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なせば成る2ー床板。



GW中と7日の数時間で、コモンズの住居部分の床張りがほぼ完成。3,4月中にいろいろできるだけ地元産の木材を検討して、森林組合を訪ねて歩いた。ホームセンターなどで売っているような、素人でもできる床板を材料として買えるところ。とあたっていくと、残念ながら、市内の森林組合では床材まで加工したものは手にはいらないとのこと。以前訪ねた金山町の森林組合に聞くと、モルダー加工した床材が手に入るということで金山杉に決定。5万円弱で購入。その場でカットしていただき、組合参事の方に、組み合わせ方もずいぶん丁寧に指導していただいた。都合5日間、飽きない程度に日々3時間ぐらいでじっくりと張り合わせ、フローリング釘を打ち込んでいった。
ところどころ「ほくろ」もあるけれど、ようやく完成。金山杉のフローリング。
杉の香りが最高!柔らかい杉の性質だから、硬いものを置けばぼこぼこになるかもしれないが、肌触りは最高。それもよしである。我ながら大満足。

床材だけでも、地元(すいません、金山ですが)の杉からつくられているのだということが日々実感できることはいいことだなあとつくづく思った。
「家全部を地元材で」は理想だが、せめてリフォームする一部だけでも地元材を使う。
なんていうのを地域の運動にしていってもいいかもしれない。

ホームセンターで売っている外材と比べても高いわけではない。今回使ったモルダー加工した板材のように、日曜大工素人も扱えるような材として地元材が販売されていたら、地元材ももっとシェアが伸びるのではないだろうか。

森林文化都市を掲げ始めた「鶴岡」だが、まだまだ地元の森と私たちとの関係は遠い。
材として、薪として、自宅や暮らしの一部分に「使う」ところから、その「関係性」が変わってくるのではないだろうか。

さて、これに何を塗るか。この健康な杉の香りを消したくないし、せっかくだから自然素材のワックスを塗りたい。AURO社のビーズワックスにしようかな。と考えている。

これからの問題は、現在塩ビの壁紙が張られ、薄汚れている壁と天井だ。今日、ある塗装店を訪ねると「そのまま塗装すると、可逆剤が反応してはがれてくる可能性がある」とのこと。
珪藻土を上に塗ってしまうのはどうかと思うのだが、、、。