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ビーチクリーンアップ 



FM山形のコスモクリーンアップキャンペーン 湯野浜。本日は一般参加。以前は、このイベントの一貫で「INSPI」など、有名アーティストのライブなどを絡めてクリーンアップをおこなうなど、いろいろとご協力いただいた。
湯野浜で、調査型のクリーンアップをはじめたのが98年の4月。データシートに、ゴミの種類を書き留めながらゴミをひろっていると、とてもいろんな事に気がつく。そして結局は私たちのライフスタイルを眺めていることになる。世界中でデータシートに記入したものを集めると、ゴミ指標ができあがる。いつもワーストワンになるのがたばこのフィルターだった。
もともとは、97年の日本海重油災害の時、当時諸々意見交換させていただいていた、海上災害防止センターの方から、「実は重油の問題よりもプラスチックゴミの方がたちが悪い」と聞かされていた。そして実際、福井から山形までの海岸線をパトロールしたときに、重油の固まり一粒みつけるのに、数千のプラスチックのゴミをみることになっていた。そんな体験から、故郷にもどったら、一度湘南で体験した調査型のクリーンアップをやろうと心に決めていたのだった。

今日のクリーンアップ作戦は、400名を超えていた。人の力というのはなかなかすごい。残念ながら調査型のものではないが、みるみるうちに浜にあった海岸ゴミが片付いていた。
 結局は、私たちのライフスタイルが、ここにあるということ。分解できないプラスチック製品がこれほどまでに僕らの暮らしを支配していること。持続可能な社会の定義を定めたナチュラルステップの条件の2に「自然界の中に人間がつくりだした物質の量が増え続けない。」というのがある。この浜辺の状況を見ていると、「拡散はするがなくならない」物質の原則や、ともするとその密度がどんどん増えていってしまう傾向を理解することができるような気がしている。