持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ > 心のバランス。

心のバランス。


列車事故。 月曜日の午前中に発生し、当初10数名の犠牲者という報道が、この3日間で死者100名を超えるおそれも、という報道に変わっている。犠牲者の方のご冥福をお祈りします。事故というのは本当に一瞬にして起きる。オーバーランした後の心理的な圧力。運転手の身になにかが起きたのかもしれない。列車や運転手や飛行機のパイロットに間違いは許されない。「絶対に」許されない。と、いったとき、「失敗はあるさ、人間だもの」という甘さを完全に排除しなくてはいけない。ある意味で人である事を超えるといったらいいか、職業的に「絶対失敗しない」を日々更新していかないといけない。
今回の事件のニュースを繰り返し見せられるたび、ずっと昔に羽田空港であった「逆噴射」事件を思い出したし、また、こんな事も思い出した。大学時代、多摩川のほとりにすんでいた。河原を散歩していたとき、「ガッタン、ごっとん、●●駅 通過。とびらひらきまーす」と、大きな声でいいながら自転車で走っている50代の男性がいた。目はうつろで、どうも周囲の人の存在に気がついていないかのように自転車でふらりふらりと走っていた。「あの人おかしい」と周りの人はさけて通っていた。電車マニアなのか、それとも元車掌か運転手か、正確なことはわからないけれど、口調は、駅の構内で聞くプロのそれそのものだった。僕は心のバランスをくずされた方だと感じ、「大変な、特殊な職業だよな」と思ったものだ。
 間違うことを許されない、プレッシャーがある仕事であればあるほど、精神的なバランスをたもてるように、カウンセリングのしくみがあったり、頭や体の休ませ方に工夫があっていいと思うのだけれど、JRの場合はどうだったのだろう。


今度、酒田に 「ひきこもり」や「ニート」の人に対してサポートしているNpoの代表がやってくる。この問題こそ、僕にとっておおきな課題だ。