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焼き畑



今の時期、温海地区を訪れると方々で煙りがあがっている。こうした焼き畑の煙だ。まさに庄内のもうひとつの風物詩といっていいだろう。杉林の斜面の他、休耕地などで、1週間前から雑草などを刈り、干しておく。そして、天気が続くこの時期に火を入れる。うまく火がまわるように枯れ草をならし、杉の葉をちりばめた。大事なことは、他に燃え広がらないように、消化線を決めて、青い葉を残したところや、枯れ草の全くないところをつくり、それで囲むこと。いい風も吹いていたおかげで、すごくいい火の周り方だった。 焼いた畑には、雨が降る直前ぐらいに、赤カブの種がまかれる。
 赤カブは、完全無農薬。無肥料。灰の成分などが、様々ないい影響を与えてくれるのだそうだ。今日、焼いた畑にも、種がまかれ、10月には赤カブの収穫ができるのだそうだ。収穫が楽しみだ。ここは、その後でワラビ畑にするのだそうである。伝統的な農法。文化。すばらしい。