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中越大震災から2年。


中越大震災から2年。
現地の方やボランティア仲間から連絡があり、小千谷、塩谷で合流を直前まで考えていたのだけれど、どたばたしていて行けずじまい。
5時56分。黙祷。
塩谷の皆様にファックスす。
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小千谷市
塩谷の皆様

直前までうかがう予定にしておりましたが、どうしても鶴岡を離れることができず、参上することができません。申し訳ありません。

2年前のあの日、天に召された、塩谷のお子さん達をはじめ、67名の方々に深く哀悼の意をささげます。

2年前の10月25日。避難所の小千谷高校で、みなさんにサッカーゴールで屋根をつくっていただいて、元気鍋を囲んだ事。当初から、ものすごい団結力を見せてくださった皆さんにお会いできた瞬間を私は忘れることができません。
 そして元気村に集う若者達を快く受け入れてくださり、一緒に新しい文化をつくることができたこと。本当に感謝しております。

 あの時から生まれた絆は、私たちにとっても大きなパワーの源泉。
これからも、皆さんを親戚のように慕い、塩谷を第二の故郷として通い続ける人はたくさんいることでしょう。
 私も、今度ゆっくりと訪れさせて頂ければと存じます。

 2006年10月23日、午後5時56分。残念ながら、また今年も鶴岡にて、
ご冥福と皆様のご多幸をお祈りさせていただきます。

 真の復興にむけて、絆を深め、一歩一歩、歩んでいきましょう。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。
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NHKの福祉番組の生放送を見ていたら、被災民家の建ておこしプロジェクトに邁進する新潟の建築家、長谷川さんがでていた。震災の3ヶ月後ぐらいに、「いきなり解体するのではなくできるだけ建ておこそう」と長谷川さんをはじめとする、思いをもった建築家や技術者が集まり、仮設住宅のセンターで「元気村の建ておこし」相談会」を開いたのがきっかけだった。よかった。山古志などでも順調に広がりを見せている。

それと、昨日にこんなメールがはいった。

Fです。
先週、朝日新聞の夕刊に「震災地から」という特集が連載されて
いたのをご覧になりましたか?
20日の金曜日は星野剛さんのお話で、仮設住宅に住んでいた頃の
楽しかった思い出として私の路上演奏会と、それに続いて始まった
路上での宴会(青空酒場)のことが書かれていました。
それがとても嬉しかったので星野さんのブログに書き込みをすると、
「あの演奏は仮設での一番楽しかった思い出だから朝日の記者に
話した」とメールをいただきました。
趣味で続けてきたフルート演奏でボランティアに行っても「自分の
好きなことをやってきただけだ」と言われても仕方なく、忸怩たる
ものがありましたが、これで本当に吹っ切れました。
星野さんには「また塩谷で演奏して欲しい」と言われました。
お堂の修復工事の準備をお手伝いさせていただいた福生寺も
懐かしく、修復が完了したらお堂で演奏させてもらいたいなどと
考えてもいました。
来年の春くらいには行きたいと思っています。ーーーーーーー

避難所で寝床になっていた小千谷高校の体育館で、はじめてフルートの生演奏を披露してくれたFさんからのメールだった。
   
 2年。まだ5千人以上の方が仮設住宅にいる。山にもどるのがいいか、町場におりるのがいいか、迷いも続くかもしれない。塩谷地区では、ボランティアで集まった人たちや山を下りた住民がいつでも戻ってこれるよう。また、絆を深めることができるよう、芒種庵という拠点をつくった。11月4日には開所式と聞いているので、ぜひこの機会に訪れたいと思っている。
 
 動けば変わる。つながる。元気になる。  このエネルギーの循環の中で、生まれた新しい文化を もっともっと!

僕も、エネルギー再充電。なんとかがんばっていこう!

という明日、これも神戸の仮説住宅での慰問コンサートをきっかけに知り合ったウイルオッフェスマンズと上田純子さんの薩摩琵琶とフルートのコンサートが鶴岡市内 大松庵でおこなわれる。すごい演奏なのでぜひお聞きのがしなく。問い合わせ 大松庵http://r.tabelog.com/yamagata/rstdtl/6000023/