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慶応先端研の優位性!?


鶴岡市議会一般質問 傍聴。先端研について何人かの質問を聞いていた。バイオマーカーの研究、そして藻類からの油成分の抽出。こうした研究について、加藤議員が他の地域、米国、筑波など、諸々のとりくみをとりあげ、バイオベンチャーの難しさなどを問い、見直しを迫っていた。要は、莫大な研究投資がおこなわれている米国の研究、等と比べて、この鶴岡で市税で数億円ずつ投入し続けて、どれだけ優位性があるのか。ということを聞いていたのだと思う。当局は、ほとんどまともに応えていないという感じをうけたが、このことはこれまでも僕もずいぶん質問してきた。バイオマーカーにしても、藻からのエネルギーの話にしても、鶴岡の研究所オリジンのものではない。他でもしのぎを削って研究をしている案件なのだ。
そこで鶴岡の研究所の優位性がどれだけあって、市税を投入できる根拠があるのか。こうしたことをもっとしめしてもらわないと、この一種独特の投資事業の説明責任を果たすことにはならないと考える。
今回、拡張をするならば、これまでの市税投入による成果というものをきちんとまずは示すべきだ。そして、今後、どこまでを目指して、何億のめどで支援をするのか。そろそろはっきりさせなければならないと考える。
また、バイオの研究には、バイオハザードの問題はつきまとう。
  先日、東大の環境科学の某名誉教授の話を聞く機会を得た。先生は「バイオ燃料を生み出す藻の研究」ということでふれていたのだが、油成分を効率よく生み出すとなると、結局は効率のよい藻を生産するようになる。結局、アメリカを中心に、遺伝子組み換えでそうした「都合のいい」藻をつくりだすようになる。それを今度は、どうやって大量に、蜜に繁殖するか。ということになって、もしも開放形で海で繁殖するようになったら。そしてそれが大量に繁殖するようになったらどうだろう。。、、と指摘されていたのだ。結局その先生地球を滅ぼす要因で一番怖いのは、バイオハザードの問題。と強調されていた。元々遺伝子組み換え作物の輸出国の米国などは、はカルタヘナ議定書に批准していないから結局どんどんやるんだろうというシナリオを描かれていた。昨年、石油大手会社が数億ドルもの投資を、ヒトゲノム解析で有名な博士に、藻類バイオ燃料の関連でおこなったと記事で見た。