持続可能な鶴岡ブログ

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月別ア―カイブ: 11月 2008

筑紫哲也さんに。


築紫哲也さんがお亡くなりになった。報道を聞きながら、その弔いのためにも、今般のシンポジウムをなんとしてもやり遂げようと思って10日、講師の皆さんをお送りするまでの間の時間を完全燃焼させた。

 昨日、特集番組の中で、築紫さんが、阪神淡路大震災の現場で被災者を励ましながら取材を重ねてきたところを見て当時を思いだした。僕自身は、築紫さんのニュース23には、2度ほど、大変お世話になっている。ひとつは日本海重油災害の時、そしてもうひとつは、デビッドブラウアー氏が来日し、シンポジウムを企画したときだ。

97年、日本海重油災害の時、ニュース23は、代表の山田バウ氏を徹底的に追っかけた。その山田の行動を20分おきごとにネットで更新し続けた僕のSave the coast! ウェブ も取材をうけたのだ。行政が機能しないときに、一人の震災ボランティアが、ひしゃくで油をすくいだし、全国から15万人ものボランティアを集め、人海戦術で青い海をとりもどしたのたあの奇跡的な活動の中で、コーディネーターという役割がどれだけ大事なものなのかを映し出してくれた、画期的なものだった。
あのとき、築紫さんはコメントした。「ボランティアは確実に教訓を学んでいる。しかし教訓を学んでいないのは行政だ と感じました」と。

もうひとつ。98年デビッドブラウアー氏来日の際は、帝国ホテルの一室に泊まるデビッド氏を取材していただき、環境多事争論としてとりあげられた。
環境省記者クラブ、ニュースステーション、NHK など諸々あたっても全然反応なしだったのに23は、違った。築紫哲哉さんは、「世界で最強の環境保護活動家」としてとりあげてくださった。

その2本。その姿勢にボランティアや環境NGOを新しい文化として受け入れて下さった度量のようなものを僕は感じ、とてもうれしかったし、今でも大変感謝している。

築紫さんの特集の中で、築紫さんが、メディアの役割としてWatch dog という役割の重要性を重視していたことを伝えていた。まさに僕らが運営しているWater watch network のwatchという意味はその意味なのだ。権力を監視する。そしてチェックアンドバランスをはかる。これこそが環境NGOの仕事だと思っていた僕はそのwatchという言葉を使っている。

 また、築紫さんは、最後の多事争論の中で、「日本という国は、過去に投資もせず、かといって未来へも投資をしていない。何をしているかといったら、国家のガンをつくってそれに投資しているようなものではないか。ここが最大の問題ではないか。」
と指摘された。

まさに。巨大公共事業然り、しがらみの中で市民、国民が知られることなくつくられていく税金の無駄遣い。そのために、日本では新しいシステムが構築することなく、今や「現金給付」とかと全くおかしなことをやろうとしている。

麻生政権も、もういいかげんにしてほしい。12000円国民に配る。これは、まさに、国民ひとりひとりに12000円差し上げますから、自民党にいれてください。といっているのに等しいのではないのか。

ばらまきとかなんとかを越えて、国家的収賄といわれてしょうがないのでは。と指摘してくれた人がいて、僕もそうだと思った。

こんなものに誤魔化されるような国民であってはならないと思うのだ。

いい社会システムをつくるために、僕らは税金をおさめ、そして政治はその付託をうけてより良い社会システムをつくるために法律をつくり、予算の公使をするものだと僕は信じている。

現金を配るんだったら、そもそも税金をもらわないほうがいい。麻生内閣の矛盾は、今、配っておいて、3年後には消費税値上げとかといっているところだ。

ああ、せっかく築紫さんの思い出を語っていたのに、汚された気分になった。

今般、シンポジウムにいらした天野さんが僕に語ってくれた「築紫さんは、今般、オバマの勝利を見届けて、天に召されたのだ」と。

築紫さんは、デビッドブラウアー、山下弘文さんと同様、よりよい社会をつくろうとしている僕らを、空の上からみまもっていただけるだろう。それを信じて、一歩一歩やっていきたいものだ。

心からご冥福をお祈りします。

本日の報道ステーションをみましょう。


本日の報道ステーションで、先日、山形で基調講演された、今本博健 京大名誉教授が特集されるそうです。ぜひ、「ダムによらない治水」「穴あきダムは歴史的愚行」論で大変ご活躍の先生のとりくみをみましょう。

11月9日緊急シンポジウム


いよいよ明日、11月9日、山形の川に民主主義をとりもどすシンポジウム。11月2,3日に京都でおこなわれた「川の全国シンポジウム」からの潮流を東北、山形へ との思いで開催されるシンポジウムです。みなさん、ぜひおいでください。

シンポジウム、大成功。


11月9日のシンポジウム。ご参加、ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。本日11日の山形新聞、朝日新聞山形版に記事が掲載されています。
 11月11日、市役所街頭演説からスタートしました。シンポジウムの報告詳細は、じっくりとやっていきますのでご期待を。

ようやく帰路。明日、シンポジウム


ようやく帰路。

● 京都でおこなわれた「川の全国シンポジウムー淀川からの発信」2日間。
● 京都の大山崎町 町長の取材 そして地下水利用セミナー 2日間。と、およそ一週間の研修を終えて帰路のいなほ号。ここまでつながったのはひさびさ。しかしながら、それぞれ、テーマは異なるが、僕らをとりまく水の話として、その根本は一緒であり、山形の水、鶴岡の水をかんがえる上で非常に貴重な学びの機会を得ることができた。

川の全国シンポジウムは、ダム、流域管理、など、治水の問題であり、河川工学者、弁護士、国会議員、NGO,そして歌手 加藤登紀子さんら。がずらりと顔を並べ、話題になっている淀川流域委員会、そして全国の川の問題のこれまでとこれからを問うものだった。その中で、私も7分間の時間を頂き、山形のダム事情とスウェーデンでかいま見た「持続可能な社会づくり」の判断規準 について述べさせて頂いた。特に、歴代の淀川流域委員会委員長が顔をそろえ、滋賀県の嘉田知事、京都府の山田知事、国会議員は、民主党から前原氏、、共産党から穀田氏、新党日本から田中康夫氏が参加し、それぞれ意見を述べた。民主党 前原さんは、
「政権交代したら、今計画されている全てのダム事業を一時的に凍結し、本当につくるべきかどうかを判断する」と明確に語った。
緑のダム構想。治水政策などは、今本先生にご協力いただいて政策を作り上げているとも語った。

また、嘉田知事は、治水の考え方として、県内のダム計画について、治水上の安全度について、18項目のファクターで安全度のランキングを作成中だと発表された。「生命と財産」とよくいうが、本当にそれが現実的にどうなのか。その川の氾濫によって、どれだけの人が命を失うことになったのか。調査をして並べてみているのだという。
 予算には限りがある。そして、治水策といっても まずは人命。人命が奪われるような状況だったら、それは早急になんとかしなければならない。それはわかる。しかし、今、まだダムがつくられていないようなところは、人命が奪われるような洪水被害を被ったことはなかったりするということのようだ。

このランキングは、今後HP上でも発表されるとのこと。

今般、もうひとつのシンポジウムは緩速濾過浄水施設や地下水に関わるセミナーだった。新潟県見附市。ここでは今、緩速濾過システムの実証実験プラントがつくられている。6日に現地視察、6,7日と、「生物浄化システムなどについて講演を聴き、参加者の皆さんと意見交換した。北は青森県 むつ市、南は沖縄県、自治体水道部の職員の方、事業者など30名、それぞれ抱えている問題を共有し、地下水の活用や緩速濾過、生物濾過による浄水方法。また脱マンガン、脱窒素などの手法などについて学ぶことができた。
 こちらでも、今年5月に取材してきたスウェーデンの水道事業について、30分の時間をいただき、お話を述べさせて頂いた。
 生物の多様性の有用性を考えたとき、地下水や観測濾過法の浄水場の浄化システムを考えると実にうなづけることが多いと思う。

元信州大学教授 中本信忠 先生によれば、多様な生物の食物連鎖により、水に含まれる不純物を浄化する。生物浄化方法。
 スウェーデンでも、ロンドンのテムズ水道でも、こうした 生物浄化の力を活用して水道水が営まれている。しかしながら、日本の水道は今、急速濾過浄水場が9割をしめ、その急速濾過浄水場だと、不十分な浄化しかできないため、高度処理として活性炭処理、膜濾過などがおしつけられている現状にある。
 塩素が0.1%以上含まれていないと水道水として認めないといったことも、実は日本で特異的な事なのだ。
 スウェーデンでは、塩素を加えない、水道水こそ、健康にいいし、おいしいのだ と水道部の職員が言って、塩素を加えなくてもいい浄化法として地下水を大切に保全し、活用し、まったく塩素フリーのおいしい水を供給していた。
「うちの水は、ボトルドウォーター」の水と変わらない水と自慢げに語るのだった。 もしも菌がでてしまう場合に備えて塩素滅菌装置はついているが、いつもは全く使用しない。というのが主流なのだと語ってくれた。
 北部のウーメオ、スンスバル、をはじめ、大都市であるストックホルム、ヨーテボリ、そして南部のヘルシンボリなど、訪れた都市で僕はとにかく水を飲んだが、どこも塩素臭のない美味しい水。住人に聞いてみると、「塩素? なんでそんな健康に悪いものをいれるの?」と言われる始末だったのだ。

今回紹介したスウェーデンの某市では、万が一のとき塩素をいれるのを嫌って、塩素ユニットをUV滅菌装置に替えてしまった自治体もあったのだ。それ以前に、基本的に地下水を使い、そして地下水が足りなそうだという状況に対して、近くの川の水、あるいは80km離れたところにある湖の水をもってきて地下水を涵養するということをやっていたのだ。
「なーんだ、こんな方法があったのか」と僕は改めて思ったし、自治体水道として、住民のニーズに徹底的に応えようと懸命にやっている諸々の施策を見させていただいて、僕はとても感動した。

まさに「技術の自治」をもった水道事業と思ったのだ。さて、日本の、鶴岡の水道事業はどうか。改めて考えたい。


さて、あすは、最上町で「守るべき山形の宝とは」と題して、ダムのフォーラムをおこなう。今回の京都のシンポジウムでも大変ご尽力されていた、京都大学名誉教授、京大防災研究所 元所長の今本博健先生、そして、話題の川辺川 から、矢上 元相良村村長を招いてのシンポジウムである。

滋賀県をはじめ、淀川流域委員会などでおこなわれている 先進の治水策。流域の経済の考え方。なぜ、川辺川ではダムにNOといったのか。など、
なかなかこの2人がそろってお話をうかがいできる事はめったにない。ぜひ、ご参加のほどを。最上町、舟形の皆様にはぜひとも。また、山形県内で環境問題に関心のアル方はぜひ。足をお運びください。パタゴニア日本支社環境支援プログラム。
 





アメリカが変わる


オバマの勝利に拍手。
アメリカは変わる。日本も 変えよう。