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一般質問要旨 「批判の声は一人もはいっておりません」?


ちょっと遅くなりましたが、一般質問の内容のメモを記します。



1)モニュメントや橋のデザインについて
草島

市内のいたるところに、不可思議なかたちの記念碑がいつの間にか建っている。これは何を意味しているのか。という市民の方の声を受けまして、調べてみました。
高速の鶴岡ICの入り口の付近のシンボルモニュメント。2500万円。これを含む西部土地区画整理事業周辺に、ベンチ、モニュメント。市と管理組合との契約によるもの約6600万円。南部土地区画整理事業の橋爪広場に約900万円。また、内川にデザインを施した橋が、開運橋と千歳橋の2本。デザイン依頼の契約のみでも456万7千円。
また、鶴岡公園南部地区、市民プール屋外プールに一点630万円のモニュメント。直接契約しているもので合算しますと、16件。1億1千3百47万円ほどとなります。

これらは同一の彫刻家、櫛引町出身の富樫実さんに随意契約で発注されております。旧櫛引町では、ユータウンにあるモニュメントをはじめ、3体の大型のモニュメントがあります。また、最近開通した、これは県事業でありますが、鶴羽橋の親柱にも同デザインが施されています。

これらのモニュメントなどについては、わからない。城下町鶴岡の景観に会うのだろうか、なんでこうしたものをつくるのか。と多くの市民から、疑問の声があがっております。

この一連の事業について質問いたします。
結果的に16点、一億一千万円相当の契約が、随意契約で連続しておこなわれていることについて、当局の見解を求めます。

また、実際制作して、一体どのような評価をされているか、おうかがいします。

また、特に、つい最近建設された鶴岡公園南部地区の630万円のモニュメントは、議会の予算審議の際には明示されず、実施計画において急遽つくられたものであります。当局は、外構の実施設計を組む際に最適なものとして、検討の上、やったと、9月の総務常任委員会で言及されているわけでありますが、
特にこの際の政策について、まず、このモニュメントが必要かどうか、の決定。
またデザインの発注の決定について、その決定にいたる判断はどのようにおこなわれたのか、おうかがいをします。

建設部長。
富樫実先生は、旧櫛引町の名誉町民でございまして、このたび鶴岡市の名誉市民としておむかえをした方でございます。富樫先生は京都で活躍されておりまして、昭和20年に設立されておりました60年の歴史ある、行動美術協会や、京都府、京都市のみならず、民展および市の美術展の審査員とか、アマチュア画家にとって、最大の公募展とされる、サロンでボザール展では日展会長や、二科会常務理事とともに審査委員を歴任されるなどで活躍されております。でまた、京都美術文化賞、京都市文化功労者表彰など、数多くの表彰をはじめ、平成11年には、ほうじゅほうしょうを受賞されている彫刻家でございます。
鶴岡市内では、大きな貢献をして、いただいておりますが、発注致しました市としては、事務的にベンチや水のみ、あるいはそれに類したものはありますが、汎用品。カタログ価格でなんとかならないかという話しで発注をいたしておりますけれども、これだけの実績があって、世界的に評価していただいている先生が、そういった、汎用品と同じ値段で納入をいただいております。今、ご紹介したとおり、これだけの実績をもつ、評価を一般に認められた先生の、そして、鶴岡、庄内出身の先生の作品というのは、一定の存在があっていいのではないか、そしてそれは、精神的に鶴岡にそぐわないと評価をいたしまして、設置をいたしているものでございます。

それから、公園の南部のゾーンにモニュメントを設置したその経過のことが、質問にありましたけれども、平成11年、3月に、山形県と庄内14市町村が負担なども含め、協力して進める、庄内地域大学関連プロジェクトとして、庄内地域大学キャンパス基本構想が策定されております。平成11年、4月には、施設基本設計、基本的な配置のことがありまして、 基本計画を実施計画に反映させながら、公園の外構工事整備を進めてきたのであります。
最終年度となる平成16年度の外構工事では、歴史的文化学術、芸術文化の南部地域のグレードの高い公園整備をめざすため、、山形県、公益文科大学、慶応義塾大学、の関係機関の協議と、基本設計をたのんでおりました、設計家の方のご意見を踏まえ、モニュメントは、全体の外構工事の一環として南部地区の歴史に精通し、数多く、作品を設置いただいており、富樫実氏のモニュメントをアプローチプロムナードに設置することを決定したものであります。

これまで、大学設置に責任をもってとりくんできていただいた方々の合意、総意で決定したものでありますので、この点につきましては、市では何も問題はないと考えております。
 それから、城下町鶴岡との景観との整合制ということでありますが、
たとえば、富樫実氏が創作活動をされております、古都、京都の中には、数多くの作品が設置をされております。が、このことは、歴史ある京都の中に、先生の作品が、違和感なくとけ込んで市民にも、受け入れられていると考えております。で、事例としては、異なるかもしれませんが、城址の中には大奉還がありますし、中心には鶴岡カトリック教会、天主堂があります。
現在では城下町鶴岡を形成する建築物として、市の内外に認識をされております。この建物がたてられたときのこの建物の違和感というものを考えますと、こういった、事例から考えますと、景観という考え方として、現時点でどうのこうのということは、いかがなものか、と考えております。もう少し、長いスパンで評価されるべきものと考えます。再度申しあげますが、適切な方々のコンセプトや景観を踏まえながら、これからもこういったものについて考えて参ります。

草島
この鶴岡公園南部にたてられたモニュメントですけれども、住民は参加したのでしょうか。

建設部長 

住民というかたちで、誰かわたくしどもで公募して、審査のためにあたるということはいたしませんでした。
あの建物からプロムナードに接したところまで、設計をすべて担当した
方を含めて、その設計思想というものをこわさないで設計をしております。

草島 

これ、全体でこれだけの数あるわけですけれども、このモニュメントや橋のデザインは、必ず富樫さんでならないと、おきめになってるんですか。市民の方には