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議会議員自らが言論の機会を減らす暴挙 7/20 鶴岡市議会 議会運営委員会


【議会議員自らが言論の機会を減らす暴挙 7/20 鶴岡市議会議会運営委員会】

 

 本日、議会運営委員会。総括質問の時間について、新政クラブの議員らが現在の時間配分では不平等だと主張し、これまで基本時間20分+議員一人あたり5分だった質問時間を、基本時間10分+議員一人あたり5分にすべしと提案をしていた事に対して議論した。

 私は基本的に会派人数による「不平等」というよりも、主義主張を共にする会派としては、人数割りというよりも会派として平等に時間配分があってもいいという立場をとってきた。全国の議会を諸々調査してみると会派として人数に関係なく平等に時間配分している議会が結構あった。だから、これまで通り基本時間20分+一人5分のままでいいと主張してきた。

 今般、新政クラブの提案について、改めて確認すると、質問時間が全体で1時間減ることが分かった。

 新政クラブの団長に、「全体の議会の質問が減ることになるということは私は重大な事だと考えるが、それに対して どういう認識か?」と問うた。すると、「質問時間は重要なものだとは思ってはいる。全体の時間をどう保つかは議会運営委員会でおはかりいただいていいかと思う。我々は全体の格差というか比較の中で少ないという事で、その部分は今後議運や議会改革で議論すればいいのではないかと思う。」

 と、なんら問題がないような答えが返ってきた。

 私は、議会が自ら質問の時間を減らす。これは重大な問題だ。他の市議会では、例えば少数会派でも発言の機会を与えようと30分の時間を基本的に割り当てているところもある。

 結局は、少数会派の言論封じなのではないか。と主張。石井議員は回答時間を含まない質問時間のみ時間制をとって言論の機会が減ることを防ぐことを主張。田中議員は更に検討が必要と主張した。

「会派の人数をもって平等性を主張されているけれども、私は調べる内に、少数会派の意見を尊重する等全国色々事例がありました。そうする内に一人あたりの平等性ということについても信憑性はどうなのか?とも考えました。全体の質問時間が減る。これはまさに言論封じとうことを自らが行うということにつながらないか。皆さんは平等性をうたって我々少数会派の時間を減らそうとしていますが、これは言論封じなんじゃないですか?

 全体の議会制民主主義を担保する上で議会の質問というのは大変重要なんですよ。全国色々事例があるし議長会に調べてもらったら色々でてきますよ。うちの議会の常識だけで決めない方がいいと思います。」と主張した。

 採決が行われ、石井、田中、草島が反対。新政クラブ尾形、渋谷、佐藤昌哉、佐藤博幸、五十嵐一彦、公明 黒井が賛成。(共産は菅井議員が委員長)

 これによって、我々、市民の声・鶴岡の総括質問は30分から20分に減る。新政クラブは65分 共産党30分 公明党20分(副議長分が除かれる) 市民フォーラム、SDGs鶴ヶ丘 市民の声 各20分になる。 

 全体の質疑時間は今までよりも1時間減ってしまう。これは全国、議論を尽くそうと議会改革が進む中、当議会としては大いなる後退だ。

 数の力をもって、自らの言論の機会を封じる議員達の暴挙に対して大いに抗議する。