千葉、我孫子市の予算編成 | 前 山形県議会議員 草島進一

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千葉、我孫子市の予算編成


朝日の天声人語に我孫子市の予算編成について、とりあげられていた。
以前テレビでも我孫子のコミュニティビジネス的な市民事業がとりあげられていたが、なかなか素晴らしい取り組みをされている。
HPもすごくわかりやすくて、住民と共に歩もうとしている姿勢が伝わってくる。
http://www.city.abiko.chiba.jp/

今、鶴岡でも予算編成中だが、3月議会までその情報は閉ざされたままだ。
先日、行政顧問についての会議開催の内容について情報公開を求めたが、「調整中なので内容については公開できない」と返された。でてきたのは、委員が座る位置が記載されたペーパーと、参考資料として使ったものだけである。

この我孫子市のような自治体の情報共有の姿勢と鶴岡のそれは雲泥の差がある。
私は議員になってからずっと問いかけ、また、特にダムと水問題の教訓を生かす施策として重要視しているのがこうした施策決定のプロセスについてである。
 「協働」する社会をつくりあげていくのに欠かせない情報共有。我孫子の場合、以下のような事も徹底されている。

「より徹底した情報公開を目指し、市・県・国会議員からの要望は、文書に記録し情報公開 の対象とする。(平成15年8月から実施)自治会や業界団体、各種の連合会からの要望書は、市の回答と合わせて市民に公表する。( 平成15年11月から実施)」

こうした事は部長会議までHP上で公開されている長野県などでもつとめておこなわれいる。財政難を乗り越えるには行政、住民とも、知恵と力を出し合うしかない。密室政治のブラックボックスから抜けて、オンザテーブルで話し会う重要性を強く感じる。


引用
【天声人語】2006年01月23日(月曜日)付 
あちら立てれば、こちらが立たぬ。やるべき事業は山積みなのに、お金はない。この時期は、どの自治体も新年度の予算案づくりに悩んでいる。
 判断に迷うなら、住民に聞いてみよう。そんな発想で千葉県我孫子市が、今回の予算編成から方法を変えた。新規事業を選ぶ過程を逐次、市のホームページに載せて、13万人余の市民から意見を募っているのだ。作業の進み具合を公開する市町村はあるが、これほど住民が口をはさめる制度は、まだ珍しい。

 まず昨年12月半ばに、各課が要求した計207の新事業の概要と目的、金額を並べた。全部で30億円かかる試算の下に、市が来年度に使えるのは10億8千万円ほどだと書いた。それぞれの事業に優先度の高い順からA、B、Cの評価と、その理由もつけた。
 たとえば「電子入札の導入」(727万円)は「発注コストを減らせる」から「A」。「はしご車のオーバーホール」(2787万円)は「他市町村の実施状況から判断しても延長できる」から「B」などと。

 さらに歳出を減らす調整を市役所で続けて、12月28日と1月18日付でも採否の状況を公表した。この間、住民からの意見は「うちの地元の排水事業がないのはなぜか」など3件だけ。不満殺到に備えていた担当者は、回答を掲載しながら「まだ制度が知られていないのかなあ」。意見は24日まで募集中で、作業はいよいよ山場だ。

 自分たちの税金の使い道を決める予算こそ、主権者たる住民の出番だ。選挙での一票だけじゃない。こんな思いを込めた試みが住民自治を育てていく