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列車脱線事故 記事クリップ


電車脱線事故のニュースをクリップします。

asahi.com より
特急が脱線転覆 2人死亡、車内になお2人 JR羽越線

2005年12月26日02時06分



列車から乗客を救出する救急隊員ら=25日午後8時5分ごろ、山形県庄内町の羽越線で


事故現場の位置
 25日午後7時20分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線砂越(さごし)—北余目(きたあまるめ)駅間で、秋田発新潟行き特急電車「いなほ14号」(6両編成)が脱線した。6両中5両が脱線、うち3両が転覆。乗客数十人のうち男女各1人が死亡、33人がけがをした。県警によると、26日午前2時現在、2人が車内に閉じこめられていて、呼びかけにも答えないという。県警の調べに、運転士(29)は「突風が来て、車体が浮いた感じがした。左側に車体がとられていく感じがして、脱線した」と話しているという。電車は時速約100キロで走行中、突風が吹き、脱線したという。

 脱線したのは前方の5両。このうち先頭車両は鉄骨造りの小屋にぶつかり、車体がくの字に折れた状態になった。死者や閉じこめられた乗客はこの車両に集中した。

 現場は最上川を渡る鉄橋から南に約500メートルの地点。最後尾の車両は鉄橋から約100メートル離れている。河川敷と田んぼが広がる一帯で民家はほとんどない。

 山形地方気象台によると、庄内地方には25日午後3時24分、暴風雪・波浪警報が発令されていた。いなほ14号は、雪の影響で現場手前の酒田駅を68分遅れで出発していた。

    ◇

 いなほ14号の脱線・転覆事故の負傷者のうち、山形県警の調べで身元が分かったのは次のみなさん。(25日午後11時現在。敬称略)

 進藤豊(49)▽田畑雅彦(43)▽細谷努(20)▽長浜達郎
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 サトウカズアキ(48)▽サトウマコト(48)▽サトウケンジ(28)▽シブヤカヨ▽ミツマトタケシ▽サトウマヤ▽ササキジュン(28)▽イケダヒロシ(26)▽タカハシヒロコ(30)


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車両くの字、中から悲鳴も 脱出の乗客「風すごかった」

2005年12月26日02時06分



脱線し横転した特急「いなほ」の車両。救出作業が続いた=25日午後11時50分、山形県庄内町で


線路から約5メートル下に転落して横倒しになった特急電車=25日午後8時5分、山形県庄内町の羽越線で
 みぞれ交じりの強風と雷鳴の中、鉄橋をこえた直後の特急電車が脱線、転覆し、2人が死亡、30人以上がけがをした。山形県庄内町のJR羽越線を走っていた「いなほ14号」。26日未明も、車両内に閉じこめられている乗客の救出が懸命に続いているが、厳寒と足場の悪さが作業を阻む。運転士は、警察の調べに「突風が来て、車体が浮いた感じがした」と説明している。これが原因だったのか。

 列車は6両編成。先頭の6号車は鉄骨造りの小屋に突っ込んで横転、小屋の角にぶつかって、中央部分でくの字に折れ曲がっていた。死亡した乗客はこの車両に乗っていた。

 乗客らは毛布にくるまれて救出された。現場には車両からはずれたとみられる車輪が落ちていた。午後8時すぎ、別の車両から、「キャー、キャー」という女性客の悲鳴が聞こえた。

 列車には妊娠7カ月の妊婦も乗っていた。救急隊員に腹痛を訴えたという。

 後ろから2両目に乗っていて自力で脱出した男性は「スピードはそんなに出ていなかったが、雷と風はものすごかった。ガタガタと音がしたが、脱線という感覚はなかった」と振り返った。

 午後10時を回り、雨が雪に変わった。猛烈な吹雪の中で、工作機械などを使って救助作業が続いた。激しく損傷した6号車に乗客らが残された。足や手だけしか見えない人もいる。救助隊員は狭いすき間に体を潜り込ませ、救出を試みる。救助隊員の呼びかけに答える人もいたが、その場で医師に死亡を確認された人もいた。

 事故当時、あられが降り、雷鳴がしていた。

 現場近くの農業の男性(74)は自宅にいた。雷が落ちたような大きな音がし、「ガタガタガタ」と地震のように家の戸が震えた。テレビのニュースで転覆だと知った。

 現場近くに住む女性は午後7時すぎ、自宅にいたところ、雷が鳴り響き、窓ガラスが割れるかと思うほどの激しい突風が吹き付ける音が聞こえた。「列車が飛ばされたとしたら、あの時の突風では」と思った。

    ◇

 JR東日本の大塚陸毅社長は26日未明に記者会見。「大変大きな事故を発生させまして大変申し訳なく思います。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。ご家族にも深くおわび申し上げたい」と陳謝した。

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特急脱線転覆:2人死亡33人負傷 山形・JR羽越線

脱線して横倒しになった車両と一部覆い被さる車両=25日午後8時10分ごろ、粕谷昭二写す




脱線した列車の図




脱線現場の周辺図

 25日午後7時15分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線砂越(さごし)−北余目(きたあまるめ)間の最上川にかかる「第2最上川橋梁(きょうりょう)」付近で、秋田発新潟行き特急「いなほ14号」=鈴木高司運転士(29)、6両編成=の前方から5両が脱線、うち3両が転覆した。JR東日本などによると、先頭車両に閉じこめられていた5人のうち2人が死亡。残る3人のうち女性1人が病院に搬送されたが、骨盤骨折で重傷。2人は車両内に取り残されている。毎日新聞が地元消防や複数の病院に取材したところ、26日午前1時現在で重傷の女性を含む33人が病院に搬送されており、重傷者がもう1人含まれているという。運転士も右目に軽傷。
 JR東日本新潟支社などによると、列車は1〜4号車が指定席で、5、6号車が自由席。指定券を購入した乗客だけで約30人が乗っていたという。自由席の乗客数は不明。現場は鉄橋の約100〜200メートル南の地点で、6両編成のうち先頭の6号車から2号車まで5両が脱線。うち6〜4号車が転覆、土手から数メートル下に転落して車両同士が折り重なった状態になった。JR酒田駅によると、同列車はポイント故障のため、同駅を1時間8分遅れて発車。県警の調べに鈴木運転士は「突風で車体が左側に浮き、そのまま脱線、転落した」と説明しているという。
 また、山形地方気象台によると、酒田地方は25日夕方ごろから西寄りの風が強まり、酒田地方に午後3時24分に暴風雪波浪警報を発令。事故が起きた午後7時過ぎは、降雪はなく、みぞれまじりの雨が降っていたという。同7時の積雪量は、転覆現場に最も近い酒田で28センチ、庄内町狩川で61センチ。酒田では同7時10分から10分間の最大瞬間風速は西南西の風21.6メートルだった。
 JR東日本本社によると、事故現場付近は風速が毎秒30メートルに達すると列車を停止し、25メートル以上では徐行運転する規定になっていたが、当時は規制値に達していなかったという。平常時の速度規制は時速120キロだった。【山根真紀】
 ◇有力な原因は「突風」
 脱線の有力な原因としては、現場での突風が考えられる。国土交通省によると、鉄橋に設けられた風速による徐行や運転停止基準は、鉄道各社が現場の状況に応じて定めている。転覆したのは第2最上川橋梁(きょうりょう)の通過直後だが、同鉄橋での徐行や運転停止基準についての説明は、JR東日本社内でも数値の認識が異なり混乱している。
 現場は直線でやや下っており、脱線せずに線路上に残った最後尾の車両は同鉄橋から約250メートル地点にある。事故を受けて記者会見したJR東日本本社によると、同橋の速度基準は風速20メートルで警戒、25メートルで徐行、30メートルで停止だ。しかし、酒田駅は毎日新聞の取材に対し、現場の速度基準を「風速20メートルで徐行、25メートルで停止」と答えている。
 鉄橋などの風速計のデータは新潟支社輸送指令に伝わり、数値が規制値を超えた場合、アラームで駅や列車の運転士に徐行や停止の指示を行う仕組みになっている。同鉄橋には風速計が設置されており、同本社によると、事故発生直後の午後7時16分に計測した風速は約20メートルで、アラームは鳴っていなかった。
 JR秋田輸送指令室によると、事故を起こした「いなほ14号」が秋田駅を出発する前の午後4時58分、秋田県の雄物川の風速計が規制値の20メートル以上を観測。このため、羽後牛島−新屋駅間を25キロの徐行運転にし、同特急は規制に従って運行したことが分かっている。
毎日新聞 2005年12月25日 19時42分 (最終更新時間 12月26日 2時56分)
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山形のJR羽越線で特急脱線、2人死亡・33人けが

特急「いなほ14号」の転覆した車両。後方の線路上には最後尾が残された


 25日午後7時15分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線で、秋田発新潟行き上り特急「いなほ14号」(6両編成)=鈴木高司運転士(29)=の先頭から2両が脱線、転覆し、3、4、5両目も脱線した。

 先頭車両(6号車)と2両目は、土手を滑落し近くの小屋に突っ込んだ。県総合防災課と県警によると、乗員乗客は四十数人で、26日午前0時50分現在、乗客の60歳代とみられる女性と男性の計2人が死亡し、33人がけがを負った。このほか男性1人、女性1人が車両に閉じ込められている。県警によると、死者や閉じ込められた人はいずれも先頭車両に乗っていたという。

 JR東日本新潟支社によると、「衝撃を受けて車両が止まった」と車掌(26)が同支社に伝えた。突風にあおられ、脱線して大破したものとみられ、県警、国土交通省、JR東日本は26日から事故原因を本格的に調べる。

 鈴木運転士は頭に軽傷を負っており、庄内署の事情聴取に対して「(現場手前の)橋の上を走行中に突風を受けて、車体が浮いた。そのまま脱線して左に傾いた」と話しているという。

 現場は、同線の北余目(庄内町)—砂越(酒田市)間の最上川橋梁(きょうりょう)から南側へ約500メートルの地点。車体は「く」の字に曲がり、屋根もめくれ上がった。3両目も線路から完全に外れ、土手の途中で止まった。

 いなほ14号は、雪の影響で酒田駅を68分遅れて午後7時8分に出発していた。山形地方気象台によると、酒田市の天候は午後7時には雨で、28センチの積雪があった。

 同支社によると、瞬間風速25メートル以上で徐行運転、同30メートル以上で運転停止する。当時、同橋梁では約20メートルの風速を記録していた。庄内署によると、「現場の積雪は転覆するほどではなかった」という。

 JR東日本によると、鈴木運転士は、1997年の入社。運転士歴は4年3か月。

(2005年12月26日2時9分  読売新聞)
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庄内町のJR羽越線で特急脱線、横転

 25日午後7時14分ごろ、庄内町榎木のJR羽越本線の最上川橋梁(きょうりょう)近くで、秋田発新潟行きの上り特急いなほ14号(6両編成)=鈴木高司運転士(29)=が脱線、先頭から3両が転覆した。県警によると、乗客の女性1人が死亡、運転士を含む32人が重軽傷を負って病院に搬送された。同11時半現在、先頭車両に数人が閉じ込められている。

 県警は午後8時50分、列車脱線事案対策本部(本部長・北尾憲治本部長)を設置、死傷者の確認を急ぐとともに、事故原因を調べている。

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は26日、委員1人と調査官4人を現地に派遣する。

 JR新潟支社によると、事故が起きたのは砂越−北余目間で、北余目駅の約300メートル北側。車掌から事故の数分後、同支社輸送指令に「衝撃を受け、現場に停止している」と連絡があった。原因は不明という。

 先頭から2両は線路左側の小屋に突っ込むような形で転覆。列車は最後尾の1両を線路上に残し、現場周辺で円を描くようにして停止した。

 列車は午後7時8分、1時間8分遅れで酒田駅を出発。酒田地区消防組合によると、乗客乗員合わせて約40人が乗っていたとみられる。

 県警によると、死亡したのは30代とみられる女性。先頭車両には女性ら数人が閉じ込められ、酒田地区消防組合などが救助に当たった。

 県警によると、負傷者は庄内余目病院(午後11時半現在15人)、県立日本海病院(同10人)、市立酒田病院(同7人)に搬送され、治療を受けた。

 JR新潟支社は関森多市郎総務部長、高橋昌行広報室長らが午後11時から記者会見した。

 県は午後8時45分、関係課長対策会議を設置。庄内町は午後8時45分、対策本部(本部長・原田真樹町長)を設置した。

(12月26日午前0時15分)


 酒田市内などの3病院によると、午後10時20分現在、病院で手当てを受けたのは3人増え て計32人なった。

(12月25日午後10時45分)


 山形県警などによると、羽越線脱線事故で1人の死亡を確認した。

(12月25日午後10時36分)


 乗客らが搬送された3カ所の病院によると、負傷者は計29人。酒田市消防本部によると、9人が自力歩行で庄内署に向かった。

(12月25日午後10時17分)


 警察庁に山形県警から入った連絡によると、脱線事故の負傷者は25人前後。意識レベルの低い人が1人いる。車内に数人が取り残されているもようで、救出を急いでいる。

(12月25日午後10時16分)


 山形県警庄内署によると、庄内余目病院には10人が搬送され、女性1人が鎖骨骨折、残りは軽傷とみられるという。

(12月25日午後10時00分)


脱線した事故現場=25日午後9時10分ごろ、庄内町榎木  25日午後7時20分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線砂越−北余目間で、秋田発新潟行きの特急いなほ14号(6両編成)が脱線、車両の一部が横転した。山形県警によると、10人前後が負傷したもよう。

 酒田市消防本部によると、乗客らにけが人多数が出ているとの情報があり、同消防と庄内署などで確認を急ぐとともに、事故の詳しい状況や原因などを調べている。

 JR東日本によると、電車は最上川の鉄橋を渡り、鉄橋の南端から約500メートルの地点で前寄りの3両が脱線した。電車はこの日、雪の影響で遅れが出ていたという。国土交通省に入った連絡によると、運転士は無事が確認された。

 現場は酒田市に近い最上川の南側で、農地と住宅が混在する地域。

(12月25日午後9時37分)

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以上、事故被害状況の把握のため、クリップさせていただきました。
現場は鉄橋を渡ってすぐのところ。現在もまだ2名が車両に取り残されている。
犠牲となられた方のご冥福をお祈りいたします。
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