賛同!ダライラマと直接対話を。
北京オリンピックの聖火ランナーの妨害行動が相次いでいる、中国のチベット問題。このままでは、北京オリンピックに参加をボイコットせざるをえない気持ちが高まるのも無理はない。問題は中国政府の強行姿勢だ。ノーベル平和賞受賞者である14世ダライラマ法王に対してなんという姿勢なのか。
「地球(ガイア)シンフォニー」の龍村監督らが動き出した。
今般のチベット問題と暴動。非暴力を貫いているダライラマを非難する硬直した中国政府の姿勢。「国際的な仲介者の下で、一日も早く話し合うことが、中国政府が世界の信頼を取り戻す唯一の道だ」
実に真っ当。大いに賛同する。ムーブメントに参画したい。みんなで声を広げましょう。
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声明文
14世ダライ・ラマ法王と中国政府首脳との直接対話を求める
声 明 文
私たち日本の文化人有志一同は、
1. 過去48年にも及ぶ苛酷な亡命生活の中で「愛と非暴力」の姿勢を貫き、 ノーベル平和賞を受賞された14世ダライ・ラマ法王を強く支持する者として、
2. チベット伝統文化の奥深さを学び、その叡智が未来の地球にいかに貴重なものであるかを理解する者として、
3. 強大な経済力を背景に中国政府が進めるチベット中国化政策がチベット人民にとって、伝統文化を破壊する屈辱的なものであることを知る者として、
今、中国政府がチベット本国でチベット人民に加えている、激しい人権弾圧に対して、深い憂いと強い憤りと悲しみを覚えるものです。
「宗教者の仮面を被った狼、ダライ・ラマ法王に扇動された一部チベット人に依る暴力的反政府破壊活動」という中国政府のキャンペーンが、いかに真実とかけ離れたものであるかは、私たちにもはっきりとわかります。厳しい情報統制の下で武力弾圧を加えながら、この様な偽りのキャンペーンを繰り返すことは、決して中国政府、中国人民のためにもなりません。
私たちは、中国政府が今すぐ、チベット人民に対する人権弾圧を止めることを求めます。
そして、中国政府首脳が国際的な仲介者の下で14世ダライ・ラマ法王と一日も早く直接会い、胸襟を開き、互いを尊重する立場で、真心をもって話し合われることを心から求めます。
それが、今起こっている不幸な事態を乗り越えるための、チベット民族、中国政府双方にとって有益な道であると信じるからです。又、それこそ中国政府が世界の信頼を取り戻すことのできる唯一の道だと考えます。
中国政府首脳は、できるだけすみやかに14世ダライ・ラマ法王と直接会い、対話を始めて下さい。
日本国政府は、中国政府首脳と14世ダライ・ラマ法王との直接対話が実現するよう、あらゆる外交手段を使って働きかけて下さい。
又、その対話が中国政府、チベット民族双方にとって、有益なものとなるよう、支援して下さい。
本文・賛同人などは、http://gaiasymphony.com/tibet.html を参照のこと。
龍村仁 ブログ http://jtatsumura.exblog.jp/ には、
「平和的全面解決を求める公開書簡」http://www.tibetsupport.net/
など、私たちが電子署名ができるページもリンクされています。
チェックして、この問題解決のために動きだしましょう。
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「ダライ・ラマと直接対話を」 映画監督らが声明
2008年04月08日23時27分 朝日.COMより。
中国チベット自治区などでの騒乱時に多数の死傷者が出ている問題で、映画監督の龍村仁さん(67)らが8日、中国政府にチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と直接対話するよう呼びかける声明を発表した。「国際的な仲介者の下で、一日も早く話し合うことが、中国政府が世界の信頼を取り戻す唯一の道だ」と訴えている。
ドキュメンタリー映画「地球交響曲」でダライ・ラマ14世にインタビューした経験がある龍村さんは「非暴力を貫く法王の考えを知っている我々が訴えないといけないと思った。北京五輪を妨害する立場ではない」と話している。
呼びかけ人は、音楽評論家の湯川れい子さん、ジャーナリストの下村満子さんらで、女優や学者、医師ら65人も賛同を表明。さらに賛同者を募り中国大使館に送る。
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