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Peace Bed Johnlennon vs.Us. 観るべし。



山形フォーラムで、Peace Bed –Johnlennon vs.Us.–を観た。予想を超えて、遙かにすごいドキュメンタリー映画だった。ニクソンの時代のアメリカ。今のイラク戦争のように、ベトナム戦争でドロ沼化し、反戦運動が盛り上がっていた。映画の中では、反戦のアクティビスト、活動家、弁護士、政治家、ジャーナリスト、体制側のFBIやニクソン政権を支えた政権トップらの証言などがちりばめられている。泥沼化するベトナム戦争、大きな反戦運動への政府の弾圧行為。デモ隊への暴力。ジョンレノンは、アーティストだが、見て見ぬふりはできないとして、反戦運動のための曲をつくり、アクションをおこした。ニクソン政権は当時、自分たちに都合の悪い反戦運動や平和のための市民運動をつぶすことに躍起になっていた。マスコミを使い、言論弾圧をおこない、特にリーダー格に対しては、時には死をもって言論を封じた。ジョンとヨーコは、平和を実現する非暴力のアクションをアーティストとして次々とメディアに発表した。Peace Bed は、その象徴的なアクションだった。
「ニクソンやブッシュは死の象徴。ジョンレノンは生の象徴」あるアクティビストは言った。
 アーティストのパワーとアクティビストのパワーを結集して、社会を変える運動を興す。「メディアで見ていて怖い人たちかと思ったけれど、実際会ってみたら、そうじゃない、とてもいい気の合う仲間だった」とジョンはブラックパンサーの党首や当時反戦運動のリーダー格だった人をメディアに紹介していた。

 こんな、アーティストのやさしい眼差しを僕も知っている。
神戸で動いていた時。石屋川公園、国道2号線に面した、僕らがつくった畳7畳のステージに、数多くの音楽家の方が集まってくれた。小田和正さんや山本容子さん、嘉門たつおさん、ブルースハープの妹尾隆一郎さん、岡野弘幹さん、山本リンダさん、Shoさんら、大阪、神戸のブルースマン、うわさを聞きつけ、ジャマイカからやってきてくれた、フレディマクレガーらレゲエサンスプラッシュの面々。がれきの中でめいっぱい歌う、みなさんと、そしてそれに涙をためて聞き入る被災者の方々とのコンタクトの瞬間を僕は生涯忘れない。

 その後、この被災者支援コンサートの流れの中で、オノヨーコさんにお会いした。
神戸、ワールド記念ホールに6000人の高校生たちを無料招待し、ハービーハンコック、バーナードファウラー らのアーティストに最高の音を奏でてもらおうというもの。そしてエンディングは、オノヨーコさんのメッセージとイマジンの合唱で ということで、メッセージの収録に、バウさんとアーティストの古賀さんと一緒に、ニューオークラの一室でお会いしたのだ。
 バウさんは、堂々と、いろいろ話していたな。僕はヨーコさんから「あなたも一緒に現地で活動しているの」と聞かれ、緊張して「はい、一緒にやっています」と応えるのがやっとだった。ヨーコさんは、「まあ、大変ねえ、でもうれしいわ。ありがとう」と握手をしてくれた。
 映画を観て、その僕らにむけてくださった眼差しは、あのジョンが当時のアクティビスト達にむけていたものと一緒だったのだと実感した。僕の宝モノのひとつにその当時、ひきつった表情の僕とYOKO ONOの2ショット写真がある。
 話はあちゃこちゃいってしまったかもしれないが、

このピースベッド。公開期間は短い。
「動けば変わる。」の行動を起こしている方にとっては、最高のパワーが、
何をすればいいか迷っている人には、矢印が受け取れるかもしれない。
今、カルチャークリエイティブな人には、やっぱり最高の賛歌。必見の映画だ。
ぜひ、あなたの一番大事な人と観てほしい。
僕も、絶対にもう一度、今、心から愛している人と見に行きたいと思っている。

ジョンとヨーコからのクリスマスプレゼントを 受け取ろう。

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