9月議会はじまる。条例提案!
本日より9月議会がはじまり、市長説明、総括質問、などの本会議がおこなわれた。僕は今回議員提案として、情報公開条例の改正案を共産党のみなさんとともに提案。
2件の総括質問に答えた。長々と質問が数項目にわたると、なかなか答えにくい。今回提案したものは、出資法人や補助金等交付団体や、指定管理者に対して情報公開条例を準用するもの。この数日諸々調査して最も実効性が高い手法として採用されている条例文を追加する旨の改正案である。
新政クラブからの質問だが、基本的に反対の趣旨で、「現状でも出資法人には、市長の調査権があり、それぞれの法人に公開について指導しているし、監査もおこなっているから、現状でも十分な情報公開がはかられているなどといった見解。また、指定管理者には情報公開条例を準用することが望ましいのか?などという見解だった。
要するに、当局の監視の下、あるいは、議会の監視の下にあるから問題ないということか。私は、あくまで住民の監視、統制の下に置くことが望ましいと考えるところから情報公開の必要性を提案したものだ。
これまで第三セクターの破綻だとか外郭団体の放漫経営だとか、諸々の問題を全国で聞いた。行政の監視、監督がきちんと公使されていれば、こうした問題はおきなかっただろう。
住民起点で、情報公開をおこなうことができる透明性と公正が必要なのであり、市長と議会の監視とチェック、また、監査委員のチェックで十分に公正と透明性が保たれているなどというのであれば、そもそも情報公開条例などというものはいらないのだ。
また、ドイツ並みに行政情報の共有化が十分にはかられていれば、こうした条例はいらないだろう。
でも日本では違うのだ。鶴岡でも違う。多くの行政情報や公的な支出がおこなわれた事業のが開示されていないし、補助金支出や出資法人について、私たちは十分にチェックができているだろうか。
民間業者であっても、公の仕事を担うためには公たるルールにもとづいてやることが必要だ。それが「透明で公正」ということだと思う。
私も今回提案したものが最高とは思っていない。
情報公開制度について闊達な議論を求む。