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ホンネとタテマエ


寒い日が続きますね 。今日は八文字屋前。路面は凍結。今日も車の中から大きく手を振って下さった方がいた。
エネルギーが飛んでくるのがわかった。途中太陽の光が差し込んできた 。結局一日、地吹雪が吹き荒れていた。

6時ごろだったか。一本の電話。最上小国川の某旅館の方より。先日県との話し合いの件などなどについて諸々伺うことができた。そして、一言「県の役人の連中も本質的には、わかっているんだろうけど、タテマエでしか話さないんだよね。本心がどこにあるのかはわからない。と。  どんな風に治水をおこなうか、なんていうと、はなから彼らの中では答えがきまっているんだ。だから、会議を開いても一方的に話しをまとめていって結局ダムということになる。これが常套手段。住民の参加は、一種の「手続き」に過ぎないから 、会議をただやる事に意義があって、その中で誰が何を言おうと、基本的な考えは変わることはない。というものなのだ。
どうも山形県の今回の「検証」は、全国で一番速かったかと思う。言い方をかえれば、それほど形式的に、手早く「手続き」を踏んだといったらいいかもしれない。
ところで、その某旅館の方にいわれたのが、「草島君はとことんホンネだからなあ」ということ。
現実の政治はホンネよりもタテマエが多いのだ。と。 それを聞いていて「ハッ」とした。ここが僕の存在意義なのかも。とも思ったのだ。
 たとえば、鶴岡の水の事だって、切り替え以降、明らかに「不味」くなっているのに、ほとんどの議員は、当たり障りのないことを言って、政治が引き起こした問題を問題としないようにふるまう。それを議場で「不味い」と言った僕はなんだかんだと問題視されて、懲罰動議となった。 そのときのことを思い起こせば、、「そうしたことを言及することで、県に迷惑がかかる。だから品位が、、、;といわれた。

ダムはともすれば数十年、少なくとも100年で巨大な産業廃棄物になる。
これは国際的な真実だ。

ダムの水が地下水由来の水道水よりマズイのも、そして健康にも悪い事は国際的な真実だ。
(スウェーデンの水道事業者は、「塩素いれると健康に悪いから、可能な限り塩素はいれない」と言っていた。)

ホンネで議論しないと どんどん、暮らしの現場と政治がズレてくる。

もうウソをついている場合ではない。タテマエでやり過ごせる時代ではない。
問題には真正面に立ち向かい、少しでも解決策を導き出す。
当たり障りのない事をやっていればいいわけではない。
それが政治の仕事なのだと僕は思うのだ。

真実をホンネで議論する。当たり前の事が当たり前でないことになっていまいか。