾点。市ならではでは、こうしてほしいということ、農業者の皆さん、ぜひ現場の声をいろいろ聞かせてください。

2日目



各地からの報告で 旧 藤島町の取組みを 共同ファーム 志藤さんが紹介。 今頃 地産地消フェスティヴァル 藤島 やっているかな?


農をかえる東北集会



秋田市 28年前から後継者を育てているという埼玉県小川町 金子さんの話を聞く


黒川能。


 2月1日 鶴岡。ひさびさの雪。今日は黒川能の王祇祭の日。当屋にお祝いに行くと凍み豆腐。コゴミとごまの切ったもの。なんといったっけ。そうした精進料理でおもてなしされる。午後6時から能がはじまる。今日はちょっと過ぎてから下座ではじめは外から見た。式三番。高砂を観る。翁の稟とした舞は圧巻だった。
いつ行ってもとてもすごくいいエネルギーに満ちている。すばらしい。
 今も続いている。明け方まで続く上座と下座の能。そして上座、下座のご神体が春日神社に朝尋常で担ぎ上げられると再び神社で能の奉納だ。夜を徹して2日間にわたって祭り。

 音楽のはじまりは神への奉納演奏からはじまったのだと聞いたことがある。ご神体の前で奉納されるまさに、芸能の原点の姿が、ずっと受け継がれているこの黒川能。特に
王祇祭はとてもすばらしい。まさに美しい日本の象徴だと感じた。こんな祭りがここにあることを黒川の人はもちろんだが、鶴岡人はもっと誇りにすべきだ。

http://www.tsuruokakanko.com/kushibiki/kurokawa/ougi.html


 さて、今朝は八文字屋のつじ立ちからスタートした。
三川町へ。そして、もろもろ。
 
 国会は、柳沢厚生労働相の「女性は子どもを産む機械」発言で 辞任を求め、補正予算審議に野党は欠席。これは当然でしょう。
 首相をはじめ、なんだかかばっている人たちがいるがどうだろう。いくらなんでも、厚生労働大臣ですよ。といいたい。年末からずっと醜い政府がまかり通っている。

 ブッシュのイラク派兵の増強とともに、NOを突きつけよう。

 真に美しい日本へ。一歩一歩やっていこう。

明日は私用で仙台出張。週末3.4は秋田市。「農を変えたい 東北集会」へ参加の予定。

 

 


三川町長選


三川町長選。

三川町長選開票結果 22時05分 (選管最終)
当阿部誠氏   2881票
 梅津泉氏   2121票
 佐久間修一氏  243票

明らかに阿部氏の勝利
「自立」を選択した町民の選択を尊重したい。

これからの鶴岡市政運営。事務組合の問題など、これから早急な議論をしなければならないが、自立の道を選択した三川町とともに、何が住民にとって最善の道なのかを見極めなければならないだろう。
 合併してもしなくても、財政危機と右肩下がり時代の地方都市としては一緒である。
知恵を絞ってお互いの持続的発展の道を模索していくことが必要だ。

 イギリスのブライスは「(民主主義の源泉たる)自治は民主主義の学校であ
る」と言った。元総理の石橋湛山は「地方自治の比較的重要なのは、その小なりにあり」と言っている。
 
 要するに、実践と当事者意識なしに民主主義は機能しない ということなのだと思う。

合併した鶴岡で僕が疑問に思っているのは、行政がさらに内にこもって「調査だ研究だ」とはじめていることだ。14万市民と一緒に考える姿勢ということが皆無というか、さらに官僚化しているように思えるのだ。「官僚的な、継続的考えの下でのシミュレーション」と、政治は僕は違うと思っている。過去の継続を断ち切れることこそ政治であり政治は漫然とした流れにダイナミズムを作り出してこそ政治だと思うからだ。

 それを考えれば、まあ、数の問題だけでもないかもしれないが、要するに三川町で町民が知恵を絞って次々と小さな規模で「自治として」社会実験を行うような姿勢を期待したい。いずれにしても、町民の選択、支持を受けたわけだから、徹底的に小さな町の大きな挑戦を行動してほしいと思う。
 そうしたら、今後、三川町の存在というのは、鶴岡市にとって互いに切磋琢磨できるパートナーになれるのではないだろうか

 鶴岡も、合併すれば以前の発想で行政運営ができるなどと考えるのではなく、この時代にふさわしい発想の転換が必要なんだと僕は思っている。それは何か。さて、みんなで考えましょう。

 




財政危機宣言


昨日のみのもんたさんの「ズバ」スペシャルご覧になりました?

僕は録画しておりましたが、わざわざ電話で番組を教えてくれたKさん、ありがとう。
 財政再建団体に陥った夕張市。炭坑が盛んだった頃に作られた市営住宅にぽつんと住んでいるご老人の姿。
 夕張の他にも合併特例債だから有利な起債だ。などといってつくられる大観覧車。 通れない農道 「国のカネだから、、、」という「言い訳」で税金がムダに使われている。
 
田中康夫氏は、この破綻している夕張に1500置く北海道と国は全国で2番目に大きなダムをつくっているんだ。ダムをつくらないと献金が来ない政治家がいるからです。これを変えなきゃいけないということを指摘しました。

 自民党舛添氏は、道州制をもちだしたが、そんなことがこうした事の解決になることではない。またこれまでの三位一体改革についてもがんばっている。シーリングかけているなどと言及しましたが、全く説得力がなかったですね。

日本の借金 775億円。一人あたり607万円の借金。
世界と比べると、先進諸国はほとんど借金を減らしている。
日本自体が政府こそが緊急事態制限をださなければならないのではないかと民主党長妻議員は指摘しました。

実際「国のかねだから、、、」というフレーズは、よく役所との議論の中ででてくるのです。僕が研究所問題を追求するときも、「議員は●億円というけれど実際市の負担は●●億円です」などと答える。実際18年度予算で合併後の特例債第一号のメタボロームキャンパスに8億円にしても「大半は国からの補助金、交付税補填される」などと言い訳が返ってくる。しかしこうした思考回路の元で借金は増えてきているのだ。

ダム問題然り。1780億円の月山ダムの事業。市の負担は水道に関わるアロケーション7.4%だけだといっても131億円である。
 
  熱海の斉藤市長 「財政再建団体に転落することは必至であり、市の財政は危機に直面している」と財政危機SOS宣言。を出し、観光協会と議会の反発を受けていたけれど、実際基金がどんどん減っていき、赤字に転落することが予期されればそうした宣言を出して危機感を高めていくことも大事だと思う。

熱海市は、17年度の実質起債比率 16.9%である。鶴岡は今17.9%で来年から18%を超えることはほぼ明らかである。熱海市よりも財政危機なのである。
 
 実にいい番組だった。皆さんもそう思ったに違いない。鶴岡市政、来年度予算は20億円の歳入不足が見込まれ、更に基金がとりくずされる事は必至だ。

 今日は、最近特に水沢地区の土盛りが目立つようになった、高速道路の事をヒアリング。温海→鶴岡間で、1240億円。身近に巨大公共事業が進行しているのだ。

借金1000兆円超の日本。モラルハザードから抜ける一手が今こそ必要だ。

やっぱり継続審査。世界遺産。


世界遺産。
最上川と出羽三山。12月議会で僕も予測したとおり継続審査扱いでしたね。

「最上川と出羽三山の関連性」が課題などと指摘されていたけれど、それには、やはり、芭蕉の「奥の細道」の探求だろう。「奥の細道」の「奥」とはどこなのか。いろんな説があるらしいが、私の恩師でもある、宗教学者の鎌田東二先生は「奥」とは出羽三山の月山、そして奥の院である湯殿山である という説を説いている。
 出羽三山詣での事をその当時、「奥参り」と称してお伊勢参りと同様に大切にされていたと聞く。「奥参り」の文化を深めていくことが肝要だ。

 
 年明けから、事務所の片づけをしている。今日はくるりん館に事務机と椅子を持っていく。机500円。椅子一脚300円の手数料。合計1700円。
 聞けばある一定程度まとめて、解体、焼却処分になるんだそうだ。うーむ。もったいない。リサイクルを進める施設「くるりん館」としては、リユースのセンターとして全く機能していないことに改めて気づかされた。以前、僕が東京に住んでいた時、狛江市で役所の中にリサイクル情報コーナーがあった。学生の僕は、そこで持ち主とのやりとりを通じて、まあまあの学習机をゲットした覚えがある。
 粗大ゴミとして出される家具などにはまだまだ使えるものも多いはずだ。リサイクルショップでは売れそうもない物は扱わない。「くるりん館」のような施設にこそこうした機能があっていい。もったいない と思わずにはいられなかった。

 さて、皆さんに質問です。「くるりん館」に受け入れをする粗大ゴミで最も手数料が高いものは、何で、手数料はいくらでしょうか。コメントに答えをください。

さあて、何でしょう。役所の皆さんも匿名で結構ですからどうぞ。
 
 
 
 

10年前


今日という日 10年前 日本海重油災害 が あった日だ あの時 僕は 神戸で HP SAVE THE COAST! を 立ち上げ その後 8台のMAC とともに 三国町 にはいりその後加賀 の現場で4ヶ月活動した。 ヒシャクで油をすくう 途方もない作業に15万人が集まり 次第に海は青さをとりもどした。市民の行動による奇跡を思い出す  今朝は八文字屋前 アメニモ ユキニモマケズ・・・



明るいニュース


官製談合、事務所費不正利用。相次ぐ事故、不二家の不祥事 などなど、年明けどうもいいニュースがない中で、1万円の予算で行った成人式に次ぐ明るいニュース。宮崎県知事にそのまんま東氏が当選したとの事。それもぶっちぎりの快勝!である。
 元タレントだけマスメディアでは紹介されているけれども、東氏は一度不祥事で逮捕され、0になり、それから再起。早稲田大学で学び直し、今回、マニュフェストを掲げてチャレンジしている。僕もはじめは、冗談か?と思っていたのだけれど、HPを見て、その本気さに、思わず応援メールを送ってしまった一人である。
 まともなことを正々堂々と訴えての当選だ。まずは良かった。しがらみのない草の根民主主義が育まれることを見守りたい。

 さて、三川町長選が本日からである。
先週の金曜日の朝日新聞朝刊に、「破談 きしむ鶴岡市」として特集が組まれていたのでご覧になった方もたくさんいると思う。
見出しだけひろってみよう「消防庁舎は特例債前提」「合併でさらに「借金苦」悪化」「旧町村 住民負担増す」「旧町村「貯金」使い果たして」「研究所補助に2町基金分」「交付税伸び率倍増 国頼みに先細りも」 
 
 こうした選挙を通じて、鶴岡市政の財政や実態について分析が進むことは有意義なことだと僕は考えている。要は、当事者として「考える人」が増えることが第一だからだ。これからは、本当にみんなで知恵を出し合ってチェックし、予算執行のあり方を考えていかなければいい町はつくれない。

三川町の町長選。誹謗中傷合戦ではなく、真摯に真実を伝える選挙戦にしてもらいたいものだ。