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みどりの政治


11,12日と「みどりの未来」の総会に参加した。総勢90名の全国から集まった、無所属市民、環境派の地方議員そして「緑の党」など、みどりの政治をつくりたいと切望する市民会員、で今後について諸々議論した。単に議論というより熟議した。総会議案の他に、脱原発の方策、参加型民主主義、脱成長、選挙、など、テーマに分かれてこれも真剣に熟議した。

結局1日目は午後1時からはじめて午後10時まで会議がおこなわれ、修正案を午後11時まで提出、その後運営会議が午前1時までおこなわれ、2日目9時から修正議案を論議し、午後2時まで。意見、質問が相次ぎ結局予定時間を大幅に超えた会議だった。結果として参議院選挙への挑戦と行動指針の骨子が決まった。
 
私は、行動指針として1)「地域、国、世界の問題解決の為に尽力する市民運動、NGOと思いを同じく行動するのが我が緑の政治である」の一文を提起した。

1)は多数の賛同を経て承認された。

この会合は、以下、朝日新聞の12日朝刊に紹介された。

「緑の党」、地方議員ら結党へ 参院選に擁立めざす

60人を超す地方議員らでつくる政治団体「みどりの未来」(共同代表・須黒奈緒杉並区議ら)は11日、東京都内で開いた総会で、「緑の党」を7月に立ち上げる方針を明らかにした。国政進出に向け、2013年の参院選で比例区に5~8人、首都圏や福島などの選挙区に3~5人の候補者擁立をめざす。
 政策の柱は「脱原発と再生可能エネルギーへの全面転換」で、環太平洋経済連携協定(TPP)反対や、税の所得再分配機能の再強化なども訴える。参院選の候補者は党内の予備選挙をへて決める方針。
 みどりの未来は、脱原発を訴えて支持を伸ばすドイツの「緑の党」とも、連邦議会議員を招いて集会を開くなどして交流する。宮部彰・副運営委員長は「福島原発の事故以降、私たちが新しい政治の選択を提起する必要がある(と考えた)」と述べた。
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「緑の政治」とはなにか。
2月10日に「緑の政治ガイドブック」デレクウオール 白井和宏 訳がちくま新書で発刊された。
タスマニアのボブブラウンのダム反対運動からはじまった緑の党。
脱原発を明確に掲げ、グリーンニューディールをすすめてきたEU諸国のみどりの党。
期限や現状、そして思想的な背景など、網羅的に紹介されているなかなかの名著だ。

巻末には中沢新一さんと鎌仲ひとみさんの対談が掲載され、日本のみどりの政治への思いを解きほぐしている。ぜひ、読まれたし。

「右でも左でもなく、前進む政治を!」のみどりの帯で本屋さんに並んでいる。

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僕自身、脱原発、脱ダムが当たり前の持続可能な社会形成を目指す一人だ。中村敦夫元参議院議員の「みどりの会議」「虹と緑」に参画をし、これまでオーストラリア グローバルグリーン世界大会、に参加し、2008年スウェーデン緑の党の設立に関わったグンナルブルーンディーン氏を招いて講演会をおこなったりしてきた。
 
これまでの政治で無視し続けられてきた、政治的理不尽の問題解決のために、市民運動と密着して問題解決にあたる。最も政党らしくない、政治グループ。これが緑の政治なのではないかと考えている。

本日は中沢新一さん、マエキタミヤコさんらのグリーンアクティブの記者会見がある。