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ラムサール条約の下池での野鳥観察会


1月2日早朝はここ毎年恒例で、大山下池に出かけている。尾浦の自然を守る会を立ち上げたときから続く野鳥観察会があるからだ。6時半集合に、10分ほど遅くなったが、観察小屋に近づいたところで、グアグアと声を上げながらオオヒシクイの編隊が飛び立った。その後5回ぐらいに分け50羽程。このオオヒシクイの飛び立ちを初めて観たときはその迫力に大いに感動した。その迫力は今も変わらず、野生の力強さを感じずにはいられない。 先ずはこのオオヒシクイの飛び立ちがメインプログラムなので、なんとかミッション達成。その後、上池のほとりに住んでいらっしゃる太田さんに今年の周辺状況を伺う。白鳥1000羽。今年は特にカモ類が1000ぐらいと少ないのだそうだ。しばらくして、「オジロだ!」との声に双眼鏡を向けるとと、優雅に飛ぶオジロワシ。周辺ではアトリの群舞や、シジュウカラも観ることができた。
 ここは2008年ラムサール条約指定湿地になっている。太田さんをはじめ、尾浦の自然を守る会の皆さんの努力の賜物だ。
 さて、生物多様性地域戦略の策定の委員会が昨年12月25日に初会合としてはじまっている。
ラムサール条約指定湿地のある鶴岡から、生物多様性のモデルを提示していかねばならないという思いからも昨年の9月の予算委員会質疑で取り上げた。
 
豊かな経済を育むためにも、地域の宝である自然を破壊する時代ではない。まさに自然資本(ナチュラルキャピタル)というものに目を向けながら、それを如何に磨き、活かすか、そのところは僕が掲げる持続可能な社会を構成する大きな要素だと考えている。

太田さんとは、安倍政権の不安。311以降の原子力ムラをはじめとする「ムラ」構造からの脱却。御用学者の問題など諸々意見交換。水野さんからは、貴重昆虫、植生についてなど、貴重なご示唆をいただいた。今後ともご指導を賜りたい。