持続可能な鶴岡ブログ

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埼玉そして神戸へ


埼玉のゴミ再資源化プラントに驚嘆 その後吉村君と久々の神戸へ



希望の灯り。




神戸、三ノ宮 1.17の集い会場にある希望の灯り/

そこには、こんな言葉が記されている

1.17希望の灯り

1995年1月17日午前5時46分 阪神淡路大震災

震災が奪ったもの 命 仕事 団欒 街並み 思い出

…たった1秒先が予知できない人間の限界…

震災が残してくれたもの やさしさ 思いやり 絆 仲間

この灯りは 奪われた すべてのいのちと

生き残った わたしたちの思いを むすびつなぐ

http://www.city.kobe.jp/cityoffice/15/050/monument/monument.html

権力で真実がゆがめられている


最上小国川の件、昨年11月17日に申し入れ、再度年末に申し入れた公開質問状の回答がようやく山形県から届いた。
 回答はhttp://www.ogunigawa.org 最上小国川の真の治水を考える会 のホームページに掲載したのでご覧いただきたいと思う。

 しかしながら、その回答では、肝心なことにはまったく答えていないのである。

赤倉温泉地域の治水対策のもっとも大きな問題は、もともとなかった砂利が岩盤の上に相当量たまっているということだ。これは今本先生や大熊先生、また先日お越しになった相良村の村長 矢上さんが真っ先に気がつかれた。
 「河川管理者がほとんど仕事をしていないに等しいですね。」と言われた。

県は、温泉の湯脈の影響といって、専門家も交えずに、掘削はできないの一点張りだったが、今年、山大の温泉専門の研究者である川辺先生らから指摘され、ようやく調査をすることとなり、実際3名の研究者によって調査をおこなった。そして湯脈や地下水の状況。また、2つの温泉旅館の温泉のお湯と、川の水位がほぼいっしょだったことがわかった。

 その後の考察のところで、「影響があるので掘削できない」などの主張が見られるが、
ここに論理飛躍があるということを指摘しておきたい。

また、最上町での調査報告会では、3名の研究者のうち一人、温泉研究所の高橋 氏という人しか説明に来ず、僕は「なんで3名来ていないのか。説明不十分じゃないか」と指摘した・

考察のところには、山大教授は同意していない。抗議していると後でうかがった。

ようするにこの件についても、3名の研究者には調査は依頼して、湯脈の影響については一応の見解を述べさせ、考察の段階で、県のダム推進に都合がいいように情報操作がおこなわれている。

県は、これまでの流域委員会などについても、「御用」学者だけを集め「ダム推進論」だけを唱えてきた。そして「子供たちや流域の真の持続可能なあり方のためにも、ダムに拠らない治水を徹底的に考えるべきと主張し続けていた「漁協」の意見を押しつぶしてきた。

流域委員会の議論は、あまりにひどすぎると思って、僕は、「ダムに拠らない治水」を研究している、日本国内で有数の研究者である、新潟大学大熊孝先生や、今本博健 京都大学防災研究所 元所長 にご協力いただき、現地の調査、真の治水策について考えていただく機会をもってきた。

 今の知事にも、その方々をひきあわせようと、知事折衝を申し入れてきた。しかし、まったく聞く耳持たずだったのである。ようするに現知事は、「ダム推進」の御用学者の意見にしか耳をかさない人だったということなのである。


要するに、今にいたるまで 「最上の治水策」は、国土交通省と政権与党いいなりのトップと、ダム推進論の「御用学者」と大きな権力、まさに政官財学の癒着構造によって「ダム論」で固められているのだ。

今回の回答についても、「砂利除去とパラペット(護岸)によってほぼ、洪水時発生する基本高水をクリアする可能性について、わからなくするために、結局60トン増えていくらになるかをぼかしている。


また、これも再三にわたって、ダム建設による損失を聞いているが、まったく答えていない。

都合の悪いところに触れず、都合が悪いことは教えず、県民を情報の格差で情報操作すればいいと思っている。・

こうした県政の姿勢は、滋賀県や熊本県とはまったく異なる、県民を愚弄した姿勢を貫いた姿勢だと僕は声を大にしていいたい。

おまけに公開討論会までも、現政権は、「もう少し開催の是非の判断の時間がほしい、待ってほしい」などと電話をしてきた。こんなことはトップ判断ですぐに決断できることだ。

熊本の元知事である潮谷知事が彼女の決断で県主催で、こうした討論会を開催していた。

それは「真実」をしっかりと県民に伝えみんなで考えようとした姿勢に他ならない。

今の山形県政にはこうした姿勢がみじんも感じられない。

まさに「真実を権力で押しつぶし、ゆがめている」県政なのだ。

国の政治も、山形県の今の政治も、本当に、いいかげんにしてほしいと思うのだ。





天下の愚作ー定額給付金ーをめぐる、選挙のための政治。


2009年1月14日(水)付  朝日新聞社説より。

定額給付金—民意が首相に届かない

 この週末、いくつもの報道機関が行った世論調査の結果は衝撃的だった。

 麻生内閣の支持率は、朝日新聞、産経新聞、共同通信の調査で軒並み2割を割り込んだ。逆に、不支持率は読売新聞、NHK、産経、共同の調査でそろって7割を超えた。67%の朝日を含め、国民の3分の2を上回る人々が首相にNOを突きつけたかたちだ。

 深刻なのは、首相の大看板である経済政策に対する厳しい見方だ。

 朝日の調査では、首相の景気対策に「期待しない」という人が70%に達した。読売の調査でも64%が政府の対策を「評価しない」と答えた。

 焦点の定額給付金では、朝日調査で71%が「景気対策として有効ではない」、63%が「支給をやめた方がよい」と答えた。読売調査でも「支給をやめて雇用や社会保障などに使うべきだ」という意見に賛成する人は78%にも達した。

 不景気が雇用や消費などに深刻な影響を広げるなかで、政府の評判が悪くなるのは仕方ない面はあろう。だが、そのために2兆円もの巨費を投入し、国民ひとりひとりに現金を配るというアイデアがこれほど不評なのは、政策の是非の問題を超えて、この政権そのものへの不信の表明と見るべきだ。

 そんななか政府与党は衆院で、第2次補正予算案と関連法案を野党の反対を押し切って可決した。

 民主党が反発するのは当然だ。小沢代表が「定額給付金を分離して採決すれば、その他のことには前向きに取り組む」と発言し、定額給付金をはずせば補正予算の成立に協力するとのボールを首相に投げていたからだ。

 首相が歩み寄れば、雇用対策や中小企業の資金繰り対策などは迅速に実行できるようになったはずだ。それでは敗北に等しいというのが首相の思いなのだろうが、世の中の厳しい空気を読み違っているのではないか。

 自民党内にも首相への批判がないわけではない。渡辺喜美元行革相がきのう離党に踏み切り、加藤紘一元幹事長は「定額給付金はあまり出来がよくない制度というのが7、8割の自民党議員の心だが、総選挙で公明党にお世話になるから賛成する」と述べている。

 加藤氏の言葉が事実なら、自民党は公明党・創価学会の支援欲しさに「出来のよくない」政策に甘んじるということなのか。何とも情けない政党になってしまったものではないか。

 このまま与野党がにらみ合っていては「60日ルール」での衆院再議決に頼る政治がまた繰り返されることになる。福田前政権のときの、インド洋での自衛隊の給油支援やガソリン税をめぐる混迷の再現である。

 国民の暮らしがますます厳しくなるなかで、そんな愚かな政治を続ける余裕がいまの日本にあるはずがない。

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この加藤氏の発言は、1月11日に庄内版に掲載された「自民議員の大半が乗り気欠くと発言」という見出しの記事で、同様の発言を10日鶴岡市内であった後援会でおこなったことが記載されていた。その記事の中では「関連法案の衆院通過後、与党内で所得制限を設けるなどの見直しを含めて話し合うべきだとの考えを示した」とあった。

「おかしい」と思いながらも、違う行動をする。こうやって、政治が市民からどんどん離れていくのだと僕は思う。「そんなもんだ」という人がいるかもしれないが、そこが肝心要、そここそが、問題なのだ。
いいかげんにしてもらいたい。しまいには、科学的に証明された真実まで権力でねじ曲げるようになるのだろう。
希望をつくるはずの政治ではなく、「選挙のための政治」がまかりとおっている。それを象徴するような言動だと思う。

既得権益の内向き政治 こんな政治はやっぱり変えなくてはならない。

県知事候補者への公開アンケート。


山形県自然保護団体連絡協議会で候補者(予定者)に年末に提出、年明け1月8日までに回収された、アンケートがWEB上で公開されました。どうぞアクセスを。


http://www.ogunigawa.org

成人式。動けば変わる。選挙に行こう!



成人式。毎年新成人の皆さんへ街頭演説で一言やるのが年中行事の一コマになっていたのだが、今年は知事選でマイク使用できず。かわりに肉声で呼びかけた。新成人の方にお伝えしたいのは、
こんな時だからこそ、政治に参加してほしい。ということ。山形県の新成人の皆さんにとっては、早速1月25日、県知事選挙がある。皆さんの一票を活かしてほしい。などと呼びかけた。
   
ニュースによれば麻生総理の支持率18%!? よくまあ、平気で政権をやってられるものだ。早く政権交代だ。

「動けば変わる。」そこにこそ希望がある。

   新成人の皆さん。本当におめでとうございます。傍観者にならず、評論家に終わらず、動いて変えましょう。お一人お一人の信念と行動力こそ宝物。その本当の力を発揮したら、必ず停滞した現状を変えることができると思います。そして、「希望」はみんなでつくるものだと僕は信じています。

さあ、みんなで行動を! YES! WE CAN! 「動けば変わる。」



直江兼続 と庄内 講演会。「朝日軍道」は実に興味深い。



NHK大河ドラマの「直江兼続と庄内」という講演会があるという事で参加。
佐久間昇先生のお話からは、釧路市立博物館でおこなわれた市河文書公開の際に出会った2通の直江兼続書状の話。直江兼続の庄内の治世は、天正18(1590)から慶長(1601)
その際、秀吉の厳命により本格的検地をおこなったが、大変激しい反発、一揆にあった。
その際,地侍狩といって、庄内初の火刑などもおこなわれた。
また、鶴岡城の前身である大宝寺城の修復。また「朝日軍道」を開設した。というような兼続の諸行が紹介された。
身近なところでは、羽黒山の五重塔の手前、祓川にかかる祓橋の擬宝珠を直江兼続が寄進している。(写真) 
「時には命を奪うような厳しい決断ができる。そして償いもする人だった。」と佐久間先生。
2幕は兼続が8千人もの人を使って切り開いた「朝日軍道」。について。長井の草岡から、朝日村の鱒淵まで、60km、幅7尺もの軍道。聞いていてびっくりしたが、大朝日岳山頂(1870m)以東岳山頂(1771)を縦走する軍道。木村先生曰く国内知られている軍道の内、最も険しい尾根続きの軍道とのこと。今も、そのいたるところで痕跡が見つかっているとのこと。当時の人たちが、どんな風にこの道を切り開き、そして実際にどのようにこの道を使ったのか。とても興味をかきたてられた。幻の軍道、「朝日軍道」。庄内側は特に藪ワラで先生方はまだ未踏とのこと。
  朝日連邦 のもうひとつの歴史遺産といえるだろう。
今後も動きを注目していたい。