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靖国 言論弾圧


加藤紘一代議士の事務所放火事件について、市民の方から次なるご意見を頂戴しました。
以下、掲載します。
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「もの言えば唇寒し」の世相を憂う

 盆休みで賑わう山形・庄内地方は朝からの強い日射で気温もウナギ昇り。61年前の終戦の日を思い起こしていた。そんな日の夕刻、わが家の周辺がにわかに騒々しくなり、やがて消防車や救急車の警笛も聴こえてくる始末。外に出てみると近くの精三会館(加藤紘一代議士事務所と住宅)の屋根から火がふきあがっているのが目撃された。その後のマスコミ報道によれば、放火された疑いももたれているそうだ。山形県警を中心にした捜査で近く真相がわかるであろう。

 そういえば、この日は小泉首相の靖国参拝をめぐって朝からマスコミ報道や
その賛否について、政治家や識者のコメントが放映され、その中で加藤紘一元
幹事長は一貫して首相の靖国参拝に反対の立場を表明されていた。このことと
今回の放火事件との関連は定かでないが、靖国参拝反対に対する口封じのテロ
ではないかという声も聴かれる。もし、そうだとすれば言論に対する重大な挑戦といわざるを得ない。太平洋戦争前夜の重苦しい世相が気にかかる。

 ある新聞記事によれば、加藤事務所が放火されてから、靖国参拝にかかわる政治家・識者の発言がめっきり少なくなったとか。せっかく市民レベルで靖国の問題、戦争責任などの歴史認識が問われ、さまざまな論議が巻き起こった矢先であるだけに、今回の事件は残念であった。

 こうした世相だからこそ,各人が自由にものを言える社会を守ってゆきたいものである。
 
K.O.様より
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まさに同感です。 この靖国問題については、例えばこんな意見も提示されています。


A級戦犯合祀問題に留まらず、戊辰戦争、西南戦争を始めとして、
日本に暮らす者同士が戦った悲劇の、勝者のみが靖国神社には祀られている。
生きとし生ける者を尊ぶ日本の精神とは裏腹な、言わば“勝てば官軍”の理屈が、
国際社会に於いても理解されるのかどうか。
こうした点に関する冷静な国民的議論も行われぬまま、
首相参拝が8月15日に強行されたのは極めて遺憾である。
「公約」だから、と強弁するのなら、世論が二分する巨大公共事業も首都機能移転も
道州制も消費税も、全ては首相の一存で決定出来る話となり、
民主主義もへったくれもなくなってしまう。
新党日本は、一時の感情で国運が左右される事態を危惧する。

                                                                       新党日本代表 田中康夫」

様々な論調の中で、私が思う事は、果たしてこの靖国神社というものが、「社会を狂わせ、罪のない人間を犠牲にしてしまった、戦争の反省というものをしっかりと受け止めた存在として慰霊しているのか」という点です。様々な重要な議論をおきざりにしたまま、「いついっても同じだから8月15日に行く」などということは、たとえ小学生であっても「おかしい」と思うのではないでしょうか。

僕は、15年前に叔父のドキュメンタリーの撮影の手伝いでこの神社を訪れたことがあり、そのとき祭ってある戦車や大砲を見て「うわっ」と思ったことを記憶しています。
今、「聖戦」などというものは私は存在しないと思っております。
改めて、もう一度、この神社に行き、その様子を確かめてこなければと思っています。