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時事通信 の配信記事。


7.23 07 先日取材をいただいた時事通信の記事。
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避難生活のプライバシー守れ=テント、ついたて提供−新潟県柏崎市
 新潟県中越沖地震で最大の被害があった柏崎市では、避難所での生活が長期化する中、被災者のプライバシーを確保しようという動きが活発になっている。学校教室の一部を開放し更衣室にしている所もあるが、「着替えは消灯後、暗くなってから」「入浴した時に」といった女性も多い。「避難所の生活を少しでも良くしたい」とボランティアや自治体が工夫を凝らす。
 プライベートな空間を確保できるとして、テントに注目して活動するボランティア団体「元気村ネットワーク」は、市内の4避難所にテントを設置。着替えや授乳のためのスペースを提供している。今後は、家族や個人で使う分も配る。
 2004年の中越地震の際は、全国から約700張りを集めて被災者に配布した。車中泊をしていた被災者にも好評だった。地震で散乱した室内から持ち出した家財道具の置き場所にするなど、さまざまな使い方ができるという。
 同団体代表の草島進一さん(42)は「阪神大震災の時から避難所の光景は全く変わっていない。避難所での生活は1週間が限界。仮設住宅ができるまでの新しい避難の形になれば」と語る。
 一方、県は生活スペースを区切るための段ボール製のついたて490セットを同市と刈羽村の計34避難所に配布した。中越地震の際も使用したが、10月末と涼しい季節だった。今回は、「風が通らず暑い」と評判はいまひとつで、未使用のまま積まれている避難所も見られる。40代の会社員の女性は「仕切りをすると誰がいるか分からなくて怖い。貴重品の管理がしにくくなるのでは」と話す。
 県は「プライバシーの問題が注目されるのは1週間ぐらいしてから。使い始めるにはもう少し時間がかかるのでは」としている。(了)草島進一(くさじま・しんいち)
[時事通信社]