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朝日のglobeを読んで。ソフトパワー。



写真=朝日新聞 globeの今週号に、

最上町のスティーブ山口氏の論考が掲載されていた。東大で日本の政治の構造(自民党政治)を学んだ後、最上の土建会社の社長を努めていたが、数年前に観光業に転身。その経過。そして、これまでの政治の病理とこれからの政治のなすべき事が彼独特の体験を踏まえて述べられていた。政権交代後の新しいしくみが構築されようとしているが、従来型の構造のままでいたい旧抵抗勢力も大きくたちはだかっている。いまこそ地方経済のあり方をいかに再構築するかが問われていると思う。そんな中で、こうした動きは実に次へのステップと感じる。
 ソフトパワーをいかに高め、魅力ある地域にし、人を惹きつけていくか。そのためにも地域の資源にもっと目をむけていかなくてはならない。論考の中、彼はホーストレッキングについて述べていた。同じ地域でもアプローチを変えることで見えてくることがある。そのきづきの一つ一つが観光資源そのものだ。
以前、よく鶴岡市内を流れる内川にカヌーを浮かべ、下った。川の周辺は意外に自然度が高く、内川の水もそんなに汚くない。思いの外、魚影も濃かったりする。静かに流れていくうちにいつも見慣れていると思っていた風景が変わって見える。そんな体験だ。
  ひさびさにまた、下りはじめようか。