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スウェーデンの水は塩素フリー。


スウェーデンに来て1週間がたちますが、やっぱり僕がここに来てはじめてびっくりしたのは、水がおいしい!ということです。ストックホルムでも、もちろん北部の町でも、水がとてもおいしいのです。そのわけはというと、ほとんど塩素臭がないということです。
 その訳をきいてみると、こちらには、日本のように、必ず、塩素を0.1%以上いれなくてはいけない。という法律のようなものは存在しないということです。自治体によって、地下水など、良質でそもそも飲料に問題のない水は、全く塩素処理がされずに水道水(Tap water)として供給されています。
 「日本では法律で0.1%以上、必ず塩素をいれないといけないんですよ、どう思いますか?」とスタッフや自治体関係者に尋ねると、「それはおかしいですね。本来的じゃない」という答えが返ってきました。
 昨日、ヨーテボリのレストランで夕食をとりましたが、このヨーテボリの水もおいしい。それからたまたま列車のビュッフェで一緒になった女性に聞いたのですが、ヘルシンボリには地下水からボトルウォーターを産出しているところがあり、すごく大事にされているということと、市の水道水も地下水ベースでとてもおいしいとのことでした。

とにかく、スウェーデンには、0.1%の塩素処理を絶対におこなわなければならない。というような法律で縛られることなく、塩素など全くはいっていない水道水を当然のように飲むことができます。

日本では0.1%以上の塩素を必ず加えないといけないと話たら、「なんでそんなことをするのか、おかしいじゃないか」と一笑されました。
まさにカルチャーショックですね。僕らの常識は彼らにとっては非常識だったのです。

本来の水道水をもう一度再考する、とてもいい機会に恵まれています。

六ヶ所村ラプソディの監督、鎌仲さん、E-squareの木内孝さんと、一緒にスウェーデンを巡っているのですが、木内さんは最近「本来農業」という言葉を生み出したとのこと。
僕は、スウェーデンの水を「本来水道」と名付けたいと思います。
この水のように、持続可能な社会に向けて歩み出しているスウェーデンには本来的な資源を大事にする政治がきちんとあると感じています。。