持続可能な鶴岡ブログ

持続可能な鶴岡ブログ
トップページ > 持続可能な鶴岡ブログ

12月議会がはじまっています。



つじ立ち。少々雨。3億円ボードをもって語りかける。
国の政治も、県政も、市政も、今こそ、発想の転換が必要だ!







10年後の出羽三山を考える。



「10年後の出羽三山を考える」という興味深いシンポジウム。僕はほんの一瞬しか参加できなかったが、若手研究者が一人一人テーマをもって出羽三山と対峙し、時には山にはいり、山伏修行を体験し、研究されていることを改めて知った。「地域振興」の話の中で、「体験観光の大先達=出羽三山」「講というすぐれたビジネスモデルの再興」「レピュテーションづくりのためのウエブ、ブログなど、入り口を可能か限り多くつくる」
というキーワードをいただいた。
 まさに。今後楽しみな若手研究者の皆さんに期待したいし、今後より地域に密着して、地域を揺り動かしていただきたいと思うのだ。

ラムサール条約指定湿地 下池での探鳥会


今般一般質問で取り上げるラムサール条約の関連の取材もかねて、尾浦の自然を守る会主催の探鳥会へ行く。ラムサール条約指定決定後初の探鳥会。下池4キロ周遊しながら野鳥を楽しむ。マガモの他、キンクロハジロ ミコアイサ オオバンなどが見られた。途中ナメコのなる木を見つけ、一同大喜びの一幕も。双眼鏡越しに観る自然の楽園の姿。周回する中で使えなくなったトイレだとか、木そのものにホチキス止めされた看板とか。「ちょっと考えないとな」という箇所にも遭遇した。
 






どろ亀さん


NHKアーカイブスで、「どろ亀先生と樹海の仲間たち」をやっていてなんだか引き込まれるようにして見ていた。
 どろ亀先生とは、鶴岡ユースホステル主催の森の人講座で、鶴岡を訪れた際、お会いした事がある。生涯、フィールドワークを中心に置き、「林分施行法」を生み出した大先生である。改めて、先生がじっくりと森に身を置いて、森の木々、生き物と向き合い、そこに流れる法則を見いだしていったかを感じることができた。ウェブを検索していったら、先生がおつくりになった、詩をみつけた。敬意をこめて、ここに抜き出しておこうと思う。

森の世界

もりには
何一つ無駄がない
植物も 動物も 微生物も
みんな つらなっている
一生懸命生きている

一種の生きものが
森を支配することの
ないように
神の定めた
調和の世界だ

森には
美もあり 愛もある
はげしい闘いもある
だが
ウソがない。

街頭ーうれしい差し入れ



朝日を浴びながら、八文字屋前にたつ。コーデュロイジャケット姿で3,40分を経過すると、かなり体が凍えてきた。すると、青いジャンパー、通行していた方が僕の前に。そしてむんずと、缶コーヒーをわたし「がんばれよ、風邪ひかないようにね。」と一言。
 うれしい。なんとも。そしてそれを胸にあてて、しばし続けた。心優しい鶴岡市民の皆さんに感謝。そして、更にだからこそ、政治のおかしさ、行政の非常識を更に追求せねばと声を大に、演説を続ける。

本日、一般質問項目の締め切り日。大体方向性は決定。




イノベーションセミナー



酒田、公益文科大ホールでおこなわれたイノベーションセミナーに参加した。jstのプログラムで、先端研の富田先生、米沢、山大工学部の城戸先生、らの基調講演があり、その後、ベンチャー産業、地域振興について話し合うもの。実に刺激的で、実に有意義なセミナーだった。企画の中心人物である公益文科大の新学長 黒田先生に感謝したい。
 特に、城戸先生は、最先端の有機ELの開発と、そしてその最先端技術を地域振興にどう活かすかという産官学の連携、また地元企業との連携のあり方について、これまでの日本の産官学の連携がなかなかうまくいっていない所からの問題提起。また米国のベンチャーなどを支えるシステム、などを紹介し、まさに城戸モデルというべき連携のあり方を提示してくださっていた。これにはすごく興味をもった。また、IBMの最高顧問北城氏が「公的資金に頼るやり方はモラルハザードといわれかねない、民間資金をうまく参入させる方策を練ること」と、ベンチャーを育むシステムのところについて言及されていた。米国だって、ベンチャーにどんどん資金が流れ込むかといえば、そう甘いものでもなく、はじめは、友人、親類などが出資をする。そして、徐々に成功していけば資金がまわってくるというサイクルなのだということであった。
 日本の場合は、ベンチャーがなかなか育たない土壌だといわれている。今現在もエンジェル税制というのがあるのだけれども、ほとんどの方が知らないでいるのかもしれない。地域の活性化には、最先端技術の基盤をつくって、それをベースに産業を興していく。それは解る。しかしこれからの時代は、その最先端技術にも方向性というのがあるような気がする。せっかくこの地域でやるならば、この地域ならではの資源を活かす先端技術なのだと考える。そして、「持続可能な社会」に貢献する最先端技術である事。だと考えている。有機ELの照明器具を目下開発中で、今年洞爺湖サミットのゼロエミッションハウスで使われたファッショナブルな照明器具を城戸先生は紹介されていた。こういう技術を積極的につかっていくことだろう。イタリアのある都市では、全ての公共施設のライトをLEDにすると宣言してやりはじめているところがあると、資料をいただいたことがある。ただ、「最先端」「世界的」だけでは物足りない。低炭素社会、持続可能な社会基盤づくりのマーケットに向けた方向性のものであるべきだ。と思うのだ。
 






もうこんな季節