北海道視察を終えて | 前 山形県議会議員 草島進一

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北海道視察を終えて


19日の昼に出発し、22日の昼の解散まで。産業建設常任委員会の北海道視察でした。
20日に前述の旭山動物園との関連観光施策。美瑛町にて、廃校舎を活用した美術館などを視察。21日には、帯広市の食の産業クラスター政策、足寄町のウッドペレットやバイオマスなどの取り組みについて視察をしました。

1日目の旭山動物園ですが、動物園が、まず飼育係の現場の発想を大事にした生態展示の展開により、大成功をおさめているということ。市施策としても年間2億5千万円ぐらいでここ10年ぐらい、累計30億円ほどの投資をおこない、施設整備などをおこなっている。ということを確認。実際園内を歩いてみて、ペンギン、アザラシ、ホッキョクグマの工夫した水槽、施設などを見学、人気の動物施設はそれぞれで列をつくって20分待ちなどということになっていて驚く。お盆あけだが、本州では最後の夏休み期間とあって、いたるところに数百人の黒山のひとだかりということになっていた。ペンギンが空をとぶように泳ぐ姿は少し。アザラシのチューブくぐり、ほっきょぐぐまのダイブは、「もぐもぐタイム」(動物の食事の時間)と重なっていて観ることができなかったが、オランウータンのつなわたりはしっかと観ることができた。巨大な体のオランウータンが10Mもある鉄塔をするするとのぼり、横へと空中散歩する姿は圧巻だった。
 また、飼育係が手書きした説明板はわかりやすく、なんとなく癒し効果も醸し出していた。
 園内にはNPOが運営するおみやげ店や食堂、パン屋さんもできており、水飴屋さんなどの屋台がでており、有機的な要素をふくらませていた。
 関心したのは、駅前から中心商店街まで、「旭山動物園」キャラであふれていたことだ。バスガイドさんも「もぐもぐタイム」の時間などを大体おさえていて「この時間だとペンギンと、何がもぐもぐで、、、」と説明するのだった。
聞けば、年に2回ほど、バスガイドさんや観光業者を集めて園で研修会をおこなっているのだそうだ。駅前でもペンギン像がおでむかえなのだった。お菓子やさんは動物キャラでケーキをつくっていた。
 このところ北海道観光ルートは、今まであまり見向きもされていなかった旭川にこの動物園めがけて必ずいくようになって、大幅に変わっているのだとか。旭川の市内にはホテルが2軒新規着工しているのだと聞いた。土日ともなると旭山動物園行きの道路は大渋滞、駐車場には観光バスだけで100台以上、大変なにぎわいになると聞いた。
 最近じわじわと道外の観光客も増え、年間700万人というから驚く。
30億ほどの投資をしたが、10年間で20億円以上の経済効果と推定されていると役場で説明を受けた。
 百聞は一見にしかず、動物園は「なるほど」要素満載といったかんじだった。

美瑛町の旧校舎を活用した美術館だが、ここも人口現象のあおりを受けて、廃校になる学校がつぎつぎとでている。訪れたところは築10数年で廃校になったところであり、俳優で画家の榎木孝明と画家大野勝彦の美術館 になっていた。

帯広市宿泊、学生貧乏旅以来20年ぶりに訪れた焼き肉屋、「平和園」のジンギスカンは健在。最高!でした。
翌日、帯広市で、食の産業クラスターについて話を聞き、関連施設を視察。「最後はやっぱり人ですよ」説明をしてくださった担当のやる気と勇気に満ちた説明に感服。
鰹節ならぬ鮭節の開発を通じた地元漁協、地元企業、大学、飲食店などとのつながり、まさに地に足のついた「クラスター」を感じた好例との実感を得た。また、長芋から抽出した「酢」の開発販売。6つの特許所得をしているというセンターの試供品を味見しながらバイオエタノール実験プラントなどを視察。
 次に足寄町のバイオマスへの取り組み。自前のペレット工場をこれまた廃校校舎を使って建てた施設を視察。年間700トン生産できるペレット工場は廃校の体育館を活用したものだった。足寄町は町として1400KM2と国内最大。人口8千人。年間予算80億円。昨年完成と聞いた庁舎は、唐松集成材を使った木造。ここにペレットボイラーが2基設置され、暖房をまかなっていた。パッシブソーラーシステムもとりいれられ、とても柔らかないい環境の庁舎だった。
 札幌に寄り帰路へ。今旬の毛ガニとウニ、トウモロコシは最高だった。おみやげ品としては「なんとかの恋人」は買えなかったけど、マリモッコリという不思議キャラクターが人気だとか。昔買った覚えのある「ムックリ(口琴)」は空港内には置いて居ず。北海道便、行きは70%、戻りは30%ほどの搭乗率。この夏の2ヶ月間、70%以上を達成していないと来年度飛ぶかどうか厳しいのだと聞いた。なんとかしたいものだ。以上、視察の簡単レポートでした。