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長良川救済DAY09へ参加。




http://www.nagarask.com/090912day.htm

日本国内でダムや川の問題を考える大きな原点といえる、河川法を変える原動力となった「長良川河口堰」問題。私にとってもカヌーや川の問題に関わる原点でもあり、旧知の先生方やこの度の選挙でも大変お世話になった田中康夫 衆議院議員が参加されるということで、参加。全国のリレートークで、月山ダムの利水問題、最上小国川の治水問題についてお伝えをさせていただいた。
この会には、山形にも足を運んでくださった菅直人 副総理からもビデオメッセージが寄せられた。
http://nagarariver.blog10.fc2.com/blog-entry-62.html

ダム撤去をグリーンニューディールの一貫として進めているというアメリカンリバースの発表もなかなか次を感じさせる内容だった。しかしなんといっても元、建設省官僚で長良川河口堰建設推進側だった宮本博氏と天野氏が同じテーブルについて、今後の河川行政のあり方を議論した場面は実に興味深かった。

宮本氏は、「あの当時は、戦争だった。改めて思ったのは、公共事業は戦争によって進めるものではない。地域のためにあるわけですから。その地域の人、住民の人と戦争をして進めるものではない。流域委員会でも、
落としどころを決めないで、議論の中から、共有したもので建設計画をすすめればいいのではないかと思ってやってきた。しかし、最後には、流域委員会の意見を聞かずに強引に進められてしまった。
役所とのやりとりの中で、なぜ、まともに応えてくれないんだ。なぜ、隠すんだ。なぜ、逃げるんだ。という事が非常に多いと思う。地域で徹底して議論をして、その真実や実態はどうなのか。を問う必要がある。
五十嵐先生からサンセット法の話があったが、説明をする行政側が、逃げたり、情報を隠したり、誤魔化したり、ということをやると、その時点でサンセットする。説明責任を果たしていないのだから辞めてしまう。こうしたことが必要なのではないか。と考えている。」と発言し、拍手がわいた。

政権交代を実現した今後の河川行政をいかに考えるか、実に示唆に富むフォーラム。映像はそのうちにYOUTUBEにアップロードします。こうご期待。