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96億8千万円の鶴岡新文化会館 市が施工ミス疑いのまま、8.31完成引き渡しを強行!?現場写真。経緯掲載。


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鶴岡市新文化会館 
これが実施設計時に市民に広報された完成イメージです。鶴岡市役所のHPより。




8月21日時点で目に付くところを撮ってみました。

いかがでしょうか。市は、8月21日、コレを修正することなく完成とし、8月末に受け渡しをする見通しであることを明らかにしました。

この文化会館の施主は

市民の皆様です。

じっくりとご覧下さい。

これでいいの?ほんとに?

97億円、市民の皆様がこれからお支払いになる建物です。ぜひご意見をお寄せ下さい。

8月21日「これで完成して引き渡しの予定です。こうした鋼板材仕上げの特性からこうなってしまうんです」と宣う市役所に「こんな仕上げで完成引き渡しなんて絶対認めない。そう感じているのは僕だけじゃないと思う」と一言。

更に、竹中工務店 鶴岡事務所(岡崎所長)、更に妹島事務所(担当 池田氏)に連絡し「これで完成ですか。このボコボコ凸凹で、市民は認めませんよ。少なくとも私は認めません。」と伝えました。

96億8千万円の鶴岡市民の血税を注ぐ文化会館です。

町のど真ん中に、文化の殿堂として、市のシンボルのようにそびえ立つ建造物です。

こんな仕上げでいいのでしょうか?

ご意見求めます。


追記。8月25日

この間、公共事業問題の某大学教授から、「明らかに施工ミス。妹島デザインに施工の技術が追いつかなかった。こんなの見たことがありません」等意見が届いています。
受け入れ拒否署名もはじめました。

 

また市や工務店にも是非ご意見、ご質問を。

鶴岡市役所
tsuruoka@city.tsuruoka.lg.jp
FAX:0235-24-9071

竹中工務店 大阪本社
〒541-0053 大阪市中央区本町4丁目1-13
FAX(本社):(06)6271-0398
WEBからの問い合わせ
https://www.takenaka.co.jp/j_contact/anfrage/

20170810

これは全景 鶴岡市役所810撮影HPより。

 

 

 

 

以下 草島20170821撮影写真です。 写真をクリックすると拡大します。

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今年4月5日FB掲載 多くの反響もあり役所に説明と改善を求めていました。

8月23日に妹島和世建築設計事務所に「持続可能社会研究会」 代表として公開質問状を提出

再三の電話で催促の末、6日後、8月29日に役所経由で回答がきました。

8月29日 市民グループ 署名提出 NHK山形が報道。 草島独自取材映像
8月29日、鶴岡市議会総括質問の中で榎本政規市長が「この凸凹も設計の意匠の内」と発言
市はホームページで「タクト鶴岡の外壁・屋根に現れるシワ感やふくらみなどの凹凸は、素材の特性から性能の発揮のために生まれるものであり、施工不良や欠陥ではありません。時の経過とともに、意匠の親和性がさらに高まり、安定感を持ったイメージのもと、市民の誇りとする建築の表情として受け入れていただけるものと考えております。」などと説明

8月29日、鶴岡持続可能社会研究会 草島は、妹島氏の回答を受けて報道に対して声明を発表
「回答を受け取りましたが、全く具体性に欠け、明らかに施行ミスとしか見えない現場の状況からすれば、私たちはこんな説明では納得できません。
8月末の完成受け渡しに断固反対を表明します。
完成受け渡し前に、現地で設計者、施工者本人から、ひとつひとつの歪みやゆがみの箇所についての説明を強く求めます。」

8月30日 午前7時 妹島和世建設設計事務所に対して公開質問状を再提出しました。

趣旨は、全体の「ボコボコ」のゆがみは設計デザイン、意匠の内だという趣旨はひとまず理解した。しかし、具体的にこうした「ヨレヨレ、ボコボコ」は施工ミスとしか見えないという声が多数ある。この具体について説明を求めるといったもの。DSC_0333DSC_0252

 

 

 

 

8月30日 12時29分回答の催促「早急に回答してください。もはや9時から12時まで、3時間以上経過しています。明日引き渡しの事でしょう。これから97億支払う鶴岡市民、又、国民に対して全く失礼ではないですか。真摯な対応をして下さい。」と妹島事務所宛メールする。

8月30日 午後2時41分 以下のメールが来る。
「建築課の建設部 建築課です。設計者にお問い合わせいただいた内容については、鶴岡市のHPとあわせて
昨日ご回答させていた通りですので、新たにご回答する予定は無いとのことですので、ご連絡させていただきます。」

午後3時 市建設課に電話し、回答と説明を求める 「質問にお答えすることはできません。それぞれの具体について説明もしません」と村上建築課長

8月30日 午後4時30分 鶴岡市役所に行き対応に抗議す。建設部長、建設課長に3点の写真について説明を求める。市「設計ミスではない」と主張。「これも設計者の意匠ということか?」と尋ねると「意匠でもない」「んじゃ設計、施工ミス?」「どちらでもない」等全くかみ合わず。見解の相違で片付けようとする始末。
やはり設計者本人、施工者本人たちから、「特殊な工法について」具体的に説明を聞かないと納得いかないと強く感じた。

結局、妹島事務所は、建設予算45億円が97億円になった点を説明をしていない。又、建築実態として「施工ミス」の疑いの箇所について具体の説明責任を怠ったままである。完成引き渡しを受ければ、97億の工事は終了で、市の財産として固定されてしまう。市民、国民はこれからこれに97億円税金で支払っていかねばならない。
それに対する説明責任は全く果たされていない。妹島事務所は説明責任を果たしていただきたい。
 市行政は市長を筆頭にはあくまで市民の側に立ち、妹島、竹中に対しての監督責任を負っているはずだ。その責任を果たしているのか。市民の350名余りの署名はごく一部のサンプルに過ぎない。多くの市民が、私には過半数の市民が納得していないように思える。完成直前になって、騒ぎがおきたからホームページで大雑把な説明をして、終わりか? こんまもの全く説明にならない。きちんと説明責任を果たしてほしいと思う。
 

8月31日午前7時30分 妹島事務所宛 抗議と申しいれを提出

8月31日午前9時から10時 致道館前にて抗議演説

8月31日午前中に 鶴岡市 完成受け渡しを強行。

市役所に尋ねるとこの鋼板材は「新日鐵 住金 スーパーダイマ」とのこと。HP上から「この素材だとみんなこんな仕上げになるのですか」と8月20日ぐらいに質問し8月31日回答があった。返答「お問い合わせ頂きました件につきましては、前述の通り弊社のスーパーダイマであるかわかりかねるうえに、既に加工された状態となっており、実際の加工・施工作業の状況等について弊社は把握できない事から、本件についての具体的な回答をする事は差し控えさせて頂きたいと存じます。」とのこと。現在再質問中です。

これまでの経緯とこの問題について 所感 2017.9.9

 この文化会館の問題ですが、公共事業ですから「欠陥」といわれないように施工するのが当然で、欠陥といわれないような施工が可能なように設計デザインすることが常道なのだと思います。

 その設計監理の責任と、45億の予算の見積もりが97億になった設計監理のミスは現実であり設計監理責任が問われる問題だと思います。
 この間、地元の大手建設会社を含む16社は「技術的に無理」と辞退されました。今思えば懸命な判断だったのかと思います。

 このHP記載の実態の写真へは、公共事業に詳しい大学教授やこうした問題を研究されている方々から「デザインに施工の技術が追いついていかなかった。結果、シワ、凸凹という「欠陥」を生じさせているのではないか」と指摘がありました。 私もそれに同感するものです。

 私には特に境目の部分の仕上げが相当醜く見えますし、その部分の今後の「すが漏れ」等の懸念が建築関係者からも寄せられています。

皆様、ご自分の家を発注して仕上げがこんなだったらどうされますか? 私だったらちゃんとやり直すまでお金を払う気になれません。

中には、奇抜なデザインの家で主張しよう!とデザイン重視の家を建てて施工が今ひとつでも「実験」として満足する方もいらっしゃるかもしれません。


でも、この文化会館は、一市民の私費で建てたのではありません。これから97億円の内30億円を13万市民の税金、残りを国民の税金で支払い、更に年間2億円の維持費を徴収されつつ今後40年利用する「公共事業」なのです。
「壮大な実験に取り組んだけど、ここまでだった。」で済む問題ではないと思います。

今、市は「これが工法、これがデザイン」と主張しています。

「これが工法、これがデザイン」とする特殊な設計ならば、建設に入る前に施主である市民に十分な説明をすべきです。それが全くなされておらず、「施工ミス」疑惑と市民が騒ぎ、その報道の後で「そういう工法」等の説明では多くの市民は納得できるはずがありません。

 施工ミスの疑いが指摘される設計監理、予算倍増の設計監理には結果責任が問われると思いますし、市民の税金を預かる、この事業の総監督責任者の市長の責任が問われるのだと思います。

 税を納める市民から疑問の声があがっているのにそれを踏みつぶしての「完成引き渡し」は言語道断だと思います。