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オーガニックをひろげよう!日本農業の再構築をめざす東北集会


日本農業の再構築をめざす東北集会へ行く。
山形大学小白川キャンパス。
僕は急遽VTR撮影をお願いされ、引き受けつつ、参加させていただいた。
東北各地から、有機農業に取り組む約250名が集まった迫力ある集会だった。
民主党 近藤衆議院議員にもひさびさに会えた。ツルネンマルティ参議院議員にも大規模林道の集会以来ひさびさにお会いできた。ツルネンさんらは、有機農業推進議員連盟をつくり、今国会で有機農業推進法成立に向けて動いている。HPは、http://homepage2.nifty.com/yugatsuru/
中心人物の茨城大学 中島先生の一言が効いた。
 「若い人の間にもう一度、農業は、自然の恵みの中で、山の自然、川の自然、平野の自然を全部いただきながら、この東北の土地を作り替えていくという希望の中で農業が効き始めたときに、おそらく若い人たちは農業の世界になだれこんでくるのではないか」
「東北の農業全部を組み立て直す、本格的な東北農業論を考えるときに、やはり有機農業ときちんと向き合うことが必要なのだということ。」
今、有機農業は、法律的には、JAS法で締め上げられた状況になっている。
有機農業を本格的に政策化するには、JAS法ではなく、有機農業推進法の制定こそ大事なのだということ。

先生のレジュメには以下のようにある。
●いのちを救い、社会を救えるような農業はどんな営みか
近代農業は自然と離反し、いのちと離反し、生活文化と離反していった。
もう一度本来の農の姿を取り戻し、いのち育てる農を国民のものとして取り戻す
有機農業を軸とした農業の再建 その取り組みが社会を救う。

農を変えたい! 全国運動の6項目
1)ひとりひとりの食の国内自給を高めます。
2)未来を担う子どもたちにより良い自然を手渡すため、日本農業を大切にします。
3)農業全体を「有機農業を核とした環境保全型農業」に転換するよう取り組みます
4)食料自給・農業保全」が世界のルールになるように取り組みます。
5)食文化を継承する「地産池消」の実践を進めます
6)新たに農業に取り組む人達のための条件整備を進めます。

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山形大学 楠本先生は、農地の個別所有・個別管理体制から、「農地を公益的に高度活用する農業のしくみ」づくりを目指そう。農業はコモンズ(社会的共通資本)であり、これを編成原理とする「地域社会農業」の構築こそ東北農業再生の道である
とした。

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東北各地の取り組みの紹介も、みなさん、いろんな悩みを抱えながらも理想の農業に向けて一歩一歩歩んでいらっしゃる。実にいきいきとしたみなさんに会えてよかったし、今後の農業政策や地域の元気を考える上で貴重なきっかけとなった。

有機農業政策。庄内にある芽がどんどん伸びていくしくみを考えていきたい。

本当のおいしさ。安全。有機農業を支え、オーガニックを広げよう!