元旦、山に向かう。 | 前 山形県議会議員 草島進一

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元旦、山に向かう。




山に向かう。

午後1時をまわった。吹雪。一人。シールを張ったテレマークスキーで登り始める。
新雪にスキーをとられながら、登っていく。静寂。木立。ブナの森の中。ざわざわした気持ちがだんだんと沈黙の白の中で落ち着いてくる。静かさ。穏やかさ。ゆっくりと流れる時間。一歩一歩の歩み。誰にあわせなくてもいい。自分の体と向き合う。自分の脳の中にある、無意識と向き合う。久々の運動らしい運動に、びっくりしていた体は、30分もたてば一定のリズムを刻み始め、意識がこころに向いていく。

 2007年の出会いや別れ、つながり、高揚、失望、怒り、悲しみ、喜び、1時間ほどの間、いろんな顔が浮かんできた。そして、ひととおり、それが済むと、08年。やらねばならぬ事がゴゴーっと湧いてきた。
 氷点下を超えているせいか、もっていった水のボトルを口に含むと飲み口が凍っていてうまく飲めない。吹雪もきつい。今日は晴れることはないだろう。

2時間かけて、鳥居の見えるところまできた。一瞬だけ視界が開けた。
 
 白い大地の中で、沸々と燃えてくる。
 何かを
 確かに感じた。

大晦日。ハワイのスターナビゲーションを復活させた、ナイノアトンプソンのドキュメンタリーを偶然に観ることができた。羅針盤を使わず、星を見、曇りの日は意識の力で方向を見定める航海。それを現代に復活させ、民族の誇りを取り戻したホクレア号の物語。
 僕は、実はガイアシンフォニーで観た、このナイノアの姿勢に共感をしたこともあって、この鶴岡に戻ってきた。あのとき、1998年からもう10年になる。僕はあのときの思いを今、そのまま持ち続けているだろうか。
 
 大晦日、松例祭。まずは、星野先達の満願を祝いたい。また、手向の若い衆に混じって、験比べの力となる。古き良き伝統の文化。誇り高き祭りが、続いていることを実感する。
昨年は、2度目の秋の峰を体験した。改めて、月山、湯殿山、羽黒山の恵みを受け、その山々に見守られている我々鶴岡、荘内の地を思うと同時に、163名の全国から集う同志のこの三山に希求する姿を実感した。
 
 昨年末、ケーキ職人とはじめた「Solai」も、日々、新たな学びだ。
この名前の由来は、「そりゃあいい」ということ、でもあり(これはあとで実は福井の方からいわれたこと)、「空合い」という意味もあり、そして、鶴岡、致道館で学んだ荻生徂徠に由来することでもあり。嬉々として毎日創作に挑むパティシエ永沢君の姿をみているのはうれしい事でもあり、新たな力を日々いただいているように感じる。

年明け。元旦より、ニコラススターン氏の言葉を刻み、また、98年僕らが主催したフォーラムでご一緒したデビッドブラウアー氏の言葉を刻む。

地球を失ったら、どんな経済も成立しない。 ーーーデビッドブラウアーーー

地球温暖化を放置することにより、世界大戦と同様のGDP20%の経済的損失を我々は被るだろう。それを回避するための方策を展開するにはGDP 1%の投資で済むのだ。
                     ーーーニコラススターンーーー

さて、2008年。沸々とした思いをもって、また日々、新たな一歩を踏み出したい。

みなさん、よろしくお願い申し上げます。

動けば変わる。