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災害ボランティアと雪害。


今日は、山形の市民活動センター、Dコレクティブの千川原君を交えて、ボラセンでミーティング。
昨年末の2日間の豪雪とその対応をどう考えるか。そんなところから、ボランティアセンターの役割などなどについていろいろと興味深い議論が続いた。行政サービスの特性、社会福祉協議会の特性、民間会社の特性。それを踏まえた中でボランティアはどう行動をするか。 例えば、豪雪に対して、ほぼ大方は、じぶんの家族で対処する。また隣近所でなんとかする。自治会などで、近隣住民同士で担当者を決めて除雪ボランティアとしておこなう。足りなかったら近所の高校と連動する。そんなシステムは今、だいたいできあがっている。しかし、まだまだ、必要な手がいるところはないのだろうか。我慢させていまいか。など、雪の場合と地震や水害と、諸々比べながら、どこまでをニーズとし、どこまで関わるようなことにするのか。また、関わる人の意識をどう発想の転換をさせるか。などなど、議論は続いた。僕は、ボランティアの特性というか、存在意義というのは、「いかに眠っているニーズをとらえ、そこから新しいサービスを編み出し、提供して笑顔をつくれるか」にかかっているのだと考えている。
   例えば、あの日本海重油災害の時、当時の神戸元気村の代表 山田和尚は、真っ先に現場に入り、漁師さんたちが呆然としながらも、ひしゃくで油をすくい始めていることを目にし、自分でもやって、「ひしゃくで油をすくうボランティアができる」と直感し、ボランティア募集を全国に発信をはじめた。こうした、新しい「サービス」の開拓するところがまさに存在意義であり「やりがい」なのだと感じている。
  中越の時の「テント」もそうだった。 最近、被災地で僕は、「いかに被災者の方々が、避難所で快適に過ごせるか」というテーマをもうけて活動をしているが、まだまだやりようがあるように思える。

いずれにしてもなかなか意義深い議論でありました。感謝。