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LRT視察ー富山



夜行で福井にいく途中。以前から気になっていた富山に寄る。LRTポートラムを市営でおこなっていて、この路線の終点、岩瀬という北前舟の交易で栄えた港町がにぎわいを見せているとのことで早朝から視察。船問屋森家と並ぶとても素敵な町並み。ポートラムがはいる2年前に電線地中化をしたとのこと。米田さんに1時間半ほど丁寧にご案内をいただいた。森家とそのとなりの馬場家。馬場家は酒田の本間家と肩を並べる豪商。森家の中庭を望むクリスタルガラスの窓など、建造物の美しさに魅了される。
 道すがら、ガラス職人のギャラリー、有機玄米のポン菓子をやっているカフェ、白エビの唐揚げ(あげたて250円絶品!)を提供する料亭松月の前にある土産物屋に立寄る。
 LRT乗り場近くのカナル会館には土産物に「富山の薬」がレトロな袋にはいって並んでいた。伝統の薬品の会社が170社ぐらいあるとのこと。熊の胃など、漢方系のものもあり、みやげにす。後に役所を尋ね、担当に話を聞く。コンパクトシティのインセンティブとして、廃線になろうとしていたJR路線を買い取り、一部路線を独自に埋設。それに最新型のLRTを導入した。約60億円ほどの全体事業費。施設の整備維持、管理、などは市がおこない、運営は第三セクター富山ライトレールがおこなう。効果としては、平日寺領が2266人から4988人、と2倍。休日利用が1045人から5576人と5倍になっている。使い勝手を意図し、15分間隔で5時台、23時台の運行をおこない、すべて低床車両なことが特徴。
 公共の交通手段のモデルとして、実に注目に値する事業と思った。
鶴岡の湯野浜までの路線をなつかしく思う。バス路線などを公共でどのように維持していくか、使いかってをいかに改良していくか、鶴岡でどう活かすかを考えた。