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山形県公共事業再評価委員会傍聴


今日は、午前中議会だより編集委員会 終ってから車を走らせて山形県庁へ、。
最上小国川の公共事業再評価委員会があるからである。
県庁2階の講堂で、最上小国川漁協 沼沢氏らとともに傍聴する。
再評価委員会 最上小国川は、Cー2。蔵王の道路整備事業とともに説明を受け、委員の方々の意見交換を聞く。最上小国川は、県提案としては穴あきダムと河道拡幅。
穴あきダムはいつもはダムがないときのように川が流れるので生態系への影響はなし。というのだが、どうだろう。また、前半に今年の7月18日に撮影したという赤倉温泉の増水の模様が画面に映し出され、委員の方に効果的にインパクトを与えていた。うまい演出だなと思った。

 上流にいくらダムをつくっても支川が流れ込む下流域の水害はふせぎきれない。そして赤倉温泉地域の治水の対策としては、今現在、堤防上に建物が建っているようなその状況を変えることこそ先決なのではないか。 

やりとりを聞きながらも、いろん疑問がわいてくる。 今日、この委員会の前に、神室の自然を守る会から、一連の疑問についての申し入れ書が委員全員に手渡された。

8名の委員の内、本日は6名。山大工学部の先生、弁護士の先生、女性委員4名が穴あきダム案にほぼ賛成のようだった。2名の方は在る意味懐疑的だった。河川の自然生態や、ダム、放水路案による影響など、まだまだ、判断できる情報がそろっていないのではないか ということが県に問われた。川が今のままである価値。ダムのない価値。そうしたものをいま、推し量る手法もある。今の議論が、「技術の自治」といった河川思想の元で語り合えているかといったら、どうも違うのではないか。治水といえばダム。なぜかといえば予算を付けやすい。(国がほとんどめんどうを見てくれる仕組みがあるから) だから、いちいち河道拡幅するよりも面倒がなく、そして県の予算をともすればさほど使わなくてもすむ。
 そうした中でダム案が推進されているだけだ。 

さて、最上小国川では、今週末の16,17と東北自然保護の集いが催される
次のスケジュール。

第25回東北自然保護の集い 山形大会
ダム開発と公共事業を考える。
        主催 東北自然保護団体連絡会
第25回「東北自然保護のつどい」は、義経伝説と松尾芭蕉の足跡があり、全国的にも有名な清流小国川が流れる山形県最上町で開催されます。この集いは1980年に山形県朝日村で開催してから、各県持ち回りで継続して4分の1世紀を経過しました。この間、多くの困難を経験しながら東北の色々な課題に取り組んできました。
 今回は、この清流小国川にダムが建設されようとしている赤倉温泉を会場に「ダムと公共事業」をメインに据えて開催します。そして東北自然保護運動の新たな展望をもちあえる「集い」にしたいと思います。ぜひ多くの会員の参加をお願いします。


1日時 10月16日(土)13:00〜17日(日)11:30
2場所 山形県最上町赤倉温泉 お湯トピア (大会会場)
               湯守りの宿「三之丞」(夕食・交流会・宿泊)
3日程 10月16日 12時〜 受付
           13時〜13時15 開会
           13時15〜14時45 基調講演
           講師 天野礼子 「国内外のダム開発とその課題」
●森から川 川から海の連なりをとりもどすために
           14時45〜15時 休憩
           15時〜  16時 現地報告
           16時〜  17時 分科会

第一分科会 「ダム開発と公共事業を考える」
第二分科会 「あらためて林野行政を考える」
第三分科会「これからの東北の自然保護運動を考える」

17時〜18時 休憩
18時〜21時 夕食・交流会 

17日  7時30〜8時 朝食
     8時30〜10時30 分科会
     10時40〜11時30 全体会
    11時30〜12時   大会アピール採択 閉会
   
12時30分〜 14時30分 現地研修会  (希望者のみ)
特別セッション「もっと知りたい小国川ダム計画」午後1時〜4時
        現地視察と県の説明 質疑応答

集いのみ 1000円 集い+交流会 6000円 宿泊込み 15000円
参加申し込み 〒996−0033 山形県新庄市 下金沢町16-35 海藤方 神室山系の自然を守る会 海藤さん 0237-22-8713